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僕が毎朝通学で乗る駅行きのバス。
そのバスはいつも遅れがちだ。
待っていても時刻表通りにやって来ることの方が珍しいぐらいで。

今日もまたいつものように遅れているみたいだな。
悪い事は重なるもので、こうやって待っているその間に舞ちゃんがやって来るということも無く・・・
(なかさきちゃんが一人通っていったが、僕のことはガン無視だった)

ちぇっ。ずっと待ってたのに舞ちゃんの姿が見れないなんてさ。
一日の始まりからこれじゃあ、なんとなく今日はツイてない日なのかもな。


だが、バスが定時よりかなり遅れているこの状況。
こうなった今、僕はある一つのことを心待ちにするようになる。

今みたいにいつも乗るバスがだいぶ遅れているこのときにだけ会える、ある学園の生徒さんがいるんだ。



いつからだろう。
あるとき僕は、とある一人の学園の生徒さんのことに気が付いたんだ。

その彼女の姿は・・・・


今でも忘れない。
初めて彼女を見たとき僕が受けた衝撃を。


* * * * *


“あーぁ、今日は舞ちゃんに会えなかったな・・・”

その日、舞ちゃんの姿が見れなかったことで、僕はとてもがっかりとした気持ちになっていた。
バス停でぼんやりとバスを待つ、そんな僕の視界のなかへ不意に入ってきたのは、ある一人の学園の生徒さんだった。

目の前を歩いていく小柄な彼女のその姿を見たとき、僕の背中を電気が走り抜けていった。
それは、いま思い出しても全身が熱くなるぐらいの衝撃的な出会いだった。


うわーーー! カワイイ・・・・・!!!


反射的に視線が釘付けになる。その姿に思いっきり見とれてしまった。
それはもう、他に何も考えられなくなるぐらいの勢いで心を奪われてしまうほどだったんだ。

彼女の、愛らしく、そして穢れの無い澄んだ黒目のなんと印象的なことか。
その透明感あふれる円らな瞳から、もう目が離せなくなる。
凛としたいかにも優等生然とした立ち居振る舞いからは、落ち着いた知性がほとばしっているようだ。

そして、小柄な体格なのに、いや、それゆえなのか、何ともいえない愛らしさに満ち溢れていて。
彼女の全身から感じられるのは、なんというか、その、別格のカワイさなんですよ!!


なんだ、この子!!
可愛すぎるだろ!!


カワイイ子が多い学園の生徒さんのなかでも、こんな言葉を失うほどの衝撃を与えてくれる子に出会うとは・・・

この子、普通の子じゃない・・・・・
カワイイにもほどがあるぞ。

この学園にはこんな子までいるのか!
なんというか・・・ もう、さすがとしか。


通り過ぎていった彼女の小さくなっていく後ろ姿を見送りながら、だんだんと現実感を取り戻していく。


びっくりしたなあ・・・
すんごい美少女だった。

聡明そうな顔立ちに色白ですっきりとした容姿。
そんな彼女は白いブラウスに紐リボンの初等部の制服がこの上なく似合っていて。
あまりにも可愛らしいその姿。
それこそ何度でも脳内で思い出して反復したくなるほどの可愛らしさだった。


そう、やって来たその子は初等部の生徒さんだったんだ。
僕が目を奪われていたその子は、小学生。



はい?
何か問題でも?

別に変な目で見ていたわけじゃないんだし!
自分のしていることに対してヘンな罪悪感なんて何もありませんけど?


だいたいですね、小学生に見とれていたわけじゃない。
見とれていたのが小学生だっただけなんだ。

そこに何の不自然なことも無いじゃないか!!


ついムキになってしまったが、まぁそうは言っても初等部の生徒さんに対してあんなに見とれてしまうなんて。
まじまじと小学生を凝視する機会なんてそうそうあるもんじゃないし、そんなの初めてかも。
うん。たぶんこれが初めてだよ。そこまで自分の目を釘付けにされるような小学生に会ったのは。


あぁ、まーちゃんがいたか。
それから、先日の遥ちゃんという子もそうだったっけ。
そうだ、そのときもう一人さくらちゃんと言う子も(ry

まーちゃんのことはよーく憶えているよ。強烈だったからw
あの子も可愛らしい子だったなー。
彼女のあの笑顔は是非また見てみたい。
そのうち会える機会があればいいけど。小春ちゃんに聞いてみようかな。

そんなまーちゃんも、この学園ではないけど初等部の生徒さんだった。
うん。あの子は、モロに「小学生!」って感じの子だったよねw
今の彼女の落ち着いた可愛さとは違い、まーちゃんのはいかにも小学生らしい天真爛漫な可愛らしさだった。
もっとも、その破天荒とも言える規格外のところこそまーちゃんのいいところで、その長所こそ今後も更に伸ばすべき(ry


一方、いま目の前を通っていった学園初等部の生徒さんは、いかにも優等生タイプといった感じのキリッとした容姿だった。
優等生といっても冷たい感じでは無く、きっと誰からも好かれているようなタイプなんだろう。
どんな性格の子なのかなんて、もちろん全く知らないんだけど。でも、それは間違いないような気がする。
とても優しい顔立ちをしているもの。


しかもこの子は、ただ可愛いだけじゃなくて、醸し出しているその雰囲気がとても神秘的なんだよね。
うん。その身に纏っているオーラのようなものが見えるようで、一目でこの子が只者ではないことだけは分かる。
なんだろう、この子はきっと未来の学園を背負って立つ生徒になるんだろうという予感がするんだ。
なんでそんなことを感じるのか、それを言葉にするのは難しいんだけれど。


やっぱり、この子、単なる普通の子じゃない感じがする・・・

俄然興味が湧いてきた初等部のとんでもなく可愛らしい少女。
そんな彼女の姿を見ることが出来たこと。思わず神様に感謝したくなるぐらいだ。
こんな素晴らしい出会いを僕に与えてくれてありがとうございます。
彼女の姿を見ることが出来ただけで僕はもう・・・
もう何て言ったらいいのか・・・
それ以上言葉が出てこない。

まぁ、とにかく、超絶カワイイなこの子!! ってことですよ。


あまりにも衝撃的だったその子との出会い。
そのとき受けた感動は今でも鮮明に覚えている。

そんな、忘れられない衝撃を僕に与えてくれた彼女。


* * * * *


その彼女は、毎朝この時間になるとここを通っていく。
それはもう時計のような正確さで、いつだって全く同じ時間なんだから。


僕がその子の姿を見ることが出来るのは、いつも乗るバスが遅れてきたときだけ。
そして今、乗ろうとするバスは遅れている。

きっともうすぐ彼女がここを通るはず。



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