※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。


ED3「その手は届かない」

シーンプレイヤー:シスター・ソフォーラ

 ※ 前半「素子の弟子入り志願」、後半「翌朝」、最後に「手紙」です。

 ‥‥時は少し遡る。
 今は「秋のクリスマス祭り・最終夜」。まだダンスパーティが佳境の頃合だ。

 キミの眼前には、一人の少女がいる。
名前は「菱沼・リディア・素子」‥‥キミの教え子の一人であり、新たにカオスフレアとして目覚めた若き魂だ。
少女の背後では2人の少年が置いてきぼりを喰らってトホホ状態だが、まぁそれは気にしないでいい。

GM/素子:「わたしを弟子にしてください! 今はまだ無理だけど、きっと《盾の乙女》も覚えます!」
GM/素子:「貴方のような、皆を助ける一人前のカオスフレアになりたいんです!」
GM/素子:真剣な瞳でキミを見つめている。こころなしか、頬が赤い。

GM:‥‥彼女の姿に。キミの脳裏でなにかが蘇る。あの頃のキミが、ここに居る。
GM:力があれば誰かを助けることができる。そう信じて疑わない。‥‥未熟だが純粋な、世間知らずの小娘が。
シスター :シスター、先ほどより打って変って真剣な表情に
シスター :「残念ながらそれはデキマセン」
GM/素子:「なぜッ?!」 がーん!
GM/素子:「なぜですか! 教えてください、シスター?!」
シスター :「ハッキリ申し上げると、アナタには向いていないからデス」
GM/素子:キミに駆け寄り。その手を自分の両手でひしっと握る。
シスター :「!?」
GM/素子:「でも‥‥ わたしは」 キミを見上げる瞳がうるんでいる。
GM/素子:「もう、誰かが傷つく光景を、ただ何も出来ずに見ているなんて‥‥嫌なんです!」
シスター :「ソレは仕方のないことなんデス」
シスター :「人は神ではありまセン」
シスター :「出来ることには限界があるのデス‥‥」 遠くを見つめて
GM/素子:「じゃあ、このカオスフレアの力は、何のためにあるんですかぁっ!」 ぽろぽろと泣き出して。  
GM/素子:「キョウジが。安藤くんが。ユッタちゃんが。シスターが。学院のみんなが。街の人たちが!」
シスター :(カオスフレアの力が‥‥一体何のために、か)
GM/素子:「みんなが奪われていく。失っていく。それを!」
シスター :「失われることは必然デス」
シスター :「避けようのない未来なのデス」
GM/素子:「なら、そんな未来はわたしが塗り替えます! そのための、カオスフレアに‥‥なります!」

シスター :「さきほど何のためにカオスフレアの力があるかとおっしゃいましたネ?」
GM/素子:「‥‥‥‥」 こくり。頷く。
シスター :「わたしにはこの力が、この世に混沌をもたらす為にあると思えるのデス」
GM/素子:「こ、混沌‥‥?」
シスター :「運命も人の死ですら捻じ曲げる、この力は」
シスター :「アナタにはこれにすがりつく人にはなってほしくナイ」
GM/素子:「シスター・ソフォーラ‥‥?」 シスターの口調が。態度がいつもと違う。
シスター :「アナタにだけは真実をお見せシマショウ‥‥」
シスター :「真実を知ってもワタシについてイクというのなら‥‥」
シスター :「‥‥勝手にすればいいワ」(図太い声で)
シスター :もち表情は顔芸です
GM/素子:「しん‥‥じつ‥‥」 シスターのフレアが変化した?
GM/素子:瞳を閉じる。静かに、自分の想いを確かめる。「シスター‥‥」
GM/素子:「‥‥ありがとうございます。シスター・ソフォーラ」 感謝を述べる。
GM/素子:ゆっくり微笑みを浮かべて。キミを見上げる。その瞳に迷いはない。
GM/素子:「わたしは知りたい。貴方と‥‥シスター・ソフォーラと同じもとを見たい」
シスター :「明日の早朝、墓標校舎の裏で待ってるワ。そこで真実を教えたゲル」
シスター :と素子に抱きついて掲げ、耳元で息を吹きかけるように囁き、
シスター :唇を奪います
GM/素子:「し、シス‥‥ッ?!」 むぐ
シスター :「ぷはぁ」
GM/素子:最初は抵抗していたが。やがて気力が尽きます。たぶん心魂値対決に負けたw
GM/素子:「きゅう‥‥」
シスター :「ゴチソウサマ」
シスター :コレ、りゅーやたちは見ているの!?
GM:ああ、連中は描写しないので不明。キミは「見せつけたつもり」で居てもいいよw
シスター :寝てるのかも、しれませんネェ‥‥PLがw

