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---- *ED2「鬼神飛翔」 シーンプレーヤー:フィリオ 他PCは任意登場可。 &color(blue){フィリオ:}‥‥なぁ、ツッコミ入れていいのか、そのシーンタイトルw GM:今回のシナリオでは某神話体系で統一してますから!(一同笑)w  結局、村長はキミ達に平謝りして、謝罪と感謝の意を示した。 村人たちもキミたちを歓迎する宴を開き、村を挙げて食事と酒が振舞われた。 &color(blue){フィリオ:}よしよし、待ってました!w GM:ちなみにメニューは大半がイカの料理w &color(blue){フィリオ:}‥‥流石はオリジン人。たくましいなぁ!w &color(green){セルマ:}から揚げ、天ぷら、イカ刺し、イカ飯、イカすみパスタ、 &color(green){セルマ:}イカソウメン、イカ団子、イカのあぶり、イカ鍋‥‥ &color(red){アイシャ:}ついにイカソウメンが芋煮会の鍋に入れられて運ばれてきました!w &color(white,black){直:}あー食べたくなってきたw &color(blue){フィリオ:}「ふごふがほごふぐっ!」 ひたすらむさぼり喰う!飲む!はしゃぐ!w &color(blue){フィリオ:}「ぷはーっ! グラッチェグラッチェ!」 &color(red){アイシャ:}無表情にお皿を積み上げている。 &color(white,black){直:}隅っこで部下の整備兵にジュース注いでもらってる。寂しそうに。 &color(blue){フィリオ:}「おお、なおちゃ~ん」 すっかり酔っぱらい。手をブンブン振り回して。 &color(blue){フィリオ:}「たーんと食べて大きくなってさ、早くナ~イスバディになってくれよーぅ?」w  料理を手に、アンナが近寄ってきた。 GM/アンナ:フフッ。「フィリオさん。お替わり、要ります?」 &color(blue){フィリオ:}「お、アンナか。しっかり喰ってるかぁ~? ひっく」 傍らの彼女に。 &color(blue){フィリオ:}「どうしたぁ? 元気ないぞー?」 彼女の頬をつんつんw GM/アンナ:「いや。その‥‥」 ちょっと恥ずかしそうに。 GM/アンナ:「よく生きて帰れたなあ。と思ってしまって」  今にも泣き出しそうな、力ない笑顔。 ――あの事件が彼女の心に落とした影は、深い。 &color(blue){フィリオ:}「ほれ、あーん!」 アンナに一口サイズの魚料理(?)を差出。 GM/アンナ:「あ」 もぐもぐ。「‥‥ありがとうございます」 &color(blue){フィリオ:}「なぁ」 許可なく勝手に彼女の栗色の長髪を撫でながら。 GM/アンナ:「はい。なんでしょう?」 &color(blue){フィリオ:}「アンナの母さんって‥‥ どんな人だったんだ?」 優しく微笑み。 GM/アンナ:「お母さんですか?」 口元に指を当てて思いだす。 GM/アンナ:「‥‥優しくて、かっこよくて、とっても強い人でした」 にっこり。 &color(blue){フィリオ:}「そうか」 あのヘタレ村長に嫁いだ後も、元気にやってたんだな‥‥  GM/アンナ:「お父さんは尻に敷かれっぱなしでした」 GM/アンナ:「‥‥えと、わたしのお母さんが、何か?」 きょとん。 &color(blue){フィリオ:}「いや」 肩をすくめて。 &color(blue){フィリオ:}「あの村長からアンナみたいな可愛い娘が生まれるなんてな」 &color(blue){フィリオ:}「さぞや嫁さんは奇麗なヒトだったんだろうなぁ‥‥って思ってさ」 いっしっし!w &color(blue){フィリオ:}下品な笑みを浮かべる。 GM/アンナ:「むぅ」 ちょっと頬をふくらませ。 GM/アンナ:「うちのお父さんも、優しい人なんですよ? ‥‥さっきまでは少しおかしかっただけで」 &color(green){セルマ:}今回のシナリオで一番怖かったですよ?!w GM:うん。