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“「なっきぃ?寝てるの?なっきぃ」

ソファで転寝していると、頭の上から声が降ってきた。

んー・・・眠いから、ちょっと後で・・・


「なっきぃ?」

うー・・・うるさーい・・・

・・・?


「!!!うわあ!起きてます!」


何度も呼びかけられるうちに意識が覚醒して、寝ぼけ半分だった私の頭はその声の主を正確に認識した。慌てて飛び起きて、反射的に正座なんかしてしまう。


「起きちゃった?ごめんごめん。って私が起こしたのか」

独特なだはは、という笑い声を上げながら、彼女――みやびちゃん、は顔を近づけてきた。


「な、何?」

「んーん。・・なっきぃって、可愛いなって思って。」

何を言ってるんだろう。自分のほうが、よっぽど美人で可愛いくせに。

「そんなことない・・・よ」


なぜか掠れる声。そんな私の反応を見たみやびちゃんの目が、なぜだか怪しく光った。猫とか、虎とか、そういうシュッとした感じの動物みたい。綺麗なのに、何か怖い。


「何怯えてるの?」


そんな私の反応が面白かったのか、みやびちゃんはまただははと笑って、そっとうなじに手を回してきた。


「なっきぃって、昔から、何か私に弱いよね。」
「えっ・・・違・・・」
「違わないでしょ?」
「ひゃあ!」

みやびちゃんの目が、妖しく半月型に眇められるのに見とれていたら、指先で背骨をツーッと撫でられた。その指が、Tシャツの裾から中へ侵入してくる。


「だめ・・・」
「嬉しいくせに。」


胸に、アソコに、みやびちゃんの指が押し付けられる。わけのわからない涙がこぼれて、みやびちゃんの唇がそれを掬い取る。


「あ・・・あぁ・・・・」
「可愛いね、なっきぃ」


ぼんやり霞む頭の中で、私は1枚の写真のことを思い出した。腕組みをするみやびちゃんの傍らで、私も同じポーズをしているショット。まるで舎弟みたいだ、といろんな人から散々からかわれたけれど、私はこの写真が気に入っていた。


「なっきぃは、みやのだからね」


吐息混じりの声は、私の体を凍りつかせて支配する。

思えば、あの写真の頃から、私はもうみやびちゃんの虜だったのかもしれない。獲物を捕らえた獣みたいに支配されて、弄ばれて、ゆっくり捕食されていく。それは私にとって、恐怖ではなく快感だった。

「みやのもの。そうでしょ?なっきぃ」
「う・・・」

歯を食いしばったままがくがくうなずくと、みやびちゃんは満足そうにゆっくりうなずいた。私の体を這う指が、いっそう激しさを増す。


「あ・・・だめ、だ・・め」
「可愛いよ、なっきぃ」


長く伸ばした爪が、体の敏感なところをひっかくのが痛くて気持ちいい。

「あぅ・・」

みやびちゃんにとって、これはほんの暇つぶしなのかもしれない。ただ、そこにいたから構っただけなのかもしれない。
それでもいい。否、むしろ、そのほうが嬉しい。こうして遊ばれた後、冷たく捨てられることを考えたら、もっと興奮が高まる。


「なっきぃはエッチだね・・・」
「みや・・・ちゃん・・・」


数十分後、私が果てるまで、みやびちゃんの悪戯は続けられた。”



「・・・・ふぅ。」



所変わって、自室のベッドの上。

やることやり終わって、賢者タイムに突入した私は、妙に冴えた頭で枕元のペットボトルに手を伸ばした。
「みやニー・・・悪くないケロ。」


あの後ちさまいニーで第一回戦を終えて、何となくベリーズのDVDを見ていたら、どういうわけか再びムラムラしてきてしまったのだった。

そこで、厳正なる抽選の末、みやびちゃんを使わせていただくことになったわけで・・・だけどこんなに(自分の中で)盛り上がるとは思わなかった。

だがしかしBUT、多分、現実のみやびちゃんはMだと思う。残念だ。あんな素敵な眼力をお持ちだっていうのに。でもその辺を、自分好みにカスタマイズできるのが○○ニーの良いところだと思う。何を言ってるんだ私は。


今日はさすがに、3回戦に及ぶ元気はもうない。ベッドにもぐりこむと、私は枕に顔を押し付けて目を閉じた。

本当は、ずっと前から自覚はあった。私は多分、性欲が強い。でも、今のところ異性ではうまく妄想できない。それならそれでいいと思うけど。
とにかく、これは私のトップシークレットだ。みぃたん以外の人でもお世話になることができるとわかった今、私のひそやかな楽しみの幅は広がった。


「キュフフフ・・・」

乾いた笑い声が、喉の奥を震わせる。


明日は、誰にしようかな・・・・

まぶたが完全に下りる瞬間まで、私はそんなことを考えていた。



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