 そりゃこのED収録時点で深夜2時回ってますからね。ええ。

GM/素子:キミの腕の中から。ずるずると崩れて。その場に膝をついてしまう。
シスター :「じゃあ、明日の朝楽しみにしてるワ‥‥」と再び耳元で囁き
GM/素子:「し‥‥シスター!」 真っ赤になりながら。か細い声で抗議!「いま、今のはッ?!」
シスター :「ワーオ、ミナチーン!ワタシ寄ってシマッテミタイデスゥ☆」
シスター :「オウ、ネコが寝ころんでマァ~ス‥、最後に萌えサセテクサァイ‥‥」
シスター :と酔っぱらったふりをしながら
シスター :「部屋ガ戻りますネェ」
GM/素子:「シスター、自動詞と他動詞が入れ違ってます! じゃなくて!」
GM/素子:「待って‥‥ 待ってください、シスター・ソフォーラ!」

 そのままだと。シスターが何処かへ消えてしまいそうな。そんな気がした。
悪戯好きで、ふざけた言動ばかりのシスター・ソフォーラ‥‥ 憧れのカオスフレア。

GM/素子:「さ、最後にひとつだけ‥‥!」 キミの修道衣の袖をきゅっと掴み。
GM/素子:「あの‥‥ シスター!」 真っ赤になりつつ。しどろもどろに。
GM/素子:「‥‥お、お姉さまとお呼びしても?」
シスター :「?」
GM/素子:「へ、変なことを言ってごめんなさい!」
シスター :「お姉さま(マイシスター)? ワタシは確かにシスターデースッヨ☆」
GM/素子:「本気なんです!」
GM/素子:「たとえ弟子入りを断られても‥‥ ううん、それよりも!」
シスター :「ソレヨリモ?」
GM/素子:「どうか、お傍に居させてください‥‥」 お慕いしてます。貴方です。貴方を目指していたいんです。
シスター :「アナタ、自分の言ってるイミワカッテイッテマスカ? ミズ・ヒシヌマ?」
GM/素子:「わかりませんっ!」 即答w
シスター :「アナタ、いまここでミナチンにレズビアンだと公言したのデスヨ?」
GM/素子:「わかってません‥‥けど!」 わたしは自分の気持ちを裏切りたくないんです。
シスター :「人前で酔っ払いにキスされてイッちまうヘンタイレズの雌豚だと公言したのデスヨ!」
GM/素子:「なら、それでいいです!」 即答w
GM/素子:「だから‥‥! だから‥‥」(意訳:なんか約束してくれw)
シスター :「なら、ク○ニしろオラァ!」とテーブルクロスの下へ連れ込みます