アレは怪物とかとは別次元の恐怖だよねw &color(blue){フィリオ:}「ま、いっか」 ゲソを喰い散らかしながら。 &color(blue){フィリオ:}「さぁ、喰おうぜ! アンナだって今夜の主役なんだ」 &color(blue){フィリオ:}「裏方ばかりじゃなくてさ。‥‥俺たちと一緒に祝おうぜ!」 GM/アンナ:「‥はい!」 満面の笑みだ! &color(blue){フィリオ:}彼女とグラスを重ねる。 GM/アンナ:微笑みながら、おずおずとそれに合わせる。  それは。もう彼女の未来には何の翳りもないと。そう信じられる微笑みだった。 &color(blue){フィリオ:}静かにグラスを傾ける。‥‥シルマ。約束は護ったぜ。 GM:なんかいい感じだw &color(blue){フィリオ:}特に何もないなら、フェードアウトして時間経過するよ?w GM:朝チュンですね。わかりますw GM:チャーラーラーララッチャッチャーン♪(DQで一晩経った後の効果音) &color(white,black){直:}初代か‥‥w  ゆっくりと宴の夜は更けていく。 優しい時間が2人の間を通り過ぎていく‥‥  ** ** **  &color(blue){フィリオ:}「さて」 深夜。月夜を見上げながら。旅立つ準備を済ませる。 &color(blue){フィリオ:}アンナが眠る寝室に、一瞬だけ優しい眼差しを向けて。廊下を歩き出す。 GM:皆が寝静まって、静かになった時分。フィリオはそっと村長の家を抜け出した‥‥ &color(red){アイシャ:}「行くのかい?」 家の外壁に背を預けながら。声をかける。 &color(blue){フィリオ:}感謝!(サムズアップ)w  彼女の声に少し肩をすくめ、フィリオは歩みを止めた。 そのまま振り返らず。瞳を閉ざし。‥‥言葉を返す。 &color(blue){フィリオ:}「ああ。あんまり居心地が良すぎて、ついつい時間オーバーしちまったけどな」 &color(blue){フィリオ:}「そろそろ“フィリオ=ロッシ”を続けるのも限界だ」 &color(red){アイシャ:}「いいじゃないか」 ゆっくり近づく。 &color(red){アイシャ:}「『久しぶり』なんだろう? こういうのも」  告げられた言葉に、彼の気配が変化する。まるで別人のように。 &color(blue){フィリオ:}「‥‥“オリジナル”のフィリオは今夜みたいな騒ぎが大好きでな」 &color(blue){フィリオ:}「そいつを俺も味わってみたかったんだよ」 &color(blue){フィリオ:}「やるんじゃなかったぜ。おかげで未練たらたらだ」 鼻先をこすりつつ。苦笑い。 &color(red){アイシャ:}「ならそのまま‥‥ 貫き通すのもいいと思うけどね?」  アイシャの言葉に。彼は満天の星空を見上げる。 &color(red){アイシャ:}「ボクからいえることはひとつだけ‥‥」 &color(red){アイシャ:}「ボクにとって“フィリオ=ロッシ”は、その“オリジナル”とやらじゃない」 &color(red){アイシャ:}「君のことだ」 &color(blue){フィリオ:}「‥‥美人さんに口説かれるってのは、悪くないね」 &color(blue){フィリオ:}「だが。まだ“アレ”は滅びちゃいない。‥‥同類だからな。判るのさ」  ようやく彼は振り返る。決意の光を宿した瞳でアイシャを見つめる。 &color(red){アイシャ:}「だろうね。‥‥やれやれ、自分で背負いこもうと思ってるんじゃないだろうね?」 &color(blue){フィリオ:}「そんなにカッコイイ男に見えるかぃ?」 にやにや &color(red){アイシャ:}「見えるね。少なくともボクには」  彼はポリポリと鼻先を掻きながら照れ笑いを浮かべた。 &color(blue){フィリオ:}「声が、聞こえたんだよ」 &color(red){アイシャ:}「‥‥声?」  思いだす。  かつて“フィリオ=ロッシ”と共に飲み込まれた次元の狭間。どこまでも広がる闇の中。  