8月。北海道は函館市から見て西北西に位置する「奥島」。日本海にぽつんと浮かぶこの奥島にある私立奥島学園女子高等学校は大政奉還のさなかに創設され、その校風は品行方正質実剛健を旨としている。また生徒の自主性の尊重のためおよそ100を越える部活動がある、生徒総数3000人の由緒正しい高校である。また、島にあるという土地柄、教職員はもちろん生徒も島にある寮で生活をしている。そこでの暮らしはと言うと、学校を卒業した生徒曰く「1日1本しかない定期便に、海流の影響で滅多に晴れがない天気。そこさえ除けば最高のリゾート」とのことで、概ね過ごしやすいらしい。それを証明するかの様に、雲一つない、押しつぶされそうなほど青い空。その青い空に燦然と輝く太陽の光が、水面を照らし、さながらプリズムの中心にいるようだった。奥島に生い茂る木々は、歌う様に緑色をざわつかせ、爽やかな風がそれに呼応していく。そんな風景の中に、ノイズが混じるザザッ、ザザッと、風を纏って波間をぬって、静かに静かに混ざっていく。不思議と言う名の、荷物を背負って。少しずつ、少しずつ、着実に・・・<室町翼1(タイトル後日決定)>室町翼は困惑していた。何で皆が授業を受けてる時間に、校内で人に追われているのか。何で全身に白いペンキをかぶっているのか。そんな事も忘れるぐらい、室町翼は困惑していた。「っはぁ、はぁ…しつこいのよっ…!!」後ろを振り返り、まだ追いかけてくる影がいない事を確認して、適当な壁にもたれかかる。「ほんっとうに面倒…文化系なのよ私…」校内といえど随分と走ったのと追われてる緊張感から上がりきった心拍数を下げていく。「あー何で私がこんな事…」頬を汗が伝う「何でだっけ」呼吸の落ち着きとともに、翼の脳内につい1時間ほど前の光景が浮かんできた。———1時間前・教室結衣はさておいて、翼はそこまで友達が多い方でもないためよくありがちな”女子の派閥”というのにも属せず、そのため昼食は大抵結衣と摂っていた。因みに、今日のお弁当は”オリジナル茶白弁当”。揚げ物とご飯のみ。これを見たクラスメイトは「男らしい」と必ず言うことで定評がある弁当だ。一方結衣はパン。こう見ると見た目にそぐわず可愛らしいがフランスパンを丸まる一本丸かじりだ。真面目で通ってる翼と、噂好きな結衣とでは評価が正反対だけれど、案外食事に関してはベクトルは違うが絶対値が同じなのかもしれない。そんな、フランスパンを一本丸かじりしていた結衣が思い出したように身を乗り出して話しかけた。「美幼女?」「そうそう、これ見て!」そう言って、結衣は画面を翼に向ける。画面には、最近クラスで流行っているtwitterの画面だった。奥島学園女子高等学校は、奥島と言う立地の関係上娯楽が少ないため自然とネットが娯楽となる学生が多くなり、結果として生徒の間のtwitterユーザー率は脅威の98%越えをたたき出していた。ほぼ学生の全員が使っているTwitterは、コミュニケーションの必須ツールとなっていた。もちろん、結衣も翼もtwitterユーザーだ。「で、どれを見ればいいの?」「これこれ!」「何々…『白い服着た幼女を発見』…何それ」「そのまんまなの!」「いや、そのまんまって言っても…だからどうしたのよ」「その次のツイートも見て!」「えーっと・・・『その幼女になんかペタッとするもので触られた』・・・何これ」「だーかーら、そのまんまだって」「いや、別に特段驚くことでも」「それがね、このリストの名前見て!」「リスト名?…『Tomodati_gakkou』…ウチの学校の人たちを集めたリストってこと?」「そうそう!ってことはつまり」「白い服着た幼女が校内にいると」「その通り!さすが翼ちゃん察しいいね!」そうなると話は違ってくる。