('A`)シャングリラを求めるようです 第三話

とある昼下がり
―('A`)自宅

('A`)「で、お前らはなんで俺が寝てるうちに勝手に家に上がって俺のご飯(コンビニ廃棄)食べてんの?ねぇ?バカなの?不法侵入で捕まるの?」

( ^ω^)「カツカレーうめぇwwwwwww」

lw´‐ _‐ノv 「サンドイッチうめぇwwwww米なんか目じゃないわwwwwwwww」

('A`)「ねぇ・・・鍵かけておいたはずなんだけど、玄関と窓とか」

( ^ω^)「僕が来たときはもう開いてたお」

lw´‐ _‐ノv 「つ合鍵」

('A`)「はぁ・・・鬱だ・・・」

( ^ω^)「朝からこんなかっこいい親友と
幼馴染の美少女の顔を拝めて鬱とかどんだけwwwwww」

lw´‐ _‐ノv 「まったくだ、このどこぞの饅頭はとにかく
私の顔を見て鬱なんて全国の女子高生好きが黙ってないぞ!」

( ^ω^)「ま、饅頭て・・・シューちゃんまで僕を饅頭扱いするのかお?!
そりゃちょっとひでーお!」

('A`)「はぁ・・・どこが美少女だよ・・・
寝癖も治してない上に頬にマヨネーズ付けた貧乳のどこにそんな要素があるんだよ・・・」

lw´‐ _‐ノv 「む、寝癖も頬に食べ物も貧乳も萌えだろう。
萌え萌えじゃんか!シューちゃんちょーかわいい☆
とか言われてもおかしくないと自負しているぞ!!」

( ^ω^)「シューちゃん可愛いお!萌え萌えだお!」

lw´‐ _‐ノv 「饅頭に言われてもなぁ・・・」

( ;ω;)「ひでーお、傷ついたお・・・」

w´‐ _‐ノv 「あぁもうむさくるしい!痩せてからこい!」

( ^ω^)「・・・ツンデレなシューちゃんも・・・アリだおね・・・」

('A`)「はぁ・・・寝起きなのに騒がしいぞお前ら・・・
で、なんか用だったのか?」

lw´‐ _‐ノv 「今度行くと言って置いただろバカ者」

( ^ω^)「ツンと遊ぶ約束までの時間つぶしだお!」

('A`)「ブーン、お前ツンと遊ぶような仲だったのか・・・
っていうかまだ連絡取ってたのかお前ら・・・」

( ^ω^)「ブーンはツンと付き合ってるお!ドクオに言ってなかったかお?」

('A`)「なん・・・だと・・・?」

( ^ω^)「3ヶ月くらい前にツンから告白してきたお、言ってなかったならすまんお」

('A`)「こんな饅頭に彼女が・・・端から見たら女王様と下僕なのに・・・」

lw´‐ _‐ノv 「こんな饅頭に彼女・・・?こんな美少女がまだ=年齢なのに・・・・?」

( ^ω^)「まぁメシ食ってたら時間だお!ドクオ、また来るお!」

('A`)「二度と来るなリア充」

lw´‐ _‐ノv 「養豚場へ帰れ」

( ^ω^)「ひでぇ」

('A`)「まぁ冗談はともかく、早く行ったほうがいいんじゃないか?ツンのことだからもう待ってると思うぞ?」

( ^ω^)「!そ、それはまずいお・・・また殴られるおっ・・・!じゃ、ドクオ!またメールするお!」

('A`)「おう、またな饅頭ピザ」

lw´‐ _‐ノv 「・・・とっとと帰れ」ボソッ


('A`)「ふぅ・・・で?お前は結局何しにきたわけ?」

lw´‐ _‐ノv 「別に・・・」

('A`)「古いネタを出してきたな・・・」

