ξ゚⊿゚)ξ わるいひと! ζ(゚ー゚*ζ のようです その2


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( ^ω^)「頑張ってるんだおね」

ξ*゚⊿゚)ξ「……別に、大したことしてないわよ」

( ^ω^)「おっおっ。そういや、学校はどうしてるんだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「学校?」

( ^ω^)「見たところ、君達は中学生くらいだし……」

ξ゚⊿゚)ξ「……ああ」

 どうだっていいじゃない。そんなこと。
 そう言って、ツンが味噌汁を啜りました。

( ^ω^)「?」

 一体どうしたのでしょう。
 訊かれたくないことだったのか、それとも、……、……――

( ‐ω^)

 ん?

 何だか、急に、眠、



#####

 ぬめる何かが、私の胸元を這って。
 気持ちいいような、気持ち悪いような。

 う、と小さな声が私の口から零れ落ちました。
 それに呼応するように、ふふ、と笑う少女の声が、胸元から。

(  ω )

 胸元から? 少女の声?

(;^ω^)「!?」

 底に沈んでいた意識が、急激に浮上しました。

 体を起こそうとするも、両手首と肩に痛みが走り、断念してしまいます。

 私はどうやら仰向けになっているようでした。
 両腕は頭の方へ伸ばされて、手首を何かに固められています。

 そして私の上に。


ζ(゚ー゚*ζ「起きた?」


 バスローブ姿の、デレが。

(;^ω^)「は!? デ、デレちゃん!?」

 何故、私に跨がっているのでしょう。
 何故、私はこんな体勢なのでしょう。
 何故、私は裸なのでしょう。

 分かりません。何一つ、分かりません。

(;^ω^)「ど、どこだお、ここ――」

ζ(゚ー゚*ζ「私の寝室。ベッドの上」

(;^ω^)「きっ……君は、何をしてるんだお!?」

 その問いには、デレは直ぐには答えてくれませんでした。
 にっこり笑って、私の頬を指で擽ります。

ζ(゚ー゚*ζ「内藤さん、分かる? 今、あなたを手錠で繋いでるの。
      ……さっきみたいに逃げちゃ駄目だよ」

 がちゃり。手首から、金属音。
 首を捻って見てみれば、たしかに手錠を繋がれて、
 鎖部分がベッドのヘッドボードに括られていました。

 どうして。

(;^ω^)「何をする気――」

ζ(゚ー゚*ζ「この状況で分かんないかなあ」

(;゚ω゚)「ん、むぐっ!?」

 混乱しきっている私の顔を両手で押さえ込み、
 デレは、唇を合わせてきました。

 口の中を舌で散々掻き回されて。

 ろくに働いていなかった脳が、どろりと溶かされるような感覚に侵され。


 デレがバスローブを脱ぎ捨てる音がしました。
 これから起こることは大体理解出来ます。
 それでも、私は、やめろと言えません。
 いいえ、抵抗するどころか、期待さえしていたのです。


 デレは私の上に体を倒しました。
 重なり合った胸から、彼女の鼓動が伝わってきます。
 私の心臓と彼女の心臓は、やがて、ぴたりと速度を合わせたのでした。



#####

 ――気持ちいいのかと囁くのです。
 自分よりも若い少女に犯されて気持ちよくなっているのかと囁くのです。


ζ(^ー^*ζ「変態」

(;* ω )「う、う……く、っ」


 私に出来る抵抗といえば、顔を背けるぐらいでした。
 背けたことで真上を向いた左耳を舐りながら、彼女は、声を捩込みます。

 変態だ何だと詰られました。
 ああ恥ずかしい。そんなことを言わないでほしい。

 揺すぶられる。
 体も脳も。

 事が済むと、デレは息を整えながら立ち上がりました。
 私に、にこりと微笑みます。
 痺れた頭の中に、解放してくれるのではないかという希望が浮かびましたが、
 そのまま私から離れたデレは服を着ずに部屋を出ました。

