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「おーいいねいいね!岡井ちゃん萌えちゃんとかいってw」
「は、恥ずかしいです私」
白レースをふんだんにあしらったドレスに、ヘッドドレスをつけたちっさーを見て、私は手足両方を使って拍手をした。よく似合ってるのに、自信なさげにもじもじしてるのが可愛い。

「舞美さん・・・あの、私はいいので、何かお召しになっては?」
ああ、そうかあ。自分はキャミとパンツ一枚で、ちっさーをお人形にすることに夢中になっていた。
「あっじゃあさ、ちっさーが選んでよ。私に似合いそうなの。」
私がそうもちかけると、ちっさーは目を輝かせてクローゼットに張り付いた。
スカートやビスチェを私の前にいくつか並べて、なにやら独り言を言いながらクフフと楽しそうに笑っている。
「舞美さん、ちょっと御髪を。」
ちっさーが両手を私のうなじにまわして、髪をハーフアップになるように軽く持ち上げてきた。
ちょっとぷくっとふくらんだ小麦色の二の腕と、子犬みたいなキラキラ黒目を見ていたらふとイタズラを思いついた。
「ちっさー。」

名前を呼ぶと、ちっさーはキョトンと目を開いて動きを止めた。
私の髪を持ったまま固まった手首を捕まえて、思いっきり引き倒した。
「きゃっ!」
「うっひゃー助けてー!お嬢様におーそわーれるー!とかいってw」

あおむけに寝っころがった私の上に、ちっさーが倒れこんでいる。
「お、襲っ!?そんな、私」

赤くなったり青くなったりして、ちっさーはおろおろしだした。体を離せないように腕を掴んでいるから、あわててジタバタする可愛い姿を堪能できた。

この遊びは一部(栞菜とえり)には大好評だけれど、まだちっさーにやったことはなかった。(ちなみに残りの人たちにはマジ説教されたり気まずくなったり首絞められそうになったり)
期待通りのリアクションを見れて大満足だったので、体を開放してあげようとした。

「あはっもう冗談冗談、もういいよちっさー・・・・・ちっさー?」
手を緩めたけれど、ちっさーはそのまま仰向けの私の顔を真顔で覗き込んでいる。あ、こう見るとやっぱりイケメンだな岡井少年は。
と余計なことを考えていると、いきなりちっさーの手がキャミの肩紐をペロンと剥いだ。
「うおっ!」
「が、頑張ります私」
遠慮がちに私の手を押さえて、どうにかキャミを脱がそうとしているみたいだ。
「ちょ、ちっさー!」

そうだ、さっきちっさーは「珍しいことは何でも経験してみたい」とか言ってたんだった。
しかもお嬢様ちっさーはなっきぃ並みに何でも本気にしてしまうタイプだった。
ということは、今は一生懸命変質者になろうとしているのか。
「ちっさー冗談だってば!こら、聞いてるのかっ!」
私が体をひねると、バランスを崩したちっさーは短い悲鳴を上げて胸に飛び込んできた。
「そんな悪い子にはお仕置きだ!とかいってw」
「ま、舞美さん!あっあっそんな・・・」



カタン



ドアの前で物音がして、振り向いたらお兄ちゃん(次男)が立っていた。


―紅茶のおかわりを

―持って行くように言われ

―たの

―です、が





あとずさりとともに徐々に声が遠くなって、静かに扉が閉まったと思ったら階段から人が落ちるすさまじい音がした。

ほぼ下着姿の妹がゴスロリ服の小さな美少女に押し倒されていて、反撃にスカートに手を突っ込んでいたらそれは驚くだろう。
ごめんね、お兄ちゃん。でも誰にも言いませんように。ていうかいつから見られてたんだろう。


「・・・さ、そろそろ服選びの続きしようか、ちっさー。」
「・・・そうですね。」




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