(#゚;;-゚)バレエ・メカニックのようです その3


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(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚)「よく存じませんが、お母さんというのは子供にキスをしてあげるものなのですか?」

(  ∀ )「わからないよ、でも、でも」

(  ∀ )「今すごく、でぃが綺麗なんだ。キスしたいんだ。僕、なんか頭がこんがらがって」

(  ∀ )「いい匂いだよ。すごく、胸も、手も柔らかくて、本当にロボットなの? すごく気持ちがいいんだ」

(  ∀ )「君にキスが、したい。すごく、愛しいんだ」

(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚)「それは、命令ですか?」

(  ∀ )

(  ∀ )「本当はこんなの卑怯で、無理やりかもしれないけど、いまは……」

(  ∀ )「命令にしたい」

(#゚;;-゚)

                         「でしたらどうぞお気遣いなく、キスしてください」
 * * *


ロボットに、必要のない要素というものは少ない。


しぃお姉ちゃんが人間のように良く笑い、明るく振る舞えるのは理由があるからだ。
それは彼女が言うように、その方が介護ロボットとして、家政婦として家庭に受け入れられやすいから。
介護ロボットに容姿の若い女性モデルが多いのも、きっと似たような理由だろう。

だから、私は私の意味のある要素に気づいた。

私が女性型に作られ、女性のような思考ルーチンを持つこと。
その細かなデザイン、設計がことさら生身の女性に酷似していること。
例えば肌の柔らかさや、髪の質感、匂い。

例えば唇の瑞々しさ。

例えば乳房の膨らみ。

例えば女性器に似たような形状を持つ部位があること。

全てには意味があった。

だがしかし、何故、私の設計は開発段階で笑う機能を付加されていなかったのか。
笑う女性というのは、どんな人間からしても見栄えが良いものではないのだろうか。
どんな人間からも愛されることは介護ロボットとして必要不可欠なのではないかと、機械の私ですらそれを理解しているというのに。

ロボットに不必要な要素は存在しないが、不足してる部分はたくさんだと、


(  ∀ )「はぁ、ああ、でぃ、好きだよ、離さないよ、うぅ、ぐすっ、はぁ、はぁ、命令、だよ?」

(  ∀ )「ずっと一緒にいて、いて、ウッ、はぁ、あ、僕達と一緒に暮らして、あ、あっあっあっ」

(  ∀ )「母さん、でぃ、あ、あっ、でぃ、母さん、一緒に、一緒がいいよ、うっ、うっ、うぅぅう――っ」


(#゚;;-゚)


モララー様と擬似的な性交渉を重ねる日々の中で、私はそう思った。

そしてそれは、どれだけ手の内に水をすくい取ろうと、溢れかえってこぼしてしまうのと同じで。


モララー様が私を、母親というよりもむしろ、悲しく粘ついた性欲と張り裂けそうな叫びの捌け口にしていること。
それは幼かったハイン様にもぼんやりと、でも確実に伝わっていて。
いつだったかお買い物へ付き添ってくださった時、そっと優しく楔を打たれた。


从 ∀从「ねぇ、でぃ。お兄ちゃんのことを好きにならないでね」


どんな命令よりも確実に、私の思考ルーチンに固い鎖をかけるその一言を、


(#゚;;-゚)「かしこまりました」


私はふたつ返事で了承した。


私はその時から、モララー様をハイン様と同じくらい愛したが、彼の求めるような形の愛情を提供しなくなった。


 * * *


(#-;;_-)

(#゚;;-゚) パチッ

(#゚;;-゚) (スリープモードが自動解除? 時間は――)

(#゚;;-゚) (深夜の三時。こんな時間に? 動体センサーが反応したんだ。誰か室内を動いている?)

(#゚;;-゚) (戸締りはきちんとした。ハイン様、お水でも飲みに来たのかな?)

(#゚;;-゚) チラッ

(#゚;;-゚) (台所、いない?)

