_
( ゚∀゚)「山にゃあ、入るなよ」
( ^ω^)「……んん……」
私は思わず首を傾げました。
入るな、と言われると、何だか好奇心が沸いてきてしまいます。
まあ、どうせ写真を撮るために山に近付くのですし。
ほんのちょっとだけ、足を踏み入れることにはなるでしょう。
ですが、それを正直に言ってしまえば、
わざわざ忠告してくれた彼の機嫌を損ねてしまうかもしれません。
( ^ω^)「分かりましたお」
ですから、そう答えて、まだ何か言おうとしている彼の前から逃げるように立ち去りました。
ξ゚⊿゚)ξ わるいひと! ζ(゚ー゚*ζ のようです
( ^ω^)
――内藤ホライゾン。私の名前です。
出版社に勤め、主にオカルトを専門としている雑誌の編集部に所属しています。
この日、私は、雑誌に載せる記事の取材を目的として、
とある場所へとやって来ました。
美符町。
電車で長いこと揺られ、私以外に乗客がいなくなった頃にようやく辿り着いた、
――こう言っては聞こえが悪いかもしれませんが――寂れた田舎町です。
都内とは思えないほど自然が多く、全体的に閑散とした土地。
町の北側には、山がありました。
その山に、「出る」と言うのです。
幽霊、もしくは妖怪、そういった類のものが。
インターネット上の片隅、ささやかな人数しか集まらない掲示板で得た情報です。
勿論信憑性など皆無に等しいもので、私自身、作り話か何かだろうと考えています。
それでもここまで来たのは、実のところ「息抜き」のためでした。
毎日毎日、たくさんの人と話をし、上司に叱られ、同僚から馬鹿にされ――
人と関わることに、疲れ果てていたのです。
自然が多く、人の少ない場所。そんなところへ逃げたい。
たったそれだけのために、私は必要のない取材をしに来たのでした。
適当に写真を撮り、適当に文章を書けばいい。
今日は、とにかく町のどこか――気が向けば、山の中――で心を休めることにします。
――しかし、歩いている途中で男性に捕まりました。
体が大きな、中年の男性です。
彼は、見馴れない私のことを不思議に思ったために話しかけてきたようでした。
私は素直に出版社の人間であるのを名乗りつつ
オカルト雑誌の編集に携わっていることは隠して、
取材をしに来たのだと男性に告げました。
鞄に入っているデジタルカメラとノートパソコンを見せると、
あまり馴染みがないのか、男性は興味津々といった様子で色々と訊ねてきました。
気さくで、明るい方でした。
こんな風に他人との会話を楽しんだのは、ひどく久しぶりに思えます。
ふと、私は山の所有者について質問しました。
訝しげな顔をする彼に、山を撮影するから許可をとりたいのだと説明します。
彼は所有者のお宅を分かりやすく教えてくれましたが、
どこか不安そうに眉を顰めていました。
どうかしたのかという私への答えが、
_
( ゚∀゚)「山にゃあ、入るなよ」
冒頭の、この言葉。
理由を訊こうとは思いませんでした。
彼から漂う雰囲気が、突然ぴりぴりし始めたからです。
もし、話している内に彼を不機嫌にさせてしまったら。
もし、話している内に彼に嫌悪感を抱かせてしまったら。
それを考えると、このまま会話を続けるのは私にとって良くありません。
おざなりに返事をして、彼から離れました。
一度呼び止められましたが、聞こえなかったふりをして足を動かし続けると
それ以降、彼が声をあげることはありませんでした。
山の所有者である方のお宅へ行き、立入と撮影の許可を得ました。
山に入るのは昼の間だけ。深くまで行かないこと――といった条件付きでしたが。
礼を言い、山に向かいます。
掲示板の書き込み。男性の言葉。入山の条件。
もしかしたら、本当に何かが出るのでしょうか。
ぞわぞわしながらも、やはり、好奇心は高まるばかりでした。
( ^ω^)「おー……」
山道を歩きながら、木々や、鳥達を撮影します。
