32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 18:15:11.07 ID:c6+K7Lko0 [1/37]
超合金うさぎ「おまんこ!おまんこおまんこ!」

†深淵の闇†「おつんちん!おちんちんうまい棒!」

静かな海底に城をかまえるルルイエはいつになく騒がしかった
普段は海底よりも深く静かな†深淵の闇†が自慢のうまい棒を正眼に構えて持ち、奇声を発しながら国内を走り回っていた

ルルイエ国民はおかしいとは思ったものの
百年に一度の本気を出した後の賢者モードに近い状態にあったため、とくに気にも止めずにいた

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 18:22:08.32 ID:c6+K7Lko0 [2/37]
その次の日には超合金うさぎが姿を消し、そのまた次の日に†深淵の闇†が姿を消し
ルルイエは再び静寂を取り戻す

徐々に普段の調子に戻ってきていた国民達はあの二人は
「童貞をこじらせた」「おかしな宗教に嵌まってしまった」「将来不安で情緒不安定」など
様々な噂が広がったが、ルルイエにとっては細事ですぐに忘れられた

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 18:29:12.03 ID:c6+K7Lko0 [3/37]
同時期のグランベル農耕国
この国でもルルイエと似たような事件が起こる

グランベルでおしどり夫婦と有名なとらねこはむはー夫婦を悲劇が襲った

ある日の朝、はむはーが目を覚まし隣で寝ていたとらねこを起こそうとすると
そこにはとらねこではなく猫の頭にトカゲの身体を持つチャーミングな生物が眠っており、とらねこの姿はどこにもなかった

はむはーは衝撃のあまりに開いた口は塞がらず、恐怖に体は真っ青になってしまった

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 18:35:18.83 ID:c6+K7Lko0 [4/37]
nanacy「これは異常事態だぬ」

とらねこ宅には事件を聞きつけたnanacyとアルンが駆けつけた
とらねこの代わりに寝ていた猫の頭にトカゲの身体を持つ生物は今は目を覚まし床、壁、天井を縦横無尽に走り回っていた
その姿はやはりどこか可愛いげがある

アルン「気持ち悪いから処分しない?」

nanacy「駄目だぬ、この生き物が何なのか分からないと簡単に処分なんて出来ないづら」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 18:42:28.55 ID:c6+K7Lko0 [5/37]
nanacy「この生物を調べてみればとらねこの事が分かるかもしれないから、詳しい人に聞いてみようじぇ」

アルン「詳しい人なんていた?」

nanacy「RKみすとなら何か分かりそうづら」

二人は猫トカゲを捕獲し、グランベルの錬金術師のような名前をしているRKみすとを訪ねることにした

しかし、RKみすともまた姿を消してしまっていた

nanacy「じ、事件づら…」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 18:47:08.49 ID:c6+K7Lko0 [6/37]
RKみすとの部屋を隅々まで調べるも、その姿も手がかりも何も残っていなかった

賢者の石を求めて旅に出たのか、禁忌である人体錬成に手をかけ扉の向こうへ行ってしまったのか
目撃者はおらず、全ては深淵の闇の中である

自分の手に負える事態ではないと判断したnanacyはルルイエの黒豚を頼るしかないと、海に飛び込んだ

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 18:52:35.73 ID:c6+K7Lko0 [7/37]
場面はかわって海底都市ルルイエ

nanacy「た、大変なんだじぇ」

ナナコ「どーしたんですか、穏やかじゃねーですね」

nanacy「とらねことRKみすとが消えてしまったんだぬ!手がかりもなくて手詰まりづら」

ナナコ(これは…)

ナナコはこの語尾は異常だと感じ黒豚に診てもらうことにした

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 19:00:32.61 ID:c6+K7Lko0 [8/37]
ななしなし「」

