「(#゚;;-゚)バレエ・メカニックのようです その2」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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((...(#゚;;-゚)*^ー^) トコトコ
(*゚ー゚)「そういえばさ、ハインさんはどうしてる? お元気?」
(#゚;;-゚)「元気にしていらっしゃるよ」
(*゚ー゚)
(*-ー-)「……モララーさんは?」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「うん、変わらない。お元気」
(*゚ー゚)「そう……」
(*゚ー゚)「お二人は本当に、大変だったものね。もちろん、今もすごく大変だし」
(*゚ー゚)「でぃちゃん、お二人によく尽くして偉いと思うな」
(#゚;;-゚)「そんなの、しぃちゃんだって同じだと思うよ」
(#゚;;-゚)「私なんて、当たり前のことしか、してさしあげられないし」
(*゚ー゚)「うん、まぁそうだけどさ。でぃちゃんはやっぱすごいよねぇ」
(#゚;;-゚)
(*゚ー゚)
(*゚ー゚)「うん、そろそろ私、おウチに戻らなきゃ」
(*^ー^)「久しぶりに会えて嬉しかった。また会えたらいいね!」
(#゚;;-゚)「うん」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「ねえ、しぃお姉ちゃん。聞いていいかな?」
(*゚ー゚)「なぁに?」
(#゚;;-゚)「なんだか、昔から思っていたけどお姉ちゃんて人間みたいだね」
(#゚;;-゚)「いっぱい喋って、いっぱい笑って、すごく綺麗」
(#゚;;-゚)「どうして、そんなに人間みたいに振る舞えるの?」
(*゚ー゚)
(*^ー^)「製作段階でソフトにそういう性格がプログラミングされただけだよぉ」
(*^ー^)「子供持ちの家庭で喜ばれるっていうか、受け入れやすいようにね」
(*゚ー゚)「だから私と同期のモデルにも、でぃちゃん世代のモデルにも同じような性格の子は少なくないじゃない?」
(#゚;;-゚)
(*゚ー゚)「幸い私のこんな受け答えや反応で、奥様も旦那様も、ぼっちゃまも嬉しそうだし!」
(*゚ー゚)「私はあのおウチで、こういう自分でいられたことを幸せに思えるなぁ」
(*゚ー゚)´「幸せ、だって! ロボットの私にしたら変な表現」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「ありがとう。またね、お姉ちゃん」
(*^ー^)「うん!」
* * *
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「例えば、私がモララー様の事故に際して」
( "ゞ)「?」
(#゚;;-゚)「もうおそらく二度と目を開けることも、働かれることも、お優しく笑うこともできなくなってしまったモララー様を見ても」
(#゚;;-゚)「私はロボットなので、泣きません。涙を流す機能は付いていません」
( "ゞ)
( "ゞ)「うん」
(#゚;;-゚)「ですがもし、もし仮に、万が一にもありえはしませんが、涙を流せたとしたらその時、私は」
(#゚;;-゚)「私は人間へと変容するのでしょうか。それとも違う何かに、変容するのでしょうか」
(#゚;;-゚)「あるいはもう、変わってしまったのでしょうか」
( "ゞ)
* * *
(#゚;;-゚) ガチャ
(#゚;;-゚)「ただいま戻りました」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「ハイン様、ハイン様。いらっしゃいますか? でぃはいま帰りました」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「ハイン様? どちらに?」
ガチャ
(#゚;;-゚) (もしかして……モララー様のお部屋に?)