 ――しばらくして、彼女は姉を伴って戻ってきました。

ζ(゚ー゚*ζ「ほら」

ξ゚⊿゚)ξ

 ツンは私を見て顔を顰めます。

 それからデレに視線を向け、問い掛けました。

ξ゚⊿゚)ξ「どうだったの」

ζ(^ー^*ζ「最高」

ξ゚⊿゚)ξ「そう。良かったわね」

 意外にも、ツンはあっさりと事態を受け入れているようでした。
 私は未だにわけが分からぬというのに。

ζ(゚ー゚*ζ「見ててねー。可愛いんだから」

 見てて?
 何を言っているのでしょう。

 ツンは傍にあった椅子に腰掛け、
 デレは私に近付きます。

 まさか。

(;゚ω゚)「待、」

ζ(゚ー゚*ζ「ねえ、内藤さん」

 私に跨がり。
 デレは、私の下半身に手を伸ばしました。


ζ(゚ー゚*ζ「今日から、あなたはこの家を出ちゃ駄目だからね」

 ――情事を再開させながら。
 デレは私に命令します。


 この家を出るな。

 必要があるとき以外は、この部屋も出るな。

 部屋を出る場合は、デレを同伴させること。


ζ(゚ー゚*ζ「そういうことだから」



#####

 ――その命令は、確実に、狂いも無く守らされました。

 あれから何日経ったのでしょう。
 携帯電話もノートパソコンも没収されているため、まったく分かりません。
 また、デレの部屋にはカレンダーや時計が無いのです。

 さらに遮光カーテンが常に引かれているものだから、
 時間の感覚が完全に消えてしまいました。

 ただひたすらに私は屋敷の中で日々をぼんやりと過ごし、
 食事や入浴、排泄の用があるとき以外はデレの部屋に閉じ込められています。

 どこから用意してきたのか服は毎日着替えさせられますが、
 手錠は滅多に外してもらえません。

 しかし、何故だか、腕が疲れるだとか不愉快に感じるだとかいうことが無いのです。

 ――そして、これは監禁状態になってから2、3日の内に分かったのですが、
 デレには所謂サディストの気があるようでした。

 ほぼ日課になっている「いかがわしいこと」をする際、
 デレは言葉で私を辱めたり、体に多少の痛みを与えたりするのを好みました。
 時には、私との行為をツンに眺めさせ、私に必要以上の羞恥心を抱かせるのです。

 その度、私は少しの恐怖と多大な興奮を覚えます。
 私の性的嗜好は、至って普通だった筈なのですが。

 それと、分かったことはもう一つ。

 ツンもデレも学校などには行っていません。
 毎日毎日、一日中屋敷に居ることから窺えます。
 たまに散歩に出るときもありますが、それでも長くて1時間程度。
 ――果たして、彼女達は生まれてから今まで、どんな生活をしてきたのでしょうか。


 何もかもが異常です。

 この暮らしも。
 彼女達も。

 逃げ出す気がまったく沸かぬ私も。



#####

 ある日のことです。

ζ(゚ー゚*ζ「ちょっとお散歩してくる」

 デレがそう言って外出してから、何分か――もしくは何十分か――が過ぎた頃、
 こんこん、部屋のドアがノックされました。

( ^ω^)「はいお」

 デレはノックをしません。
 ならば向こうに居るのはツン。

 返事をすると、ゆっくりドアが開かれました。

ξ゚⊿゚)ξ「おやつ、食べる?」

 盆を支えながら、ツンが言いました。
 盆には皿と湯飲み。

 皿の上に、大福が乗っています。
 どうやらツンとデレは、和食や和菓子が好きらしいのです。

( ^ω^)「いただきますお」

ξ゚⊿゚)ξ「ん」

 部屋の中央にある丸いテーブルと二つの椅子。
 私とツンは、そこでおやつを食べ始めました。

 手錠を嵌められているため、片手で大福を持ち上げたつもりでも両手が上がってしまいます。
 最近は、この不自由さにも慣れてきました。

 程よい甘みと、もちもちの食感。
 湯飲みに入った熱い茶を口に流し込むと、もうたまりません。
 聞けば、大福はツンの手作りだとか。

( ^ω^)「僕、ツンちゃんの作るもの、好きだお」

ξ゚⊿゚)ξ「……そう?」

( ^ω^)「おっお。とても美味しいお」

ξ゚⊿゚)ξ

ξ*゚ー゚)ξ

( ^ω^)

 初めて、笑った顔を見ました。

 なんて可愛いのでしょう。
 なんて美しいのでしょう。

 ツンは直ぐに口元を隠しました。

 もっと見たいのに。

 ふと、目が合います。
 ツンは私の顔をまじまじと眺め、
 かと思えば、自分の唇の辺りを指で叩きました。

( ^ω^)「何だお?」

ξ゚⊿゚)ξ「餡、ついてる」

( ^ω^)「本当かお」

 慌てて指で拭おうとすると――

 ツンが、私の手を押さえ。

 椅子から腰を上げて、私の傍に移動し。

 ぺろりと、私の唇を舐め上げました。

(;^ω^)