ナナコ「えっ?黒豚はいねーんですか」

ななしなし「」

ナナコ「安全第一のヘルメットに白タンクトップ作業着で出掛けて行ったってこんな時にバイトですかねぃ」

ななしなし「」

ナナコ「超合金うさぎと†深淵の闇†? そんなのもいやがりましたね」

ななしなし「」

ナナコ「グランベルの件と似ていると言われれば似てますねぃ…調べてみる必要がありそうです」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 19:07:35.45 ID:c6+K7Lko0 [9/37]
ナナコ、nanacyに通訳としてななしなしを加えた三人は協力して行方不明の人達の捜索に出た

ナナコは頭を使う事があまり得意ではない
まずは黒豚の補佐でもある賢者おいいういいに指示を仰ぐことにした

賢者おいいういいは常にその先の先を行く思考回路の持ち主
すげー事を言うけど、ちょっと理解できない時があるよ
つまり今回は思っているほど役に立たなかった

今は中にチューっと注入して外にサッと塗る薬の開発に成功し、新しい育毛剤の開発に取り掛かるところで忙しかった

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 19:12:50.52 ID:c6+K7Lko0 [10/37]
ナナコ「何も参考にならなかったですね」

ナナコは頭を使う事があまり得意ではない
賢者の知恵を頼れないなら文明の利器に力を借りようと考えた

わくわくさんなら行方不明者の位置が特定できるドラゴンレーダー的な代物を作れるんじゃねえの的な
ゆとりを心に持って一行はわくわくさんを頼ることにした

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 19:17:54.53 ID:c6+K7Lko0 [11/37]
ナナコ「という訳で行方不明者レーダーを作りやがれです」

わくわくさん「無理です」

分かりきったことだった
所詮は紙コップやストローなどを本来あるべき姿から歪ませ子供達の笑顔を作り出す程度の人物である

つまりこいつも役に立たなかった

nanacy「どうしたらいいんだづら…」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 19:23:48.52 ID:c6+K7Lko0 [12/37]
ナナコは頭を使う事があまり得意ではなかった

ナナコ「捜査は足で稼げ」

頭を使う事があまり得意ではないナナコはユグドラル大陸の全国を回り行方不明者を捜す事にした

失踪者が行きそうな場所といえば樹海
頭を使う事があまり得意ではないナナコが振り絞って出した答えだ

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 19:31:33.96 ID:c6+K7Lko0 [13/37]
様々な植物が生い茂り、他国との交流をほとんど遮断し国土の100%を占める森を守り続けている自然に溢れた国
月華皇国ミルフィーユ。通称『緑』

森は数多くの自殺者の遺品で溢れていて国民はその遺品を身に纏い生活しているため、国柄に似合わず服装などは近代的である

ナナコ「緑くせー国ですね」

利休「ヒサシブリのエモノか?早くタヒね!タヒね!」

利休があらわれた

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 19:37:05.75 ID:c6+K7Lko0 [14/37]
ナナコ「うるせーモンスターですね、行方不明者を捜しているんですよ」

利休「チガウノカ」

緑国民の利休
野蛮な性格で戦闘力はあるが、侘寂の心など微塵も持ち合わせてはいない

利休「客人なら、茶を振る舞わなければ…さっき死体から盗ってきた飲め」

綾鷹でした

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 19:44:20.65 ID:c6+K7Lko0 [15/37]
意気投合した一行は緑の住み処へと案内してもらい
現在の緑の族長であるにこりに行方不明者について訪ねた

にこり「ん」

ななしなし「」

にこり「ん」

ななしなし「」

にこり「ん」

ななしなし「」

ここには何の手がかりもなかった

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 19:50:49.00 ID:c6+K7Lko0 [16/37]
深い理由もなく利休が仲間に加わり捜索隊はイー事がありそうな東を目指す

東には夜姦病棟[百合]がある。一応国である
百合には占医師アプリコットがいる

胡散臭いことこの上無いが、こんなものでもないよりはマシであった

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 19:58:04.96 ID:c6+K7Lko0 [17/37]
百合の領土に足を踏み入れてから数分、百合国民と思われる者達がナナコ達の前に現れる