なにもかもが解けて、ゆっくりと始源(プロパテール)へと還元されていく場所。 海であり、空であり、世界の全てであり‥‥ そして何もない、あの虚無の空間。  圧迫感に胸を塞がれ。腕を動かしても何もつかめず。 ひたすらにどこまでもどこまでも落ちていく、あの喪失感。 寂寥の思いを語る相手すらいない、完全なる無の世界。 そこが夢だと知覚できているのに‥‥ 決して覚めることのない悪夢。  魂の境界すら失われ。“フィリオ”と自身の記憶が混じり合う。彼の全てが流れ込んでくる。 いつしか‥‥ 彼の記憶に焼きついた、その想い‥‥ フレアの輝きから目を逸らせなくなっていた。 “フィリオ”の在り方に魅せられた。憧れ。焦がれ。そして。彼が失われたことに絶望した。 &color(blue){フィリオ:}「‥‥終わりの地。滅びさえも滅びる、あの次元の狭間に」 &color(blue){フィリオ:}「アンナタールの声が。助けを求める声が届いた」 &color(blue){フィリオ:}「そして“俺”は目覚めたんだ」  “フィリオ=ロッシ”はもう居ない。ここに在るのは、ただ彼を真似た贋作でしかない。 だが‥‥“フィリオ”が愛したオリジンが。彼の愛した人々が。彼の抱いた夢が。まだ遺されている。 &color(blue){フィリオ:}「彼女の笑顔を護ると決めた。‥‥だから行くのさ」 へへっ。 &color(red){アイシャ:}「‥‥なるほど。まあ、無理に止めるつもりは無いけど」 &color(red){アイシャ:}「経験から言わせてもらえば。彼女に一言告げておいたほうが良いと思うよ?」 &color(blue){フィリオ:}「俺も、そう思うよ」 &color(blue){フィリオ:}「だが“フィリオ”だからな。可哀想だが仕方ないさ」 肩をすくめて。 &color(red){アイシャ:}「そうか‥‥まあ、何か困ったときはボクに連絡をくれ。可能なら助けてあげよう」 &color(blue){フィリオ:}「ああ。頼りにしてるぜ!」 いやホント!w &color(blue){フィリオ:}「んじゃ、そろそろいくよ。見送りサンキュな」 &color(blue){フィリオ:}「‥‥セルマやなおちゃん達にもよろしく言っといてくれ」 &color(blue){フィリオ:}不器用なウィンクをして「チャオ」 にかっと笑い。立ち去る。 &color(blue){フィリオ:}《ヤルダバオト》使用! 一迅の風が吹く。 &color(blue){フィリオ:}アイシャさんが一瞬だけ目を逸らした、その隙に! 俺の姿は消えている! &color(red){アイシャ:}ボクが彼の姿を見たのは。それが最後だった‥‥ シーンEND ---- &color(blue){フィリオ:}ED、ちょっと長引いちゃった。ごめんね!w &color(red){アイシャ:}よし、やりたい個別EDの前ふりにもなったw &color(blue){フィリオ:}御協力感謝! アイシャさん本当にありがとー!w GM:いあいあ。濃厚なシーンなのに、GMは楽で感謝してますw GM:さて。次は直かセルマのエンディングですね。 &color(green){セルマ:}ん? アイシャさんがやりたいEDがあるのでは? &color(blue){フィリオ:}アイシャさん最後希望らしいので。 &color(green){セルマ:}ふむ、では直さんお先にどーぞ。ネタ考え中なので。 GM:了解。 &color(white,black){直:}うぃー。 GM:曹操さんから怒られる方向になりそうだけど、 GM:なんか細かい情景の希望とか、ある? &color(blue){フィリオ:}逆ギレも面白いかもな?w &color(white,black){直:}いや、素直に怒られるのですよ。 &color(white,black){直:}細かいのはないのです。 GM:了解。 ---- [[次に進む>http://www43.atwiki.jp/anzegm2/pages/77.html]] #back(left) ----