从 -∀从 (-∀- )
(#゚;;-゚)「……ここに、いらっしゃったんですか」
从 -∀从´
从 ゚∀从「おせーよ、のろま。もう待ちきれねーからカップ麺食っちまった」
从 ゚∀从「牛乳、買ってきたろーな? ちゃんと冷蔵庫にぶち込んどけよ」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「はい、わかりました」
(#゚;;-゚)「……あの、ですがどうしてこのお部屋に? いつもは」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「いつもは、滅多なことでお入りにならないのに」
从 ゚∀从
从 ゚∀从「一人で飯食うのが、少し心細かったんだ」
从 ゚∀从「だから、ここに……機械でも一人よりはマシだろ、って」
(#゚;;-゚)「?」
(#゚;;-゚)「あの、失礼を承知で申しますが、モララー様は機械ではございません」
(#゚;;-゚)「人間です。そんな、ハイン様はどうしてそのようなことをおっしゃるのですか?」
从 ゚∀从
从 ゚∀从「お前、これが人間に見えるのかよ」
( -∀-)
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「見えます」
从 -∀从「……だからお前は機械なんだよ」
(#゚;;-゚)「? 私は機械ですが?」
从 -∀从「違う。違う違う、何もわかってないし、違うし」
从 ゚∀从「お前は機械で、これも機械だ。人間じゃない。人間は俺だ」
从 ゚∀从「この家で生きているのは俺だけだ。ほかはみんな死んでる。お前も」
从 ∀从「これも……こんなもの、見たくもないのに……どうして」
( -∀-)
(#゚;;-゚)「モララー様は」
(#゚;;-゚)「モララー様は生きてらっしゃいます。脳幹は機能しています」
(#゚;;-゚)「呼吸も、排泄も、瞳孔反射もなさいます。心臓も動いています。生命活動をしていらっしゃいます」
(#゚;;-゚)「この状態でも必死に生きていらっしゃいますし、僅かながらも回復の可能性も――」
从 ∀从「違うッ!!」
(#゚;;-゚) ビクッ
从#゚∀从「息して目玉が動いて、糞してたら生きてんのかよ」
从 ゚∀从「そんなの生きてない。緩やかに死んでる。ゆっくり腐っていく最中なだけだ」
从 ゚∀从「まるで壊れた機械だ。規則的に息して、点滴で栄養とって」
从 ∀从「機械メイドに糞の始末してもらって……あとは、ずっと布団の上だ」
从 ∀从「死んでる。これはとっくに死んでる。いや、あの時に死んでくれてたほうが良かった……」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「モララー様は人間です。お願いです、"これ"なんて呼び方なさらないでください」
从 ;∀从「兄貴はもう死んだんだ!!」
パンッ
(# ;;- )「!」
从 ∀从「くそ、くそ、家政婦ロボットのくせに」
从 ∀从「お前の、お前なんか、お前さえ……くそっ」
(#-;;_-)「…………」
从 ∀从「殴っても柔らかいし、なんだよ。こんなのシリコンだろ? おかしい」
从 ∀从「不気味の谷だ……こんな、人間みたいな機械、頭がイカれてる」
从 ∀从「どうして? どうしてだよ……なんで、あたしたちばかり、こんな……」
( -∀-)
从 ∀从
从 ∀从「ここ片付けて、あとで洗濯機回しておけよ」
从 ∀从「点滴も替えておけ。あと、臭い。もっかい糞の処理して、臭いも何とかしとけ」
(#-;;_-)
(#-;;_-)「かしこまりました」
* * *
( "ゞ)「どのラボラトリーでも異常はなし」
( "ゞ)「どの箇所を調べても、HDDを洗い直しても、問題らしい問題はゼロ」
( "ゞ)「それなら、君は健康――というか正常だ」
( "ゞ)「そもそも、君の違和感を感じるという表現も不思議だよ」
(#゚;;-゚)「?」
( "ゞ)「システムや部品に異常があるなら、君たちロボットはそれがハッキリと分かるものだろう?」
( "ゞ)「検査のデータ上、異常がないのだとしたら」
( "ゞ)「君が事故の日から感じ始めたそれは、一体何なんだ?」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「ラボではこれ以上何を調べてもらっても、それは分からないのだと理解し」
(#゚;;-゚)「こうして、人間のお医者様をお訪ねしたんです」
( "ゞ)
( "ゞ)「君は"それ"を、人間の病気だと思ったのかい?」
( "ゞ)「君は、ロボットの自分が人間の病気にかかったと?」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「どうでしょう」
( "ゞ)「どうもしない。それはありえないよ」
( "ゞ)「どうやったら金属の塊である君が、風邪をひいたり発熱したりするんだ」
(#゚;;-゚)「熱暴走は設計上避けられません。しかし熱対策に問題はなく、現在のところHDDの発熱が原因では――」
( "ゞ)「いや、うん。そうじゃなくてね」
( "ゞ)
( "ゞ)「こころの病気……か?」
(#゚;;-゚)「?」
( "ゞ)「うん、いや、これも相当馬鹿げているけど」
( "ゞ)「説明しようか。人間はね、身体の異常だけが病気じゃない」
( "ゞ)「人間は心も病むことがある」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「こころ――それはいわゆる、魂や精神といった概念ですか」
( "ゞ)
( "ゞ)「少し違うが、それほど間違ってもいないね」
( "ゞ)「そして、君たちロボットに魂や精神は存在しないのも理解できるかい?」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚) )) コクッ
* * *
( -∀-)
(#-;;_-) カチャカチャ
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「モララー様、申し訳ございません。すぐにお体をお拭きしますね」
(#゚;;-゚)「お背中も痛くないですか? 床ずれになったらいけませんものね」
(#゚;;-゚)「すぐにお手伝いします。待っていてくださいね」
( -∀-)
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚) (こんな時、人間はどうするのだろう? しぃお姉ちゃんはどうするんだろう?)