蓮華「ナナコ様ですね、お待ちしてました」

さみだれ「アプリコット様がお待ちです」

ナナコ「迎えとは準備がいいじゃねーですか」

ネル「皆様が百合を訪れることはアプリコット様が予知していました」

nanacy「すごいぬ!やっと役に立ちそうな人が出てきたづら!」

一行はアプリコットの右腕三人衆に案内され
アプリコットの待つ和の情緒溢れるヨーロピアンなゲルへとやってきた

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 20:08:13.59 ID:c6+K7Lko0 [18/37]
アプリコット「月が赤い…終末の刻が…」

さみだれ「アプリコット様は月が赤くて興奮しておられる」

ナナコ「そんなこたぁいいんで早く行方不明者の居場所を教えやがれです」

アプリコット「いいよー」

アプリコットは水晶玉に両手をかざすといやらしい手つきで水晶玉を撫で始めた

アプリコット「アウリーノコッド・アースナニュオス」

呪文を唱えて水晶玉を覗き込んだ
アプリコットは水晶玉に映る自分の顔を見て酷く落ち込んだ

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 20:16:13.87 ID:c6+K7Lko0 [19/37]
アプリコット「五条…五条の地にあなた方の助けになる…何かを感じる気がします。多分…」

nanacy「大丈夫なのかぬ…」

ナナコ「いつも通りとりあえず五条に行っておくべきでしたねぃ」

アプリコット「そろそろ移動にもパターンが必要でしょう。
わたしの力で皆さんを五条まで飛ばします」

アプリコット「オジョーグ・エボット」

呪文を叫ぶとナナコ達は光に包まれた

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 20:23:27.41 ID:c6+K7Lko0 [20/37]
眩い光に包まれて目が眩んでいる隙に右腕三人衆がナナコ達を運ぶ離れ業で五条へと移動した
人数の都合で利休はここで仲間から外れる

五条。以前は多くの人々が暮らす豊かな国だった
現在はナナコのメテオと度重なる自然災害により荒れ果て、世はまさに世紀末

今では他国との交流もなく草木も育たぬ死にゆく大地と呼ばれていた

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 20:30:44.81 ID:c6+K7Lko0 [21/37]
レッドバロス「お前はナナコ!」

レッドバロスがあらわれた
この国ではそこら辺にいるゴロツキがレッドバロスと呼ばれている
レッドバロス本人とは無関係のザコモンスターである

レッドバロス「死ねえ!」

レッドバロスはやられ役のようなセリフを吐きながら蹴りかかってきた

ナナコ「あたたたたたたたたたた!」

ナナコの拳があらゆる角度から数百数千と高速で打ち込まれる
レッドバロスは髪の毛一本残さず消えてなくなった

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 20:38:14.61 ID:c6+K7Lko0 [22/37]
ナナコ「雑魚ですね」

レッドバロスB「一匹だけだと思うなよ」

レッドバロスC「私の代わりはいくらでもいるもの…」

レッドバロスBCDがあらわれた

nanacy「どうするんだぬ!こいつら無限にわいてくるじぇ」

ななしなし「」

レッドバロスに囲まれ絶体絶命のその時、大地が大きな音をたてて激しく揺れ始めた

レッドバロスD「地震こわぅ…」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 20:44:44.52 ID:c6+K7Lko0 [23/37]
五条の民は度重なる災害で地震がトラウマとなっていた
レッドバロス達は滅びた

ナナコ「なんとかなりましたねぃ」

nanacy「それより地震が大きくて死ぬかと思ったづら」

ラオウ「ここ最近は今みたいな大きな地震が多い」

ナナコ「ラオウじゃねーですか、まだ五条にいたんですか」

ラオウ「俺は五条を出るつもりはない。今のところは」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 20:50:58.74 ID:c6+K7Lko0 [24/37]
ナナコ「大きい地震が多いって近いうちに大規模な地盤沈下でもするんじゃねーですか」

