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少し遠い場所で、パシャパシャと水音が聞こえる。


「…ちゃん、お湯の温度、これぐらでいい?」
「うん、ありがとう愛理」


――愛理?お湯…いったい、何のお話をしているのだろう。


「あ、起きた?」

わずかに体を起こした私に笑いかけてくれたのは、ベッドサイドにいらっしゃるえりかさんだった。


「もう、びっくりしたよ。頭打ったって、めぐぅが血相変えて知らせに来たんだから」


――ああ、そうだ。私、思いっきり頭を床に強打したのだった。
おでこに湿布が貼られている。まだ頭もくらくらしていて、状況がわからない。


「あの…」
「うん、大丈夫だよ。何にも心配いらないからね。もう少し休んでな」
「えと、あの…」


えりかさんはいつもどおり優しい。お姉さんのように包んでくれる。
だけど、決定的に普段とは違うところがあり、それが妙に心に引っかかっている。
“それ”が嫌なわけではない。むしろ、私がずっと望んでいたことではあるけれど…いったい、なぜこのタイミングで?なぜか胸騒ぎがした。

「私、あの」
「・・・あー、起きてたぁ。ケッケッケ」

次に、奥から出てきたのは愛理だった。


「あったかいタオル持ってきたから、あとで顔拭いたりするのに使ってねぇ」
「…あの、どうして」


やっとしっかり声を出して、私はすぐに口を押えた。
飛び出した声は、まるで私のものとは違って聞こえたから。
まさか、頭を打ったショックで、声質が変わってしまった…?まるで自分が自分でなくなったような状況に、じわりと涙がこみあげてきた。


「大丈夫?傷、痛む?」

急にうつむいた私を見て、えりかさんが背中をさすってくれた。
そうだ、傷。どんな状態になっているんだろう。


「…あの、鏡を」
「あー、うん。ちょっと待っててね。取ってくる」

えりかさんが席をはずして、私はあらためてキョロキョロと“この場所”を見渡した。


「ね、愛理」
「ん?どうしたのー?」

――ああ、愛理もだ。なぜか、普段と違う…“しゃべり方”をしている。

「ここ…」
「ああ、お嬢様の部屋から、舞美ちゃんが運んできたんだ」
「そう、でも、どうして」
「あ、部屋、あっちのほうがよかった?」

どうも、愛理の言っていることがよくわからない。
私の部屋でけがをしたのだから、私の部屋にそのままいればよかったのに、なぜ


「どうして私、栞菜の部屋にいるの?」
「え」


愛理はなぜか、目を丸くしたまま固まってしまった。


「愛理?」

ああ、それにしてもこの声…どこか耳なじみがあると思ったら


「鏡あったよ!ほら」
「ありがとう。ねえ、私の声、なんだか…」

えりかさんが戻ってきた。黒猫のモチーフがついた、大きめな手鏡。受け取ってすぐ、私は顔を覗き込んだ。



そこに映っていたのは、栞菜だった。



1.リ*・一・;リ<な、なんでもないかんな。わたしはかんなだかんな
2.リ*:一:リ??? すると、愛理が…


541
ここは2番の方が話が膨らみそう


542
2だね


543
2かな
お嬢様のキャラを踏まえると



「栞菜!?」

私の声といっしょに、鏡の中の栞菜の口も動く。
だって、そんな、そんなことが・・・私は千聖なのに。


「・・・栞菜は?栞菜はどこへいったの?千聖はどうなってしまったの?」

得体のしれない恐怖に、また涙があふれてきた。

「栞菜?大丈夫だよ、お嬢様はお部屋にいるから」
「違うの、栞菜じゃなくて、私は」


どうしたらいいのかしら。えりかさんが困っている。
心優しい彼女を、苦しめたくはないのに。



「あー、えりかちゃん。ちょいちょい」


そんな状況の中、愛理がいつものいたずらっぽい顔で、えりかちゃんをつついた。


「なんか、めぐぅが呼んでたかも、えりかちゃんのこと」
「ええ?いつ?」
「ちょっと行ってきてくれる?あははー、ごめんね」

よくわかんないよー、なんていいながら、えりかさんは一旦外へ出て行ってしまった。
愛理と私だけになった、栞菜の部屋。おもむろに愛理が口を開いた。


「お嬢様なんですね」

――ああ、わかってもらえた。

安心感で涙がこぼれる。
愛理はにこにこ笑いながらうなずいて、私のめもとをタオルで拭いてくれる。
過剰にスキンシップをせず、心地よい距離で私を支えてくれる愛理。姿かたちが変わっても、その振る舞いは変わらず、優しい安心感を与えてくれる。

