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「あーきもちぃっす・・・」

背骨に沿って親指で押し上げると、千聖は妙に濁った声を漏らして、ぐったりとベッドに顔を押し付けてリラックスモードに入った。オッサンか。


「えりかちゃんてさ、手器用だしこういうの上手いよね。メイクも上手いしさー、あっあと料理も!」

エッチな雰囲気を回避できたと思ったのか、千聖は喋る。ベラベラ喋る。次に私が何か喋ったら、また変なムードを作られると警戒してるんだろう。そのうち全然関係ない千聖のおうちのワンちゃんの話までし出した。


「でね、弟が・・・あっじゃなくて妹がね、明日菜じゃないよ、下の方ね、あっでも明日菜も・・・」
「へー。ふーん。」

一度喋り出すと、周りが見えなくなるほどマシンガントークをかましてしまう。

それは自他共に認める千聖の癖だけど、今のこの感じは違う。話に脈絡がなさすぎる。必死すぎ。

別に、こっちの千聖とエッチなことするの初めてじゃないのにな・・・。いつだったか漫画喫茶で触りまくったし、お嬢様とイチャイチャしてる最中に明るい千聖に入れ替われば、最後までは許してくれなかったけれど、そのまま少しは続けさせてくれたのに。

ほぼ生返事の相槌を打ちながら、私の指は少しずつ位置を変えていく。


「そうだ、あとね、担任の先生が・・・・んああっ!!?」
「わあっ!」


辛抱たまらん。イタズラ半分で腰を掴んでモミモミすると、予想以上に大声を出されてしまった。

「ち・・・ちさ」


切れ長の目をカッと見開いて、千聖は慌てて両手で口を塞いだ。


「・・・ごめん。さ、殺人事件とか思われてないよね?」
「ぶっ」

気を使って喋っていたところを、いきなりセクハラで邪魔したんだから、キレられてもしかたないと思った。なのに、小声で伺ってくるのは、そんな間の抜けた質問。千聖は舞美ほどアレじゃないけど、天然の要素は十分あるのかもしれない。


「大丈夫、いいホテルだから。声漏れない」
「ぅあっ」


私は仕切り直しとばかりに、もう一度千聖の腰を強く掴んだ。

「待って待って待って!」
「やだ」


ふわふわ柔らかいベッドは、、私と千聖の重みをそのまま受け止めて、蟻地獄のように体を沈ませる。うまく踏ん張れなくなった千聖は、私に腰を抱え込まれたまま、すごい体勢になっていた。
たとえて言うなら、悪いことをしたチビッ子がお尻を叩かれるときみたいな、下半身だけを捕まえられてる状態。


「えりか・・・」
「大丈夫大丈夫。さっきの話の続きして?」
「できるわけないじゃん、もう!」


よしよし、いい傾向。千聖がプンプン頭から湯気を出している間が勝負。私はお胸に負けず劣らずたゆんと揺れるお尻を掴んで、むにゅっと揉んだ。


「うっわちょっと!やめてよえりか変態!」
「何言ってんの、さっきまで裸で暴れてたの誰だっけ?」


身長差がこれだけあってよかった。お尻を捕まえたまま、横からニューッと顔を突き出して、フガフガと言い訳する唇を奪う。

「んー・・・」
「大丈夫、怖いことしない」
「してんじゃん・・・もう舞ちゃんもえりかもマジ変態」
「まあまあ、そういわずに」


悪態をつきつつも、千聖はとりあえず本格的に嫌がっている様子ではない。


「気持ちよくしてあげるから」
「んっ!」


そっと女の子の大事なところの表面に触れて、お風呂の時みたいに軽く擦ってみる。クタッと倒れた耳に息を吹きかけると、もう千聖はすっかり大人しくなった。
こっちの千聖はよく覚えていないのかもしれないけど、私はお嬢様の千聖と、それなりの回数こういうことをこなしている。神経や感覚は同じなのだから、快感を与えることはそんなに難しくない。


「んっ・・ん・・・えりかちゃん・・・」


私のあまりの手際のよさに、ちょっと戸惑っているようにも見える。千聖が思っている以上に、私は千聖の体のことを知っているのかもしれない。


ソコを指でいじって、腰をくすぐって、胸に触れて。お決まりのコースを辿れば、千聖は思い描いたとおりの――お嬢様と同じような反応を示してくれる。
普段はあれだけ元気でテンションの高い子が、どうしたらいいのかわからないみたいな戸惑った顔で、発情期の猫みたいな声を上げているのは何かドキドキする。男の人がよく言う、ギャップ萌えみたいなものだろうか。


「えりかちゃん・・もう・・・」


奥二重の目が、トロンと蕩けて半開きになっている。甘い色を帯びた自分の声が恥ずかしいのか、千聖は私から顔を隠すようにそっぽを向いた。
この先の快感は、まだこっちの千聖には教えたことがない。でも、この様子だと、何も知らないというわけでもなさそうだ(舞ちゃんあたりが怪しい・・・)


「いいの?」
「・・・」

何も答えは返ってこないから、長年の付き合いから割り出した判断で、勝手に続きをさせてもらうことにした。


「力抜いてね」
「く・・・ぅ」


軽く指をくぐらせると、最初の時よりはずっと楽に、その場所は私を受け入れてくれた。気持ちいいのかどうかはよくわからない。千聖は小刻みに震えていた。

お風呂の中の時の動かし方だと、わりと良さそうだった気がする。私は両手を千聖のソコへ持っていった。


「っ・・・!や、あ、あ・・・」


すぐに反応が変わる。すごい背徳感。そりゃあそうだ、こっちの千聖は千聖お嬢様よりずっと付き合いが長くて、苦楽を共にしてきた仲間で、そんな存在の子にこんなことを仕掛けるなんて、結構な事態だ。


「だめ・・・えりか・・・・」


膝がピクッと跳ねる。千聖の全身が緊張する。

「あ・・・・っ・・・?」


そのタイミングで、私はスッと指を離した。千聖が驚愕の表情を浮かべて、私を凝視する。


「なぁに?」
「ぇ・・・だって・・・」


千聖の顔を見ながら、もう一度、一連の行為を始める。

「ひゃ・・・んんっ」


さっきよりも早く、激しく、千聖の体が反応する。・・・また手を離す。



「やだっ・・・えりか・・」


千聖の波が引くのを見計らって、何度も何度も繰り返す。相当酷いことをしてる自覚はあるのに、このある意味残酷な行為をやめることができない。何度目かに指を離すと、千聖は急に体を引いて、私の首に手を絡ませてきた。



「いじわるしないで・・・」



そのまま、自分の体ごと、私をベッドの上に倒す。今まで見たこともない淫靡な表情。カッと頭が熱くなって、散々焦らしたその場所に、また手を這わせた。今度はもう、途中でやめない。


千聖の唇から漏れるのは、もはや悲鳴のようだった。壊れた操り人形みたいに、小さな体がガクガクと揺れる。
何かにすがるように伸ばされた指を握り締めながら、私は千聖が脱力していくまでをしっかりと見届けた。



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