ラオウ「それでも俺は五条に残るよ。今のところは」

ななしなし「」

ラオウ「行方不明者?知らないな、五条に他国の者が来る事はほとんどない
もし入ってきたとしたら俺に報せがくるはずだ」

nanacy「ここでも手がかりゼロかぬ…」

ナナコ「やっぱりインチキ占い師でしたねー」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 20:56:31.52 ID:c6+K7Lko0 [25/37]
ナナコ「最後は変態ですねぃ」

変態紳士教団
ぺろぺろの復活で混沌さをより増し増しした変態という名の紳士達の国

nanacy「ここの人達は真面目に話を聞いてくれるか不安だぬ」

ぺろぺろ「なんだお前ら珍しい組み合わせだなー」

ななしなし「」

ぺろぺろ「行方不明者?その4人ならネバランで見たぞー」

ナナコ「えっ?」

ぺろぺろ「えっ?」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:03:26.50 ID:c6+K7Lko0 [26/37]
ぺろぺろ「だからその四人ならネバランで見たお」

ナナコ「はい?」

ぺろぺろ「はい?」

ナナコ「いえ…おかしなことが続きすぎて感覚が麻痺してやがりました」

nanacy「やっと進展したじぇ!ぺろぺろさんありがとうだぬ」

ナナコ「早いところネバランに行って全員連れ戻してやりましょう」

ぺろぺろ「よく知らないが頑張れおー」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:10:33.08 ID:c6+K7Lko0 [27/37]
ナナコ一行が夢の国ネバーランドに着くと、ネバーランドの入口に行方不明になった四人がボロ雑巾のように捨てられいた

nanacy「酷いづら…誰にやられたんだぬ」

RKみすと「な、な……」

それだけ言い残すとRKみすとは気を失った
超合金うさぎ、†深淵の闇†、とらねこも同じように気を失っていた

RKみすとの言い残した犯人の頭文字と思われる『な』
それはこの場にいる三人全員に当てはまる事だった

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:18:02.61 ID:c6+K7Lko0 [28/37]
ナナコ、nanacy、ななしなし
ここまで力を合わせてきた三人が疑心暗鬼に包まれたのか、やや距離をとってお互いの表情を伺う

三人が三人共に行方不明者が出た国の住人
今まで怪しい素振りがなくとも疑わずにはいられない状況

しかし、三人はお互いをまったく疑っていなかった
三人の頭の中には既に共通の犯人が浮かんでいたからだ

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:25:17.72 ID:c6+K7Lko0 [29/37]
その通り、namakoだ

namako「気付いてしまったようだな」

ナナコ「出やがりましたね、やっぱり犯人はオメーでしたか」

nanacy「最近出過ぎづら!」

ななしなし「いや、違う」

ななしなしが一瞬でnamakoの懐に飛び込んで一閃。光速の肘がnamakoの胴体にめり込んだ

そして、大きく開いたnamakoの口から金色に光る玉のようなものが出てきた

ヴォルデモートの頭だった

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:31:58.00 ID:c6+K7Lko0 [30/37]
ヴォルデモート「私の存在に気付くとはやるな」

ナナコ「ハゲじゃねーですか、何が目的でこんなことしやがったんです?」

ヴォルデモート「そいつらには持っているロプトを全て吐き出してもらった」

ナナコ「ロプト?一体ナニに使うつもりなんです?」

ヴォルデモート「空を見ろ!赤く光る星はロプトのエネルギーを抽出した死の星だ
あれを落としてこの大陸全土を私の頭や五条のような不毛の地にするのだ」

ナナコ「バカな事ばかり思い付きやがりますね」

正気を取り戻したnamakoはひっそりと海へ帰った

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:37:37.05 ID:c6+K7Lko0 [31/37]
ヴォルデモート「本はといえばナナコ貴様が悪いのだ
貴様が五条をあんな風にした復讐なのだ
他国の連中を恨むならナナコを恨め!もう誰にも止めることは出来ない
数時間後にはユグドラル大陸は終わりなのdヘブシィッ!!!」