ξ*゚ -゚)ξ

(;^ω^)「ツンちゃん?」

ξ*゚⊿゚)ξ

 ツンはポケットから何か取り出し、それを手錠に宛てがいました。
 ――鍵。
 手錠の鍵です。

 かちり。
 音を立てて、手錠が開きます。

ξ*゚⊿゚)ξ「ずるい」

(;^ω^)「なに、が」

 取り上げた手錠をかじりながら、ツンは私を見上げました。
 ちろりと覗いた舌の赤いこと。

ξ*゚⊿゚)ξ「私にも、してよ」

(;^ω^)「ツンちゃん、待ってくれお」

ξ゚ -゚)ξ「……してよ」

 かしゃん。
 ツンが自身の左手に手錠をかける音が、いやに大きく聞こえました。

 そして、両手を揃えて私の眼前に突き出します。
 彼女が言葉にせずとも、それが、右手にも手錠をかけろという意味であると
 容易に理解出来ました。

ξ゚ -゚)ξ「あなたがデレにされたのと同じこと」

(;^ω^)

ξ゚ -゚)ξ「私にもしてよ」


 おかしいのです。
 ここに来てからの私は、あまりにも、おかしいのです。
 常に、はしたない熱が体中を満たすから。

 だから、私は、


 震える手で、ツンの右手を封じました。


 ツンは、うっとりとした表情を浮かべながら、私に凭れかかります。
 そうして――とても私には言えないような、ひどく卑猥な言葉を口にして。
 私を誘いました。

ξ* ⊿ )ξ

(; ω )


 ほら、おかしい。


 どうしようもないくらいに嗜虐心が沸き上がり、
 その衝動のままに私はツンの服を剥ぎ取りました。

 それからは、まるで、デレとの行為を再現しているかのようでした。
 私はデレの言葉や行動を真似て、ツンは、デレにそうされる私のように悶え、喘ぎました。

 酷くすればするほど、ツンは涙を流しながらも喜びます。

 ぐちゃぐちゃに。
 ぐちゃぐちゃに、絡まり合って、



ζ(゚、゚*ζ「何してるの」



(;゚ω゚)「、あ、」

ξ*゚⊿-)ξ「ん、ふ、……デレ……」

 夢中になりすぎた余り、デレが声をかけてくるまで、
 彼女が部屋に入ってきていたことに気付けませんでした。

 私は慌ててツンから離れようとしたのですが、
 ツンが両足でもって私の体を挟み込んだため、それも叶いません。

 さらにそのまま腰を動かしてくるものだから、私の体から力が抜けてしまいます。

 じろりと睨むデレから、顔を逸らすしかありません。

ζ(゚、゚*ζ

(;^ω^)

ζ(-、-*ζ

ζ(゚ー゚*ζ

 一つ、溜め息。

 それから――微笑んだデレの顔が、視界の端に映りました。


ζ(゚ー゚*ζ「ずるい」


 先のツンと同じことを言い、
 デレは、殊更ゆっくりと私達に近付いてきます。

 笑顔。
 怒る様子は、微塵も。

ζ(゚ー゚*ζ「内藤さんもツンちゃんも、私のものなんだから」

(;^ω^)「わ、」

 私の耳を擽りながら、彼女は、


ζ(^ー^*ζ「私も混ぜてよ」


 そんなことを囁きました。


ξ*゚ー゚)ξ


 その言葉に、私の下で、ツンも笑った――気が、しました。

 熱い。

 熱い。柔らかい。痛い。
 きもちいい。



(;* ω )「……ぅ、ん」

ζ( ー *ζ「ほらほらツンちゃん」

ξ* ⊿ )ξ「んんー……ん、ふ、あう」

 何がどうなっているのか分かりません。

 熱と、柔らかさと、少しの痛みと、とんでもない快楽が、
 ぐちゃぐちゃに交ざって、弾けて、体と頭を舐め回し、染み込んでいく。


 何をされて、何をしているのか、分かりません。

 ツンと、デレと、私が、
 ぐちゃぐちゃに交ざって――

ζ( ー *ζ「ぷはっ、……ふふ、町の人の忠告を、無視するなんて……」

ξ* ⊿ )ξ「……こんなに、ん、……私達を、っ、好きに、扱うなんて……」




 きもちいい。きもちいい。きもちいい。




ξ*゚ー゚)ξ「わるいひとね」ζ(゚ー゚*ζ



(;* ω )「ひ――」

 あ。


 視界が   頭の中 が        真っ   白










#####

('A`)「淫魔、ねえ。……出来の悪いポルノ映画か」
  _
( ゚∀゚)「たしかに、そんな感じだな」

 喫茶店。
 窶れた男――ドクオの言葉を聞いて、がたいのいい男がげらげらと笑う。
 大男はひとしきり笑い続けると、不意に静かになり、ドクオを指差した。
  _
( ゚∀゚)「知らねえ奴が聞いたら、そう感じるだろう。
     陳腐。非現実的。男の欲望を詰め込んだだけの、汚らしく安っぽい空想。
     俺だって、初めて聞いたときは馬鹿らしいと思った」

