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毎日のように彼女を見続けていて気付いたのは、彼女が朝一緒に登校するのはあの人だったりあの子だったりするが、どうやら登校仲間は5人なんだということだ。

美人でいつもさわやか笑顔のお姉ちゃんと、背が高くてまるでモデルさんのような顔立ちの上級生。
絵に描いたような優等生らしくきっちりとした制服姿の子と、いかにも育ちの良さそうなおっとりした感じの子。
そしてよくふざけあってるちょっとエキゾチックな顔立ちの子(ちなみに、この子とじゃれている時の舞ちゃんはいつも凄く楽しそうだ)。

この5人が入れ替わりだったり、ある時はみんなで登校してたりで、どうやら5人とも先輩のようなんだけど凄くいい感じの仲なんだなあというのがよく分かってなんだかとても嬉しかった。


それが・・・
今日は違ったのだ。


今日彼女が一緒に歩いているのは、いつもの人たちではなかった。

彼女と一緒に登校しているのは初めて見る生徒さんだった。
彼女の横にいるのは、彼女よりも小柄で一見すると小学生にも見えるような女の子。
だが、その子が醸し出している雰囲気は、何というか、普通じゃなかった。

何て説明したらいいんだろう。ひとことで言ってしまうと、お嬢様!
たぶん同年代なんだろうけど(あ、ちなみに僕は1993年生まれの高1ですチンプイさん)、その歩いている姿からして所作というか振る舞い方が僕のような一介の凡人とは決定的に違う。あぁ、この方と僕とでは住んでいる世界が違うんだということがすぐにわかってしまった。

そして、舞ちゃんはずっとそのお嬢様のことだけを見ていたんだ。まわりのことは全く目に入っていないかのように。
まぁ、おかげで僕もじっくりと2人を観察できたって訳で。
舞ちゃんは、お嬢様にも負けていない存在感を放っている。さすがだと思います。
その舞ちゃんがずっと見つめている深い色の瞳。その美しい瞳には、こっそり見ている僕まで吸い込まれそうになる。

舞ちゃんはお嬢様と一緒なのがよほど楽しいのだろう。自分の気持ちを真っ直ぐにぶつけてるような、そんな無邪気な笑顔の彼女を見るのはこれが初めてだ。

そうか、このお嬢様が一番の親友なんだな。一目でわかったよ。
なんというお似合いの2人なのだろう。これは絶対かなわないよ・・・そう思わざるを得なかった。



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