1. 洲´・ v ・)<みんなには黙っておきましょう
2. 洲´・ v ・)<みんなに相談しましょう


546
黙ってたら栞ちゃんがお嬢様の身体で何するか分からないから
2ですな


547
お嬢様が黙っててもじきに世界の有原から事態が発覚するだろうから
ここは様子見で1を


548
1かなぁ
ちさあいちさあい


549
栞菜が何をするか見てみたいので1で



「・・・私は千聖なのだけど、栞菜の容姿になっているようだわ」

愛理は私の信じられないようなお話を、反論も挟まずに聞いてくれた。

「それで、愛理やえりかさんの口調が普段と違っていたのね。まるで・・・」

言いかけて、私は口をつぐんだ。


“まるで、普通のお友達として接してくれたみたい”


ふだんはそう、強く思っていることではないけれど、やっぱり心のどこかで、“千聖お嬢様”扱いを気にしている自分がいるのだろう。
あんなふうに、砕けた口調でお話ししてもらえると、あらためてそのことに気づかされる。


「あの、私思ったんですけど」


そんな私の気持ちを察してくれたのか、愛理は意外なことを言った。


「しばらくはみんなには、黙っていましょう、このこと」
「え・・・」
「しばらくしたら、元に戻れるのかもしれないですし。ケッケッケ、私とお嬢様だけの、同級生コンビの秘密ってことで」
「愛理・・・」

愛理のふんわりした笑顔で、何とか気持ちが落ち着いてきた。
そうすると、今度はまた違う疑問が頭に浮かんでくる。


「ねえ、私が栞菜になったのだとしたら、それなら、栞菜はどうなってしまったのかしら?」
「ほ?ああ、たしかにそうですねぇ」
「そもそも、私が頭を打ったことと、栞菜になってしまったことにつながりが見えないのだけれど」

すると、愛理は目をぱちぱちさせて言った。


「あれ…もしかしてお嬢様、少し記憶が違っていらっしゃるのかも」
「どういうことかしら」
「つまり、お嬢様がベッドから落ちた時に、栞菜も一緒に落下していたんですよ」
「それは…ちょっと、気が付かなかったわ。でも、それなら、じゃあ、栞菜は、もしかして」
「…行きます?」


そういうわけで、私は愛理とともに栞菜の部屋を出た。
心臓がどきどきする。
胸を抑える手は、いつもの自分の丸い手とは違って、小さくて少しひんやりしている。
それだけでも、別人になってしまったんだと自覚して、焦燥感が心をしめつけた。

愛理が一緒にいてくれることで、何とか平静を保っていられるけれど、まだ泣きそうなぐらいに動揺している。


「…じゃあ、入りましょう、お嬢様」
「ええ」

私の家の、3階の最奥のベージュの扉。・・・そこにいるのは、果たしてどんな“千聖”なんだろう。

意を決して扉を開けると、そこには


1.あられもない千聖お嬢様(中の人は栞菜)と、失神するなかさきちゃん
2.完璧に普段通りの千聖お嬢様(中の人は栞菜)みんなはまだ気づいていない


553
お約束すぎだけど
2番はありえなさそうなので1番


554
2しかありませんw


555
これは2
今日はエレコ氏と意見が合わない日だw


556
1だなw


557
はぐれ悪魔コンビの一人だからな
そうそう簡単にはいかないはず
というワケで2

はたして何を企む栞菜さん



(目線変わります)

――おい、おいおいおいおい。いいんですか、これ?ちょっとヤバいんじゃないすか。

普段よりもこんもりと盛り上がった、胸元の二つのお山。

「グヒョヒョヒョ」

ネグリジェの上からむにむにとつかむと、傍らにいたなっきぃが「ギュフー!!!!」と金切り声をあげてぶっ倒れた。



現在、夜中の3時。
目が覚めると、私は千聖お嬢様になっていた。

まあ、驚いたには驚いたけれど、そう動揺してもいない。
よく言うかんな。事実は小説より奇なりって。
だいたい、今までだっていろいろあったじゃない。萩原の野郎がロリ化したり。
人生、いつなんどき何があるかわからないのだ。今を楽しむのが大正解。


