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お昼休み。


舞ちゃんの様子が気になる、と騒ぐ栞菜を引きつれて、私は中等部の校舎へ向かった。


「…なんだかんだ言って、舞ちゃんのこと好きだよね、かんちゃん」
「べ、べつに!ただライバルがいないと調子が狂うっていうかナントカカントカ」


騒ぎながら行った、2年生の教室。
そこでは…


1. クラスメートをはべらせる、ロリ女王舞様
2. みんなに腫れもの扱いされて、しょんぼり舞様




チンプイさん乙です


滅多に無い姿という事で2でお願いします



2で



2で




…ざわ、ざわ



たくさんの女の子たちが、遠巻きに舞ちゃんを見ている。
舞ちゃんはぽつんと、一人席に座って、さみしそうにしていた。


基本的に、クラスの子とは話さないと言っていた、ありし日の天才舞様。
一人でいるのはいつもどおりのこととも考えられるけれど、いかんせん、今日はいつもの舞ちゃんじゃない。



「・・・なんでじろじろ見るでしゅか。舞、ヤダ。怖いでしゅ」


ポッチャマのタオルケットをギュッと握りしめ、舞ちゃんはクスンと鼻を鳴らす。




――どうする?
――萩原さんおかしい?




「ねえ、舞ちゃん今日どんな感じ?」


廊下の近くにいた、舞ちゃんのクラスメートを捕まえて話しかける。



「あ…はい。授業中とかも、いつも萩原さん目の敵にしてる先生に絡まれて、いつもならガツッてやり返すのに、今日は泣いちゃったんです。
助けてあげたいとは思うけど…そもそもみんな、普段萩原さんとあんまりコミュニケーション取ってないから、なんか…」



1.ノソ*^ o゚)<生徒会室に行くケロ!
2.ノソ*^ o゚)<図書室に行くケロ!
3.ノソ*^ o゚)<クラスのみんなと仲良くするケロ!




ここから参戦
1お願いします



安全地帯は生徒会室 1でお願いします






もう、舞ちゃんたら!
だから日ごろから、クラスの子たちとの交流も大切にしなきゃって…ああ、でも、今のおこちゃマイマイにそんなことを言っても仕方がない。



「舞ちゃん」


栞ちゃんが教室に入って、舞ちゃんの前に立つ。



「…」


何も言わずに、栞ちゃんの制服に顔を押し付けて、おなかをポカポカ殴る舞ちゃん。
本当に心さびしくて、不安だったことだろう。思わずもらい泣きしそうになるのを、必死てこらえる。



「…舞ちゃんは、疲れてるだけだから!ご心配なく」


誰に言うでもなく、大きな声で告げると、あわててうなずいてくれるクラスメイトさんたち。



「…どうする?」
「とりあえず、あそこなら安全じゃないかな」
「だね」



困ったら、私たちがとりあえず出向く場所。



「舞ちゃん、大丈夫だからね。みんなでご飯食べようね」


小さくうなずいた舞ちゃんを連れて、たどり着いたのは木製の重厚なドア。



「あら、ごきげんよう」


手前のテーブルで、頬杖をついていたお嬢様が会釈をくれる。



「ちしゃとおねーたま!」
「あら、甘えん坊ね。舞ったら。いらっしゃい」


舞ちゃんはゲンキンにも、お嬢様の顔を見た途端、パアッと表情を明るくして、その腕の中に飛び込んだ。



「えーと。今日は…」




※他に生徒会室にいる方々を、ベリキューちゃんたちの中から選んでください!




舞美ちゃん、佐紀ちゃん、まーさのお姉さん組お願いしますー



朝一緒だった桃ちなと・・・梅さん




「おーきたきた!おつかれー」
「げっ」
「ちょぉ、ゲッてなんだよゲッて!失礼じゃね?」


奥の席で、みぃたんとサンドイッチをパクついてたのは、新聞部のお調子者のあの方。


今朝のこともあって、すぐ顔に出る私としては、ついつい眉間のしわを深くしてしまうのだった。



「千奈美が舞としゃべりたいって言うからさー」


小首を傾げて笑うみぃたん。…もー、こういうときは新聞部とか情報バラマキ組織には気を付けないと!



「…だめだよ千奈美!舞ちゃんは今そういう気分じゃないんだからねっ」


すると、舞ちゃんと千奈美の間に立ちふさがる人物が。年齢設定を無視したツインテールに、ピンクと黒のショッキングなニーソが痛々し・・・いや、特徴的だ。




「んだよっ、もも!邪魔すんなって!」


犬猿の仲ってやつなんだろうか。
二人はきーきーと言い争いを始めてしまった。


たぶん、嗣永さんは舞ちゃんのことが気になって、ここに来てくれたんだと思う。
同じ孤高の人タイプとして、今の舞ちゃんを放っておくわけにはいかないとふんだんだろう。
意外と面倒見がいい彼女らしい。


