('A`)バベルの塔のようです。川д川 第一話


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バベルの塔、の話をしっているだろうか。

バベルの塔は旧約聖書に載っている話だ。


それは、今まで世界は同じ言語を使っていたが、神の怒りに触れて言語をバラバラにされてしまい、今までのように会話が出来なくなってしまう、そんな話だ。

まぁ、僕がいいたいのは今まで同じ思い出を共有していた者の記憶がなくなってしまうのもバベルの塔のようじゃないか、と言うことだ。


だって今まで通じていて当然だったものが通じなくなってしまうのだから。





('A`)バベルの塔のようです。川д川




僕の彼女は1ヶ月前、突然学校に来なくなった。


僕は彼女が休すんだその日にメールをした。


すると、「今流行の新型インフルエンザにかかっちゃった」と彼女から返って来た。


新型インフルエンザにかかったことがあった僕は、メールをするのも辛いだろうと思い、彼女とメールをせずに味気のない二週間を過ごしていた。


そろそろ熱も下がっただろうと思い、彼女宛のメールを打っていると、彼女の家から電話がかかってきた。




「貞子が帰ってこない」と。


彼女が居なくなってから二週間もたってから、こんな電話をしてくるなんて…と思ったが、彼女の母親は放任主義なので納得ではあった。

電話をかけてきたのも恐らく、彼女の心配性の父親が出張から帰ってきて、彼氏の僕に電話をよこさせたのだろう。

そうでなければ、彼女の母親は何にも行動を起こさなかったに違いない。

僕はそんなことを無駄に冷静に考えながら、家の電話から彼女の携帯へと電話をかけた。

しかし、電源が切られているのか、それとも壊されてしまっているのか。


電話は繋がらなかった。

僕は彼女が行きそうな場所を全て回ってみたが、彼女は居なかった。

図書館、古本屋、友達の家、いつも二人でいく喫茶店。

しかし、どこにも彼女はいなかった。

次に、僕は一度でも行った事のある場所に足を運んだ。

二人で行った海、皆でいった遊園地…でも、どこにも彼女の姿はみつからなかった。


毎日探しても探しても見付からない、時間だけが進んでいった。


そして、彼女が居なくなってから既に1ヶ月がたっていた。


彼女は事故や事件にでもあって既に死んでいるんじゃないか、という不安が頭によぎる。


もう、探す気にもなれずベッドで体育座りをしている時、彼女の両親から電話がかかってきた。




「彼女が見付かった」と。

それは深夜にかかってきた朗報だった。



僕は自転車に飛び乗り、すぐさま彼女の家へと向かった。


玄関で僕を待って居たのは彼女の父親だった。


(;'A`)「おじさん、貞子は!?」

と、僕が言い終わるのと同時に、彼女の父親は僕を車の中へと蹴飛ばした。


(;'A`)「いってぇ!!」


(; ゜д゜ )「飛ばすぞ!」
車は凄い速さで走りだした。

(;'A`)「ちょ、ちょっとおじさん!一体どうしたんですか!?貞子に会わせてくださいよ!」


(; ゜д゜ )「その為に車飛ばしてんだよ!!」


(;'A`)「詳しく説明してください!」

行き先も知らされずに猛スピードで走っている車に乗って居られるほど僕は冷静沈着ではなかった。



(;'A`)「つうか、スピード落としてください!」

時速80キロで一般道路を走る車に冷静に乗ってられる人間なんて居るのだろうか。いや、居ないだろう。

(; ゜д゜ )「…貞子は、今、病院にいるんだ」

彼女の父親が僕に言った言葉は僕の心をより一層不安にさせた。

(;'A`)「怪我…してるんですか?」

(; ゜д゜ )「…あぁ、大分ヤバイらしい。
今日が山だそうだ…」

スピードはぐんぐんとあがっていく。

僕の鼓動が脈を打つ間隔も縮まっていく。

('A`)「…は?」

今夜が、山って…。

そんなの、嘘だ。

(; ゚д゚ )「…だから、はやく、行かないと…!」

車のスピードメーターは既に限界を指していた。

('A`)


それは彼女が死に直面しているという話。

ぼんやりと、彼女は事故にあって死んでしまっているんじゃなかろうかとは思っていたが、他の人の口から聞くと、なんとまぁ、吐き気がする話だろうか。

('A`)「…嘘だと、言ってください」

嘘じゃないなんて、知ってる、わかってる。

分かりたくなくても、わかってる。

( ;д; )「残念ながら、本当さ。」

('A`)「…もっと、スピード出してください」

これ以上スピードは出ないけど、彼女の父親はアクセルをさらに思い切り踏んだ。

あぁ、神様。

もし、僕が向かっている途中経過に彼女が死んでしまったのなら。


どうか、この車を天国にいる彼女のもとへと導いてください。

病院に着くと、彼女の母親が病院の椅子に座って泣いていた。


从;ー;从

最悪な事態が、頭をよぎる。

(;´A`)「おばさん…。ま…まさか…、貞子は…。」

先の言葉は、喉の奥で突っ掛かって出てこようとしなかった。

从;ー;从「ドクオ君…、貞子は…、貞子は…」


えっぐ、えっぐと彼女の母親は泣きじゃくっていた。


( ;д; )「うおおおお!!」

(;'A`)「あ、あ、あ…」
彼女の父親は大きな声を上げ泣き、僕は世界が真っ暗になっていくのを感じた。
その時、彼女の病室からお医者さんがでてきた。


(;-_-)「あの…、なんとか山は越えましたから、そんな雄叫びを上げないでください」


(;'A`)「え。」

ピシッした白衣を着たその人は、白衣とは違い、ぐったりと疲れた顔でそう告げた。


(;A;)「うわあああん!先生ぃぃい!ありがとうございますぅう!」

安心して、僕は涙が一気にあふれ出た。


( ;д; )「あんたがブラックジャックかあああ!」

彼女の父親はお医者さんに泣きながら抱きついた。


(;-_-)「私は医師免許もってますが?!」

お医者さんはお医者さんで、疲れているのかツッコミどころがおかしかった。

お医者さんによると、今日はまだ山を越えただけだそうで、面会はできない、と言うことだったので、彼女の両親と3人で病院を後にする事にした。

彼女は山は越えたが、意識を取り戻す事はなく、会うことは出来なかったが病院へは通い、ヒッキー先生に彼女の様態を教えてもらっていた。

今日もいつものように病院へ行くと、ヒッキー先生が息を切らしながら僕の方へと走って来た。

(;-_-)「ドクオ君!!貞子ちゃん、意識取り戻したよ!」

肩で息をしながらヒッキー先生はそういった。


(;A`)「…ほ、本当ですか!」

彼女が意識は取り戻したのは、ちょうど貞子が帰ってきてから二週間目のことだった。


僕とヒッキー先生は、急いで彼女の病室へと向かった。

気持ちが高ぶり勢いよく、扉を開けると




川д川




ベッドに座り、窓を見つめている彼女がそこにはいた。

僕の目からは自然と大量の涙が溢れ、涙でぐちゃぐちゃになった顔で彼女の手を握った。



(;A;)「貞子、やっと起きたんだね…」


彼女は僕をじーっと見つめてから、手をギュッと握り返した後


川д川「だれ、でしたっけ?」

僕を絶望へと落としたのだった。


当然のように通じていた物が通じなくなってしまう、これはバベルの塔の話そのものじゃないか。


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