(#゚;;-゚) (笑うのかな? 泣くのかな? 私、どっちもできないや……)
(#゚;;-゚( -∀-) フキフキ、フキフキ
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚) (昔は……お若い頃はあんなに華奢だった背中も)
(#゚;;-゚) (大人になるに連れ、大きく頼もしくなっていって)
(#゚;;-゚) (でも、事故に遭われて寝たきりになってからは、嘘みたいに萎んでいって)
(#゚;;-゚) (これは、人間の"変容"なのかな)
(#゚;;-゚) (人間は、死ぬまで変化し続ける。でも私たちは壊れる瞬間まで変わることはない)
(#゚;;-゚) (変わっていくということは、死んでいくことなのかな)
(#゚;;-゚( -∀-)
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「気持ちいいですか? モララー様」
(#゚;;-゚)「綺麗にしますから、安心してくださいね。パジャマも洗いたてのですよ」
( -∀-)
(#゚;;-゚) セッセ、セッセ
(#゚;;-゚)「はい、お着替えできました。気持ちいいですか?」
(#゚;;-゚)「今日もゆっくり寝てくださいね。おやすみなさい」
(#-;;_-) パタン
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚) (点滴替えて、おトイレのお世話も終わって。あとお洗濯物、洗わないと)
(#゚;;-゚) (ハイン様、お腹空かせていないかしら? インスタントラーメンだけで足りるといいけど)
(#-;;_-) (でも今は、あまり顔を覗かせないほうが、ハイン様も気に触らないかな)
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚) (お医者様には……どうしよう。また行ったほうがいいのかな?)
(#゚;;-゚) (あの先生は、なんだかラボの職員の人達とは違う雰囲気だったけど)
(#゚;;-゚) (人間のお医者様は、みんなああなのかな)
* * *
( "ゞ)「またここにおいでよ」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「よろしいんですか?」
( "ゞ) )) コクッ
( "ゞ)「知り合いづてに精神科病院へ話をつけたり、もっとカウンセリングやら他の方法はあるかもしれないけど」
( "ゞ)「君はロボットだからね。失礼な話だけど、多分まともに相手してもらえないと思う」
(#゚;;-゚)「私もそう思います」
( "ゞ)「ウチがそうだったからなぁ。おっきい病院でもどうせ鼻で笑われちゃうだろう」
( "ゞ)「だから、またおいで。また君の話を聞いてあげるよ」
( "ゞ)「手助けになるかは分からないけど」
(#゚;;-゚)
(#-;;_-)「ありがとうございます、先生」
( "ゞ)「ははは、いや、ホントに。そんなかしこまらないで」
( "ゞ)「ただ今日みたいな日は忙しいから、木曜日や土曜の午後の休診日に来てもらえるとありがたいかな」
( "ゞ)「お金はいらないし、僕みたいなへっぽこでいいならいつでも手を貸そう」
(#-;;_-)「本当に、本当にありがとうございます」
( "ゞ)
( "ゞ)「最後に、一ついいかい?」
(#゚;;-゚)´「なんでしょう」
( "ゞ)
( "ゞ)「君はその、よくわからない"何か"が気になって病院を訪れた」
( "ゞ)「ということは、君はその"何か"を取り除きたいってことなのかな。どうだろう?」
(#゚;;-゚)
* * *
( ∀ )「ハイン、おいで。君に会わせたい人がいるんだ」
从 ∀从「グスッ、何? お兄ちゃん?」
从 ∀从「誰なの? いま、あたし誰にも会いたくないの。会うならお母さんがいい」
从 ∀从「お母さんに会いたいよ。お父さんにも会いたい、会いたい」
( ∀ )
( ∀ )「父さんと母さんは、もう死んでしまったんだ。帰って来ないんだ」
( ∀ )「分かって欲しい。でもね、これからは新しい家族が増えるんだ」
从 ∀从「?」
( ∀ )「彼女が僕達の両親の代わりになってくれるんだ。これからは」
( ∀ )「三人で頑張って、生きていこう」
(#゚;;-゚)
从 ∀从「だ、誰? この女の人は、誰なの?」
( ∀ )「新しい家族、さ」
从 ∀从「新しい家族? 家族は、お母さんとお父さんだよ!」
从 ∀从「知らない! この人はお母さんじゃないよ! 家族じゃないよ!」
( ∀ )
( ∀ )「この人――でぃは介護ロボットなんだ」
( ∀ )「僕達みたいな親を亡くした子供や、お年寄りのお世話をするために生まれたロボットなんだよ」
( ∀ )「このロボットは味方だよ。そして家族だ。安心して」
从 ∀从「いや! いやいやいいやあああ! ロボットなんかいらない、いらない!」
从 ∀从「お母さん! お母さんがいい! お母さん! お母さん!」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚) 从 ∀从
(#゚;;-゚)「ハイン様、お食事の準備ができましたよ」