ここ、奥島学園女子高等学校は全寮制の女子校で、基本私服は認められていない。そして制服は紺のブレザーだ。となると、白い服を着た人間なんて先生ぐらいしかいないのだ。そもそも、この学校には”幼女”にカテゴライズされる人間はいない。「でも、そんな珍しいわけじゃないでしょ?先生のお子さんか何かじゃないの?」「まさか!さっき先生に聞いたけどそんな子供いる人いないって言ってたよ!」「あんた聞いたの?」「うん」「…ま、いいわ。それで?」「それでね、じゃあ何なんだろうって考えたら、こんなの出てきたの」そう言って結衣は、Twitterの次に見ているらしい「都市伝説」を集めたサイトを見せた。「わたしね、その女の子はこの"白い影"何じゃないかって思って」「ふうん」そのサイトの内容を要約するとこうだ。「白い影」と呼ばれるその都市伝説は、静かに忍び寄りそして非常に幼稚な、実例を挙げると膝かっくんとか水をかけるだとか、そういった悪戯をして最後には幼い女の子のような笑い声を残して去っていく、という都市伝説だ。もちろん、姿を見た者はいない。という、まぁよくあると言えばよくある話だった。「んで、なんでその白い服来た幼女が白い影なのよ。そもそもいるかどうかもわかんないのに」「絶対そうだって!!」「いやだって、白い服来た女の子なんてこの島にいるでしょ。まぎれこんだんじゃないの?」「まっさかー。だってここ、生徒以外いないんだよ?」「元々この島に住んでた人がいるでしょう。そりゃ数は少ないけれど、その中に女の子ぐらい・・・」「いないよ。だってここ、生徒がいなかったら限界集落だもん。この島に元から住んでる人って、皆60越えたおじいちゃんおばあちゃんだよ?その人達に子供がいると思う?」「いやほら、孫かも」「だったらそのお父さんお母さんもいるはずでしょ?そんな話聞いたことないなぁ」「青春18切符みたいに一人で来てるのかも」「電車ならまだしも、こんな離島に一人で寄越す親はいないよ」「じゃぁ・・・実の子供?」「それこそあり得ないよ。一応、出産の最高年齢は世界で66歳、日本で60歳みたいだけどそんなの例外中の例外でしょ?」「・・・まぁ、そうだけれど」結衣は、こうやって翼を言い負かすことがある。口喧嘩をしたとしても大抵は翼が勝つのだけれど、時折翼も舌を巻くほどの知識を披露する。出産の最高齢なんて私はすぐに出てこない。「でも、だからってその女の子が白い影、ってことはないんじゃない?」「いやいや、”女の子のような笑い声”に白い影、っていう名称。この二つが「白い服着た女の子」とぴったりじゃん!!図形の証明ならもうQ.E.D.だよ!!」Quod Erat Demonstrandum、かく示されたと言っても誰が聞いたって違うと言うであろう結衣の言葉に「そういう所が甘いのよね」と思いながら適当に相づちをうつ。「ま、どうせビニールか何かと間違ったんでしょ?」そう言い放った瞬間、翼は気づいた。さっきまで騒がしかった教室がしん、と静まり返っていたことを。クラスメートの視線が教室の廊下に集まっていたことを。目の前の結衣の大きな瞳に、隠せない高揚感が宿っていることを。翼は、視線を廊下の方に向けた。そこには、廊下から教室を覗き込んでいる、白い服を着た幼女がいた。アレを白いビニールだと言うなら間違いなく眼科に行った方がいいだろう。真っ白なワンピースに長い黒髪、目深に被った白い麦わら帽子のせいか表情は読み取れないが直感で笑顔だとわかった。それも、これから悪戯をしようとわくわくする子供の笑顔だ。ざわつき始めたクラスメートをよそに、結衣は隠しきれない興奮を言葉にしてきた。「ね!?ほらいたでしょ!?」「あ、うん。いたにはいたけど…いや、うん」「どうしたの?」