&anchor(iy-ed2) ---- *ED2「鬼神飛翔」 シーンプレーヤー:フィリオ 他PCは任意登場可。 &color(blue){フィリオ:}‥‥なぁ、ツッコミ入れていいのか、そのシーンタイトルw GM:今回のシナリオでは某神話体系で統一してますから!(一同笑)w  結局、村長はキミ達に平謝りして、謝罪と感謝の意を示した。 村人たちもキミたちを歓迎する宴を開き、村を挙げて食事と酒が振舞われた。 &color(blue){フィリオ:}よしよし、待ってました!w GM:ちなみにメニューは大半がイカの料理w &color(blue){フィリオ:}‥‥流石はオリジン人。たくましいなぁ!w &color(green){セルマ:}から揚げ、天ぷら、イカ刺し、イカ飯、イカすみパスタ、 &color(green){セルマ:}イカソウメン、イカ団子、イカのあぶり、イカ鍋‥‥ &color(red){アイシャ:}ついにイカソウメンが芋煮会の鍋に入れられて運ばれてきました!w &color(white,black){直:}あー食べたくなってきたw &color(blue){フィリオ:}「ふごふがほごふぐっ!」 ひたすらむさぼり喰う!飲む!はしゃぐ!w &color(blue){フィリオ:}「ぷはーっ! グラッチェグラッチェ!」 &color(red){アイシャ:}無表情にお皿を積み上げている。 &color(white,black){直:}隅っこで部下の整備兵にジュース注いでもらってる。寂しそうに。 &color(blue){フィリオ:}「おお、なおちゃ~ん」 すっかり酔っぱらい。手をブンブン振り回して。 &color(blue){フィリオ:}「たーんと食べて大きくなってさ、早くナ~イスバディになってくれよーぅ?」w  料理を手に、アンナが近寄ってきた。 GM/アンナ:フフッ。「フィリオさん。お替わり、要ります?」 &color(blue){フィリオ:}「お、アンナか。しっかり喰ってるかぁ~? ひっく」 傍らの彼女に。 &color(blue){フィリオ:}「どうしたぁ? 元気ないぞー?」 彼女の頬をつんつんw GM/アンナ:「いや。その‥‥」 ちょっと恥ずかしそうに。 GM/アンナ:「よく生きて帰れたなあ。と思ってしまって」  今にも泣き出しそうな、力ない笑顔。 ――あの事件が彼女の心に落とした影は、深い。 &color(blue){フィリオ:}「ほれ、あーん!」 アンナに一口サイズの魚料理(?)を差出。 GM/アンナ:「あ」 もぐもぐ。「‥‥ありがとうございます」 &color(blue){フィリオ:}「なぁ」 許可なく勝手に彼女の栗色の長髪を撫でながら。 GM/アンナ:「はい。なんでしょう?」 &color(blue){フィリオ:}「アンナの母さんって‥‥ どんな人だったんだ?」 優しく微笑み。 GM/アンナ:「お母さんですか?」 口元に指を当てて思いだす。 GM/アンナ:「‥‥優しくて、かっこよくて、とっても強い人でした」 にっこり。 &color(blue){フィリオ:}「そうか」 あのヘタレ村長に嫁いだ後も、元気にやってたんだな‥‥  GM/アンナ:「お父さんは尻に敷かれっぱなしでした」 GM/アンナ:「‥‥えと、わたしのお母さんが、何か?」 きょとん。 &color(blue){フィリオ:}「いや」 肩をすくめて。 &color(blue){フィリオ:}「あの村長からアンナみたいな可愛い娘が生まれるなんてな」 &color(blue){フィリオ:}「さぞや嫁さんは奇麗なヒトだったんだろうなぁ‥‥って思ってさ」 いっしっし!w &color(blue){フィリオ:}下品な笑みを浮かべる。 GM/アンナ:「むぅ」 ちょっと頬をふくらませ。 GM/アンナ:「うちのお父さんも、優しい人なんですよ? ‥‥さっきまでは少しおかしかっただけで」 &color(green){セルマ:}今回のシナリオで一番怖かったですよ?!w GM:うん。アレは怪物とかとは別次元の恐怖だよねw &color(blue){フィリオ:}「ま、いっか」 ゲソを喰い散らかしながら。 &color(blue){フィリオ:}「さぁ、喰おうぜ! アンナだって今夜の主役なんだ」 &color(blue){フィリオ:}「裏方ばかりじゃなくてさ。‥‥俺たちと一緒に祝おうぜ!」 GM/アンナ:「‥はい!」 満面の笑みだ! &color(blue){フィリオ:}彼女とグラスを重ねる。 GM/アンナ:微笑みながら、おずおずとそれに合わせる。  それは。もう彼女の未来には何の翳りもないと。そう信じられる微笑みだった。 &color(blue){フィリオ:}静かにグラスを傾ける。‥‥シルマ。約束は護ったぜ。 GM:なんかいい感じだw &color(blue){フィリオ:}特に何もないなら、フェードアウトして時間経過するよ?w GM:朝チュンですね。わかりますw GM:チャーラーラーララッチャッチャーン♪(DQで一晩経った後の効果音) &color(white,black){直:}初代か‥‥w  ゆっくりと宴の夜は更けていく。 優しい時間が2人の間を通り過ぎていく‥‥  ** ** **  &color(blue){フィリオ:}「さて」 深夜。月夜を見上げながら。旅立つ準備を済ませる。 &color(blue){フィリオ:}アンナが眠る寝室に、一瞬だけ優しい眼差しを向けて。廊下を歩き出す。 GM:皆が寝静まって、静かになった時分。フィリオはそっと村長の家を抜け出した‥‥ &color(red){アイシャ:}「行くのかい?」 家の外壁に背を預けながら。声をかける。 &color(blue){フィリオ:}感謝!(サムズアップ)w  彼女の声に少し肩をすくめ、フィリオは歩みを止めた。 そのまま振り返らず。瞳を閉ざし。‥‥言葉を返す。 &color(blue){フィリオ:}「ああ。あんまり居心地が良すぎて、ついつい時間オーバーしちまったけどな」 &color(blue){フィリオ:}「そろそろ“フィリオ=ロッシ”を続けるのも限界だ」 &color(red){アイシャ:}「いいじゃないか」 ゆっくり近づく。 &color(red){アイシャ:}「『久しぶり』なんだろう? こういうのも」  告げられた言葉に、彼の気配が変化する。まるで別人のように。 &color(blue){フィリオ:}「‥‥“オリジナル”のフィリオは今夜みたいな騒ぎが大好きでな」 &color(blue){フィリオ:}「そいつを俺も味わってみたかったんだよ」 &color(blue){フィリオ:}「やるんじゃなかったぜ。おかげで未練たらたらだ」 鼻先をこすりつつ。苦笑い。 &color(red){アイシャ:}「ならそのまま‥‥ 貫き通すのもいいと思うけどね?」  アイシャの言葉に。彼は満天の星空を見上げる。 &color(red){アイシャ:}「ボクからいえることはひとつだけ‥‥」 &color(red){アイシャ:}「ボクにとって“フィリオ=ロッシ”は、その“オリジナル”とやらじゃない」 &color(red){アイシャ:}「君のことだ」 &color(blue){フィリオ:}「‥‥美人さんに口説かれるってのは、悪くないね」 &color(blue){フィリオ:}「だが。まだ“アレ”は滅びちゃいない。‥‥同類だからな。判るのさ」  ようやく彼は振り返る。決意の光を宿した瞳でアイシャを見つめる。 &color(red){アイシャ:}「だろうね。‥‥やれやれ、自分で背負いこもうと思ってるんじゃないだろうね?」 &color(blue){フィリオ:}「そんなにカッコイイ男に見えるかぃ?」 にやにや &color(red){アイシャ:}「見えるね。少なくともボクには」  彼はポリポリと鼻先を掻きながら照れ笑いを浮かべた。 &color(blue){フィリオ:}「声が、聞こえたんだよ」 &color(red){アイシャ:}「‥‥声?」  思いだす。  かつて“フィリオ=ロッシ”と共に飲み込まれた次元の狭間。どこまでも広がる闇の中。  なにもかもが解けて、ゆっくりと始源(プロパテール)へと還元されていく場所。 