「('A`)が入山したら案の定衆道だらけだったようです その6」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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( ^ω^)「とはいえ一組ぐらいは禅堂にいることもあるかも知れない」
( ^ω^)「なんなら一度覗いてみれば解決するかも」
('A`)「勘弁してくれよ」
( ^ω^)「僕だってそんな危ない橋は渡りたくないお……」
('A`)「……とにかく、分かった。役に立つ情報だったぜ」
('A`)「八人の小僧が飼われているということは……相手役も八人か」
( ^ω^)「とは限らんお。一人で何人も子飼いにしてる線は捨て切れないお」
( ^ω^)「逆に一人が複数に囲われている可能性も……」
( ^ω^)「あ、それと少年を相手にしない単なるガチホモ連中もいるお」
('A`)「ああそれは車琴和尚と浪漫和尚だろ。二人揃って堂々とわふわふ叫ぶからな」
( ^ω^)「やっぱ分かってたかお」
('A`)「あいつらは隠す気ないだろ」
~午後八時の茶礼~
('A`)「結局今日も伊陽を見つけることはできなかった……」
(=゚ω゚)カチャカチャ
('A`)「一応いることはいるんだが……衆目の前で訊くわけにはいかない」
('A`)「やはり一対一の現場でなければ」
('A`)「長期戦だな……」
(*゚ー゚)「毒念様、もう碗を片付ける頃合いですよ」
('A`)「ああ、すまん……」
('A`)(一対一か……)
('A`)(そもそも奴は……どこにいるんだ?)
('A`)(どこに……いや。違う。知るべきはどこかじゃない、どちらかだ)
( ^ω^)「伊陽の派閥?」
('A`)「ああ、擬古さんと譲留さんん、どっちを支持しているか教えてくれ」
( ^ω^)「ううん、聞いたことないお」
('A`)「そうか……」
( ^ω^)「そんなことが一体どう関係してくるんだお?」
('A`)「いや……伊陽の影を掴めないのなら、仮にどっちかの派閥に属しているとして」
('A`)「目に見えるところにいる擬古さんか譲留さんを追えばいいのではないか、と思ってな」
('A`)「派閥があるなら会見することもあるだろ」
( ^ω^)「なるほどだお」
( ^ω^)「ちなみに僕は譲留和尚派だお」
('A`)「なぜまた」
( ^ω^)「擬古和尚の堅い感じがどうにも苦手で……」
( ^ω^)「あと譲留和尚は下山した帰りにお土産をくれるから」
('A`)「そんなことだろうと思ったよ」
( ^ω^)「擬古和尚も一応托鉢で山を下りることもあるんだけど」
( ^ω^)「選ばれた数人ほどの従者としか行かないから近寄りがたいお」
('A`)「どの道托鉢で恵まれる物なんかもらっても仕方ないだろ」
( ^ω^)「一理あるお」
('A`)「ま……この辺で切り上げるとして、さっさと寝るか」
( ^ω^)「そうするお。眠りに入ってしまえば喘ぎ声を耳にしなくて済むお」
('A`)(伊陽は……なるほどな、確かにいない)
('A`)(夜座にかこつけて逢引に行ったってことか)
ゴーンゴーン
('A`)「朝か……」
(*゚ー゚)「むにゃ? 毒念様お早いですね……」
('A`)「全力で鐘が鳴る前に目覚めるようにしたからな……」
('A`)「ふふふ……なぜ今の今まで思い浮かばなかったんだろうな……」
(*゚ー゚)「毒念様?」
('A`)「そうだよ、最初っからこうすりゃ早かったんだ……ふっふっふ……」
(*゚ー゚)「なにやらただならぬ気配を醸していますが……」
('A`)「じゃ、俺朝課に行くから」シュタッ
(*゚ー゚)「は、はあ……」
(=゚ω゚)「ふああ……まだ眠いです……」トコトコトコ
('A`)「やあ伊陽くん」ヌッ
(=゚ω゚)「ひっ!?」
(=゚ω゚)「ど、毒念様……ですか?」
('A`)「これから顔を洗いにいくところかな?」
(=゚ω゚)「そっ、そうでございますが……」オドオド
('A`)(この怯えた仕草……誠に奥ゆかしい……)
('A`)(じゃなくて)
('A`)(ふふふ……朝一番なら確実に探り当てることができるじゃないか……)
('A`)(なにせ寺の人間は全員僧堂で寝泊まりしているんだからな……)
('A`)「いや、実は、ちょっと君に話があって」
(=゚ω゚)「話ですか」
('A`)「そうだ。ちょっと大っぴらにはできない話でね、少し離れまでついてきてほしい」
(=゚ω゚)「え? あ……はい」
('A`)テクテク
(=゚ω゚)テク...テク...
