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***ストーリー
アルガーンの島に、ミルタナ王ロバール3世とその手勢が上陸して以来、戦乱はまるで油に浸された布のように南方諸島を覆い尽くしていた。
南海の果てにある穏やかな島フェシルの村でさえも、その脅威から逃れることはできなかった・・・
僻地での冒険を終えて帰還したとき、主人公の眼下には、炎に包まれるフェシルの村が・・・
ミルタナ王の旗を掲げてフェシルの村を襲撃した謎の軍勢が去っていくのを、彼は、憎しみに満ちた目でただ見送るしかなかった。
彼は復讐を胸に抱いて破壊された故郷を後にするが、フェシルの村が襲撃されたのは、単に独裁的な王の気まぐれによるものではなく、邪悪な力が存在するということに
気づきはじめ、真の戦いの意味を知ることに。世界への入口に身を潜めている邪悪な力・・・
その力は南方の島々のみならず、全世界のすべての人々を危機に陥れようとしている・・・
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本作の主人公は,ごく平凡な男。とくに名前も決められておらず,プレイヤーが自由に指定できる。そんな主人公の暮らす村がモンスターに襲われ,壊滅的な被害を受けたところから冒険はスタートする。
主人公が暮らしている村は小さな島にあり,最初は島の中でこまごまとしたクエストをこなしつつ,ゲームのルールや基本システムを学んでいく。島は実時間で2時間もあれば一周できるほどのサイズなので,あくまでもチュートリアル用という扱いだ。
JoWood Productionsの広報担当であるClemens Schneidhofer氏は,グラフィックスに対するこだわりに注目してほしいと語っていた。ゲームの中での生活感を出すために,徹底的にリアルさを追求したということだ。同社が新たに開発したというゲームエンジンでは,遠くの木々なども細かく描かれ,雨の表現などもリアルだ。さらに,単にグラフィックスのディテールにこだわっただけでなく,ゲーム内で雨が降れば洗濯物を取り込みに家に帰る人が現れるなど,そういった部分にもこだわりが見られる。
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“Gothic”シリーズは,JoWooD Productionsが手がける,日本でも固定ファンの多いドイツ産アクションRPGシリーズだ。ファンタジーの世界観で構築された広大なマップを冒険し,訪れる先々で多種多様なミッションをこなしていくオープンワールド型の作品として,ヨーロッパを中心に非常に高い人気を誇るシリーズである。前作「Gothic 3」は“Oblivionキラー”としても注目されていたため,シリーズのファンならずとも“洋ゲー”ファンなら一度くらいはその名を耳にしたことがあるだろう。
その最新作「アルカニア ゴシック 4」は,シリーズで初めてコンシューマ機向けにも展開される作品となる。キャラクターの成長要素や300以上にのぼる大量のクエスト(コンプリートには80時間ほど必要になるとか)といったシリーズの特徴はそのままに,太陽の動きに合わせてさまざまな表情を見せるオープンワールドに,天候からの影響まで受けるというダイナミックなAIを搭載するなど,大きな進化を遂げているという。まさに“人気シリーズの正統進化が見どころ”といったところだろう。
なおローカライズについては,PC版,Xbox 360版共に,日本語字幕が用意されているとのこと。“洋ゲー”ならではの重厚な雰囲気を味わいながら,謎の散りばめられたオープンワールドを冒険できそうだ。
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サイバーフロントはプロモーションムービーを公開した。ムービーでは,本作の特徴となるさまざまなフィーチャーが映像と日本語字幕で説明されているので,見ているだけでアルカニア ゴシック 4がだいたい分かってしまうという便利なものになっている。
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アルカニアは膨大なテキスト量を誇るシングルRPGだけあり,何よりローカライズの質が気になるところだ。日本語版では会話が日本語字幕の表示に対応しており,NPCとの会話は内容をしっかり理解できるし,UIまわりやアイテム名もしっかり日本語に置き換えられている。筆者のように英語が苦手な人でも,まったく安心して遊べるクオリティだ。フォントのサイズやカラーも見やすく,丁寧な翻訳作業が行われていることが分かる。