耳に入るのは、草葉や木葉が揺れる音や、鳥の囀り。
目に入るのは、美しい緑や、鳥や、小さな虫、鮮やかな花の色。
思わず漏れた溜め息。
音が、景色が、私の心を癒していきます。
少し行くと、開けた場所に出ました。
地面を覆う草。触れてみれば、心地よい柔らかさを感じられました。
(*^ω^)「……」
思い切って寝転がってみます。
鞄を枕代わりにして、仰向けになりました。
中のノートパソコンがごつごつして痛かったので、上着を脱ぎ、鞄に突っ込みます。
程よい高さと硬さになった枕に、満足感を覚えました。
――視界一杯に広がる、真っ青な空。
体勢はそのままに、空をカメラで撮りました。
雑誌に載せるかどうかは関係ありません。
ただ、私が撮りたいから撮っただけです。
(*^ω^)「気持ちいいおー」
独り言。
口を手で覆いましたが、どうせ、ここには私以外、誰もいません。
ちょっと考えてから、私は口を開きました。
日頃の愚痴や、上司への文句を空に吐き出します。
( ^ω^)「あんたの書く記事なんか一つも面白いもん無かったおー!」
最後にそう叫び、目を閉じました。
すっきりして、何だか気持ちがいいです。
きっと私は笑っていたかもしれません。
#####
( ‐ω‐)「……んー……」
頬に冷たいものが落ちる感触がしました。
耳元で、雫が跳ねるような音がしました。
ぽつん、ぽつん。
鼻や額に、何か――水滴が当たり、重力に従って、つうっと流れていきました。
ぽつん、ぽつん。
水滴が増え、激しくなります。
そして――ざあ、と、大きな音と共に、たくさんの水が降り注ぎ始めました。
(;゚ω゚)「おおおっ!?」
そこで私はようやく目覚めました。
いつの間にか眠っていたようです。
慌てて体を起こします。
(;^ω^)「あ、雨……っ」
眠る前に見た空は、雲一つ無い晴天だったのですが。
とにかく、鞄から折り畳み傘を引っ張り出し――
(;^ω^)「……あちゃあ……」
傘の骨が折れているのを見て、情けない声を出して頭を抱えました。
鞄を枕にしている間に、壊してしまったのでしょうか。
使い物にならないそれを鞄の中に戻し、立ち上がります。
こつん、と、足に何かがぶつかりました。
見下ろせば、雨に打たれるデジタルカメラ。
(;^ω^)
拾い上げるも、もう遅いのは明白でした。
電源は入りません。どのボタンを押しても反応は無し。
呆然としながら周りを見渡して。
再び、私は頭を抱えました。
――私は、どの方向から来たのでしたっけ。
(;^ω^)「勘弁してくれお……」
依然として雨は降り続きます。
空は雲に覆われ、辺りは薄暗くなっています。
携帯電話を見てみると、ディスプレイに映った時間は午後5時。
電波は入っていません。
昼の間だけ、という条件を破ってしまいました。
ひやり、背筋が冷えたのは、雨だけのせいではないでしょう。
はてさて、どうしたものか――
「風邪引いちゃうよ」
(;^ω^)「ひうっ!」
突然、後ろから声。
体が強張り、心臓が大きく跳ねました。
若い――というか、幼い女の子の声に思えました。
恐々振り返ります。
幽霊か、生きた人間か、幻聴か……。
ζ(゚ー゚*ζ
果たしてそこには、中学生くらいの女の子が微笑みながら立っていました。
足はありますし、真っ白な傘を差して、じっと私を見つめています。
妖怪変化ではなさそうです。
(;^ω^)(いや。でも、おかしい)
ほっとしたのも束の間、違和感に胸がざわめきました。
どうしてこんな少女が、山の中に?
見たところ、持っているのは傘だけ。それに服装もワンピースという軽装。
不釣り合いなのです。何もかもが。
知らず知らず、後退りをしていました。
本当に人間? それとも。
ζ(゚ー゚*ζ「ほら」
(;^ω^)「へ?」
間抜けな声が出ました。
少女は笑みを深くします。
ζ(゚ー゚*ζ「風邪引いちゃうってば。
その様子じゃ、傘も持ってないんでしょ?