シスター :みんなから見えなくなったら真剣な表情になって
シスター :「しつこいわね。アタシのマーキュリーの“闇薔薇十字の指輪”。アンタにあげるワ」
シスター :「これがアタシの約束の証」
シスター :「アナタは明日の朝これをワタシのところに持ってくる」
シスター :「持ってきてもらわないとアタシは困る」
GM/素子:「あ、」 大事そうに受け取ります。「ありがとうございます‥‥っ!」
シスター :「だからアタシは明日の朝までアナタから逃げないワ。決して」
シスター :「安心しなさい」
GM/素子:「‥‥はい」 安堵の笑み。
GM/素子:無理をお願いしたけれど。ちゃんとシスターは約束してくれた。ちゃんと。‥‥素直に嬉しい。
GM/素子:そこでふと。さっきのやりとりを思い出して。ぼんっとオーバーヒートw
GM/素子:(な、なんだかわたし、勢いに任せてスゴイこと口走ってなかった‥‥ッ?!)
シスター :じゃあ、ジャムを取りだして
シスター :「お楽しみはコ・レ・カ・ラ☆」

 その後。シスター必殺「ストロベリージャムサンドパイ」炸裂で桃色吐息、などいろいろあったが割愛。

シスター :いつの間にかどけられたテーブルクロス。
シスター :そこには素子だけが残されていた‥‥
GM:あ、フェードアウトしてるのかw
シスター :うむw
GM:では、目を回した素子が救出されてうんぬんは省略。シーンプレイヤーが不在だから!w

 ** ** **

 そして翌朝。
誰も立ち寄らない。‥‥いや「立ち寄ることもできない」その場所へと。素子は単身で向かっていた。

 リオフレード魔法学院の伝説にある魔の領域‥‥「墓標校舎」へ。
 クリスマス祭りが終わった、その翌日。すでに冬の訪れを告げる風が彼女を出迎える。

GM/素子:「‥‥寒い」

 そして‥‥ 墓標校舎に辿り着いた素子の前に。予想外の光景が広がっていた。
黄色と黒の太いラインで区切られた“立入禁止”のマークと厳重な警備体制。
さながらテロ現場か何かのように、まだ焦げ臭い「焼け跡」。
そこらをしきりなしに駆け回る、風紀委員や警備関係者たち。

GM/素子:おかしい。オかしい。オカシイ‥‥?
GM/素子:この場所は誰も立ち寄れない“魔の領域”のはず。どうして、一般生徒たちが、ここに‥‥?
GM/素子:いや、それ以前に。「墓標校舎」は何処にあるの? あの「焼け跡」はナニガ燃エタ‥‥?

GM:あ、ちょいとこの後の掛け合いがややこしいので素子をお願いしますw
GM:どうせシスター出番ないしなぁw
シスター :了解w

GM/風紀委員A:「おい! そこの女生徒!」 ピピーっと警笛を鳴らしながら駆け寄ってくる。
GM/風紀委員A:「ここは立ち入り禁止だぞ! 関係者以外は帰った帰った!」
シスター/素子 :「いやよ!通して!あたしにはここへいかなきゃいけない理由があるの!」
GM/風紀委員A:「ダメだと言ってるだろう!」 素子を拘束させるため、警備員たちを呼び寄せる!
シスター/素子 :「何よ!あたしはこれでもカオスフレアよ!あんたたちみたいなザコなんて‥‥」
シスター/素子 :と神殺しを構える!
シスター/素子 :「わたしの行く手をはばm‥‥!」
GM/風紀委員A:「生徒手帳は‥‥3Bクラス委員か。だが、一般生徒には違いない。許可は出せん!」

GM/シンシア:「‥‥待ちたまえ」 凛とした声。
GM/シンシア:「彼女は私の関係者だ。こちらで預かろう」
GM/風紀委員A:「‥‥わかりました。あなたには便宜を図るようにとの指示をうけています」
GM/風紀委員A:しぶしぶ、といった様子で素子の身柄を解放する。
GM/シンシア:「たしか‥‥ 菱沼クンだったね。こちらへ。キミに伝えたいことが2つ。尋ねたいことが1つある」
GM/シンシア:そう一方的に告げると、振り返らずにスタスタと歩きだす。
シスター/素子 :「その前に。あなたいったい誰?」
GM/シンシア:「シンシア=ヴィルジッツ。シスター・ソフォーラの‥‥友人さ」
GM/シンシア:表面上は平静を装ったまま。だが、その内面は激情で荒れ狂っている。
GM/シンシア:「その“焼け跡”には何もないよ。‥‥そう。何も残ってはいない」
シスター/素子 :「で、なんなの? あたしは急いでるんだから!」
GM/シンシア:「このまま何も見なかったことにして、立ち去る方がキミのためかもしれないが‥‥」
GM/シンシア:「こちらもキミに用件がある。付き合ってもらうぞ」
GM/シンシア:素子が来ると確信した足取りで。振り返らずにスタスタと「現場」を立ち去る。

