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---- *ED3「星の智慧」 シーンプレーヤー:白井直  そこは、VF団の秘密アジト。何も見通せない真っ暗な闇の中‥‥ だだっ広い空間の奥には、趣味の良い木製机と椅子。そして、何者かの姿があった。 GM/???:「‥入りたまえ」 GM:その言葉と共に、部屋に一条の光が射し込んでくる。だがその人物の顔は見えない。 &color(white,black){直:}「ああ」と小さな胸を張りつつ、真っ暗な部屋へと入る。  扉が閉まると、机の上に置かれていたランプに自然と明かりが灯り、 机で腕を組んだ「何者か」の手元と、その手前に置かれた数枚の紙だけが浮かびあがる。 GM/???:「報告は読ませてもらった」 &color(white,black){直:}「ああ、達筆だろ」 まっすぐ相手を見て。 GM/???:「つまり」 GM/???:「今回の任務では“ロバート・マーシュ殺害には成功した”‥‥」 GM/???:「だが“写本の回収には失敗した”という結果なのだね?」 &color(white,black){直:}「その通りだ」 軍人らしい、綺麗な姿勢。 &color(white,black){直:}だが。よく見ると、ごく微かにだが震えていることが分かるだろう。  無理もない。‥‥白井直はまだ13歳の子供でしかない。  幼くしてその天賦の才能を示した彼女は、家族にちやほやされて育った。 飛び級で入隊した陸軍でも、一気に最上級の下士官である「曹長」の地位まで駆けあがった。 (望めばすぐにも士官に昇格できただろうが、彼女は「面倒そうだから」と、それを拒んでいた)  刺激を求め身を投じた秘密結社「VF団」でも、彼女はすぐに幹部候補「八部衆」となった。 そうして‥‥ 今まで全てに勝利してきた天才少女が、「挫折」や「失敗」に慣れているはずもない。  誰かに怒られるのが怖い。軽蔑されるのが怖い。 自分が任務に失敗するなんて‥‥ ありえない。何かの間違いだ。  そんな無秩序な感情が。怒りが。怯えが。彼女の全身を震えさせていた。 ただ「最強」のみを目指してひたすらに駆け‥‥ それ以外の何も持たぬ子供だった。 GM/???:「今回の任務を復唱してみたまえ」 &color(white,black){直:}「‥‥“写本の奪還”が最優先任務だ」 GM/???:「ほぅ。理解してはいるようだ」 GM/???:「‥‥だが、理解だけでは何の意味もないな」 GM/???:「我々の活動は、慈善事業ではない」 &color(white,black){直:}「分かっている‥‥」 GM/???:「そうか。ならば敢えて何も言うまい」 GM/???:「君の処遇については、後日、正式に通達が下るだろう」 &color(white,black){直:}「ああ」 GM/???:「最終的な結論は、総帥ヴァイスフレア様の御判断だ」 GM/???:「だが、個人的な意見を言わせてもらうならば」 GM/???:「“失敗した”とおめおめ報告してくるような愚図が」 GM/???:「まだ『八部衆』に名を連ねていることに疑問を感じている」 GM/???:「‥‥下がってかまわんよ」 &color(white,black){直:}「ああ」 両の拳を握りしめながら。そのまま部屋を出る。  大人になるにつれ、手を広げたままの姿勢が自然となるという。 白井直が悔しさに握りしめた両の拳。それは、彼女の幼さを証明していた‥‥ &color(white,black){直:}「クソッ!!」 &color(white,black){直:}「クソックソッ!!」 地団駄を踏み。 &color(white,black){直:}「今回は装備が悪かった! いつもの小隊と違った! 組んだ相手が悪かったッ!!」 &color(white,black){直:}「‥‥なにかが間違いだったんだよ!!」 &color(white,black){直:}「オレ様はこんなことで終わる人間じゃないッ!!」  そして。閉ざされた扉に振り返り、叫ぶ。 &color(white,black){直:}「強くなってやる!!」 &color(white,black){直:}「オレ様は強くなって‥‥ ダスクフレアだろうが何だろうが、倒せるようになる!」 &color(white,black){直:}「やってやるからな!!」 &color(white,black){直:}「こんな失敗、屁でもないような凄いことを!!」 &color(white,black){直:}「その時は、お前は一番の下っ端にして、こき使ってやる! 覚悟しろよ!!」 &color(white,black){直:}そのまま。勢い良く外へと飛び出していく。 シーンEND ---- &color(white,black){直:}こないなもので。 GM:ううむ。いいRPだw &color(blue){フィリオ:}なおちゃんかわいいなぁ‥‥w GM:では次はセルマのEDかな。何かリクエストある? &color(blue){フィリオ:}なんとッ?! アンナ&セルマで“双子デュオ”アイドルデビューEDだってェッ?!w &color(blue){フィリオ:}エンディングテーマソング2人で歌うんだよな、きっと!w &color(white,black){直:}でも、双子の片方は竜宮小町に‥‥?w &color(blue){フィリオ:}あ、アンナとセルマで結婚式EDもありかな? くっくっく。花婿姿のセルマ‥‥ッ!!w GM:お前ら自重しろw &color(green){セルマ:}‥‥‥‥w &color(green){セルマ:}本当はアンナ関係が良いかもしれないが、今回はパスで。 &color(green){セルマ:}まあ、幼馴染でありながらアンナとの接点弱いですからね。 &color(green){セルマ:}彼女はフィリオのヒロインだしなぁ‥‥w &color(green){セルマ:}うーん、無難に女神メルキオール様にお褒めの言葉をいただきたいかな。 GM:んじゃ、その方向でいきますね。 ---- [[次に進む>http://www43.atwiki.jp/anzegm2/pages/78.html]] #back(left) ----
