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「・・・しかし、全裸じゃなかったことは不幸中の幸いだかんな」
「あのねえ栞ちゃん!私は十分恥ずかしかったんだからね!」

数十分後。
意識を回復した私は、念のためにとお嬢様が呼んでくださったお車に乗せてもらって、帰路に着いていた。

「まったく、みぃたんはぁ」
「あはは、ごめんねー!お詫びに私も脱ごうと思ったんだけど、お嬢様に止められたから」
「意味わかんないよ、それ!」

水着のフィッティング中、みぃたんがカーテンを全開にするという凄まじいプレイ・・・今までもいろいろあったけど、今度こそ人生オワタと思った。nksk終了のお知らせもいいところだ。
だけど、栞ちゃんも言っていたように、幸い私はまだ衣服をほとんど身につけていた状態だった。・・・はず。
多分スカートも履いてたし、多分ブラウスも完全に脱いではいなかった。・・・はず。
まあ、百歩譲って若干ちょっと脱衣中だったとしても、その脱いだ服を手に持って体を隠していたに違いないと思いますしどうたらこうたら

「でも本当にごめんねー、なっきぃ」
「・・・もー、みぃたんのすることだから仕方ないって思ってる。不幸な事故だったケロ」

このとおり、みぃたんも心底反省してくださっているみたいだし、まあ、嫌なことは早く忘れるのが一番ケロ!

「ウフフ、お元気になったみたいで、安心したわ」

お嬢様も私たちの様子を見て、目を三日月にしている。
どうやらあの可愛いキャミワンピ水着も購入なさったようで、今年もプールを楽しんでもらえるみたいでこちらも一安心。

「舞とえりかさんと愛理は、プールで使う浮き輪やおもちゃを見てから帰るみたい。3人が戻ったら、水着の見せ合い
っこをしましょうね。ウフフフ」
「ハァーンお嬢様可愛いかんな萌えるかんな!てか萩原の野郎なんて待たないで、あたしと2人っきりで水着の脱がs」
「か・ん・ちゃ・ん!!!」

*****

「はーい、それでは、鑑賞会をはじめまーす!」

めぐぅのよく通る声に、拍手で応える私たち。

鑑賞会、というのは、件の水着お披露目会のこと。
普通に見せ合うのではつまらない、とのお嬢様の一言で、急遽撮影したものを、みんなで見るということになった。
しょっぱなのえりかちゃんはめぐぅが撮って、次に着替えたみぃたんをえりかちゃんが・・・という風に、順番にサクサク撮っていったから、夕食前に見せっこが出来る運びとなった(余談だけど、もちろん栞ちゃんは一番最後にしたケロ!)


「ではまず、梅田さんの水着でーす」

どこかのブランドの展示会のごとく、重低音の音楽が流れ、大スクリーンにポーズをきめたえりかちゃんが大写しになる。

「かっこいー!」
「似合うねー」

黒い三角ビキニに、可愛らしくあしらわれた三段フリルのスパイスが効いている。
セクシーと可愛いの共存という、えりかちゃんらしいスタイルで、よく似合っているなと思った。

続いては、愛理。
ストライプのキュートなビキニを、上品にさらりと着こなしている。背中にしょっている、きゅうり形のビニールのオモチャとのギャップがなんとも面白い。
「いいね愛理ちゅわん最高だかんな!そのくびれた腰、おc」
「栞ちゃんは黙るケロ!」

そして、舞ちゃん。
黄色系の、胸元におっきいリボンがついたビキニ。
今年はポッチャマは断念したのかと思いきや、バッチリ腰に装着しています、大きなポッチャマの浮き輪。

「ふふん。好きなものを身につけて何が悪い。舞は今年もこの子と一緒でしゅ。わかったか℃変態」
「ズゴーズゴー」
「おい、舞のときだけ何寝てんだよ!」

そしてそして、次は私たちの天使・お嬢様!

