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今日は寮の皆さん方とお屋敷のキッチンでクッキー作りをしているの。
……こんなホワイトデーがあってもいいわよね。

* * *

皆さんの前に置かれたプレーンの生地と型。め…村上さんが用意してくれた物。
本当はめ…村上さんも参加したかったらしいのだけどお仕事が凄~~く忙しいのだとか。
め…村上さんはいつもタイミングが悪いわよね。私と相性悪いのかしら?

「えりかさんのこれはずんだ?」
「当たり! お嬢様も分かる様になってきたね~」

用意された物とは別にオリジナルのクッキーも作ろうとそれぞれ材料を持ってきてもらっ
ているの。もちろん、私もめ…村上さんに頼んで用意してもらったわ。

舞美さんはドレンチェリーというさくらんぼの砂糖漬け。
なっきぃはオレンジピール。知り合いの方からオレンジを沢山頂いたからと言っていたの
だけど

「あら? そのクマの形の型は用意されてなかったと思うのだけど自分でお持ちになった
の?」
「べ、別に友理奈ちゃんからオレンジ貰ったからお返しに作るわけじゃないのでッ!!」
「? 大きな……熊さん?」
「ケッケッケッ。なっきぃ、誰もそんな事聞いてないよ」
「あぁっ! 下手こいた~~」

なっきぃが凹んだ理由がいまいちよく分からないのだけど私……何か余計な事でも言った
のかしら。

愛理は緑の粉末。舞が恐る恐る「胡瓜の皮の微塵切りじゃないよね」と聞いていたのだけ
ど抹茶の粉末だったわ。
舞も粉末でイチゴパウダー。なかなか近くに売っていなくて苦労したらしいの。
そして栞菜なのだけど……

「栞菜のそれはジュースか何か?」

瓶に入った液体を見てそう聞いたのに顔が引き攣っているのが分かるわ。
聞かれた栞菜は物凄く嬉しそう……と言うよりは怪しげな笑みを浮かべていて

「よくぞ聞いてくれましたッ!! これは前回より効き目がアップした惚れ「栞菜ッ! 
……今、何て言おうとしたのかな?」
「な、何でも御座いません、舞様。か、かき氷のメロンシロップだカンナ」
「そうなの? 栞菜の事だから何か怪しげな物なのかと……ね」
「チッ。勘が良くなって「栞菜。……後で鬼軍曹に呼び出してもらうからね」
「ヒッ!! ま、舞様舞様。それだけはご勘弁を」
「?」

舞と栞菜の会話が気になったのだけど笑顔で誤魔化されてしまったわ。
えっ? 私の? フフフッ。秘密よ。出来てからのお楽しみ♪

◇ ◇ ◇

「「「「「「「いっただきま~す♪」」」」」」」

大きなお皿に盛り付けられた綺麗な色に焼き上がったクッキー。
これからこのクッキーでティータイムなの♪

「今日の紅茶はニルギリだよ。すっきりした味わいで飲みやすいの」
「本当だ! クッキーにも合う~」
「ん? このクッキー……中に紙が入ってる」
「あ、本当だ。ん? 何か書いてある。……“ありがとう”だって」
「こっちは“大好き”になってるよ」
「これお嬢様が作られてたクッキーですよね。フォーチュンクッキーですか?」
「フフフッ。正解♪ あの…いつもは我侭ばかり言ってしまうからこういう時にだけその…」

“素直に感謝の言葉を”

そう言おうと思ったのだけど言わないでおいたわ。
だって皆さんが「全部お見通しです」って顔をなさってるんですもの。




おまけ

ノk|;‘-‘)!!<この紙……“あとで呼び出しです”って書いてある
リ・一・リ<そう言えばめ…村上さんに一枚書きたいとお願いされたわね
リl|*´∀`l|<……という事は
从*・ゥ・从<……という事は
ノソ*^ o゚)<……栞菜。生きて帰って来るケロよ
州´・ v・)<……ダメでも骨は拾ってあげるから
ノk|;‘-‘)<ま、舞様ッ舞様ッ! 何か助言をッ!
(o・v・)9m<お逝きなさいッ!!
壁|ヮ‘)|<ウッフッフッ



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