 ** ** **

GM:その少女シンシア(同学年だった)は、テーブルとティーセットを用意して素子を自身の研究室へと誘った。
GM/シンシア:「‥‥ここなら安心だ。盗聴の心配は要らないよ」
GM/シンシア:どかっとアームチェアに座り。疲れた嘆息を漏らす。
GM/シンシア:「そこのソファを使ってくれ。書類は適当にどけてくれて構わない」
GM/シンシア:そのまま紅茶を飲み。しばし沈黙。
シスター/素子 :「あんたちお姉さま(シスター)をどおしたの!」
シスター/素子 :「アタシが用があるのはあんたじゃなくてシスターなんだから!」と掴みかかります
GM/シンシア:「‥‥では、約束を果たそう」
GM/シンシア:「1つ。“シスター・ソフォーラはもう居ない”」
GM/シンシア:胸倉をつかみ上げられても。平然と。
シスター/素子 :「そりゃあいないわよ! こんなとこに連れられて約束の時間をこんなに過ぎたんだから!」
GM/シンシア:「紅茶をどうぞ。冷めてしまってはもったいない。‥‥彼女も気に入っていた銘柄だ」
シスター/素子 :「いらないわ!私がほしいのはそんなものじゃない!」
GM/シンシア:「ならば、そのまま去りたまえ。‥‥今なら間に合う」 かもしれない。
シスター/素子 :「そう‥‥」と言いつつもその場を動けない
シスター :ホントは分かっている。
シスター :シンシアという女の言う言葉の意味を
シスター :ただ
シスター :認めたくないだけ
GM/シンシア:平然と紅茶を飲む。何かを思い出に浸りつつ。‥‥目尻に光るもの?
シスター/素子 :「3.その場で泣き崩れる」
シスター/素子 :「‥‥!‥‥!‥‥!‥‥!‥‥!」
シスター/素子 :声にならない
シスター/素子 :どうしてどうしてあたしは
シスター/素子 :哭 い て い る の ?
GM/シンシア:「‥‥同じ、か」 苦笑して。「全く。後始末する側の苦労を考えろ、無節操なヤツめ」
シスター/素子 :「‥‥お‥‥な、じ?」
GM/シンシア:「その紅茶を素直に飲んでくれれば、簡単だったんだがな」
GM/シンシア:「それには忘却の呪文が込められている。飲めば、この部屋で見聞きした情報は何も持ち出せない」
GM/シンシア:「だが、この部屋に戻ってくれば記憶は解放される」
シスター/素子 :「なにが、言いたいの‥‥?」
GM/シンシア:「‥‥元はプロジェクトの研究データを護るための予防策だ。副作用はない」
シスター/素子 :「‥‥そんなもの飲ませてあたしをどうするつもりだったのよ!!」
GM/シンシア:「判らないか? ‥‥今から話すことを“キミが覚えていない”ことが、キミを護ることにつながる」
GM/シンシア:「シスターも警告しただろう。“真実”にはリスクが伴う」
GM/シンシア:「無論、飲まないのはキミの自由だ。そのまま出て行ってくれればいい」
シスター/素子 :「真、実‥‥?そうよ、私は聞いてない‥‥シスターから真実を」
シスター/素子 :「だから、いかなきゃいけなかったの」
シスター/素子 :「あなたは知ってるというの?シスターの真実を!」
GM/シンシア:黙ったまま。キミの眼前のテーブルに載せられたティーカップに視線を。
シスター/素子 :「先に話して」
シスター/素子 :「そうじゃなければそれは飲めないわ」
GM/シンシア:「‥‥残念ながら、先に飲んでくれないと効果がないんだよ」 食事アイテムだと思いなさいw
GM/シンシア:「それとも。キミの思いはその程度なのかな?」
シスター/素子 :「しかた、ないわね」
シスター :この偽乳ミサイル野郎と思いつつも、紅茶を飲みほします
GM/シンシア:「これでもフェアな提案をしているつもりだ。‥‥キミは私の同類だからね」
シスター :グビグビッ
シスター :ビクビクッ
GM/シンシア:「‥‥よし。交渉成立だ」
シスター/素子 :「さ、飲んだわ」
シスター/素子 :「洗いざらい話してもらおうかしら」