('A`)(こいつ……震えてるが俺に犯されるとか考えてるんじゃないだろうな……)
('A`)「伊陽くん、安心してくれ。俺はそういうつもりじゃあないから」
(=゚ω゚)「そういうつもり――とは?」
('A`)「君、この寺の僧侶に抱かれてるだろ」
('A`)「誰にやられたんだ? 場合によっては君を助けられるかもしれない」
(=゚ω゚)「……どういう、ことでしょうか……?」
('A`)「もう皆に知られてるよ。隠したってしょうがない」
('A`)「俺ら全員不安なんだよ。怖いんだ。君を手にかけてる輩の存在が」
('A`)「相手は誰だ? もし強要されてるんだったら諸梵和尚に追放してもらおうぜ」
(=゚ω゚)「……」
(=゚ω゚)「それは……言えませぬ」
('A`)「言えない? あ、そうか、恥ずかしいからかな」
(=゚ω゚)「違います。外聞を気にしてではありません。どうしても答えられないのでございます」
('A`)「どうして――」
(=゚ω゚)「申し訳ありません! 失礼させていただきます!」タッ!
('A`)「あっ……クソッ、行っちまった」
~本堂前庭園~
( ^ω^)「お前の聞き方が悪いお」
('A`)「そうかなー」
( ^ω^)「怖がらせちゃダメじゃないかお。心に傷があるかも知れない子を……」
('A`)「でもよ、どの道あの感じじゃ聞き出せかったと思うぜ?」
('A`)「なんていうか……悲壮だった」
( ^ω^)「ふうむ……」
( ^ω^)「どっちにしろ、もう伊陽に接触するのは無理だと思った方がいいお」
('A`)「だな。露骨に避けてくるに違いねぇ」
( ^ω^)「この道筋からの推理は途絶えたお」
~午後九時~
(*゚ー゚)「消灯の時間です。布団も並べましたし後は就寝するだけですね」
('A`)「今日も疲れたな……腰が痛い」
( ^ω^)「また床板の修繕をやらされてたのかお」
('A`)「そうそう。これで三日連続だ」
('A`)「つーか今日なんかささくれ立ってるところ一カ所だけだぜ。やりすぎだっての」
(*゚ー゚)「あのー、それよりも毒念様……ちょっと付き合ってもらいたいのですが」
('A`)「なんだ改まって。別にいいけどさ、何用なのよ」
(*゚ー゚)「……小水のほうに」
('A`)「マジすか」
('A`)「……おーい、終わったか?」
(*゚ー゚)「も、もう少し……」チョロロ
('A`)「早くしてくれよ」
('A`)(この水がぶつかり合う音が聴こえるほどに薄い戸板一枚を挟んで……)
('A`)(椎伊が下半身丸出しで放尿している……)
('A`)(……いかん何を考えてるんだ俺は……)
('A`)(どうもこの空間内にいると道徳心や常識がマヒしてしまう……)
(*゚ー゚)「すみません待たせました」
('A`)「それにしても十三にもなって一人便所が怖いとか……」
(*゚ー゚)「そっ、それは自分でも恥じ入るべき点だと思っております」
('A`)「もう帰るぞ。夜は冷える」
(*゚ー゚)「そうですね……」
('A`)「……ん?」
(*゚ー゚)「どうなされました?」
('A`)「いや、なんか声がしてさ、椎伊も聴こえないか?」
(*゚ー゚)「声?」
「――そう、そうだ。今度は向きを変えなさい、そう――」
('A`)「こ、こ、これは……」
(*゚ー゚)「毒念様……」
('A`)「声の元は……給仕場の方向からだ……」
(*゚ー゚)「毒念様、なりません! ただちに戻りましょう!」
('A`)「戻れるかよ!」
(*゚ー゚)「……毒念様?」
('A`)「ついに糸口を発見したんだ、現場を抑えてやる」
(*゚ー゚)「毒念様、どこに!?」
('A`)「決まってる! 火元だ!」ダッ
('A`)(近づくほどに声が大きくなる……間違いない……!)