「…」


千聖にしがみついたままの舞ちゃんは、落ち着かない様子で、生徒会室をキョロキョロ見る。


「舞ちゃん、大丈夫だよー。ウチが持ってきたお弁当、たべよ?」
「舞ちゃん、こっちにおにぎりもあるよー?お菓子も!」


えりかちゃんは若干無理しつつも、明るく舞ちゃんに話しかけてる。
茉麻ちゃんなんか、もうデレデレだ。いっぱい作ってきたオニギリを掲げて、舞ちゃんを呼び寄せる。
ただ、この事態を初めて目の当たりにした佐紀先輩だけは、だまって目をパチクリさせているけれど…ま、これが普通の反応だろう。


「ふえ…」


一方、舞ちゃんはまだ表情が硬い。
たくさん人がいるのが、本能的に怖いのかもしれない。


「ちさとおねーたま」
「ええ、みんな舞と一緒に、ごはんを召し上がりたいそうよ。」
「まいと?まい、おひめさま?」
「あらあら、ウフフ。そうかもしれないわね、舞姫様」



お嬢様にお姫様って言われて、舞ちゃんは機嫌をよくしたのか、奥へと目をやった。



1. まーさちゃんの、食べましゅ
2. えりかちゃんのおべんとよこすでしゅ
3. (キャプテンに)それ、なんでしゅか




3で



何かを期待せざるをえない3お願いしますw



どれもアリで選べません
順番通りでお願いします



キャプの料理・・・
興味があるけど今の舞ちゃんには刺激が強すぎるような・・・
でも見たいw




やっとお嬢様の膝から降りたお嬢様。


「来るでしゅ」
「え?私?」


なぜか私の手を引っ張って、みんなのほうへ連れて行こうとする。



「なっちぃと選ぶでしゅ。なっちぃはいつも正しいことをおちえてくれるでしゅ」
「舞ちゃん…」
「泣いてるし!なっきぃしっかりだかんな!」



ああ、こんなことで心揺さぶられていては…
子供(じゃないけど)にほめられるって、本当に心に来るもんですね。
こっそり涙をふきつつ、えりかちゃんたちのところへ赴いてみる。



「…ちっちゃいお皿、ありましゅか」
「はい、舞ちゃん!」


用意周到な茉麻ちゃんが、紙皿を舞ちゃんの手に乗せる。



「どれにするー?なんでも舞ちゃんのほしいものあげるからね!」
「くふふ」



舞ちゃんたら、完全にお調子にのっちゃって。
えりかちゃんのお弁当から、大好きなカラアゲや卵焼き、おさかなフライなんかをポンポンと取っていく。



「これもらうでしゅ」
「ちょ、ウチのお弁当ふりかけごはんとトマトだけかい!」
「えりかおねーたま、ありがとうございましゅ!」
「…んーしかたないなっ!」


でも、可愛い笑顔でお礼なんか言われたら、逆らえるわけもなく、えりかちゃんはニコニコとおかずを差し出してしまった。



「まーさおねーたま、たらこのおにぎりありましゅか。あと、つなと、しゃけと…ああ、でも舞そんなに食べれないでしゅ。ぜんぶはんぶんにするでしゅ」
「はいはい、手の焼ける子ですねー。」



茉麻ちゃんにいたっては、もう自分の子扱いだ。
エプロンつけて、フライパンでも持ってたら完全にママにしかみえないだろうな。
変な妄想でにやにやしているうちに、舞ちゃんは今度は佐紀先輩の方へ歩いて行った。



「・・・」
「・・・」



無言で見つめあう二人。
佐紀先輩はなんていうか、常識的な感覚の持ち主だから、慎重に舞ちゃんを観察して見定めているようだった。



「・・・それ、なんでしゅか?」
「えっ」



先に動いたのは、舞ちゃん。
佐紀先輩のお弁当箱を指さして、くんくんと鼻を近づける。



「いいにおい、しましゅ」


「あ、ああ・・これは、カルボナーラだよ」
「は!?お弁当に?」


私のつっこみに、「だって好きなんだもん」と口を尖らせる佐紀先輩。



「食べたいでしゅ」
「本当?いいよ」
「ええっ!!」
「なんだよ、なっきぃー…」



さっきから流れを止める私に、少々不満そうな先輩。
でもでも、だけど、だって、佐紀先輩の料理って…ああでも、佐紀先輩は尊敬すべき先輩でありまして…ああどうしよう!