海であり、空であり、世界の全てであり‥‥ そして何もない、あの虚無の空間。  圧迫感に胸を塞がれ。腕を動かしても何もつかめず。 ひたすらにどこまでもどこまでも落ちていく、あの喪失感。 寂寥の思いを語る相手すらいない、完全なる無の世界。 そこが夢だと知覚できているのに‥‥ 決して覚めることのない悪夢。  魂の境界すら失われ。“フィリオ”と自身の記憶が混じり合う。彼の全てが流れ込んでくる。 いつしか‥‥ 彼の記憶に焼きついた、その想い‥‥ フレアの輝きから目を逸らせなくなっていた。 “フィリオ”の在り方に魅せられた。憧れ。焦がれ。そして。彼が失われたことに絶望した。 &color(blue){フィリオ:}「‥‥終わりの地。滅びさえも滅びる、あの次元の狭間に」 &color(blue){フィリオ:}「アンナタールの声が。助けを求める声が届いた」 &color(blue){フィリオ:}「そして“俺”は目覚めたんだ」  “フィリオ=ロッシ”はもう居ない。ここに在るのは、ただ彼を真似た贋作でしかない。 だが‥‥“フィリオ”が愛したオリジンが。彼の愛した人々が。彼の抱いた夢が。まだ遺されている。 &color(blue){フィリオ:}「彼女の笑顔を護ると決めた。‥‥だから行くのさ」 へへっ。 &color(red){アイシャ:}「‥‥なるほど。まあ、無理に止めるつもりは無いけど」 &color(red){アイシャ:}「経験から言わせてもらえば。彼女に一言告げておいたほうが良いと思うよ?」 &color(blue){フィリオ:}「俺も、そう思うよ」 &color(blue){フィリオ:}「だが“フィリオ”だからな。可哀想だが仕方ないさ」 肩をすくめて。 &color(red){アイシャ:}「そうか‥‥まあ、何か困ったときはボクに連絡をくれ。可能なら助けてあげよう」 &color(blue){フィリオ:}「ああ。頼りにしてるぜ!」 いやホント!w &color(blue){フィリオ:}「んじゃ、そろそろいくよ。見送りサンキュな」 &color(blue){フィリオ:}「‥‥セルマやなおちゃん達にもよろしく言っといてくれ」 &color(blue){フィリオ:}不器用なウィンクをして「チャオ」 にかっと笑い。立ち去る。 &color(blue){フィリオ:}《ヤルダバオト》使用! 一迅の風が吹く。 &color(blue){フィリオ:}アイシャさんが一瞬だけ目を逸らした、その隙に! 俺の姿は消えている! &color(red){アイシャ:}ボクが彼の姿を見たのは。それが最後だった‥‥ シーンEND ---- &color(blue){フィリオ:}ED、ちょっと長引いちゃった。ごめんね!w &color(red){アイシャ:}よし、やりたい個別EDの前ふりにもなったw &color(blue){フィリオ:}御協力感謝! アイシャさん本当にありがとー!w GM:いあいあ。濃厚なシーンなのに、GMは楽で感謝してますw GM:さて。次は直かセルマのエンディングですね。 &color(green){セルマ:}ん? アイシャさんがやりたいEDがあるのでは? &color(blue){フィリオ:}アイシャさん最後希望らしいので。 &color(green){セルマ:}ふむ、では直さんお先にどーぞ。ネタ考え中なので。 GM:了解。 &color(white,black){直:}うぃー。 GM:曹操さんから怒られる方向になりそうだけど、 GM:なんか細かい情景の希望とか、ある? &color(blue){フィリオ:}逆ギレも面白いかもな?w &color(white,black){直:}いや、素直に怒られるのですよ。 &color(white,black){直:}細かいのはないのです。 GM:了解。 ---- [[次に進む>http://www43.atwiki.jp/anzegm2/pages/77.html]] #back(left) ----

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