('A`)「給仕場だ……明かりがついている。障子戸の隙間から声が漏れていたのか」
(*゚ー゚)「ど、毒念様、ここは」ハァハァ
('A`)「……なんだ、結局ついてきたのか」
(*゚ー゚)「見捨てては……おけません」
('A`)(隙間から覗けるな……)
(*゚ー゚)(毒念様、それより先はなりません! そこは深淵です!)
('A`)(しっ!)
(´<_` )「そうだ……よい眺めであるぞ。尻を高くすれば尚よい」
('A`)(あれは……典座の弟蛇さんじゃねぇか!)
('A`)(あの人も衆道狂いだったのか……)
(*゚ー゚)(毒念様……)
('A`)(椎伊、お前は目を伏せるんだ!)
(*゚ー゚)(しょ、承知……)
('A`)(相手は……見たことのある少年僧だが、伊陽じゃないな)
('A`)(しかしあれは何をやらされているんだ?)
('A`)(四つん這いになって、碗の中に口を突っ込んで……かすかに震えている)
('A`)(舌だけを動かしているのか……?)
(´<_` )「碗の中身を見せなさい」
「は、はい」
(´<_` )「ふうむ、まだまだ底に茶が溜まっておる。まだまだ修練をが必要だな」
(´<_` )「茶を追加してもう一度だ」
「分かりました――」
('A`)(どういうプレイなんだこれ……)
('A`)(少年が全裸だからプレイなのは確定してるんだが……)
('A`)(ん?)
(*゚ー゚)「……」ガタガタガタ
('A`)(どうした椎伊。そんなに震えて……)
(*゚ー゚)(毒念様――もう、よろしいでしょうか――?)
('A`)(うん、大丈夫だ。この目に証拠を焼き付けたからな)
(*゚ー゚)(でしたら……早く……去りましょう。ここにはいられません……)
('A`)(あ、ああ)
(*゚ー゚)「……」プルプル
('A`)(様子が尋常じゃない……)
('A`)(何かあったのか?)
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( ^ω^)「とはいえ一組ぐらいは禅堂にいることもあるかも知れない」
( ^ω^)「なんなら一度覗いてみれば解決するかも」
('A`)「勘弁してくれよ」
( ^ω^)「僕だってそんな危ない橋は渡りたくないお……」
('A`)「……とにかく、分かった。役に立つ情報だったぜ」
('A`)「八人の小僧が飼われているということは……相手役も八人か」
( ^ω^)「とは限らんお。一人で何人も子飼いにしてる線は捨て切れないお」
( ^ω^)「逆に一人が複数に囲われている可能性も……」
( ^ω^)「あ、それと少年を相手にしない単なるガチホモ連中もいるお」
('A`)「ああそれは車琴和尚と浪漫和尚だろ。二人揃って堂々とわふわふ叫ぶからな」
( ^ω^)「やっぱ分かってたかお」
('A`)「あいつらは隠す気ないだろ」
~午後八時の茶礼~
('A`)「結局今日も伊陽を見つけることはできなかった……」
(=゚ω゚)カチャカチャ
('A`)「一応いることはいるんだが……衆目の前で訊くわけにはいかない」
('A`)「やはり一対一の現場でなければ」
('A`)「長期戦だな……」
(*゚ー゚)「毒念様、もう碗を片付ける頃合いですよ」
('A`)「ああ、すまん……」
('A`)(一対一か……)
('A`)(そもそも奴は……どこにいるんだ?)