&anchor(iy-ed3) ---- *ED3「星の智慧」 シーンプレーヤー:白井直  そこは、VF団の秘密アジト。何も見通せない真っ暗な闇の中‥‥ だだっ広い空間の奥には、趣味の良い木製机と椅子。そして、何者かの姿があった。 GM/???:「‥入りたまえ」 GM:その言葉と共に、部屋に一条の光が射し込んでくる。だがその人物の顔は見えない。 &color(white,black){直:}「ああ」と小さな胸を張りつつ、真っ暗な部屋へと入る。  扉が閉まると、机の上に置かれていたランプに自然と明かりが灯り、 机で腕を組んだ「何者か」の手元と、その手前に置かれた数枚の紙だけが浮かびあがる。 GM/???:「報告は読ませてもらった」 &color(white,black){直:}「ああ、達筆だろ」 まっすぐ相手を見て。 GM/???:「つまり」 GM/???:「今回の任務では“ロバート・マーシュ殺害には成功した”‥‥」 GM/???:「だが“写本の回収には失敗した”という結果なのだね?」 &color(white,black){直:}「その通りだ」 軍人らしい、綺麗な姿勢。 &color(white,black){直:}だが。よく見ると、ごく微かにだが震えていることが分かるだろう。  無理もない。‥‥白井直はまだ13歳の子供でしかない。  幼くしてその天賦の才能を示した彼女は、家族にちやほやされて育った。 飛び級で入隊した陸軍でも、一気に最上級の下士官である「曹長」の地位まで駆けあがった。 (望めばすぐにも士官に昇格できただろうが、彼女は「面倒そうだから」と、それを拒んでいた)  刺激を求め身を投じた秘密結社「VF団」でも、彼女はすぐに幹部候補「八部衆」となった。 そうして‥‥ 今まで全てに勝利してきた天才少女が、「挫折」や「失敗」に慣れているはずもない。  誰かに怒られるのが怖い。軽蔑されるのが怖い。 自分が任務に失敗するなんて‥‥ ありえない。何かの間違いだ。  そんな無秩序な感情が。怒りが。怯えが。彼女の全身を震えさせていた。 ただ「最強」のみを目指してひたすらに駆け‥‥ それ以外の何も持たぬ子供だった。 GM/???:「今回の任務を復唱してみたまえ」 &color(white,black){直:}「‥‥“写本の奪還”が最優先任務だ」 GM/???:「ほぅ。理解してはいるようだ」 GM/???:「‥‥だが、理解だけでは何の意味もないな」 GM/???:「我々の活動は、慈善事業ではない」 &color(white,black){直:}「分かっている‥‥」 GM/???:「そうか。ならば敢えて何も言うまい」 GM/???:「君の処遇については、後日、正式に通達が下るだろう」 &color(white,black){直:}「ああ」 GM/???:「最終的な結論は、総帥ヴァイスフレア様の御判断だ」 GM/???:「だが、個人的な意見を言わせてもらうならば」 GM/???:「“失敗した”とおめおめ報告してくるような愚図が」 GM/???:「まだ『八部衆』に名を連ねていることに疑問を感じている」 GM/???:「‥‥下がってかまわんよ」 &color(white,black){直:}「ああ」 両の拳を握りしめながら。そのまま部屋を出る。  大人になるにつれ、手を広げたままの姿勢が自然となるという。 白井直が悔しさに握りしめた両の拳。それは、彼女の幼さを証明していた‥‥ &color(white,black){直:}「クソッ!!」 &color(white,black){直:}「クソックソッ!!」 地団駄を踏み。 &color(white,black){直:}「今回は装備が悪かった! いつもの小隊と違った! 組んだ相手が悪かったッ!!」 &color(white,black){直:}「‥‥なにかが間違いだったんだよ!!」 &color(white,black){直:}「オレ様はこんなことで終わる人間じゃないッ!!」  そして。閉ざされた扉に振り返り、叫ぶ。 &color(white,black){直:}「強くなってやる!!」 &color(white,black){直:}「オレ様は強くなって‥‥ ダスクフレアだろうが何だろうが、倒せるようになる!」 &color(white,black){直:}「やってやるからな!!」 &color(white,black){直:}「こんな失敗、屁でもないような凄いことを!!」 &color(white,black){直:}「その時は、お前は一番の下っ端にして、こき使ってやる! 覚悟しろよ!!」 &color(white,black){直:}そのまま。勢い良く外へと飛び出していく。 シーンEND ---- &color(white,black){直:}こないなもので。 GM:ううむ。いいRPだw &color(blue){フィリオ:}なおちゃんかわいいなぁ‥‥w GM:では次はセルマのEDかな。何かリクエストある? &color(blue){フィリオ:}なんとッ?! アンナ&セルマで“双子デュオ”アイドルデビューEDだってェッ?!w &color(blue){フィリオ:}エンディングテーマソング2人で歌うんだよな、きっと!w &color(white,black){直:}でも、双子の片方は竜宮小町に‥‥?w &color(blue){フィリオ:}あ、アンナとセルマで結婚式EDもありかな? くっくっく。花婿姿のセルマ‥‥ッ!!w GM:お前ら自重しろw &color(green){セルマ:}‥‥‥‥w &color(green){セルマ:}本当はアンナ関係が良いかもしれないが、今回はパスで。 &color(green){セルマ:}まあ、幼馴染でありながらアンナとの接点弱いですからね。 &color(green){セルマ:}彼女はフィリオのヒロインだしなぁ‥‥w &color(green){セルマ:}うーん、無難に女神メルキオール様にお褒めの言葉をいただきたいかな。 GM:んじゃ、その方向でいきますね。 ---- [[次に進む>http://www43.atwiki.jp/anzegm2/pages/78.html]] #back(left) ----

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