“あの・・・おかしくないかしら。千聖はおなかが・・・”
“大丈夫、全人類至上最強に可愛いから”

撮影係の舞ちゃんの言うとおり、あのキャミワンピ型水着を着込んだお嬢様、本当に可愛らしいケロ!
ツンと主張する豊かなお胸も、ふにふに柔らかそうな手足も、女性らしくて素敵!もじもじなさっているのがまた萌え萌えな感じで・・・

「ゲヘヘフヒヒドゥフフフォカヌポウ」
「有原さん、出て行くか黙るか好きな方を選んでくださいね」

そんでもって、次はやじー。

「・・・・・」
「・・・・・」

食堂に、静寂が訪れる。

“あの、舞美さん、なんだか、いつもの舞美さんとはt”
“えー、同じですよ、お嬢様!あははは”

さわやかに笑う、モサモサフリフリピンクのチューブトップを着込んだ超絶美女。
腹筋バキバキ、おみ足ムッキムキ、大きな手、そして、不気味に膨らんだ胸部。なにそれ、スイカ?メロン?バレーボール?


「・・・おねーちゃん、ものには限度というものがありましゅ」
「何のことかな?よくわかんないけど、大丈夫だよ舞!」

続きましては、その℃変態さん。

“あっはーんうっふーん”

体を不気味にくねらせる彼女が纏っているのは、赤・白・青のマリンカラーの水着。
彼女の出身地が発祥とされる、トラッドな装いがよく似合っている。
こんな美少女がプールサイドにいたら、さぞ男の人の目を惹くことだろう。友達の贔屓目なしにそう思う。

“お嬢様はぁーん、見てますかぁ?栞菜のダイナマイツボデーを!”
“あはは、もう1枚脱いどく?とかいってw”
“舞美さんたらぁ、そんなにあたしの艶姿がみたいかんな?しょうがないにゃあ”

変にノリのいいみぃたんの煽りで、栞菜がショートパンツに手をかけたところで、めぐぅが映像を強制終了。

「えーと・・・以上、かな?それでは、引き続き御夕食・・・」
「ギュフ!ちょいまった!私私!」

私は勢いよく立ち上がって、挙手をした。
無視されキャラとはいえ、ここでその仕打ちはあんまりだケロ!

「ああ、なっちゃんいたんだ」
「いるぜ、最初からな!」
「たしか、愛理と舞の間だよね?舞の撮影してくれたの、なっちゃんだったもんね」
「そうそう。で、私がなっきぃを撮ったんだよ。ケッケッケ」

私たちの言葉を受けて、めぐぅがハンディカメラを確認してくれる。

「・・・いや、映ってないっぽいですね」
「えー?」
「鈴木さん、録画ボタン押しました?」
「えっ、多分・・・いや、どうだったかな。動画だけに」
「キュフゥ・・・」

ションナ、私だけ映ってないだなんて!
結構へこみやすい私、若干ちょっと涙目。

「あ、じゃあウチ今着替えるからさ!なっきぃも一緒に水着着よ?みんなに見てもらおうよ」
「・・・いいの?」

あまりの私の落ち込みーどに慌てたのか、えりかちゃんが肩を抱いて励ましてくれる。

「ほんと?」
「うんうん、せっかくだから見てもらおうよ!」
「・・うん、ありがとっ!」

女神のようなえりかちゃんからのお申し出で、元気が戻ってくる。

「楽しみだかんな~」
「ウフフ、なっきぃの水着ね、千聖はもう見たのだけれど、とても可愛らしいのよ。お色・・・あぁ、まだ言わないほうがいいわね。ウフフフ」
「舞予想してみようかな。多分オレンジでしょ?あーでも水色かなぁ」

みんなもいつになく優しくて、私はほこほこしながら廊下へ出た。
お気に入りの1枚を選んだんだもん。可愛いって言ってもらえるといいな。



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