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「うー・・・」

また考えがまとまらなくなって、私はボチャンと薔薇の泡に沈み込んだ。息できなくなるまでそのままでいようかと思ったのだけれど、ふと胸騒ぎのようなものがして、なんとなく顔を上げた。

「いやっえりかさんっえりかさん!」

部屋の外で、千聖の悲鳴みたいな声が聞こえた。

「千聖!?」
私は勢いよく浴槽から出ると、ユニットバスの扉を開けた。

「えりかさん・・・・」
千聖は玄関の前で立ち尽くしていた。ほっぺたに涙の跡。
私の顔を見た途端、力が抜けてしまったように、ペタンとその場に座り込んでしまった。
「どうしたの?何かあったの?」
「・・・・・・ごめ、なさ・・・」
千聖は辛そうに眉をひそめて、ただ小さく首を横に振るだけだった。

「っクシュン!」

寒い。あんまりあわてて出てきたから、私は素っ裸な上に全身ビショビショだった。
「千聖。とりあえず、よかったら一緒にお風呂入らない?ウチ、まだシャンプーもしてないし。ね?」
涙に濡れた手を握ったら、何だか切なくなった。千聖は私にうながされるように、少しよろめきながら立ち上がった。

「・・・ごめんなさい。」
「ん?」
お先に湯船に浸かって着替えを待っていたら、千聖は急にポツリと声を漏らした。
「起きたらえりかさんがどこにもいなくて。・・・今日は、聞き分けが悪かったから、えりかさんもう呆れて・・・それで捨てられてしまったのかと思ってしまって。私」
また声が詰まる。私はシャワーカーテンを開けた。まだ私のガウンを着たままの千聖を、濡れた両腕で抱きしめた。
「ごめん、そうだよね。千聖、一人でいるの怖いんだったね。梅さんが無神経だった。」

千聖はかなり怖がりなところがあって、自分がお風呂に入るとき、なっきぃにずっと話しかけてもらったりしているという話を聞いたことがあった。
人がお風呂に入ってる時の千聖のことまでは考えてもみなかったけれど、今日みたいに少し不安定な時は、もっと気を使うべきだった。
せめてベッドサイドに手紙を置いておくとか、急に起きた千聖が怯えないようにしてあげることができたはず。

「おいで、千聖。」
「きゃっ!」
舞美の生霊でも憑いていたのか、筋力0のはずだった私は千聖を抱き上げて、一緒にお風呂の中に入った。

「・・・ガウン、濡れてしまったわ。」
「いいよ別に。全然安物だし。」

少しだけ体を離して、おなかの辺りのリボン結びをほどいた。

・・・・なんか、エロいかもしれない。いや、かもじゃない。これはまさにエロだ。

「薔薇の匂い。綺麗・・・ピンクの泡なんて素敵。」
「千聖のほうが綺麗で素敵だよ。」
ぶはっ
あんまりしょうもないセリフに自分で吹き出したけれど、千聖は真っ赤になってうつむいた。
あぁ、これはちょっとマズい。
自制心を持とうと思っても、いざこうして千聖と向き合うと、私はどうしようもないぐらい心を揺さぶられてしまう。抱きしめて、全部を暴いてしまわないと気がすまなくなる。
・・・こういうのって、男の発想じゃなかったっけ。物理的にそうなるとかなんとか。でも私は女だからそれとはまた違うのかもしれない。
よくわからないけど、もうここまできてやめるわけにはいかない。

「千聖・・・」
「あっ」

両わきを割って、体からガウンを除いた。見慣れた小麦色の肌が露わになる。
私は千聖の体を強く抱いた。私も千聖もなかなかご立派なオッパイだから、二つがむにゅんとぶつかってつぶれてちょっと痛い。でも離れたくない。
ぺったんこのおなかがくっついて、心臓の音を感じるぐらいに、私たちはしばらく抱き合った。

「・・・そろそろ出る?」
「えっ」
「ここでシたらのぼせちゃうよ。なーに、もう我慢できないの?」


「・・・できません・・・・・」
「くぁwせdrftgyふじこlp;@っちさとー!梅さんもがまんできないよーー!!」

眉毛と目尻とほっぺたとその他いろいろが垂れ下がってヤバイ顔になってるのが、自分でもわかる。
再び舞美の生霊に取り憑いていただいた私は、何と千聖をお姫様抱っこしてお風呂を出た。
「えっえりかさん!体拭かないと、部屋が」
「もう知らん!」

かなりヨタヨタしながらバスルームを出たけど、限界訪れた。舞美は去った。千聖と一緒にベッドに倒れこむ。



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