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「剣道 練習法」(2011/02/25 (金) 11:18:06) の最新版変更点
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■なにごとも基本から
まずは基本を覚えましょう。基本が出来ていないのにいきなり高度な技はできません。
まずは基本動作を丁寧に憶えるところから入ります。
■構え
●まずは竹刀を持つ
竹刀の弦を下にして右手に持ちます。相手と向き合う時は竹刀を左手に持ち替えますが、体の正面で竹刀を立てて握り替えます。左手で竹刀を持つ時も、右手の時と同様に弦を下にして刀身を軽く握ります。
●立礼
竹刀を下げた状態から相手に注目し上体を腰から約15度前後前に倒します。首だけを曲げたりしないようにしましょう。
●正座
座る時は左足を引いて左膝から座ります。背筋を伸ばして両膝を少し開き、両手は軽く太ももの上に置きます。
立つ時は腰を上げて両足の爪先を立て、右足から静かに踏み出して立ちます。
左足から座って右足から立つ。この「左座右起」が正座の基本です。
●座礼
正座の状態から左手、右手の順に前に出し、八の字になるように床につきます。そして静かに頭を腰から下げます。
●中段の構え(正眼の構え)
中段の構えは基礎の構えであり、剣道の構えの中で一番大切な構えです。
左手で竹刀の柄の端を持ち、右手で柄の先を持ちます。左のこぶしはヘソの前から握りこぶし1つ分程度のところにつけ、竹刀の先端は相手の喉元あたりにつけます。
両足は右足が前、左足を後ろにし、平行に後ろに開き、間隔は一握り程度にします。右足のかかとの線が左足の爪先くらいになります。左のかかとを少し浮かし、右のかかとは紙一枚分程度浮くか浮かないかくらいです。体重は両足に平均にかけ、両膝は張らず曲げず弾力を持たせます。
手は左手の小指に一番力を入れ、親指や人差し指は軽く添える程度にし、右手はやんわりと小指に少しだけ力を入れた状態にします。「左手に傘をさし、右手に小鳥を掴んでいる」ような気持ちで竹刀を持ちます。
目は基本的に相手の目を見て相手の動きを掴みます。
●上段の構え
中段から右足を大きく踏み出して振りかぶると右諸手上段となります。
左足を大きく踏み出して振りかぶると左諸手上段となります。
他に、片手で構える右片手上段と左片手上段があります。
上段の構えは攻撃の構えで、気位を高くし堂々としなければなりません。相手の隙があればすぐに竹刀を振り下ろして一気に攻撃をかけます。気持ちで負けていては上段の意味はありません。
●下段の構え
中段から剣先を相手の腰下あたりにつけます。これが下段の構えです。
下段の構えは守りの構えで、相手が出られないように自分を守りながら相手に隙ができたらすぐに攻撃の姿勢に移します。
●八相の構え
中段から左足を踏み出して体を右斜めに開き、右こぶしを右肩につけて竹刀を少し後ろに倒します。
●脇構え
中段から右足を引いて体を右斜めに開き、竹刀を立てながら右脇に下ろします。左こぶしを腹の下につけ、右こぶしは右腰にきます。
以上が構えの基本ですが、八相の構えと脇構えはほとんど使われません。基本は中段であり、最も有効な構えが中段であることを覚えておきましょう。
■足さばき
足さばきに関しては「剣道理論」で詳細を見て下さい
■素振り
●上下素振り
竹刀を振りかぶって右足を出しながらそのまま真っ直ぐ膝の位置まで振り下ろし、左足を引きつけます。次に、同じように振りかぶって左足から下がりながら振り下ろし、右足を引きつけます。
●前後正面素振り
竹刀をゆっくり振りかぶって、右足を出すと同時に素早く打ち下ろし、すぐさま左足を引きつけます。打ち終わった竹刀の位置は面の位置になり、振りかぶった時は手の内に力を入れず、打ち下ろした瞬間に手の内を絞り込みます。これを前進後退1回ずつ繰り返します。
●斜め素振り
上下素振りと同じ動作に、振りかぶった時の手の内の返しを付け加えます。左こぶしは常に正中線を通り、斜め右または左から打ち下ろして、打ち下ろした位置は膝のあたりで正中線上に剣先がくるようにします。
●前後左右面素振り
前後正面素振りに手の内の返しを加えたものです。打ち下ろした位置は右面もしくは左面の位置になります。
●開き足での左右面素振り
前後左右面素振りの足運びを開き足にします。左右交互に足を開いて打ちます。
●三挙動素振り
1中段構えから竹刀を振りかぶる。2前へ踏み出しながら竹刀を振り下ろす。3下がって中段の構えに戻る。
という3動作を一つ一つ動きを止めてしっかりと行うものです。
●一挙動素振り
三挙動素振りの動きを、つなげて一連の動きにします。
●跳躍素振り
初心者にとってはこれが一番難しいと思われます。
中段から竹刀を振り上げ、左足で床を蹴って右足を前に出しながら跳躍し、竹刀を素早く振り下ろします。着地と同時に竹刀が振り下ろしきった状態になり、手の内を絞り込みます。右足で床を蹴って後ろへ跳躍しながら竹刀を振り上げます。着地と同時に振りかぶりきった状態になります。これを繰り返します。
最初はゆっくりやりながらコツを掴み、だんだん速くしていきましょう。
参照:剣道の練習法より
http://www.cyber.kbu.ac.jp/club/kendo/kendology6.htm
榎本劍修堂 / 劒人倶楽部
埼玉県さいたま市見沼区大谷399
[[剣道 通販>http://www.kenshu-dou.jp/]] / [[竹刀 通販>http://www.kenshu-dou.jp/products/list.php?category_id=14]]