218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/03(日) 22:31:09.87 ID:MxVwPJs9O
その傍らで、変態による一方的な虐殺を見ている者達がいた。
そう、ルルイエの偵察員カエルと敗北したシベリアから来たまさよである。
時に一兵士となり、時に農夫となり彼らは常に戦争を見ていた。
特にカエルは戦争の前兆の詳細すら把握し、余すことなくルルイエに伝えていたのだ。
だが、ルルイエは動かなかった。
戦争が不得手なのではない。
むしろ内政さえ行えば力押しでさえ脅威になる。
しかし、彼らはこの変態と世界の争いを遊戯としか見てなかったのだ。

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/03(日) 22:47:28.14 ID:MxVwPJs9O
最初は五条と変態の争いから世界の危機を感じ取ったカレーからネイティオ神が来た。
「このままでは世界のパワーバランスが崩れてしまいます……。少しでも力を貸してください……」
その願いは見る者の涙を誘うものだった。
そして、ルルイエはその話を聞くや否や意見は1つに纏まった。
「五条の邪魔をしよう」
ネイティオ神にはその意見は理解しがたいものであり、呆然としたままカレーへと帰った。
故に五条は敗北し、ぽぬは敗れた

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/03(日) 23:03:26.07 ID:MxVwPJs9O
カエルはそれを択一ルルイエに報告していた
そう、油断したネイティオ神を追ってカレーへと潜入していたのだ
そして、カエルの報告はルルイエの話題の中心になっていた
当然、その中で賭事も横行した
変態が世界を征服するか、それともどこかの国が討ち滅ぼすのか
無論、前者の方が多く、後者にルルイエの名はない
その世情を聞いたルルイエの上層部は会議を始める
誰がどこにかけるのかは勿論、どこが盛り上がったか、どこをより面白おかしく使えるのかと言った世界の危機をあざ笑うものや
どの国を支援し、同盟を組むように進め、亡国の民を救済し、各国の兵士をまとめ上げる手段等の極めて現実的なものまで
それらは会議としての体をなさない様々な知恵や知識、主義、思想の坩堝でしかなかった
だが、誰もそれを気にすることはなく、ただ1人がどのように決断することにのみ関心を向けていた
そう、ナナコだ

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/03(日) 23:24:05.19 ID:MxVwPJs9O
ナナコはその会議を見ながら、聞きながら、突然、手に持った賽子を投げ出した
それも力一杯投げたため、広い会議室の中程まで飛んだ
「数字は何が出やがりましたか」
既に静まり返った会議室でわくわくさんが走る音が響く
「・・・2です」
ナナコは右から2番目の人物――黒豚を見て
「これからネトゲをするので後は任せましたあ」
と言うと、手元にあった漫画を置いて帰っていった
黒豚は漫画を手に取ると今までがそうであったかのように口を開く
「次はシベリアが狙われるだろうし・・・五条とカレーの人たち呼ぼうかー」
そして、なんやかんやで世界は救われた

260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/04(月) 00:21:59.47 ID:/hvsObzs0
ルルイエの部分だけ補間

あと一つ何か一つ決定的に足りなかった
深海に沈む国ルルイエを浮上させるのに重要な何かが
平時それでもルルイエを活気づかせるものが二つ…いや、三つだけあった
「とりあえず五条」と「略奪」そして「祭り」だ
「五条以外の国妨害したって糞ほどにも面白くねーです」
ナナコは去り際そう言った
「ランキングが面白いわけでもないしな」
黒豚が賛同しいそいそとラグビーの試合に備え体を鍛えようと去る
別に変態が統一しようがしまいがどっちだっていいのだ

その時誰かがポツリと漏らした
「そろそろ100年じゃね?」

ルルイエ民に衝撃が走った----100年、そう祭りの時期だ
「100年に一度目覚める国」と呼ばれ幾年、節目節目で覚醒しては各国の資源を奪い尽くし
イナゴの群れのように統一をかっさ らってはまた眠りにつく。
その年がやってきたのだ。

「やりますか」誰ともなく言うとわくわくさんは嬉々としてナナコ総帥や黒豚といった面々を起こしに行く
「同盟は?」「総帥の投げたサイコロ2だった。緑でいい」「それがいい」
徐々に…着実に…確実に活気を取り戻すルルイエ
ナナコを始め古き者どもも戻ってくる
「行きますよおめーら、久しぶりの祭り。せいぜいぱっと散りやがれです」
変態の統一大きな壁としてルルイエが 立ちあがった瞬間だった