GM/シンシア:「‥‥もう一度告げよう。“シスター・ソフォーラはもう居ない”」
シスター/素子 :「‥‥そう」
シスター/素子 :「そうなのね」
シスター :諦めた表情でため息をつく
GM/シンシア:「キミが見たあの“焼け跡”‥‥」
GM/シンシア:「あれは、彼女がずっと守りぬいてきた大切な絆の場所‥‥“墓標校舎”と呼ばれていたモノだ」
シスター/素子 :「知ってるわ。わたしはそこにいかなきゃいけなかったの」
GM/シンシア:「あそこが失われた理由はひとつだけ。‥‥あの場所を必要とする者が居なくなったからだ」
シスター/素子 :「どういうこと?」
GM/シンシア:「酷い事件だった。‥‥左腕はまだ見つかっていないらしい」
シスター/素子 :「事件?事件って何なのよ!?左腕!?誰の!誰の左腕よ!?」
GM:GM/シンシア:「頭部は無残な状態だった。‥‥もうヒトの形をとどめていなかった。肉の塊ですらない」
GM:GM/シンシア:「ただ‥‥ “左腕”だけが見当たらないんだ」 ここで鋭く素子を見る。
GM:GM/シンシア:「先程、私は告げたな? 1つ尋ねたいことがあると」
GM:GM/シンシア:「質問の内容は“シスター・ソフォーラから預かったものはないか?”だ」
シスター/素子 :「ありません」 きっぱりと真っ直ぐな目で。
GM/シンシア:「‥‥‥‥」
GM/シンシア:「‥‥そうか」 肩の力を抜いて。「ならばいい」
シスター/素子 :「それで?伝えたいことがあるんでしょう?」
GM/シンシア:「‥‥マーキュリーは使い手の死と共に消える。次の“担い手”が現れるまで」
GM/シンシア:「そうすることで、彼女は‥‥シスター・ソフォーラは奴らを出し抜いたのかもしれないな」
GM/シンシア:「ふふ。私自身がそう思いたいだけかもしれない。何の根拠もない、ただの願望だが」
GM/シンシア:「失礼。伝えることがもう1つある。だが、その“意味”は聞かないでほしい」
シスター/素子 :「ちゃんと話して頂戴」
シスター/素子 :「気が狂ったのかと思ったわ」
GM/シンシア:「2つ。‥‥“発見された残骸は『本物の』シスター・ソフォーラ『かもしれない』”」
シスター/素子 :「本物? 何を言っているの? シスターはシスターよ!」
GM/シンシア:「今から半年前のことだ」
シスター/素子 :「半年前?」
GM/シンシア:「一人の少女が失踪した。名前はミツコ。草尾ミツコ。‥‥私の友人だった」
シスター/素子 :「‥‥‥‥」
GM/シンシア:「彼女には恋人が居た。なかなかユニークな人物だったが、とある事件の犠牲となって生命を失った」
GM/シンシア:「その後、彼女は消えた。不思議なことに、学院には彼女の在籍記録が何一つ残されていなかった」
シスター/素子 :「‥‥‥‥」
GM/シンシア:「やがて、夏休みが明けて。3年B組の担任教師、シスター・ソフォーラの様子が妙だという噂が流れた」
シスター/素子 :「‥‥あの人は前から変だったわ」
GM/シンシア:「確かに、この学院は教師も生徒も個性的だからね」 苦笑しつつ。
GM/シンシア:「だが。‥‥一目見てわかったよ。彼女だった」
シスター/素子 :「まさか」
