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家族も寝静まった真夜中の2時、私は自分の部屋のバスルームに座り込んでいた。
今日はけっこう早めにベッドに入ったのに、全然眠れなかった。下腹部がムズムズして、胸が苦しくてたまらない。
女の子の日の少し前に、いつもこの症状が出る。甘い香りのもやもやが私の頭を包んでしまう。

“愛理、そういう時梨沙子はね”
「ん・・・」
“そこを、指で”
「っ」
“そしたら、中に入れて”
前に梨沙子が教えてくれた方法を思い出して、試してみようと思った。
まずは軽く胸を何度か握って、先端に触れる。
くすぐったいのに何故か泣きそうな切なさが押し寄せてくる。
「痛っ・・・・」
少し指に力を込めたら、先っぽが痛くなってしまった。やっぱり無理か。
梨沙子の言う、その続きなんてありえない話だ。
あきらめてシャワーを止めると、ベッドに飛び込んだ。
中途半端に刺激したせいで、もやもやの感覚が余計に強くなってしまった。

“言わないだけで、みんなやってることだよ。”
梨沙子はそう言ってたけれど、まさか確認することなんてできない。
学校の友達はもちろん、キュートのメンバーにだってこんなことは聞けない。
もし誰もそんなことしてなかったら、私はお嬢様キャラからエロキャラに格下げになってしまう。
「愛理!大丈夫だよ!私たちキュートの仲間じゃないか!まあ私たちはしてないんだけどさ!でも愛理がオn(以下略)」
と舞美ちゃんが馬鹿でかい声で励まして、栞菜と千聖と舞ちゃんは数歩後ろから生暖かい優しい目で私を見つめている。
「明日からはあいりんじゃなくてお●りんだね」陰口を叩くえりかちゃんとなっきー。
地獄絵図が脳裏をよぎった。

そんな妄想をしてるうちに朝が来てしまって、私は一睡もしないでPV撮影にのぞむこととなってしまった。
「何か今日の愛理色っぽくない?」
メイク中に、栞菜が話しかけてきた。
「ええ?そんなことないけどー」
まさかずっとムラムラしてますとは言えない。
栞菜のいうとおり、鏡に映った私は何だかいやらしい。
半開きの唇。下がった目尻。潤んだ瞳。
寝不足だからかもしれないけれど、(エッチな方向に)気分が高揚している。
昨日の続きがしたい。しないとまともに仕事に取り組めない気がする。
「ちょっと私、トイレ。」
「あ、じゃあ私も」
「いや、大丈夫!行って来るね!」
・・・・何が大丈夫なんだろう。とにかく、今なら梨沙子の言っていた「続き」をできそうな気がした。
なるべく楽屋から遠いトイレを選ぶと、個室にこもった。
心臓が高鳴ってきた。私は大人の階段を上る。
下着を下ろしかけたその時、
「っぁん・・・ん」
隣からピンク色の声が漏れてきた。
ちょ、ちょっと。どうしよう。先客がいた。
「んはぁ」
あ、れ?
この特徴的なため息を、私は知っていた。息を詰めて、相手が外に出てくるのを待つ。



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