1. 舞ちゃん、違うものもらおう、ね?
2. 舞ちゃん、おいしそうだね(号泣)食べさせてもらうケロ(号泣)




2お願いします
匂いは大丈夫っぽいしなっきぃが保健室送りにされることはないでしょうw



いいにおいなんだから大丈夫でしょうnkskだけ泣かせて2で



俺は「匂いだけ」が美味しそうで実物は・・・ だと思うけどなぁw
2. でなっきぃに毒味させてなっきぃだけ保健室送りがいいでしゅ




「ふうきいんちょーさん、大丈夫大丈夫」


苦虫をかみつぶしたような私の顔を見て、嗣永さんがこっそり耳打ちしてくれる。


「たまには美味しい料理も作るよ、佐紀ちゃん。
それに、食べてる本人が無事なんだから問題ないでしょ」
「でも、それはコアラがユーカリ食べても死なないのと同じで…解毒作用が…」
「私は有袋類か」


聞き耳を立てていた佐紀先輩。
すっかりムスッとした顔になって、舞ちゃんを横に座らせる。



「ひぎぃ!舞ちゃん!」


私の悲鳴を聞いた舞ちゃん。
赤ちゃんのような無垢な瞳で、ちょこんと小首をかしげる。



「なっちぃ?食べたらだめでしゅ?」



“なっちぃはいつも正しいことをおちえてくれるでしゅ”


さっきの舞ちゃんの言葉が、頭を埋め尽くしていく。



正しいって、難しいね…ううう



「…ひっく、おいしそうだね、舞ちゃん。大丈夫ケロ。佐紀先輩にもらうケロ」
「んー…、もらうでしゅ」



舞ちゃんは大きく口をあけて、佐紀先輩に“あーん”を要求する。
「あはは、甘えられた」


なんとなくうれしそうな佐紀先輩。
くるくるとフォークにパスタを巻きつけると、舞ちゃんの口に運んでいく。



「むぐむぐ・・・」
「ま、舞ちゃん!私も逝くケロ!」


もう、耐えられない!舞ちゃん、一人にはしないからね!



「わあ、何何!」
「先輩、失礼します!」


マイ箸で麺を掬い取って、その悪魔のパスタを頬張る。














「あれ…」



「おいちいでしゅ。もっともっと」



要求する舞ちゃんを見ながら、私は茫然とする。



「だから、たまにはおいしいって言ったでしょ。ウフフ」
「・・・嗣永さんも、たまにはマトモなこと言うんですね」


「ちょっと、それどういう意味!」



ひととおりご飯を調達した舞ちゃんは、お嬢様の隣に戻って、戦利品をむさぼる。



「おいしい?舞」
「おいちい!えへへ」



その無邪気な顔を見ていると、なぜか笑いがこみあげてくる。



「キュフフフ」
「舞がうれしそうでよかったね、なっきぃ!」
「キュフフフフ」
「なっきぃ?」
「キュフ、キュフフフフキュフキュフフフ」



――あれ、おかしいぞ?
いくら笑いがこみあげてるといっても、これは意味が違うっていうか



「フキュキュキュキュフフキュフフフフ」
「…ん?ちょぉ、佐紀ちゃんこれ何?カルボナーラに何入れたの?」
「え?キノコ。なんかお兄ちゃんが庭で取ってきたって」
「なっきぃ、食べたの?キノコ!」


「キュフフフ、食べキュフフフ」


…え?なんだって?確かにエリンギみたいなの食べたけど…ああ、おかしくてわけがわからない。


恐るべし、ポイズンクッキング!時間差で作用が現れるとは…清水先輩も進化し続ける人ケロね…。


1. (o・ⅴ・)<きのこ…ケッケッケッケッフヒヒヒ
2. 川*^∇^)||<新作解毒剤をお持ちしました!(withりーちゃん)
3. リ*・一・;リ<お屋敷の医務室に行きましょう




2でもう一騒動お願いします



熊井ちゃんが来たら収拾がつかなくなるw
ここは1お願いします



熊井ちゃんの解毒剤をまずは舞様にあてがって
舞様に何もない事を確認した後
更になっきぃに悲劇が訪れるような
そんな展開が思い浮かんだでございます




――ヒキュッ



急に、妙な音がした。



「ひきゅっ」
「舞?どうしたっていうの、舞?」


音の出どころは、舞ちゃんののど。



「ひきゅん。・・・ヒヒヒヒヒ」
「舞ちゃん!?」



ああ…食べたケロね、舞ちゃんも。あのくにくにしたキノコ。



「大げさだなあ。あはは」


一人マイペースに食べ進める佐紀先輩の、笑顔が今日は恨めしい。



「キュフフフフ」
「イヒヒヒヒヒ」
「ど、どうしよう!」
「キノコの解毒剤なんて、学校には…」



「どっこい、あるんだな、それが!」



いきなり、扉を開けて入ってきた2名様。



「あ、たいちょーもいる!」
「何何?どっから嗅ぎ付けてきたの、くまいちょーに梨沙子!」
「いや、梨沙子は生徒会室は苦手だからぁでも熊井ちゃんがぁ」



くまくまスレンダーな熊井ちゃんに、腕をつかまれて入室する菅谷さん。



「で?なんだって?薬があるって?」
「うん、うちのオリジナルだよ!今度は虫よけの二の舞にならないよう、ミントに見てもらいながら作ったし!」


――人生、オワタ\(^o^)/


私はキュキュキュと笑いながら、天を仰いだ。




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