ブルースター B-239 バッファロー / Brewster B-239 Buffalo

元々米海軍がブルースターに艦載機F2Aとして開発させた機体であるが、F4Fとの競作の結果F4Fが採用されたため、F2Aはモンキーバージョンがフィンランドにバッファローとして送られることになった。
ブルースター社は、ライトサイクロン950馬力エンジンを搭載したF2A-1を54機受注し、11機を米海軍に納入するが、米海軍は、1,200馬力エンジンを搭載したF2A-2を要求、残りのF2A-1はキャンセルされた。この時の余剰F2A-1、44機がフィンランドに売却されることになった。輸出に際しては、武装、照準器、計器類などが撤去された。フィンランド軍は購入したバッファローに3挺の12.7mm機銃と1挺の7.7mm機銃、Revi 3C / 3D照準器、RCA無線機を装着し、あわせてフィンランド国内の砂地の滑走路に降りられるように主脚と尾輪も交換した。加えて、冬戦争の戦訓から防弾版を取り付けた。
継続戦争では、バッファローは卓越した射撃技術を持つフィンランド人・パイロットに操られることによって、ソ連空軍が練度不足であったこともあり、大活躍をした。

フィンランド人パイロットから「ブルーステル」の名で親しまれた本機によって、多くのフィンランド人エース・パイロットを生み出され、「空の真珠」と呼ばれた。

その一方で、極東に送られたRAFのバッファローや、米海軍の数少ないF2Aは、緒戦における練度の高い日本軍との戦いにおいて、ほぼ一方的に撃墜されたため、日本での評価は非常に低い機体である。
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B-239 バッファロー

AcesHighにおけるB-239 バッファロー

冬戦争などでの活躍から、性能の割に人気のある機体である。機体が軽く安定性も高いため格闘戦に秀でており、うまく相手のエネルギーを削ることができればキルを取ることも可能である。
本機で戦果を挙げるためには、バッファローのみならず、対戦相手の機体の性能も熟知せねばならず、この機体を使うプレイヤーは、技量の高いことが多い。
また、AHプレイヤーの中には、フィンランド人も多いため、日本人からすると意外なほど使用率の高い機体である。
固有アイコンは「BREW」

性能諸元

機種 重量 燃料 武装1 武装2 増槽 爆弾 EW MW LW
B239(F2A) バッファロー ポンド ガロン


フィンランド空軍戦闘機隊

第二次大戦のフィンランド空軍エース (オスプレイ・ミリタリー・シリーズ 世界の戦闘機エース 4)

フィンランド上空の戦闘機

北欧空戦史 (学研M文庫)

Scale Aviation (スケールアヴィエーション) 2008年 07月号 [雑誌]


バッファローについてのコメント

  • 零戦より扱いやすいかも。高速でも舵効くし。1000馬力未満のエンジンでも機体が軽いとここまで回るのか。隼希望(ry -- Mitsu (2012-06-05 15:19:10)
  • 外人さんがよく使うのをみます、乗ると楽しいんですけど生きて帰れない子また隼がでて天敵になりました。 -- 名無しさん (2013-04-19 02:51:58)
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最終更新:2017年05月06日 17:22