Sd.Kfz.162/1 IV号駆逐戦車 / Sd.Kfz.162/1 Jagdpanzer IV
ドイツ軍のIV号戦車の車体を利用し、強力なパンター戦車の主砲と同型の主砲を搭載した駆逐戦車です。
1944年7月のヒトラーの指示により
ラング(V){Lang(ドイツ語で、英語の「Long」に相当)}と呼ばれていましたが、同時にIV号戦車/70(V)の呼称も使用されました(Vは製造メーカー「フォマーク(Vomag)」)の頭文字)。
IV号戦車の駆逐型として、1942年9月にフォマーク社に対して48口径75mm砲の搭載を指示し、1943年にモックアップと試作車2両が作られました。
これを基に、1943年12月から
IV号戦車H型の車台をベースに48口径75mm砲を搭載したIV号駆逐戦車F型の量産が開始されました。
一方で更に攻撃力を高めるために、長砲身の70口径75mm砲の搭載が計画され、1944年7月から量産が開始されたのがこのIV号戦車/70(V)です。
IV号駆逐戦車としてはF型、フォマーク社製70/(V)の他に、傾斜装甲では無い車体のアルケット社製IV号戦車70(A)がありました。
余談ながら、通常戦車に搭載される砲は型式がKwKですが、駆逐戦車に搭載される砲は対戦車砲と同じ型式のPaKが使用されています。
AcesHighにおけるIV号駆逐戦車
AHでは、IV号駆逐戦車としてフォマーク社製70(V)が使用可能で、バージョン2.31から登場しました。
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Jagdpanzer IV/70(V)
発見されにくく正面面積の少ない低い車高、傾斜装甲による耐弾性の向上に加え、 パンターと同じ主砲を搭載しているため、攻守ともに優れています。
しかしながら、小柄な車体に格上の主砲を積むため旋回砲塔を犠牲にしていることと、搭載弾数が少ない事が欠点です。
横や後ろの敵を撃つためには車体自体を旋回させなければならないため、予め敵の攻勢方向がわかっている防御戦などに適しているといえます。
ただし、超信地旋回ができないため、旋回させると同時に前進してしまい自分の位置がばれやすいので、位置取りには注意が必要です。
パーク車ですが、攻撃力が同等の パンターよりはパーク消費量が少ないため、上記の長所を活かし、短所を補える戦術眼があるならかなりお得であり、大きな戦果を挙げる事ができるでしょう。
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性能諸元
コメント
- 正面堅い堅い! -- 名無しさん (2015-06-16 12:16:37)
最終更新:2017年02月23日 20:22