GM/シンシア:「どうやったのか。“本物”がどうなったのかもわからない」
GM/シンシア:「無論、問い詰めたさ。何の企みがあるのかと」 だが、まぁ、あの調子でね。肩をすくめつつ。
GM/シンシア:「そして、今回の遺体発見だ」
シスター/素子 :「‥‥‥‥」
GM/シンシア:「持ち去られたのは左腕。‥‥“指輪の痕跡”を隠すためかもしれない」
シスター/素子 :「‥‥じゃあ!」
GM/シンシア:「手がかりが少なすぎる。安易に結論は出せないよ」
シスター/素子 :「でも!“わたしの”シスターはもしかすると」
GM/シンシア:「ただ‥‥そうだな。もう“シスター・ソフォーラ”には会えないのだろう。私たちは」
GM/シンシア:「‥‥‥‥」
シスター/素子 :「生きてるかも、しれないんでしょ?」
GM/シンシア:「‥‥‥‥」
シスター/素子 :「だったら、関係ない」
GM/シンシア:「‥‥‥‥」
シスター/素子 :「お姉さま(シスター)はお姉さまだもの」
シスター/素子 :「ミツコであろうとなんであろうと」
シスター/素子 :「お姉さまはお姉さまなの」
GM/シンシア:「‥‥強いな。キミは」
GM/シンシア:「‥‥私の同類だと思ったが‥‥キミの方が数段強いようだ」 ククク。「侮って悪かったよ」
GM/シンシア:「あの女の“被害者”同士、仲良くしようじゃないか」
シスター/素子 :「いやよ。お姉さまはわたしのものだもの」
シスター/素子 :「あなたが諦めてくれるのなら、かまわないけど?」
GM/シンシア:「おやおや」 再び肩をすくめる。最近、このジェスチャーばっかりだな。立ち絵の問題か?
シスター/素子 :「たとえ、このお茶の力で記憶が奪われても、この気持ちは奪われはしない」
シスター/素子 :「きっと私はこの気持ちに従ってお姉さまを探しに行くわ」
GM/シンシア:「‥‥‥‥」
シスター/素子 :「きっと‥‥いえ、必ず」
シスター/素子 :「あなたにそれができて?」
GM/シンシア:「‥‥私には夢がある。かつて、ミツコが応援してくれた夢だ」
シスター/素子 :「夢?」
GM/シンシア:「私はそれを貫き通してみせる」 この絆は誰にも否定させない。絶対に。
GM:そう告げる、彼女の瞳は誇らしげだった。
シスター/素子 :「そう、じゃああたし達はライバルってわけね」
シスター/素子 :「でも、勝つのはあたしよ」と手を差し出す
GM:その言葉にシンシアも苦笑を浮かべ‥‥ 握手に応じる。
GM:そして。ためらった後に告げた。
GM/シンシア:「‥‥キミが見つけた希望を否定するわけじゃない。だが、やはり知っておいた方がいいだろう」
シスター/素子 :「何を?」
シスター/素子 :「私はお姉さまがヒトゴロシだって愛しているわ」
GM/シンシア:「これだ」 懐から封筒を取り出す。
GM/シンシア:「‥‥こっそり現場から持ち出した。おそらく捜査記録にはこの存在は残っていないだろう」
シスター/素子 :「これは?」
GM/シンシア:「‥‥‥‥」 無言で渡す。
シスター/素子 :(封が、開いてる)
シスター :中身を開きます
GM:そこには。筆圧がばらばらで、少しいびつな文字が並んでいた。‥‥手紙だ。