(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚) (もしかして、また……)
 ガチャ


从 -∀从    (-∀- )


(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚)「ハイン様、眠れないのですか?」

(#゚;;-゚)「ミルクでも、温めましょうか?」

从 -∀从 )) フルフル

(#゚;;-゚)「そうですか。ですが、何か肩にかけないとお体を冷やします。毛布を」

从 ゚∀从「んん、すまん」

(#゚;;-゚)「いえ」


( -∀-)


从 ゚∀从「本当に機械みたいだよ、兄貴」

(#゚;;-゚)

从 ゚∀从「兄貴が事故に遭って、もう……どんくらいだかな」

(#゚;;-゚)「二年と二ヶ月、二十五日と4時間2分19秒前です」

从 ゚∀从「二年、そうか……もう二年も経ったのか。早いもんだよな」

从 ゚∀从「兄貴は二年間布団の上で、俺は大学を中退して二年間フリーターの日々」

从 ゚∀从「兄貴が汗水垂らして稼いだ金で入った大学。不思議と後腐れなく出て行けたよ」

从 ゚∀从「なんでだろうな」

(#゚;;-゚)

从 ゚∀从

从 ゚∀从「変わらないのはお前だけだよ。俺達兄妹のもとに来た時から」

从 ゚∀从「顔つきも、体つきも、何も変わっちゃいない」

从 ゚∀从「俺はお前が怖いよ。機械が怖い」 

(#゚;;-゚)「何故でしょう」

从 ゚∀从「不変なものは不気味なんだ。変わるってことは、生きるってことなんだ」

从 ゚∀从「いつまでも、半永久的に変化しないものなんて最初から死んでるのと同じだ」

从 ゚∀从「そのくせ、見た目や仕草だけなら人間と変りない。いや、人間より人間らしいやつもいる」

从 -∀从「でも……やっぱ駄目だ。機械は怖い。恐ろしくて、おぞましい」

(#゚;;-゚)

从 -∀从

从 -∀从「兄貴はきっと天罰を受けたんだ」

(#゚;;-゚)「天罰、ですか?」

从 -∀从 )) コクッ

从 ゚∀从「兄貴はお前を家族にしようとした」

从 ゚∀从「そして……次第に目的が変わっていったんだ」

从 ゚∀从「兄貴はお前を女として見始めて、その時ロボットという怖いくらいの完全な要素に気づいたんだ」

(#゚;;-゚)

从 ゚∀从「いつまでも綺麗で、老いなくて、自分に従順な女なんて」

从 -∀从「男なら喉から手が出るくらい欲しいものだ。兄貴はそれに気づいて、それで……」

(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚)「ですが、ハイン様。あなたは私に命令しました」

(#゚;;-゚)「モララー様を好きになってはいけない、と」

从 -∀从

从 -∀从「お前のことは嫌いじゃなかったんだ。本当の家族になれると信じていた」

从 -∀从「だから、お前と兄貴の関係を知った俺は、何としても止めなくちゃいけないと思ったんだ」

从 -∀从「だから命令した。これは、でも、でもきっと、そんな真っ当な理由じゃない」

(#゚;;-゚)


( -∀-)


从∩∀从「もっと、俺もおぞましいものを考えていたのかも」

从∩∀从「お前に兄貴を取られてしまうんじゃないかって、不安で、恐ろしくって」

从∩∀从「兄貴もお前も狂っていたんだ。兄貴は、兄貴は機械とセックスした。人間じゃないものを人間にしようとした」

从∩∀从「だから天罰を受けた。でも、本当に罰を受けるべきなのは――」

(#゚;;-゚)

从 ;∀从「あたしだったのかもしれない。あたしが、一番狂っていたんだ」


从 ;∀从「機械に――お前に嫉妬してしまった。兄貴を、家族を、好きな人を奪われるかもって」

从 ;∀从「だからこれは兄貴への天罰で、きっと同時にあたしへの天罰なんだ」

从 ;∀从「好きだった人がこんな、機械以下のモノになって、それでも」

从∩∀从「未練でこの家から出ていくことが出来ない。もう私の一存で、お前の派遣サービスも停止できるのに」

从∩∀从「出来なかった。だってお前のことも好きだったから。家族だったから」

(#゚;;-゚)

从∩∀从「これ以上家族を失うのは、もう嫌だったんだ。だから、この家にお前と留まった」

从∩∀从「ゆっくり死んでいく兄貴を、変わっていってしまう兄貴を、辛くても、見守るしかなかった」

从 ;∀从「これがあたしの、あたしに課せられた罰なんだ。呪いなんだよ」

从 ;∀从「でも、ひっぐ、でもこんなのおかしい……理不尽だ」

从 ;∀从「あたしたちはほんの少し前まで幸せだったんだ。何も、問題なんてなかった」

从 ;∀从「でも両親が死んで、お前が来て、兄貴が狂って、あたしも狂ってしまった」

从∩∀从「全部機械のせいだ! あたしの家族は、家族は……機械に乗っ取られちまった……!」

从∩∀从「どうして人間はロボットなんか作ったんだろう? こんなもの、どうやったって、敵うわけないのにィ……!」

(#゚;;-゚)