lw´‐ _‐ノv 「だって暇じゃん?華の女子高生とおうちデートとか喜びなさいよ、ほれほれ」

('A`)「スカートひらひらさすな、ったく・・・夕方にはバイトだからあんま長い時間はいられないぞ?」

lw´‐ _‐ノv 「うむ、構わん。さ、ゲームしようゲーム」

('A`)「別にいいけどうち一人用しかないぞ・・・」

lw´‐ _‐ノv 「これこれ」チョイチョイ

('A`)「スターフォックス64とはまた懐かしいものを・・・」

lw´‐ _‐ノv 「ねぇ・・」

('A`)「アーウィンかっけぇwww・・ん?どうした?」

lw´‐ _‐ノv 「ドクオはさ・・・今の職場クビになったら死刑になっちゃうんでしょ?」

('A`)「おぉう・・・ずいぶんハードな現実をいきなり突きつけてくるな・・・
確かにそうだが」

lw´‐ _‐ノv 「怖くないの?仕事でミスしたらどうしようとか・・・その・・・死ぬのが怖くないの?アルバイトなんて一番危うい立場なのに・・・」

('A`)「確かに怖いっちゃ怖いけど・・・
それを怖がったってクビになれば死ぬ危険性が高まるのは変わらないし
それに最悪一週間あるだろ・・・国だっていきなり殺したりはしないさ」

lw´‐ _‐ノv 「それはそうだけど・・・ドクオが死んだら悲しむ人もたくさんいるし・・」

('A`)「大丈夫だって!今の店は店長優しいし、それに今まで大きなミスだってしてない。
これからだって大丈夫に決まってるだろ」

lw´‐ _‐ノv 「そっか・・・そうだよね・・・」

('A`)「おう」

('A`)「ってことがあってだな」

( ´∀`)「ドクオ・・・鈍感なのは罪モナ」

( ゚∋゚)「リア充ピーね」

('A`)「え、なんでこんなバッシングされてるの俺」

( ゚∋゚)「・女の子の幼馴染
     ・しかも起きたら忍び込むといかsneg
  • 美少女と一緒にゲーム」

( ´∀`)「流石にこれは見過ごせないモナ・・・」

( ゚∋゚)「リア充にはピーを」

('A`)「ちょ・・・目が笑ってないっすよ・・・お二人さん・・・」

( ゚∋゚)「発注頼んだついでに事務所の報知器が積んである商品のせいで
誤作動するって報告あったからオフにしてきて」

( ´∀`)「あ、ついでにボクはフライヤーの清掃と油交換するから検品と陳列頼んだモナ」

(゜A゜)「NOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!」


(゜A゜)「目標をセンターに入れてスイッチ・・・目標をセンターに入れてスイッチ・・・」

( ´∀`)「マネージャー、ドクオがMAT持ったままいかれたモナ」

( ゚∋゚)「んおっ!これはまずいな・・・ドクオ、先に事務所で発注しておけ。
検品と品出しは俺達がやるから」

('A`)「あ・・・すんません・・・・」

( ´∀`)「(これはちょっとやりすぎたモナ)」

―事務所

('A`)「はぁ・・・疲れた・・・眠い・・・」
いつも夕方まで寝ているドクオに昼過ぎから起きてゲームというのは、
言わば疲れを貯める行為に他ならない
そのうえ検品陳列を一人でやらされるとなれば・・・考えるのも恐ろしい