雨宿りさせてあげるから、おいでよ」
(;^ω^)「……雨、宿り」
ζ(゚ー゚*ζ「雨宿り。早く!」
恨めしや、などというおどろおどろしい言葉は無く。
至って普通のことを言って、彼女は手招きをするのです。
(;^ω^)「雨宿りって、どこに」
ζ(゚ー゚*ζ「あっちに私の住んでる家があるの」
あっち、と指差す方向は、彼女の後ろ。
逡巡する私に痺れを切らしたのか、少女は踵を返し、叫びます。
ζ(゚、゚*ζ「ついてくるならおいで!
来ないなら、さっさと山を下りた方がいいよ、おじさん!」
(;^ω^)「おじっ」
――私は、慌てて彼女のもとに駆け寄りました。
一応、弁解も添えて。
(;^ω^)「僕はまだ25歳だお!」
#####
相合い傘をしながら山道を進み、ようやく辿り着いた先。
そこで私は、ぽかんと口を開き、固まってしまいました。
さぞ間の抜けた顔をしていたことでしょう。
(;^ω^)「山の中に、こんな……」
ζ(゚ー゚*ζ「ほらほら、入った入った」
それは、とても古びた、大きな洋館でした。
まるで物語の中に出てくるような外観をしており、
私などが足を踏み入れても良いのか不安になるほどです。
一旦私に傘を預けた少女は、玄関の扉を両手で開きました。
そして、先程のように手招き。
現実感と言いましょうか、そういったものが唐突に無くなったような心地のまま、
私はふらふらと館に入っていきました。
まず目に入ったのは、だだっ広いロビーに吹き抜け。
真正面にある階段から、女の子が下りてきます。
ξ゚⊿゚)ξ「おかえりなさい、デレ」
ζ(゚ー゚*ζ「ただいま、ツンちゃん」
私達を出迎えたのは、これまた中学生くらいの年頃な少女でした。
その少女は私を見ると、「誰」とぶっきらぼうに訊ねます。
(;^ω^)「内藤ホライゾンといいますお。
えっと、急な雨に困っていたところへ、この子が声をかけてくれて……」
ζ(゚ー゚*ζ「そうそう。――内藤さん、ね。
私はデレ。こっちが、」
ξ゚⊿゚)ξ「ツン」
( ^ω^)「デレちゃんと、ツンちゃん。……姉妹かお?」
ζ(゚ー゚*ζ「うん。双子なの。ツンちゃんの方がお姉ちゃん」
双子。言われてみれば、なかなか似ています。
ツンは少し気の強そうな顔立ちですが、
優しく笑えば、きっとデレとそっくりになるだろうと想像出来ました。
ツンは私とデレに背を向けて、どこかへ駆けていきました。
タオルを持ってきてくれるのだろうとデレが言い、
私の鞄を指差しました。
ζ(゚、゚*ζ「ところで、荷物は大丈夫?」
(;^ω^)「……あー……」
多分大丈夫ではなさそうな。
とりあえず鞄を下ろし、中を覗きます。
すると、恐ろしいことに、雨水が底の方に溜まるほど浸水していました。
傘とデジタルカメラが壊れているのは既に確認済みでしたが、
この分では、ノートパソコンも無事というわけにはいきません。
ペンや手帳は乾かせば使えるでしょうが、そんなもの、何の慰めにもなりません。
がくりと肩を落とす私の背中を、デレが軽く叩きます。
ζ(゚、゚*ζ「携帯電話は?」
そういえば。
望み薄なのは分かっていながら、私は雨で随分重たくなったズボンのポケットから
携帯電話を取り出しました。
開けば、画面は真っ暗。
電源を落とした覚えはありませんし、
念のために電源を入れる操作をしても画面は変わりませんでした。
念のため、念のため。
呟きながら、電池パックを抜き取り、本体の乾燥を試みることにしました。
そうこうしている内に、ツンが何枚かのタオルを抱えて戻ってきます。
彼女は私の手にある携帯電話を見るなり、