「いや、まさかホントにいるなんて」「噂をすればなんとやらってやつよ!」「あんたが言うとなんか面白いわ」「それってどういう・・・」「そのまんまよ」「ひどーい・・・そんなことより女の子捕まえる!!面白そう!!」「あぁもう変なことしてないで、まだお昼ご飯でしょ」「お昼ご飯より面白いことだよ翼ちゃん!!」「どうせ先生がすぐ来るわよ」「その前にっ!」「やめなさいって」「ぶーぶー・・・と見せかけてっ・・・あれ?女の子は?」「えっ?」無駄話をしている内に幼女は消えていた。「結衣、あんたずっと見てたんじゃないの?」「いや、見てたけど・・・」「どっち行ったかわからないの?」「わかんない」「なんで?」「気づいたらいなくなってた」「・・・はぁ?」「そんな顔しなくたっていいじゃん!」「あ、ごめんごめん」「もう面白くなりそうだったのに・・・よし!」そう、何か意を決した顔で結衣は立ち上がりそのまま一目散に廊下へ駆け出した「ちょ、ちょっと結衣!?」「私が探す!」「はぁ!?もうちょっとで授業よ?」「知らない!」「知らないって・・・ちょっと待ちなさいって!」手早く弁当箱に蓋をし、結衣の後を追って教室を出る。廊下に出ると、既に見える範囲には結衣はおらず、どうやら既に階段で上か下に行ったようだった。「もう・・・こういう時はまず情報を集めるところから、ってのは基本じゃないの?」そう独り言をつぶやいて、翼は携帯を開く。画面に表示されているのはtwitterだ。こういう場合にtwitterは情報収集のツールとして抜群に便利だ。カチカチとボタンを押し、情報を募るためツイートする。zen_bay:白い服を着た女児を発見したでござる。情報求む。ツイートをし、結衣と同じく生徒をフォローしてあるリストを確認してリプライ欄を確認すると既にリプライが来ていた。TENG_AHEAD @zen_bay 幼女ktkrwwwwwwwwwzen_bay @TENG_AHEAD 何か情報は知らないでござるか?TENG_AHEAD @zen_bay マジレスすると今校庭wwwwwパンツ幼女校庭wwww嘘じゃないよwwww肯定しますwwwwなんつってwwwwww「この人、学校の誰かなんだろうけど、やけにテンション高いし普段はテキトーなことしか言わないし。まぁでも、反応だけは早いのよね。さすが廃人…」どうやらまだ情報は少ないらしく、しばらくは情報は集まりそうになかった。そもそも「気づいたらいなくなっていた」ことが出来る相手である。いくら速報性に優れてるとは言え、物理的な距離の問題があるため、行ったところで既にいないだろう。———無理にこちらから動くこともないかな。ログを集め、行動を予測し、先回りするのがこの場合の最前だと翼は判断したのか、教室に戻り、自分の椅子に座り、再び昼食を摂り始めた。視線は常に携帯だ。状況は刻一刻と変化している。携帯から目を離す訳にはいかない。場合によってはすぐ動かねばならないこともあるだろう。しかし、刻一刻と変化していると言えどもまだ大きく動く様子は無い。「——腹が減っては何とやら、ってね」全てがゆっくりと、動き出した。<天羽結衣について>ん?天羽さん?えーっと…あ、はいはい。2組のあの子ね。知ってる知ってる。あの子ねー…え?有名なのかって?そりゃ、ねぇ。何か不思議だし。まぁ、同じ学年ってだけで交流したことないけど、あんなに「自分で何もしない子」ってのは初めて見るなぁ。天羽さん中心で全て動かす、っていうか、天羽さんが居る場所が中心になる感じ?あそこまでいくと最早天性だと思うな。生まれながらの世渡り上手、愛され気質のモテ体質ってところかしら。別に男子限定ってわけじゃないけれど、自然と周りに人が集まるじゃない。天羽さんって。ってか男子いないしね。先生?は、まぁ例外でしょう。