( -∀-)


(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚)「なら、私の」

(#゚;;-゚)「私に課せられた罰は、なんなのでしょう」

从∩∀从 グスッグスッ

从∩∀从

从∩∀从「いつも、何かも、全部、お前がいるからだ」

从∩∀从「始まりはお前なんだ。でも、お前はあたしたちみたいに変われないんだ」

从∩∀从「変われないから苦しめない。人間にはなれない。家族にだってなれない」


(#゚;;-゚)


从 ;∀从「だから与えてやる。一生忘れるな。メモリーにこの光景を焼き付けろ」

从 ;∀从「お前が喰い潰した家庭が、幸せが――その最後のひと欠片が砕ける瞬間を」

从 ∀从っ━l二フ

                                       「一生背負え。それがお前への罰だ、でぃ」



                              「終焉」

                       「包丁」     「台所を見たときには見当たらなかった」
    「どうしてこんなことを」                                         「優先順位」
                               「迂闊」         「油断」
      「止めなければならない」      
                                  (#゚;;-゚)           「使命」       「止めなくちゃ」
   「護衛プログラム」           「理由」
                                             「罰」              「間に合う」
        「包丁なんて危ないものは捨ててください」   「ハイン様」
                                                   「モララー様を守らないと」
                            「呪縛」
                                                 「生命の危機」            「真理」
            「ロボット三原則第一条の遵守」       「審査」

                                                      「ねぇ、でぃ」

                                                 「なんでしょうか」

                                       「もしね、いつか僕がいなくなったら」

                                      「もしね、僕が死んでしまったとしたら」

                   「きっとハインは、すごく寂しがると思うんだ。あの子は泣き虫だから」

                           「だからその時は、君が僕の代わりにあの子を守ってね」

                                「あの子は僕の大切な、たった一人の妹なんだ」

                                           「約束してね。これは命令だよ」

                       「もしもハインが苦しんで苦しんで仕方が無い時は、君の手で」

                          「彼女を救って欲しい。それが僕が君に残す唯一の命令だ」

                         「そのかわり、いままで命じた全ての命令は破棄してもいい」

                                      「――かしこまりました、モララー様」

                                            「……約束だよ。大好きなでぃ」



                                  (#゚;;-゚)  






            「ロボット三原則第一条の遵守」       「審査」
                                                  「≠特定条件下の第二条の優先」

     「第一条の不明瞭化」                      
                                 「=ハイン様をお救いしろ」

 * * *


( "ゞ)「…………」


(#-;;_-)

从 ∀从

(`・ω・´)「凶器の包丁は確保したか?」

(´・_ゝ・`)「はい、問題ありません。被害者の運び出しも始めています」

(`・ω・´)「ふむ、まぁもう仏さんだ。先にきちんと手ぐらいは合わせといてやれよ」

(´・_ゝ・`)「了解です」

(`・ω・´)「お医者さん! ちょっと、あんた!」

( "ゞ)´「はい、なんでしょう」

(`・ω・´)「わざわざ来てもらっといてなんだけど、もう特にアンタにやってもらうことはないからね」

(`・ω・´)「一応、管轄内にある大きな病院――VIP総合の方へ仏さんは運ぶから。いいね?」
( "ゞ) チラッ


(  ∀ )

(´・_ゝ・`)「お前らー! 一応ちゃんと仏さんに手を合わせといたか?」

('A`)「当たり前じゃないッスか。合わせてないの先輩くらいっすよ」

(´・ω・`)「寝たきりだったアンちゃん、ね……。どうりで軽い。運びますか」

(´・_ゝ・`)「丁寧にな。ドアのとこぶつけんなよ」


( "ゞ)

(`・ω・´)「お医者さん?」

( "ゞ)「はい。問題ないです。検案書はおって書きます」

(`・ω・´)「おう、すまんね! じゃ、後は任せときな」

 タッタッタ……

( "ゞ)