('A`)(どこに……いや。違う。知るべきはどこかじゃない、どちらかだ)
( ^ω^)「伊陽の派閥?」
('A`)「ああ、擬古さんと譲留さんん、どっちを支持しているか教えてくれ」
( ^ω^)「ううん、聞いたことないお」
('A`)「そうか……」
( ^ω^)「そんなことが一体どう関係してくるんだお?」
('A`)「いや……伊陽の影を掴めないのなら、仮にどっちかの派閥に属しているとして」
('A`)「目に見えるところにいる擬古さんか譲留さんを追えばいいのではないか、と思ってな」
('A`)「派閥があるなら会見することもあるだろ」
( ^ω^)「なるほどだお」
( ^ω^)「ちなみに僕は譲留和尚派だお」
('A`)「なぜまた」
( ^ω^)「擬古和尚の堅い感じがどうにも苦手で……」
( ^ω^)「あと譲留和尚は下山した帰りにお土産をくれるから」
('A`)「そんなことだろうと思ったよ」
( ^ω^)「擬古和尚も一応托鉢で山を下りることもあるんだけど」
( ^ω^)「選ばれた数人ほどの従者としか行かないから近寄りがたいお」
('A`)「どの道托鉢で恵まれる物なんかもらっても仕方ないだろ」
( ^ω^)「一理あるお」
('A`)「ま……この辺で切り上げるとして、さっさと寝るか」
( ^ω^)「そうするお。眠りに入ってしまえば喘ぎ声を耳にしなくて済むお」
('A`)(伊陽は……なるほどな、確かにいない)
('A`)(夜座にかこつけて逢引に行ったってことか)
ゴーンゴーン
('A`)「朝か……」
(*゚ー゚)「むにゃ? 毒念様お早いですね……」
('A`)「全力で鐘が鳴る前に目覚めるようにしたからな……」
('A`)「ふふふ……なぜ今の今まで思い浮かばなかったんだろうな……」
(*゚ー゚)「毒念様?」
('A`)「そうだよ、最初っからこうすりゃ早かったんだ……ふっふっふ……」
(*゚ー゚)「なにやらただならぬ気配を醸していますが……」
('A`)「じゃ、俺朝課に行くから」シュタッ
(*゚ー゚)「は、はあ……」
(=゚ω゚)「ふああ……まだ眠いです……」トコトコトコ
('A`)「やあ伊陽くん」ヌッ
(=゚ω゚)「ひっ!?」
(=゚ω゚)「ど、毒念様……ですか?」
('A`)「これから顔を洗いにいくところかな?」
(=゚ω゚)「そっ、そうでございますが……」オドオド
('A`)(この怯えた仕草……誠に奥ゆかしい……)
('A`)(じゃなくて)
('A`)(ふふふ……朝一番なら確実に探り当てることができるじゃないか……)
('A`)(なにせ寺の人間は全員僧堂で寝泊まりしているんだからな……)
('A`)「いや、実は、ちょっと君に話があって」
(=゚ω゚)「話ですか」
('A`)「そうだ。ちょっと大っぴらにはできない話でね、少し離れまでついてきてほしい」
(=゚ω゚)「え? あ……はい」
('A`)テクテク
(=゚ω゚)テク...テク...
('A`)(こいつ……震えてるが俺に犯されるとか考えてるんじゃないだろうな……)
('A`)「伊陽くん、安心してくれ。俺はそういうつもりじゃあないから」
(=゚ω゚)「そういうつもり――とは?」
('A`)「君、この寺の僧侶に抱かれてるだろ」
('A`)「誰にやられたんだ? 場合によっては君を助けられるかもしれない」
(=゚ω゚)「……どういう、ことでしょうか……?」
('A`)「もう皆に知られてるよ。隠したってしょうがない」
('A`)「俺ら全員不安なんだよ。怖いんだ。君を手にかけてる輩の存在が」
('A`)「相手は誰だ? もし強要されてるんだったら諸梵和尚に追放してもらおうぜ」
(=゚ω゚)「……」
(=゚ω゚)「それは……言えませぬ」
('A`)「言えない? あ、そうか、恥ずかしいからかな」
(=゚ω゚)「違います。外聞を気にしてではありません。どうしても答えられないのでございます」
('A`)「どうして――」
(=゚ω゚)「申し訳ありません! 失礼させていただきます!」タッ!