うん。まぁさておいて、天羽さんって絶対に1人でいないし。いやいや、ホントだって。他の子にも聞いてみてよ。1人でいるところ見たことある人なんてほとんどいないんじゃない?…あ、もちろんトイレとかは1人だけどね。まぁいずれにしろ、あの子は不思議よ。うん。何が一番不思議って、あの子に対する悪口が無いって所よ。だってさ、普通ああいう「周りがちやほやする」って子がいたら、大体は目の敵になったりするじゃない?中学の頃にもああいう子いたけど、本人が回りに何かしてない限り良く思われたりなんてしないし。やっぱり人生ってギブアンドテイクなんだなって思ったんだけど…あ、それはまぁいいんだけどね。とにかく、ああいう子って構ってちゃんみたいな子って往々にして嫌われがちになると思うんだけれど、変な悪口とか聞かないのよ。私?私ももちろん悪い感情なんで抱いてないわよ。にしても何でなんだろう。不思議だわ、ホント。<昼休み終わり>「ごちそうさまでした!」「ごちそうさま」「さ!ご飯食べたよ!昼休みも残り10分あるしさっきの子探しに行こう!」「えー…」「えー…じゃないでしょ!探しに行くって言ったの翼ちゃんじゃん!」「いや、ニュアンスが違うでしょ。積極的に行くなんて言ってないわよ」「嘘だ!」「本当よ」「翼ちゃんのケッチ!」「それを言うなら『翼ちゃんのエッチ』でしょ?」「え?翼ちゃんエッチなの?やーらしー」「そんなんじゃありません!」「ぶーぶー…冗談だって…」そう不貞腐れると、結衣はまた携帯に目を落とした。「ん?」「どうしたの?」「いや、うん、別に…あれ?」「いや、だからどうしたのよ」「あ、うん。ちょっと変なアカウントにフォローされたみたいで。ほら」そう言って、結衣は翼に画面を見せる。「HPLove_craft…?」そのアカウントは、ツイート数は100ちょっとフォロワーが1000を越えていた。アイコンはデフォルトの卵マークで、自己紹介欄には「よろしくお願いします」の一文だけ。「あー、そのアカウント知ってる」「知ってるの?」「うん。私も昨日フォローされた」「で?」「で?って言われても...翼ちゃんと同じだよ」「他には?」「他にはって言われても...うーん...あぁそうだ」「?」「フォローされる前からどこかで見た事が...」「本当に?」そう言って、HPLove_craftのプロフィール欄からツイートの欄に飛ぶ。全部で100ちょっとだったので全部に目を通してみる。別に電波なわけでもなんでもなく、「むくり」だとか「学校なう」だとか当たり障りの無いツイートだった。続いて翼は1万を越えるフォロワーに目を通す。さすがに全てに目を通すのは骨が折れるので、ざっと流し見をする。「へぇ...結構ウチの学校の生徒多いんだね」「まぁ1万もフォローされてればいるよ」「あ、でも芸能人はあんまりいないみたい」「本当だ」「そういえばこの人、よくRTされてるよね」「へぇ...そうなの?」「うん。翼ちゃんみたいに、リストばっかり見てる人はわかんないと思うけど非公式RTでよく見るよ」「ふうん」翼は興味ないながらも、どこか感じていた違和感を拭えずにいた。自分の周りに、点と点がそろっている感覚。繋がりそうで繋がらない違和感。「あーもうそんな事より行こうよ行こうよ!」「・・・本当に行くの?」「もろちん!」「もちろんでしょバカ!」「え、あれ?間違った?もちろん!」「はぁ・・・わざとやってるでしょ」「何が?」「・・・行くわよ」「ちょっと、何怒ってるのよ翼ちゃん!!もー!」すたすたと昼休みの教室を出て、廊下を見渡す。翼達と同じく、昼食を摂ったのだろう、教室で話し込む生徒がたむろしていたり、授業の準備をする先生が小走りで歩いてたり、変わらない日常だ。まるで、幼女騒ぎなんてなかったようだった。