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フェリックス・ゴンザレス=トレス(Felix Gonzalez-Torres)

フェリックス・ゴンザレス=トレス(1957年11月26日生まれ、1996年1月9日死去)はキューバ生まれの視覚芸術家である。

国籍 アメリカ
専門 彫刻、インスタレーション



人生と作品

ゴンザレス=トレスはニューヨークへ引っ越す前まではキューバで育った。
ゴンザレス=トレスが初期の文字作品で初めて個展を開いたのは1988年、ソーホーにあるRastovsky Gallery (560 Broadway)においてである。

彼の作品は彼が生きていた頃と死んだ後にいくつかの有名な美術館において個展で注目された。1995年にニューヨークのグッゲンハイム美術館で、1997年にドイツのハノーバーにある Sprengel Museum 、2000年にロンドンの the Serpentine Gallery で、2000年にニューヨークの FLAG Art Foundationで彼の作品を振り返り、回顧展が開催された。


ゴンザレス=トレスは静かで単純なインスタレーションと彫刻で知られていた。電球のヒモ、時計、紙の塊、箱に入ったキャンディーなどを使い、フェリックス・ゴンザレス=トレスは彼のエイズに関する経験を反映させたような作品を作った。また、彼は彼の作品の特性である「動かせる」ことを注視してインスタレーションを制作した芸術家でもある。多くのゴンザレス=トレスのインスタレーションは鑑賞者が作品の一部を持って行くことが出来る:あるシリーズでは展示スペースの角にある柱から蝋燭を持ちだすことができ、他のシリーズでは作品を構成する極薄のプラスチックシートやエディション無しのプリントを無料で持っていけるようになっていた。それらのインスタレーションの中には鑑賞者が持ち去った分を補充されることもあった。最も普及したゴンザレス=トレスに関する書物によると彼の作品は死の過程を作品のメタファー(電球が切れる、キャンディーの山が無くなっていく、など)としているされている。彼の最もよく知られた作品の一つとして「無題(1991)」がある。これはニューヨーク市全体の24ヶ所に設置された看板で、誰もいないベッドがモノクロ写真で映っている。これは彼の恋人「ロス」をエイズで失ってからの作品である。

あるインタビューで彼は「人に『世間ってのは誰だい』と聞かれると私は正直に、心臓の鼓動を早めもせずに言うんだ『ロス』と。世間というのはロス一人のことだ。それ以外の人はただ作品にやってくるだけさ。」

ゴンザレス=トレスは1996年、エイズの合併症によって死亡した。2002年5月、フェリックス・ゴンザレス=トレス財団が設立された。フェリックス・ゴンザレス=トレスの公的な財産の管理に加えて、財団は「大衆、学者、及び美術史家の間にフェリックス・ゴンザレス=トレスの仕事の理解を深めるために」存在している。アメリカでの財団の代表者は Andrea Rosen Gallery であり、このギャラリーはゴンザレス=トレスの生前・死後にわたって彼の作品を重要な作品として展示し続けた。

2007年、彼はベニスビエンナーレのアメリカの公式代表として参加した。(死後、アメリカ代表になったのは1982年の Robert Smithson 以来である。)彼の作品はブリュッセルの Wiels ギャラリーなどで国際的に展示され続けている。



作品集