( "ゞ) (さて、と。まさかこのおウチとはね) 
(`・ω・´)「お嬢さん、いいかい」

从 ∀从

从 ∀从「……はい」

(`・ω・´)「詳しい話は署で聞くから、とりあえずパト乗ってもらうよ。手錠もするから」

(`・ω・´)「暴れたり逃げたりなんてこっちも考えてないから。ただ、形だけ付けなくっちゃいけなくてね」

从 ∀从「……はい、わかりました」

(#゚;;-゚)「あ、あの」

(`・ω・´)´「なんだい、お嬢ちゃん?」

(`・ω・´)「あ――ッ! もしかして犯行現場にいたロボットかいうのは君か!」

(#゚;;-゚)「は、はい、あの……」

(`・ω・´)「困ったな――っ、ロボット絡みの刑事事件なんて俺も初めてだからな――っ! ほんと、困っちゃうね!」

( "ゞ)「あの、いいですか?」

(`・ω・´)´「お医者さん? アンタまだいたの?」

( "ゞ)「ええ、ちょっとね」

( "ゞ)「一応彼女――ロボットも当事者ですし、証言は必要でしょう。連れて行くべきですが、ただ」

( "ゞ)「少しだけ被疑者とお話させてあげてもらえませんかね。ほんの少し」

( "ゞ)「あと、遺体も搬送を少し待ってもらえないかと」

(`・ω・´)「えーっ! お医者さん、あんたそりゃないよ!」

( "ゞ)、「申し訳ない。でもこのロボットの子とは少し面識があって……ほんの少しでいいんです」

(`・ω・´)、「……ちょっとだけだからね。あんまりのんびり仕事じゃないんだ、ウチも」

( "ゞ)「ありがとうございます」

(#゚;;-゚)

( "ゞ)「これでいいのかな?」

(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚)「ありがとうございます」


 ((......(#゚;;-゚) 从 ∀从


(#゚;;-゚)「ハイン様、ハイン様」

从 ∀从

(#゚;;-゚)「先に謝らさせてください。申し訳ございません」

(#゚;;-゚)「私は、本当はあの時あなたをお止めするべきだったと思います。そして、止める余裕は確かにありました」

(#゚;;-゚)「あなたが包丁を振りかぶった時、私は、すぐさまあなたの手から包丁を奪える確実な手段があったのです」

(#゚;;-゚)

(#-;;_-)「ですが、私は止めませんでした」

(#゚;;-゚)「私は、ロボット三原則に則りモララー様とあなたの危険を防ぐべきでした」

(#゚;;-゚)「ですが、ですがあの瞬間の私の思考回路は、秒数にして2.324152秒間、凍りつきました」

(#゚;;-゚)「パラドックスです」

从 ∀从

从 ∀从「いい、その先は、言わなくて」

从 ∀从「いいんだ。あたしはこの結果を望んだし、そしてそれは思い通りになった」

从 ∀从「逆に感謝してる。ありがとう、あの時フリーズしてくれて」

从 ;∀从「あたしに、兄貴を救わせてくれてありがとう」

从 -∀从。「あたしをこの家から救い出してくれて、ありがとう」

(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚)「私は、なにも」

(#゚;;-゚)「救えなかった、です。だって、このままじゃハイン様は――」

从 ;∀从 )) フルフル

从 ;∀从「こんな歪んだ形の罰を受け続けるよりも、兄貴を殺して、その罪を問われる方がいい」

从 ;∀从「あたしはそれでいい。その方が救われる。その方が、いいんだ」

从 ;∀从「あたしはこれでやっと、やっと自由になれる」

从 ;∀从「兄貴も、一緒に自由になれた」

(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚)「私の」

(#゚;;-゚)「私の罰は――」

(`・ω・´)「はい、すまんね。もうさすがに待ちすぎだ。連れてくよ」

从 ;∀从

从 ;∀从「はい、お願いします」

(#゚;;-゚)「! ま、待って。待ってください」

(`・ω・´)「ロボットのお嬢ちゃん、かんべんしてくれよ!」

(#゚;;-゚)「でも、でも私は、まだ、何も、何も――」

从 ;∀从

从 -∀从。「警官さん、行きましょう」

(`・ω・´)、「そ、そうかい? すまないね、ホント。ロボットのお嬢ちゃん、もう行くからね!」

(#゚;;-゚)「あっ……」


 バタン、ブロロロロロロロ……

(#゚;;-゚)