「とりあえずさ、人に聞いてみようよ!」「何で?」「いやだって、見てるかもしれないじゃん!」「何分前だと思ってるの?」「・・・あ。いや、でも、もしかしたらもしかするかもよ?」「はいはい」「ねえ、これぐらいの、白いワンピース着た女の子見なかった?」廊下でたむろしていた生徒2人に話しかける。「え?見てないよ?」「何?学生?でも白いワンピースって・・・ウチそういう制服じゃないし・・・」「あ、いや、見てないならいいんだ。ごめんね」「そう?ならいいんだけど・・・」–——見てないか。そりゃそうだよね。時間経ってるし・・・–——下手に探すより、ぶらついてた方が出会える気もするなぁ・・・「結衣、ここは二手に分かれて探す、っていうか、校内をくまなく散策しましょう・・・って、あれ?結衣?」振り向くと、そこにいるはずの結衣がいなかった–——何なのあの子。「ねぇ、結衣・・・天羽さん見なかった?」先ほど「白いワンピースの女の子」について聞いた2人に再度尋ねる「天羽さんって、いつも一緒にいる髪の長い子?」「そうそう私の後ろにいたじゃない」いつも一緒にいるつもりは無いのだけれど、とでも言いたげな笑みを浮かべながら翼は返答する「あーそういえば・・・あれ?」「どうしたの?」「いや、いたのはわかるんだけど・・・」「いなくなった所を見てない?」「うん。あれ?あんた見た?」「いや、見てない・・・気がする」「まぁいつものことだから・・・ごめんね変な事聞いて」「いや、そうじゃなくて・・・そこだけすっぽり記憶が抜けてる気が・・・」「・・・どういうこと?」「私、室町さんに質問されて、その後にまたこいつと話してたのよ」「うん」「その時、確かに室町さんの後ろで暇そうにしてる天羽さんを見たんだけれどその後どうなったかって、全く覚えてないのよ」「・・・?」「ごめんね、ちょっと上手く説明出来なくて・・・感覚的に言うなら・・・」翼はごまかしきれないほどのざわつきを感じていたそしてその正体が、目の前のクラスメートから告げられる「消えた、かな?」その言葉を聞くや否や、翼は走っていた勝手にいなくなるのはいつものことだったが、翼は心の何処かで今回は違うと感じていた「バカ・・・!!」なんだかんだで、結衣は大切な親友なのだ。その親友が「消えて」しまった。いつもと違う、イレギュラーな状況。抑えきれない胸のざわつきを、精一杯推進力に変えて数分前に幼女が進んだ方向へ駆けていくその足取りには、何処か焦りと愛が混じっていた。<翼と結衣を知る人のお話>いやー、それにしても、ほんと室町さんと天羽さんって仲良いよね。え?そうなのかって?知らないの?いやだってさ、いっつも一緒じゃんあの2人。昼ご飯の時も一緒だし、寮の部屋も隣同士だから、天羽さん、だいたいは室町さんの部屋に入り浸ってるし。寝てる時とお風呂入ってる時とトイレ以外は一緒なんじゃない?ってぐらい。いやなんかね、生まれた時から一緒だったみたいなのよ。生き別れの姉妹ってわけじゃなくて、生まれた病院が一緒らしくて。そうそう、誕生日も3日違いじゃない?んで、たまたま部屋も一緒でしかもベッドが隣同士。そこから家同士の付き合いが始まったって室町さん言ってたわ。小学校も中学校も一緒で、あとこれ、信じられないかもしれないけど、この奥島に来る時は室町さんが天羽さんに付いてくる形で入学したみたいよ。信じられないでしょ?私も聞いたときびっくりしたわよ。この学園ってマンモス校じゃない?だから、そんな中で室町さんも性格変わったんでしょうね。どこからその情報仕入れたかって?いやぁ、そんな野暮なこと言わないでよもう。・・・
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