「おじょじょ、おじょ!おじょじょじょ」

ぶっ倒れながらも、私…いや、お嬢様、か。の身を案じるなっきぃ。けなげだかんな。
しかし、私は残念ながら、そんなにいい子ではないのだ。

「ほれほれ、たゆんたゆんをぷにゅんぷにゅん」
「らめえええ」


「・・・あのー、お楽しみのところ」

その声に、ドアのほうへ目をやると、愛理が立っていた。
ああ、悪い顔してらっしゃる。黒愛理か。だいたい事態はわかっているようだかんな。さすが愛理ちゃん。

どう対応しようかと思ったけれど、そういうことなら…。

「ちょりっす」
「ケッケッケ」

いちいち言わなくても、だいたい通じ合えるっていうのはありがたい。
しかし、その隣にいる私…つまり、千聖お嬢様は、ものすごくドン引きした顔になっていた。

へえ…私って、客観的に見ると意外と可愛・・いやいや、まあ、それはおいといて、だかんな。


「入れ替わったみたいだかんな、私とお嬢様」


おお、お嬢様の声で私の口調というのも、なかなかおつだかんな。

「それはわかっているわ。そんなことより、胸元から手を離しなさい!命令よ!」

1. 从・ゥ・从<あれ?起きた?
2. (o・ⅴ・)<・・・なにやってんの


560
ならばここは1番で
生徒会長の天然ぶりを堪能しましょうか


561
予想以上にヒドイな世界の有原w

全力リーダーが来ると終わってしまいそうなので
2で黒い人とヒドイ人の玩具にされるまいまいさんが見たいw



「あー、お嬢様、えーと、この場合は栞菜?元気になってよかった。ケッケッケ」
「愛理ったら、笑いごとではないわ!私の…えと、つまり、千聖の体に、おかしなことをしないでちょうだい、栞菜!・・・つまり、この栞菜というのは千聖のことではなくて」


ああ、きゃわいいぞ俺の嫁!もちろん言いたいことは伝わってきてるけど、ちょっと首を傾げるだけで、あわてて補足説明をしてくるとこがたまらん。


「…あれー?栞菜!大丈夫だったー?」


そのうちに、我が寮の全力な彼女が、大量のぞうきん(なぜ・・・)を持って戻ってきた。
そのまま、ドアの前にたたずむ千聖お嬢様・・・外見は栞菜、の頭をわしゃわしゃとなでつける。


「あ、あの?えと、舞美さ、あのあの」

おお、すごい力だ。私の頭がぐわんぐわんと揺さぶられている。
あんな扱いされてたんか、私。お嬢様にはレアな体験なのだろう、目を白黒させて、されるがままになっている。


「お嬢様も、おはようございます!!ぞうきんいっぱいもってきたから、もう心配ないですよ!」
「え、意味わかn」
「それより、頭大丈夫ですか?」


さすが、℃天然。この異様な状況に気が付かないうえに、頭大丈夫とか、お世話になってるとこのお嬢様によく言うもんだ。

ふと思った。
この全力元生徒会長さんは、今のこの状況を知ったらどんな顔をするんだろう。
今のところ、ここにいる人間しか、私とお嬢様の現状を知らないはず。

グヒョヒョ、いたずら心がうずく。
私はおじょう専だけれど、美人が困惑したり慌てたりする顔はもれなく大好きなのだ。


「ねえ、舞美ちゃん」
「え?」

千聖お嬢様の容姿で、違う口調の私を見て、舞美ちゃんがちょっと目を見開く。


「今ね、私たち実は」
「栞菜ったら、だめよ!」
「え?あれれ?」


1. 黒´・ v ・)<いや、大丈夫。なんでもないよー(ケッケッケ)さあ、学校へ行く準備を
2. 从・ゥ・从<え?よくわかんな…え?え?入れ替わった?大変だ!!!!1


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1でお願いします


565
大量のぞうきんがスゲー気になるw
この選択はちょっと悩むなー
うー
足踏みするより進めた方が面白い予感がするので1



「あー、なんでもない何でもない!それより、学校行く準備しよ?ケッケッケ」
「うん?あ、そっか!わかった!じゃあ、ぞうきん使ってね、お嬢様!私は部屋に戻ってますので、用事があったら呼んでくださいね!」
「あぁー舞美ちゃんー」


なんだよー、愛理の奴。
せっかくのお楽しみに水をさされて、文句でも言ってやろうかと思ったけれど、相変わらずブラックなスマイルを浮かべていたので、まあ良しとしよう。
それに・・・

「・・・まだ夜中だかんな、愛理。学校へ行く準備は早すぎるかんな」
「おやおや、そうだねぇ」
「まあ、愛理ったら、ウフフ」


この飄々とした小悪魔ちゃんも、少なからず動揺しているようだし、貴重なミステイクを見れたので、これはこれで。


「二人とも、朝まで千聖の部屋・・・えと、つまり、私の、このお部屋で眠っていらっしゃい。寮に戻るのは、億劫でしょう」

お嬢様からのありがたいご提案で、私たちは再び大きなベッドに川の字になった。


「ねえ、二人とも。私、思ったのだけれど・・・」


1.リ*・一・リ<少し、入れ違い生活を満喫したいわ。ウフフ
2.リ*・一・リ<朝、舞に相談すれば、すぐに解決できるかもしれないわ


567
1でw

571
ちんさんおつんつん

選択は1で
気持ちが落ち着いたらお嬢様も悪戯好きだしこっちかなと



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