一枚のタオルを広げ、電池パックと本体を受け取ってくれました。
ξ゚⊿゚)ξ「はい」
それから大きなタオルを手渡してくれたので、私は礼を言い、
顔や首、手足を拭いました。
ぐしゅぐしゅの靴と靴下を脱ぎ、足をタオルで包んだときの開放感と快感は、
感動すらしたものです。
あらかた水分を拭き取った頃、ようやく玄関から上がることを許されました。
律儀にも隣で待っていてくれたデレが先に靴を脱ぎ、スリッパに履き替え、
私にも色違いのスリッパを差し出します。
ロビーに上がると、デレが私の手を掴みました。
ζ(゚ー゚*ζ「お風呂入りなよ」
(;^ω^)「ええっ! いや、そこまで……」
ξ゚⊿゚)ξ「いいから入っちゃえば? 体、暖めた方がいいんじゃないの」
ζ(゚ー゚*ζ「そうそう」
ξ゚⊿゚)ξ「丁度さっき、湯舟にお湯を張り終えたとこだし」
ζ(゚ー゚*ζ「ツンちゃん流石ー!」
(;^ω^)「ぼっ、僕が一番風呂いただいてもいいのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「うるさいなあ、いちいち気にしないで、早く入りなさい」
(;^ω^)「む……じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて……」
ありがとう、と頭を下げてから、もう一度顔を上げたとき。
私の胸が、一瞬、どきりと高鳴りました。
ξ*゚ -゚)ξ
照れ臭そうにするツンの顔が、無性に愛らしくて。
今更気付きましたが、ツンも、デレも、何とも可愛らしい顔立ちをしているのです。
とは言っても相手は子供。恋心など、抱きようもないのですが――
(;*^ω^)(何で、こんなにどきどきするんだお……)
#####
案内された先は、非常に広々とした浴室でした。
私の住んでいるアパートの一室分はあるかもしれません。
浴室の手前にある脱衣所も、かなりの広さです。
(;^ω^)「おー……」
ζ(゚ー゚*ζ「脱いだ服は、そこの籠に入れてね」
(;^ω^)「わ、分かったお」
ζ(゚ー゚*ζ
(;^ω^)
ζ(゚ー゚*ζ「?」
(;^ω^)「いや、あの、服脱ぐから……」
ζ(゚ー゚*ζ「あ、ごめんごめん」
あのまま放っておけば、私が服を脱ぐのを眺め続けていたのでしょうか。
言われて気付いた、とばかりに、デレはぱたぱた脱衣所を出ていきました。
服を脱ぎ捨てて浴室に入った私は、まずシャワーのコックを捻りました。
少し熱いかな、と思った湯も、浴びている内に気持ちがよくなってきます。
(*‐ω‐)「ふー……」
雨で冷えた体が、じわりじわり、温まっていきました。
そういえば、はて、シャンプーや石鹸は勝手に使ってもいいのやら。
すっかり訊き忘れていました。
しかし人様の家の湯舟に浸かるのだから、せめて体は綺麗にしなければ。
とりあえず石鹸だけ、少々お借りします。
手で石鹸を泡立てて、掌で体を擦るようにして洗いました。
体が硬いもので、背中だけは、満足に洗えなかったのですが。
( ^ω^)「よいしょ……」
念入りに泡を流し、私は湯舟へ恐る恐る足を入れます。
それから、ゆっくり全身をお湯へ。
肩まで浸かったときに、思わず声を漏らしてしまいました。
(*^ω^)「あぁー……」
温かい。
ああ、素晴らしい――
「お湯加減、どう?」
(*^ω^)「お? ――ああ、丁度いいお」
不意に、脱衣所からデレの声が飛んできました。
タオルを持ってきてくれたのでしょう。
「そう。良かった」
(*^ω^)「ありがとうお、とても気持ちい――」
ζ(゚ー゚*ζ「じゃ、お邪魔します」
え?
