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だって。だって、まさか。

こんなに唐突に、元に戻るなんて思わないでしょ、普通。


数ヶ月前、頭を打って人格がお嬢様になっていた千聖は、たった今、急に元気で明るいキャラの千聖に戻った。



状況をかいつまんで説明させていただくと、恥ずかしながら私は、いつのまにかお嬢様の千聖と、エッチなことをする関係になっていたのだ。
最初の最初は、興味本位。悪ふざけ。
それが段々、自分の人格の変化に戸惑って怖がる千聖を慰めるのが目的になって、しまいには2人で気持ちいいことを楽しむようになってしまった。これじゃセフレじゃないですか!

この件ではなっきぃに八つ裂きにされ、舞ちゃんからクレームを受け、愛理に諭され、さすがに反省し、私なりによく考えてみた。


そこで、もう少し緩い関係を持とうと千聖に提案することにした。
こういってはアレなんだけれど、やっぱり完全にやめるのは未練が・・・お嬢様の千聖といちゃいちゃするのは正直楽しいし、癒されるから。
どうやら千聖は私に好意を持ってくれているみたいだし、私もこの関係を基本的には崩したくない。


私と愛理がパーソナリティを勤めるラジオに、今日は千聖がゲストとして来る。
その収録の前に、一応話を通しておきたかった。


ブースに入り、スタッフさんと話し合いをしていると、切りのいいところで千聖がやってきた。



「おはようございます。」

鈴の鳴るような可愛らしい声。三日月の形に眇められた、ちっちゃい子供みたいに無邪気な笑顔。一気に部屋の空気が優しくなる。


「おはよう、千聖。」

こころなしか、愛理の表情もさっきより緩んでいる。


千聖は愛理の隣に腰を下ろすと、さっそくスタッフさんの進行説明に耳を傾けはじめた。

今日の千聖は、深い赤を基調にしたチェックのチュニックプルオーバーに、細身のジーンズを合わせている。・・・・それは、どちらも私が千聖に似合うと思って買ってあげた物だった。

ふと、顔を上げた千聖と目が合う。私の視線の位置に気付いたのか、軽く袖口をつまんで笑った。


―ああ、やっぱりカワイイ!


一緒に微笑んでると、愛理が何か言いたげな微妙な表情でこちらを伺ってきた。・・はい、言いたいことはわかります。その件につきましては、早急に。



「千聖、ちょっといいかな?」

打ち合わせが終わって、本番まで少し時間ができた。私は席を立つと、千聖の隣に移動して、手首をキュッと掴んだ。

「ええ。」
「愛理ごめん。ちょっと待ってて。」
「ん、わかった。いってらっしゃーい!」

ひらひら手を振る愛理を残して、私達はブースを出た。

「ここでいっか。」
「あの・・・?」

私は少し離れたところにある資料室に、千聖を連れて入った。
窓のある部屋だから、電気を点けなくても、ちゃんとお互いの顔は見れる。後ろでに鍵を閉めて、作業用の椅子に千聖を座らせる。


「いきなりごめんね。」
「いえ、あの・・・何か?」

きょとんとした顔で、千聖は私をじっと見つめる。神秘的な黒目がちの瞳は只私だけを映していて、吸い込まれてしまいそうな錯覚を覚える。

「あの、千聖はさ、これからどうしたい?その、私達の・・・そういう、関係について。」
「え・・・・」
「ウチもいろいろ考えたんだけど、何かやりすぎちゃってたんじゃないかって思うの。だから、続けるにしても、もう少し何というか」


「・・・えりかさん」

千聖はおもむろに立ち上がると、私の座る椅子に強引に腰掛けてきた。
ふわんと清楚なシャンプーの香りが鼻をくすぐる。


「以前にも言いましたけれど、私はえりかさんのことが好きなんです。」
「うん・・・・でも」
「まだ、こたえられないっておっしゃりたいのでしょう?それでもいいんです、私」

ジーンズの上で揃えられていた指が、私の首に絡みついてくる。
体の中心で柔らかい感触がぶつかって、心臓がトクンと鳴った。


“こたえられない”
あぁ、たしかにその通りだと思う。でもそれが“答えられない”なのか“応えられない”なのかは、今の私にはわからない。ただ、はっきりしているのは・・・


「ウチは、また千聖に触りたいな。もう少し加減が必要だとは思うけど。」
「加減・・・?それは、どれくらいのことを言うのかしら。今、教えていただけるの?」


「・・・・・・・・OK!!」

またお調子に乗りやすい自分が出てきて、私はぴったり向かい合わせの千聖をくるっと後ろ向きにさせた。背後から優しく抱きしめて、ちょっと大きめな耳をふにゅふにゅ甘噛みしてみる。


「ン・・・」

「例えばね、服脱がなくたって、キモチイイことはできるでしょ?こうやって」

この痴女が!エロ梅が!

頭の中で、なっきぃが目を吊り上げてみかんを投げつけてくる。いつもなら顔面にみかん汁を浴びて泣きながら退散するところだけど、今日のウメダは一味違う。千聖が腕の中にいる久しぶりの感触は、弱虫なはずの私に(無駄な)勇気を与えていた。


「触るよ。」
「あっ」

丸っこい膨らみを付け根から先端に向かってなぞると、くはぁ、と特徴的なため息が唇から漏れた。
相変わらずご立派なたゆたゆで。
栞菜やなっきぃも大きいほうだと思うけど、あの2人はどっちかというと前に突き出てる感じ。千聖はおっきい丸いのがボン!と二個くっついてるみたいな。っておっぱいの評論はどうでもいいんだけど。

絡み合う指が暖かくて気持ちいい。何やってんだろう、私・・・ていうか、このまま、どこまでやっていいんだろう。
そんなことを考えていると、突然千聖の動きが止まった。力を失ったように、小さな体が私にもたれかかってきた。



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