ポリカルポフ I-16

ソ連のポリカルポフ製で当時としては先進的な低翼単葉、引き込み式脚を供えた戦闘機で、その特異な形状から、モスカ(ハエ)、ラタ(ネズミ)などど呼ばれました。
同時代に配備されていた航空先進国のブルドッグやHe51を凌駕する性能でした。また、いち早く20mm機関砲を装備したことでも知られています。時代を先取りした高速重戦闘機ともいえます。特に20mm機関砲は対地攻撃でその実力を発揮しました。
一方で、降着装置の上げ下げが手動で、パイロットがクランクを回して行うなど、複雑な機構は廃することで、簡素にまとめられ、極めて頑丈な構造と高い信頼性を有していました。

ソ連政府は世界各国にI-16を輸出し、第二次世界大戦前から各地で主力戦闘機として使用され実績を上げてました。ノモンハン事件や日中戦争で日本軍とも戦火を交え、スペイン内乱でも共和国軍に対して提供され、ドイツ軍戦闘機と戦い活躍しました。
ノモンハンの戦いでは一撃離脱によって日本軍を悩ませました。
当時主力戦闘機としてHe 51を使っていたドイツ・コンドル軍団は本機に対処するため急遽Bf 109を送ったともいわれています。
冬戦争ではフィンランド空軍を苦しめました。
共通アイコンは「I16」

「・・・特にF-51(P-51マスタング)はよかったですね。反対に悪かったのはI-16です。こんな飛行機には2度と乗るもんかと思いましたね。」(Ki-67テスト・パイロット 酒本氏)

Aces HighにおけるI-16

他の機体と比べると機体の古さは否めなく、また、機体の安定性にもかけるため非常に扱いづらい機体です。
20mm機関砲が積めるので、大戦初期の機体としては、キルが取りやすい機体です。
また、WWIIの機体ではAHで唯一のオープン・トップの機体です。
固有アイコンは「I16」

兵装

Rocket Rails Drop Tanks Armament
6 x RS-82 Rockets 2 x 20.5 Gallon Drop Tanks Type 29 Loadout
1 x 12.7mm UBS 230 rpg
2 x 7.6mm ShKAS 450 rpg
Type 28 Loadout
2 x 20mm ShVAK 90 rpg
2 x 7.6mm ShKAS 450 rpg
Type 24 Loadout
2 x 7.6mm ShKAS 900 rpg
2 x 7.6mm ShKAS 450 rpg


ポリカルポフIー16 (世界の傑作機 NO. 133)

Polyikarpov's I-16 Fighter: Its Forerunners and Progeny (Red Star)

ソビエト航空戦―知られざる航空大国の全貌 (光人社NF文庫)


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最終更新:2018年06月30日 11:12