('A`)「えーっと・・・マンモス!肉!(ryが10っと・・・
こんなに頼んで買う奴いんのかよ・・・」

('A`)「新商品の焼肉弁当~は瀬川ソース風~が4・・・と」


('A`)「ふぅ・・・これで全部終わりか」

―店内

('A`)「終わりましたよー」

( ゚∋゚)「お、お疲れさん」

( ´∀`)「お疲れモナ」

('A`)「冗談じゃないっすよ、検品陳列だけじゃなく発注までなんて・・・」

( ゚∋゚)「いやすまんwwwやりすぎたwww」

( ´∀`)「まぁいい経験モナwwwww」

翌日
―とあるコンビニ

('A`)「ふぅ・・・マネージャー鬼だろ・・・
居残り発注だけじゃなくしぃちゃんの代わりまで無理やりやらせるなんて・・・」

(,,゚д゚)「まぁまぁドクオさん、頼られてる証拠っすよ!
それにそんなしけた面してたらお客もよってこなくなりますよwww」

('A`)「はははwwそうだなwww」

(,,゚д゚)「それじゃ!お疲れさんです!」

('A`)「おう、お疲れ!」


('A`)「今日は夜勤は俺一人か・・・」

('A`)「まぁ幸い発注は店長がやってくれてたみたいだし
二種便もないしな・・どうにでもなるだろう」

('A`)「客こねぇ・・・」

('A`)「ちょっと一服してくるか」

―事務所

('A`)「ぷはーっ、タバコがうまいコーヒーとタバコ。これ最強」

('A`)「それにしても今日は暇だな・・・」

('A`)「お、客が来た。これは急いで出なくては!」ガタッ

('A`)「お客に対してスピーディな俺かっこいいwwwふひひwww」

カラン・・コロコロ・・・

('A`)「いらっしゃいませこんばんわー」


('A`)「ふぅ・・・結局あれっきり客が来ない・・・」

('A`)「ん・・・?なんか焦げ臭い・・・フライヤー・・・ではないな・・・」

('A`)「なんだ・・・なんでこんなに焦げ臭い・・・
それになんだ・・・暖房効きすぎてないか・・・?」

('A`)「まさか・・・っ」

―事務所

ゴオオオオオオオオ!!!
(;'A`)「事務所が・・・燃えてる・・・?」

(;'A`)「やばいっ!とりあえず救急車・・・じゃない!消防・・そう、消防車!!」

(;'A`)「消防って何番だ・・・110じゃくて・・・119は救急で・・・いや、119だ!」

(;'A`)「も、もしもし!火事です!!いや、家事じゃなくて!!
あぁもういいから早く来てくれ!!店が燃えてるんだ!!
場所は○○市○○町○ー○だ!!」

(;'A`)「(やばいぞ・・・これは本格的にやばい・・・)」

(;'A`)「(そもそもなんで火災報知器がならない・・・なんでスプリンクラーが・・・)」

(;'A`)「!(そ、そういえばあの時・・・っ)」

その後・・・駆けつけた消防隊員達による必死の消火活動も虚しく
店は半焼してしまった、原因はPC下のコンセントのショートによる可能性が高いとの報告があった・・・


N| "゚'` {"゚`lリ「ドクオ!これは一体どういうことなんだ!」

(;A;)「すみません・・・俺のせいで店が・・・店が・・・っ」

N| "゚'` {"゚`lリ「店が焼けてしまったのは仕方がない
だがどうしてこんなことになった・・・」

(;A;)「わかんないです・・・でも・・・俺のせいで・・・店が・・」

( ゚∋゚)「店長!まだドクオのせいと決まったわけでは・・・っ」

( ´∀`)「そ、そうモナ!勝手にショートして火事になった可能性だって・・・」

('A`)「・・・っ」

( ´∀`)「て、店長!いくら可能性があるっていってもそれは性質が悪いもな!」

( ゚∋゚)「そ、そうです!それにドクオはフリーターです!ここをクビになったら・・・っ」

N| "゚'` {"゚`lリ「わかっている・・・そんなことはわかっているんだ・・・だがこれはさすがに看過できない・・・すまない、ドクオ君・・・・」

('A`)「そ、そんな・・・お、俺・・・あと八日で・・・?」

N| "゚'` {"゚`lリ「私も最大限君を引き取ってくれる職を探してみる、だから君もまだ諦めるな・・・」

( ゚∋゚)「そんな・・・・ドクオ・・・・」

( ´∀`)「モ、モナ・・・・・」

('A`)「は・・・ははは・・・・あははははははははははははははは」


('A`)「(あぁ・・・死ってこんなに重たいもんなんだな・・・・実感なかったけど・・・こんなにデカイもんがすぐ隣に立ってたなんてな・・・・・)」

第三話「炎」完

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最終更新:2011年02月19日 07:13
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