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「もー!こんなことだろうと思った!いい?千聖。何でも興味持つのはいいことだけど、やっていいことと悪いことっていうのがあるの!
世の中にはね、千聖が想像もつかないような変質者がいっぱいいるの!
こんな格好でね、パンツなんて見せてたらね、ヒドイ目にあっちゃうんだから!もしなっきぃが変態だったらどうするの!
ていうかどうせみぃたんがけしかけたんでしょう!まったく困っちゃうなあ!」
「ごめんなさい・・・」

犬耳千聖は叱られた小犬みたいにしょんぼりして私の言うことを聞いてくれているけど、猫耳みぃたんは全然ケロッとしてこんな顔从 ・ゥ・从している。キー!

「・・・まあいいや、千聖がわかってくれたなら。さ、じゃあメイクしようか。」
「もう?お茶飲んで落ち着いたら?」
「いいよ。このテンションのままの方が上手くやれそう。」

私は多少頭に血が上って、アドレナリン出まくっている状態がベストみたいだ。
妙に頭が冴えて、いろいろアイデアが浮かんでくる。

「えーとまず、みぃたんからね。とりあえずその耳としっぽを外す!」
「ちぇー」

クレンジングでおひげを綺麗にぬぐって、ここに来る途中に本屋さんで買ったゴスロリ雑誌(別に張り切ってないんだから!)をパラパラとめくる。
私はこういうことに結構こだわるタイプだから、イメージにぴったりくるやつを延々探し続けた。
もちろん、飽きてまた変な遊びを始めようとする2人を牽制しながら。

「よし、これにする。みぃたんは色が白くて目力があるからー、こうやってこうやって、こんな感じか!」
シミュレーションしつつ、みぃたんの顔にじっくりとメイクを施していった。

失敗すること3回目ぐらいで、どうにか納得のいく仕上がりになった。

「でーきーた!みぃたん鏡見てよ!なっきぃの自信作だよキュフフ♪」

「どうれ。・・・・うーわーなっきぃ超すごい!これ何っ、何っ、舞美じゃないみたい!すっごーい!」
気持ちいいほどみぃたんが喜んでくれて、恥ずかしいけれど嬉しくてにやにやしてしまった。
つけまつげにラメ入りカラーマスカラ。コーラルピンクのポンポンチークにチェリーピンクのグロス。
これでもかっていうほどのガーリーメイクのみぃたんは、見事にちょっと気の強そうな甘ロリ美人に変身した(自画自賛)。

「でも、これ本当に超厚塗りなんだねー。こんなにガッチリやったら、自分でも誰だかわからないよーとかいってw
じゃあお次は・・・あれ?ちっさー。」
待ちくたびれてしまったのか、千聖はみぃたんのベッドで丸くなってスースー寝息を立てていた。
「かわいいねえ。本当にワンちゃんみたいだ。ちっさーは本当に犬顔だねえ。」
犬耳も首輪もそのままだから、みぃたんのいうとおり、魔法か何かで人間になった小犬みたいだった。
呼吸に合わせて規則正しく膨らむおなかやむにゅむにゅ動く口元を見てしばらく癒されていたら、みぃたんがツンツン突っついてきた。

「・・・ヤッちゃいますか。」
「え!?ちょっとみぃたんさっきの話聞いてなかったの?そそそういうふしだらなことはぁ」
「なっきぃなに言ってんの?舞美はぁ、ちっさーが寝てるうちにメイクやっちゃおうって言ったんだよ。
やーいなっきぃ欲求不満ーとかいってw」

くっ・・・・!


「そ、そうだね!なっきぃもそう思ってたところだよ!欲求不満とか意味わかんない。さあ、やるずょ!」
「噛んだーw」

みぃたんも手伝ってくれたおかげで、千聖のメイクはわりとすんなりできた。
「ちょっとさぁこれ、メイク完璧じゃない?私たち天才メークアーティストだよみぃたん!千聖早く起きないかな。起こしちゃだめいかな。目開けた顔見たいなあ。みぃたん?」
「・・・脱がせちゃいますか。」
「え!?ちょっとみぃたんさっきの話聞いて(ry」
「なっきぃなに言って(ry」

くっ・・・・!

まあ、私は全然欲求不満なんかじゃないんだけど、一向に起きる気配のない千聖を軽く衣替えさせることになった。

「スカートはこれでいいんだけどさ、舞美としては、もっとこのちっさーのでっかーを強調する方向でね。」
「でっかーいうな。」

とりあえずこれいらないよね、とみぃたんは千聖の胸元を隠していたフリフリのケープを脱がそうとしはじめた。

「んー・・・?」

体をごそごそやられて、さすがに異変に気がついたのか、千聖がパチッと目を開けた。

「ん、う、えっ!いやー!誰!?何をなさるの!」
あまりにメイクのノリが良すぎたのか、馬乗りになって服を脱がしてこようとしている美女がみぃたんだということに気づいてないみたいだ。
「早貴さん、助けてくださいぃ・・・」
「ふははは、誰も助けすっ!すけになど来ないさ!私は怪盗、じゃなくてびそうじょ仮面、じゃなくて、えーと、とにかくそっち系」


「・・・大丈夫千聖、それみぃたんだから。」

何だかどっと疲れが出て、私は2人の攻防に決着がつくのを待つことにした。



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