( "ゞ)「でぃさん」

(#゚;;-゚)´「先生……」

( "ゞ)「もう一人、待たせているんだ。彼とも話をしてくるといい」

( "ゞ)「ずっとお世話してきた、大切な人なんだろう?」

(#゚;;-゚)


 ガチャ


(´・_ゝ・`)「は、もう被疑者は連行した? なんだよソレ聞いてないよ!」

(´・_ゝ・`)「それで今度は仏さんの顔見させてって、あんたねぇ……」

(#゚;;-゚)「お願いします」

(;´・_ゝ・`)

(;´・_ゝ・`)「どっくん、しゃーない。顔見せてやんな」

('A`)「いいんスか?」

(´・_ゝ・`) (こんなカワイコちゃんに頼まれちゃ仕方ないだろ……)

('A`) (ロボですけどね。同感っす)


 ジィ――ッ カチャ、カチャ


( -∀-)


('A`)「どうぞ」

(#-;;_-)「ありがとうございます」 

('A`) (本当におにんぎょさんみたいだな……って人形だけど。綺麗すぎて怖ぇ)


(#゚;;-゚) (-∀- )


(#゚;;-゚)「モララー様……」
( "ゞ)「何か言うことはないのかい?」

(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚)「何も。多すぎて、何も思いつかないです」

(#゚;;-゚)「申し訳なくて、でも、でもあの生活がハインさんの言ったようにモララー様にとっての呪縛だったのなら」

(#゚;;-゚)「私は、あなたを救えたのですか。モララー様?」


( -∀-)


(#゚;;-゚)

(#-;;_-)

(#゚;;-゚)「頂いたもの、お返ししますね」


(#゚;;-゚(-∀- ) チュッ


(#゚;;-゚)「……本当に、本当にお慕いしていました」

(#゚;;-゚)「ありがとうございました。お元気で、さようなら」

 * * *


 モララー様に別れを告げてから、警察署に向かい、事情聴取を済ませた私は先生の診療所へ向かった。
 表に「休診日」と書かれた札がぶら下がっていたけど、戸に鍵はかかってなかったので、上がらせてもらった。
 先生は昨日と同じようにデスクにかけていて、真っ白な白衣を身につけて真っ黒なコーヒーをすすっている最中だ。 

( "ゞ)「診察をやっていないんだけど、白衣とこの場所が落ち着くっていうかね」

( "ゞ)「言いつけを守ってくれてありがとう。休診日の木曜、まさか次の日に来るとは」

(#゚;;-゚)

( "ゞ)「話があるってことは、わかったのかな」

( "ゞ)「君が二年と……幾日前から感じていた、その"なにか"の正体が」

(#゚;;-゚)「二年と二ヶ月、二十五日と12時間39分7秒前、です」

( "ゞ)「ああ、そうだったそうだった。相変わらずすごいね」

(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「ハイン様のお言葉をかりるなら、あのおウチは」

(#゚;;-゚)「呪われていました。きっと、私のせいで」

( "ゞ)

(#゚;;-゚)「でもいまは、もうあの家に囚われる人はいません。もう、誰一人」

(#゚;;-゚)「結局、その原因となったのも私でした。私がすべてをあの家に閉じ込めて、最後に開け放ってしまった」

( "ゞ)「最後の役目は、ハインさんだよ。君じゃない」

(#-;;_-) )) フルフル

(#゚;;-゚)「三原則を歪めてまで、ハイン様を救うことを優先した。私の罪です」

( "ゞ)「潔く罪と認めるんだね」

(#-;;_-)「ひとりのご主人様を、間接的に死なせてしまったのですから、当然です」

( "ゞ)「では、それが罪として」

( "ゞ)「君を裁くのは一体誰だろう?」

(#゚;;-゚)「……きっと、そんな方はいません。いえ、いなくなってしまった」

(#゚;;-゚)「でも、ハイン様は確実に、私のHDDに深い傷と負うべき罰を与えてくださった」

(#゚;;-゚)「罰は、このメモリーと共に私がこれから存在していくことそのものが、罰です」

(#゚;;-゚)「私は、私を罰し続けます」

( "ゞ)

( "ゞ)「君はそれで幸せかい?」

(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚)「必ずしも、ロボットが人間社会の只中で幸福になる必要は、ありませんから」

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