('A`)「ああ」

 コーヒーを飲みながら、ドクオは、大男の顔を眺めた。
 ドクオが喫茶店に入り、席に着いてコーヒーを注文するや否や、
 この大男が向かいに座ったのだ。

 見ない顔だから気になった、と言う大男に、
 ドクオは、仕事で飛ばされてきたのだと返した。
 それが10分程前のこと。

 軽く挨拶を交わした後、大男は告げた。
 「この町の山に入ってはいけない」。

 その理由を聞いたドクオの反応が、ポルノ映画云々の件である。

  _
( ゚∀゚)「だが――事実、生まれてこの方、ン十年。
     あの山に入って、帰ってきた男を見たことがない」

('A`)「本当かよ」

 大男の顔には、いくらかの皺が刻まれていた。
 四十過ぎか――あるいは体躯の大きさで若く見えるだけで、五十を超えている可能性もある。

 ともかく三十路を迎えたばかりのドクオよりは年上の筈だが、
 大男の人懐こい振る舞いのせいで、ついつい敬語を忘れてしまう。

('A`)「それが本当だとして……大方、遭難でもしたんだろうさ」
  _
( ゚∀゚)「全員が全員?」

('A`)「……凶暴な獣でもいる、とか」
  _
( ゚∀゚)「人食いの?」

('A`)「人食いの。熊、とか、とにかくデカくて強い、猛獣が」
  _
( ゚∀゚)「夫婦で山に入ると、必ず妻だけ帰ってくる。
     妻が言うには、道の途中で旦那とはぐれちまったそうだ。
     ……必ず、夫婦の内、妻だけ助かるのさ」

('A`)「……」
  _
( ゚∀゚)「そして――これは、うちの親父の実体験だ。
     山に入ってしばらく歩いていたら、声をかけられたらしい」

('A`)「声」
  _
( ゚∀゚)「若い女……少女、って表現が適切なぐらい幼い声でな。
     振り返ってみれば、まさに少女が立っていた」

('A`)「……親父さんは、それからどうした」
  _
( ゚∀゚)「お恥ずかしいことに、とんでもねえビビリでよ。
     すぐさま逃げ出しちまったらしい」

 ドクオが吹き出す。
 持ち上げたカップの中のコーヒーが、ゆらりと揺れた。

('A`)「ふはっ。その少女が迷子かどうかの確認もしなかったのか」
  _
( ゚∀゚)「迷子ってこたぁないようだぜ」

('A`)「どうして」
  _
( ゚∀゚)「その子の後ろに、馬鹿デカい館があったんだと」

('A`)「んじゃあそこに住んでたってだけだろ。何もおかしくねえ」
  _
( ゚∀゚)「おかしいんだ」

('A`)「何がだよ」
  _
( ゚∀゚)「山の外。山の中。
     どこから目を凝らしても、館の屋根が、ちらりとも見当たらない。
     木よりも高く、大きな洋館だったのに」

('A`)「……」

 コーヒーを飲み干す。
 カップを置いて、ドクオは腰を上げた。

('A`)「興味深い話をありがとうよ」
  _
( ゚∀゚)「……絶対に、山には入るなよ。
     この間だって、取材か何かで来た男が山に入ったまま帰ってこなかったんだ。
     俺はちゃんと忠告したのに」

('A`)「そいつ、黙って帰っちまっただけなんじゃねえの」


 大男の話。その始めの方を思い返す。


 ――「この町の山に入ってはいけない」。
 山の中には、男だけを狙う、淫魔が居るのだから――。


('A`)「そもそも、淫魔なんてもんに限定する時点で馬鹿らしいって」
  _
( ゚∀゚)「俺の親父のように逃げおおせた野郎共が言うことにゃ、
     声をかけてきた少女は滅多に拝めないような美しさをして……
     いやらしい笑みで、誘うんだとよ」

('A`)「ふうん」

 ドクオが、口角を僅かに上げた。
 嘲るような笑みだった。

('A`)「ま、可愛い女の子と楽しく遊べるんなら、儲けもんさ」
  _
( ゚∀゚)「――そうかい」


 ドクオは、こういった類の話を嫌っている。
 幽霊だの、妖怪だの。そんなものを、欠片も信じていない。

 証明してやりたくなった。
 山に入り、無事に帰ってきて、
 大男の話に真実など一つも無かったのだと、証明してやりたくなった。


('A`)「そんじゃあな。また楽しい話でも聞かせてくれ」
  _
( ゚∀゚)「また、会えたらな」

('A`)「はは――」


 店を出る。
 北にある山をじっと眺め、ドクオは歩き出した。











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