('A`)「あっ……クソッ、行っちまった」
~本堂前庭園~
( ^ω^)「お前の聞き方が悪いお」
('A`)「そうかなー」
( ^ω^)「怖がらせちゃダメじゃないかお。心に傷があるかも知れない子を……」
('A`)「でもよ、どの道あの感じじゃ聞き出せかったと思うぜ?」
('A`)「なんていうか……悲壮だった」
( ^ω^)「ふうむ……」
( ^ω^)「どっちにしろ、もう伊陽に接触するのは無理だと思った方がいいお」
('A`)「だな。露骨に避けてくるに違いねぇ」
( ^ω^)「この道筋からの推理は途絶えたお」
~午後九時~
(*゚ー゚)「消灯の時間です。布団も並べましたし後は就寝するだけですね」
('A`)「今日も疲れたな……腰が痛い」
( ^ω^)「また床板の修繕をやらされてたのかお」
('A`)「そうそう。これで三日連続だ」
('A`)「つーか今日なんかささくれ立ってるところ一カ所だけだぜ。やりすぎだっての」
(*゚ー゚)「あのー、それよりも毒念様……ちょっと付き合ってもらいたいのですが」
('A`)「なんだ改まって。別にいいけどさ、何用なのよ」
(*゚ー゚)「……小水のほうに」
('A`)「マジすか」
('A`)「……おーい、終わったか?」
(*゚ー゚)「も、もう少し……」チョロロ
('A`)「早くしてくれよ」
('A`)(この水がぶつかり合う音が聴こえるほどに薄い戸板一枚を挟んで……)
('A`)(椎伊が下半身丸出しで放尿している……)
('A`)(……いかん何を考えてるんだ俺は……)
('A`)(どうもこの空間内にいると道徳心や常識がマヒしてしまう……)
(*゚ー゚)「すみません待たせました」
('A`)「それにしても十三にもなって一人便所が怖いとか……」
(*゚ー゚)「そっ、それは自分でも恥じ入るべき点だと思っております」
('A`)「もう帰るぞ。夜は冷える」
(*゚ー゚)「そうですね……」
('A`)「……ん?」
(*゚ー゚)「どうなされました?」
('A`)「いや、なんか声がしてさ、椎伊も聴こえないか?」
(*゚ー゚)「声?」
「――そう、そうだ。今度は向きを変えなさい、そう――」
('A`)「こ、こ、これは……」
(*゚ー゚)「毒念様……」
('A`)「声の元は……給仕場の方向からだ……」
(*゚ー゚)「毒念様、なりません! ただちに戻りましょう!」
('A`)「戻れるかよ!」
(*゚ー゚)「……毒念様?」
('A`)「ついに糸口を発見したんだ、現場を抑えてやる」
(*゚ー゚)「毒念様、どこに!?」
('A`)「決まってる! 火元だ!」ダッ
('A`)(近づくほどに声が大きくなる……間違いない……!)
('A`)「給仕場だ……明かりがついている。障子戸の隙間から声が漏れていたのか」
(*゚ー゚)「ど、毒念様、ここは」ハァハァ
('A`)「……なんだ、結局ついてきたのか」
(*゚ー゚)「見捨てては……おけません」
('A`)(隙間から覗けるな……)
(*゚ー゚)(毒念様、それより先はなりません! そこは深淵です!)
('A`)(しっ!)
(´<_` )「そうだ……よい眺めであるぞ。尻を高くすれば尚よい」
('A`)(あれは……典座の弟蛇さんじゃねぇか!)
('A`)(あの人も衆道狂いだったのか……)
(*゚ー゚)(毒念様……)
('A`)(椎伊、お前は目を伏せるんだ!)
(*゚ー゚)(しょ、承知……)
('A`)(相手は……見たことのある少年僧だが、伊陽じゃないな)
('A`)(しかしあれは何をやらされているんだ?)
('A`)(四つん這いになって、碗の中に口を突っ込んで……かすかに震えている)
('A`)(舌だけを動かしているのか……?)
(´<_` )「碗の中身を見せなさい」
「は、はい」
(´<_` )「ふうむ、まだまだ底に茶が溜まっておる。まだまだ修練をが必要だな」
(´<_` )「茶を追加してもう一度だ」
「分かりました――」
('A`)(どういうプレイなんだこれ……)
('A`)(少年が全裸だからプレイなのは確定してるんだが……)
('A`)(ん?)
(*゚ー゚)「……」ガタガタガタ
('A`)(どうした椎伊。そんなに震えて……)
(*゚ー゚)(毒念様――もう、よろしいでしょうか――?)
('A`)(うん、大丈夫だ。この目に証拠を焼き付けたからな)
(*゚ー゚)(でしたら……早く……去りましょう。ここにはいられません……)
('A`)(あ、ああ)
(*゚ー゚)「……」プルプル
('A`)(様子が尋常じゃない……)
('A`)(何かあったのか?)
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