(;^ω^)「は? え?」
ζ(゚ー゚*ζ「ん?」
待った。
待って下さい。意味が分かりません。
あれ?
(;^ω^)「な、何で」
何で、裸のデレが浴室に入ってきたのですか。
ζ(゚、゚*ζ「だって、私も少し雨で濡れちゃったもの」
相合い傘のせいで、デレも雨に当たってしまったそうです。
だからって、こんなのはおかしい。
おかしいでしょう?
ζ(゚ー゚*ζ「ん。あー、あったかい」
私に見られていることなど気にもせず、デレはシャワーを浴び始めました。
白い頬が僅かに上気して、
(;^ω^)(――っ!!)
――慌てて目を逸らします。
こんなのは、いけないことです。
(;^ω^)「ぼ、僕、あが、上がるお」
ζ(゚ー゚*ζ「もう?」
(;^ω^)「上がるったら上がるお!」
湯舟を飛び出し、浴室のドアを開けます。
タオルと着替えは右側ね、とデレが言うので、視線を右に向けると
丁寧に畳まれたタオルがありました。
体をおおざっぱに拭い、着替えを手に取ります。
それはバスローブでした。
見慣れても着慣れてもいない代物でしたが、着るより他ありません。
適当に羽織り、腰に紐を結びつけ、私はロビーへ戻る廊下を小走りで抜けていきました。
ξ゚⊿゚)ξ「上がった?」
(;^ω^)「……はい」
ロビーのソファに腰掛けていたツンが、私を迎えてくれました。
立ち上がり、手招き。
ξ゚⊿゚)ξ「ご飯、準備したから。食堂に行きましょう」
(;^ω^)「ご飯……ご馳走になってもいいのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「今更遠慮しないでよね」
(;^ω^)「……じゃあ、いただくお。
あ、でもデレちゃんが」
ξ゚⊿゚)ξ「あの子、長風呂だから、待ってたらご飯が冷めちゃうわ」
ツンに連れられて食堂へ。
そこもまた広く、ツンと私の2人きりではスペースを持て余してしまいます。
ξ゚⊿゚)ξ「じゃ、いただきます」
( ^ω^)「いただきますお」
意外にも、メニューは和食でした。
豚肉の生姜焼きに生野菜の盛り合わせ、白米に味噌汁、沢庵。
洋館に不釣り合いな、どこぞの定食屋に出てきそうな並びに、笑みが零れました。
ξ゚⊿゚)ξ「どう?」
( ^ω^)「とても美味しいお」
嘘ではありません。
少々薄味ですが、それ故、食材自体の味を楽しめました。
箸が進みます。
ξ゚⊿゚)ξ「私が作ったの」
( ^ω^)「そうなのかお! 料理上手だおー」
ξ*゚ -゚)ξ「……ありがと」
照れたようです。
やはり、可愛らしい。
(;^ω^)「!」
――ああ、また、私は妙なことを。
(;^ω^)「っ、あ、あー、そういえば、ご両親は留守なのかお?」
沸き上がる熱情を振り払うため、ツンに疑問を投げ掛けました。
何となくした質問でしたが、自分で反芻すると、至極もっともな問いです。
現段階で、私はツンとデレしか見ていません。
彼女達のご両親は、どこにいるのでしょう。
ξ゚⊿゚)ξ「……今は、いない。遠くに行ってるの」
( ^ω^)「お? じゃあ」
ξ゚⊿゚)ξ「この家にいるのは、私とデレの2人だけよ」
( ^ω^)「お手伝いさんとかは……」
ξ゚⊿゚)ξ「雇ってないわ。私達だけで何とかなるもの」
(;^ω^)「でも、それじゃ大変だお? 色々と」
ξ゚⊿゚)ξ「別に、今まで困ったことは無かったわ」
(;^ω^)「……」
ふむ。
なかなかどうして、苦労しているようです。
デレの先程の行動も、人恋しさ故のものだったのかもしれません。
最終更新:2011年02月24日 17:53