从 ∀从
从 ∀从「いらない」
(#゚;;-゚)「ですが、お食べにならないとお食事が冷めてしまいます」
从 ∀从「いらない! いらないよ! ロボットの作ったご飯なんかいらない!」
从 ∀从「捨てて!」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「かしこまりました」
ドサドサ バサッ
从 ∀从
从 ∀从「本当に捨てちゃったの?」
(#゚;;-゚)「はい、ご命令でしたので」
从 ∀从「私の命令なら何でも言うこと聞くの?」
(#゚;;-゚)「ハイン様だけでなく、モララー様でも。お二人の命令ならなんでも聞きます」
(#゚;;-゚)「ロボット工学三原則に則れば、そうなります」
从 ∀从「???」
从 ∀从「じゃ、じゃあ片足でピョンピョンしてみて」
(#゚;;-゚)「はい」 ピョンピョン
从 ∀从「じゃあ! 猫さんの真似してみて!」
(#゚;;-゚)「はい。にゃーにゃー。ゴロゴロ」
从 ∀从「わはっ! すごい、本当に何でも言うこと聞くの?」
「ブリッジしながら階段降りてみて!」
「はい」
「逆立ちしてみて!」
「はい」
「踊ってみて! ダンス、ダンス!」
「はい」
「きゃははは、すごい! 本当に何でもやってくれるのね! すごい!」
从 ∀从「きゃはは、きゃはは」
从 ∀从「…………」
从 ∀从「ねぇ、でぃ。あなた、あたしのお母さんになってくれる?」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「お母さんになれ、というのがご命令なら従いますが」
(#゚;;-゚)「申し訳ございません。私はお母さんになるということがよく理解できません」
(#゚;;-゚)「具体的にはどうすればよろしいのでしょうか?」
从 ∀从
从 ∀从「私が、『お母さん』って言うから、そしたらあなたはそれに『ハイン、好きよ』って答えて」
从 ∀从「それで、抱きしめてくれればいいの」
(#゚;;-゚)「それがお母さんになるということなのですか?」
从 ∀从「うん、そうだよ。きっと、そうだよ」
(#゚;;-゚)「でしたら問題ありません」
从 ∀从「お、お母さん」
(#゚;;-゚)「ハイン、好きよ」
从 ∀从
从 ∀从「う、うぅっ、ひぐ、うぅ……おがぁしゃん……」
(#゚;;-゚) ギュウ
(#゚;;-゚)「ハイン、好きよ」
从 ∀从「お母さん、お母さん! うぅうう、お母さん、お母さん! おかあさん゛ん!」
(#゚;;-゚)「ハイン、好きよ」
(#-;;_-)「好きよ」
( ∀ )
( ∀ ) (ハイン……)
( ∀ )「ハインとは、上手くやれてるかな」
(#゚;;-゚)「はい、ハイン様とのご関係に問題はありません」
( ∀ )「そっか」
( ∀ )「本当は、ちょっと不安だったんだ。いきなり家政婦ロボットを雇って、それを親代わりなんて」
( ∀ )「子供の浅知恵だと思う。でもハインには、誰かに抱きしめてもらうことが必要だったんだ」
( ∀ )「たとえロボットでも、親の代わりが必要だったんだ」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「モララー様には?」
( ∀ )「?」
(#゚;;-゚)「モララー様には、ご両親の代わりは必要ないのですか?」
(#゚;;-゚)「私がモララー様のご両親の代わりになることは、不可能でしょうか?」
( ∀ )
( ∀ )「そんなことはないよ、そんなこと」
( ∀ )「僕だって、寂しい」
( ∀ )「僕も、ハインのやってたようなこと、やってもいいかな?」
(#゚;;-゚)「? なんのことでしょう?」
( ∀ )「あの、ほら……『ハイン、好きよ』って言ってたやつ……恥ずかしいけど」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「もちろんです。モララー様もハイン様も、私の家族です」
(#゚;;-゚)「どうぞ。また、抱きしめてあげればよろしいのでしょうか?」
( ∀ )「うん、うん。それでいいから。お願い」
( ∀ )
( ∀ )「う、うぐ、うぐ……母さん、母さん、なんで、なんで死んじゃったんだよ……」
(#゚;;-゚( ∀ ) グスッ グスッ
( ∀ )「でぃ、僕は頑張るよ。頑張って、ハインと一緒に生きていく」
( ∀ )「たった一人の家族だもの。手を取り合って強く生きて行くよ」
( ∀ )「でも、でも僕はまだ子供で甘えただから、きっと、きっと挫けそうになるから」
( ∀ )「その時はまた、こうやって抱きしめて欲しいよ」
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「はい、もちろんです。いつでも、抱きしめて差し上げますよ」
(#゚;;-゚)「ハイン様も、抱きしめて差し上げます。お二人を私がお守りします」
( ∀ )「ありがとう、ありがとう……グスッ、うぅぅう~」
( ∀ )
「――ねぇ、でぃ。キスしたいよ。キスしてもいいかな?」
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