ななしなしの光速の拳がヴォルデモートの顔面をとらえ、髪の毛一本残さず消え去った
元々残っていなかったが

ナナコ「これは困りましたねぃ」

nanacy「どうしたらいいんだぬ!今度こそどうしようもないづら!」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:44:57.68 ID:c6+K7Lko0 [32/37]
この話はすぐに大陸中に広まり皆が絶望に包まれた
だがその時、忘れ去られていたカレーからキリカが立ち上がった

キリカ「私たちが」

ちか「みんなを~♪」

スなんとか「うぇひひ!」

さみだれ「守って」

撫子「あ、あげるんだよ」

こんな時にアイドルグループが結成された

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:50:54.17 ID:c6+K7Lko0 [33/37]
アイドル達は歌い踊った
世界の事などまったく考えずにただただ自分を売るために

スなんとか「うぇひひ!スなんとかが世界一可愛いの!」

我先にと前へ前へと出るアイドル達の歌は生物の生態系に影響を与えるほどの不協和音を放ち

スなんとか「みんな!スなんとかの歌を聞けぇ~なの!」

世間の人々は冷たい視線を送り、一部の豚は熱狂した

しかし、現実は悲しく歌でどうにかなるはずがなかった

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:56:47.29 ID:c6+K7Lko0 [34/37]
ゆっくりと空から落ちてくる赤い星の前に誰もが世界の終末を確信していた時だった

突如、五条の土地が激しく隆起し大空へと飛び上がった

黒豚「なんとか間に合ったな」

ナナコ「豚じゃねーですか、一体何をしてやがったんです?」

黒豚「あー、説明しなくてわりぃ
ヴォルデモートが動いてることが分かったから五条の地下深くまで掘り進んでおまめと五条を打ち上げる装置作ってた」

おまめ「敵に悟られないよう秘密裏に事を運ぶ必要があった」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 22:02:54.11 ID:c6+K7Lko0 [35/37]
nanacy「五条打ち上げちゃってよかったのかぬ?」

黒豚「いいんじゃね。いっそのこと完全に壊した方が再生も早そうだし」

雨見夏草「でも打ち上げられた五条が赤い星とは別の方向に飛んで行ってるよ」

雨見夏草が双眼鏡で空を見上げ指差しながら言った

おまめ「そんなハズはない。間違いなく当たる。計算してるから確実です」

おいいういい「計算式うp」

おまめ「手紙送りました」

おいいういい「なんてことはない計算式が間違ってる以上」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 22:08:45.84 ID:c6+K7Lko0 [36/37]
ナナコ「最悪じゃねーですか…ほかに何か止める方法はねーんですか?」

黒豚「やろうと思えば巻き直せないこともない」

雨見夏草「待って!飛び上がった五条に誰かいるよ!あれは…拳王!」

ラオウは飛び上がった五条に残っていた
馴れ親しんだ五条の大地と共に死ねれば彼の生涯に一片の悔いもなかった

ラオウが地面を思い切り叩くと五条は軌道をかえて一直線に赤い星へと突っ込んだ

爆発した

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 22:12:49.04 ID:c6+K7Lko0 [37/37]
ヴォルデモートの生み出した赤い星は消え去り世界は五条と一人の男の勇気により救われた

人々は自分たちを救ってくれた五条への感謝の気持ちから五条跡地へと足を運び復興に力を貸した

こうして五条は破滅の時代から再び繁栄の時代を迎えることとなった

終わり保守しろ




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最終更新:2013年03月16日 22:48