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まわりを見渡して見ると熱心なファンの人もたくさんいるようで、凄い人気なんだな、このBuono!というグループは。
もはや単なる高校のアイドルグループの枠を飛び越えてるぞ。
プロとしてデビューしたとしても結構やっていけるんじゃないか、そう思えるぐらいこの会場には熱心なファンが作り出す熱気が充満している。

3色のペンライトがつくりだす光景、それはとてもきれいに映えて心が浮き立つようだった。
持っているペンライトの色で誰のファンなのかが分かるんだな。
見たところ、メンバーの立ち位置に合わせてファンの人達もそれぞれ陣取っているのだろうか。

しまった・・・愛理ちゃんは下手側だったのか。そんなこと知らなかったよ。
あのチラシには雅さんの立ち位置の詳細しか書いてなかったのだ。
雅さんの好きな化粧品の銘柄とか、そんな普通どうでもいい情報(紙面の7割を占める)は要らないから、その辺りの事をしっかり書いて欲しかったよ、チラシ書いた人。ライブの情報をくれた彼女に感謝はしてるけど、それとこれとは話が別です。

上手側のこの僕の周りは、ピンクのペンライトを持った人ばかりだった。僕はちょっと場違いのところに入り込んでしまったようだ。
しかも何故か学園の生徒さんでなく男ばっかり・・・
よりによって僕はどうしてこんなところに入っちゃったんだろう┐('~`;)┌ 
これは偏った情報しか載せないチラシ書いた人のせいだと思う。謝罪と賠償ry

どこで知ってくるのか学外の人にもこんな熱心なファンがいるなんて、桃子さんって人気あるんだな。
桃をモチーフにしたかわいいイラスト入りのピンク色のTシャツ(どこで売ってるんだろう・・・)まで着て気合が入っているこの人達に飲みこまれそう。

これがヲタと呼ばれる人たちか。
すごい「ももこ」コールw

だが、それを聞いてたら、燃えてきた。
声援で大きな声を出すのは、どっちかというと好きな方なんだ。サッカーの試合を見に行った時とかね。
そして僕は、そういうとき必ず遂行するべく心に決めている言葉がある。

「隣りの奴より熱くなれ!」

だから、ここは全力で「あいり」コールいくぜ。

でも、愛理ちゃんはさっきからずっとステージの反対サイド。
目の前にいるのは、ずっとこの桃子さん。
僕が愛理コールをするたびに、後ろの人達からピンクのペンライトで頭をガシガシと叩かれ続けるのであった。

♪生きてる限り いしころだらけでも 大きな声でがんばれ!がんばれ!(がんばれ!)

愛理ちゃんに、がんばれ!と言われた以上、頑張るしかない。

♪止まることないウチらの人生 だから終わらない歌を歌おう

フォーメーションが変わって愛理ちゃんがやっとこっちに来た!
そしてなんと僕の方を向いてくれた!愛理ちゃんとゼロズレ!!

♪我が道を~ 突き進め~!

!!
その時、愛理ちゃんの指差しが来たんだ、この僕に!! (※注・脳内です)
めっちゃ高まった!! このピンク集団の中、緑サイでひとり頑張ってた甲斐があったよ。

♪デタラメなキャラでもいい

いい気になってたら、続いてのフレーズで興奮したピンクの人達の振り上げたサイやら手やら、また強烈にバシバシ当たってきたケド。

♪ロクデナシでも愛してるんだ マイダーリン

ソロパートをつないでいくごとに会場も盛り上がっていく。

合いの手や掛け声も揃ってるなあ。
誰かが仕切ってるというわけでもないのに、ステージに対する声援はすっごく統制がとれてる。とても不思議だ。
会場の皆さんはコールの入れ方とか熟知していらっしゃるんですね。僕も早く感覚を掴まなきゃ。

間奏で会場を煽る雅さん。マイクを客席に向けて声を要求してくる。雅さん、かっこいいです。
こうやって煽られちゃったら燃えますよね! ヒートアップする会場の熱い空気が最高です。

このステージを引っ張っているのは、どうやらこの雅さんのようだ。
貰ったチラシでは雅さんはクールな人って感じで紹介されてたけど、僕の目にはちょっと違うように映った。
目の前にいる雅さん、この人をクールって言われるとちょっとギャップを感じてしまう。むしろ逆では?積極的に前に出るタイプに見えるんだけど。

そんな、客席を引っ張っていく激しい姿を見て、雅さんがこのグループのリーダーなのかなと思った。
そのパフォーマンスには責任感すら感じるような凄みがある。決して手を抜いたりすることの無い人なんだろう。

そんな奮闘する雅さんを、桃子さんと愛理ちゃんが丁寧にフォローしているような、そんな感じに見える。
いいチームワークだなあ。すばらしい。
チームとしてのまとまりを感じることほど、応援熱を高めてくれるものはないと思うのだ、僕は。

この素晴らしいユニット、Buono!を見て、アイドルグループというものの魅力がわかり始めた気がする。

ふと思いついたんだけど、この愛理ちゃんに、お嬢様と舞ちゃんを加えて3人でユニット組んでみたとしたらどうだろう。
その3人のユニットなら、僕にとって夢のように最高のユニットになるだろう。
いいなあ、それ。
ユニット名は、それだけかわいい子が組むユニットなんだから「キューティーガールズ」とかどうでしょう。

・・・・ダメだ、僕には命名のセンスは皆無のようだ。
そんなつまらないことを考えていたら、桃子さんが叫んだ大きな声で我に返った。

「みなさん、一瞬でもももから目を離しちゃダメですよ~!」

それを聞いた桃ヲタどもは大興奮しているが、僕はそのとき小さく悲鳴をあげそうになってしまった。
他の事を考えていたのを桃子さんに見抜かれていたのかと思ったから。
・・・・まさかね。



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