- 
拝啓 シンシア・ヴィルジッツ様

 まずは生還おめでとうございます。 
 さて、聡明な貴方ならお気づきでしょうが‥‥
今、あなたの生命を支えているのは、私のマーキュリーである「闇薔薇十字の指輪」の力です。
おかしいでしょう? このちっぽけな指輪に、亡くなった人を簡単に生き返らせる力があるなんて。

 この指輪は常に「薔薇十字を根絶せよ」と私に訴えかけてきます。
私はこの言葉に、その狂気に逆らえません。この手紙を書く途中も何度も指輪の妨害を受けました。

 確かに私は過去の一件で、薔薇十字にまつわる全てを恨んでいました。
しかし、この指輪に宿る呪いはその比ではありません。

 指輪戦争で死んでいった全ての人々の無念。それが‥‥影のように。指輪を帯びた者の身に寄り添い、
その目に、その耳に、その心に。訴え続けるのです。並の人間なら数秒で発狂することでしょう。

 私はこの狂気の声を少しでも鎮めるため、黒薔薇騎士団の本拠地「墓標校舎」に向かいます。
もし、私が帰らなかったら。私の生徒たちのことをよろしく頼みます。特に菱沼=リディア=素子を。

 彼女はどうやら件の「エスカロップ教授」に関わりがあるようです。
指輪の思念は、彼女を自分達の側に引き込もうとしています。私はこの指輪を止める術を知りません。

 どうか、彼女がこの戦争に巻き込まれないよう便宜を図ってください。
図々しいお願いだとは分かっています。が、あなたが彼らと同じ学年であることにフレアの導きを感じました。
こんなことを頼めるのはあなたしかいないのです。

 もう、私は引き返せません。貴方を残していく私をお許しください。

                                        敬具
XXXX年XX月XX日
                                    草尾 ミツコ

GM/シンシア:「‥‥筆跡が、違う」 彼女本人のものとは断定できない。
GM/シンシア:「内容も、かなり支離滅裂だ」 捜査をかく乱する意図でねつ造されたものかもしれない。
GM/シンシア:「これについては、正直、‥‥どう判断してよいか分からない」
GM/シンシア:「だが。宛先は私だ。だから、私が持っておくさ」
シスター/素子 :「ずるいわね。あなただけ」
GM/シンシア:「‥‥いつか。本当のことを教えてもらえる時がくるかもしれないし、な」
GM/シンシア:「キミは“何も預かってはいない”のだろう?」 にやり。
GM/シンシア:「なら、そういうことだ」
GM/シンシア:「‥‥以上だ。引きとめて悪かったな」
シスター/素子 :(「エスカロップ教授」、一体だれ?)
シスター/素子 :「いえ、とても為になるお話だったわ」
シスター/素子 :「今後の為に、ね」
GM/シンシア:「おや。てっきり恨まれるかと思っていたが」
GM/シンシア:「‥‥まぁ、好きにするさ。キミの道行にフレアの導きがあらんことを」
GM:そう告げる、彼女の表情は。‥‥悔しいがステキな笑顔だった。
シスター/素子 :「それでは、ごきげんよう(また会いましょう)」

 シンシア=ヴィルジッツはいつか到達するだろう。彼女の“真実”に。
その道がどれだけ困難であろうとも。彼女は笑って乗り越えていくに違いない。
彼女は知っている。愛されていると。愛していると。‥‥それだけで十分なのだ。

 ** ** **

GM:ロケット部の研究室を離れてしばらく後。
GM:素子は、己の記憶の一部がぽっかり抜けていることに気づく。
GM:だが。それを埋めようとは思わなかった。なぜか、心の中に充実した想いが残っていたからだ。
GM:きっと自分は何かを得た。そして、歩きだしている。ならば‥‥
シスター/素子 :「わたしには」
シスター/素子 :「探さなきゃいけない女(ひと)がいるから」

 ‥‥いつか、めぐり逢う。未来へと歩み続ける限り。

シーンEND

+ 舞台裏2