U・W・キルギバート


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「宇宙の獅子」
U・W・キルギバートについて、ウィレ軍将兵


「剃刀ではなく、まして鉈のような男でもなく、例えるならば剣のような男であった」
U・W・キルギバートについて、パウル・ケッヘル(モルト軍将校)


「指揮官であって司令官に非ず、戦士であって将帥に非ず」
U・W・キルギバートについて、パウル・ケッヘル(モルト軍将校)


「彼は英雄にふさわしい要素を持っていた。戦闘は白兵戦、機動戦共に一流、戦術に関しても現場の指揮は一級品の腕前だった。
しかし、惜しいことに女性を喜ばせたり、色恋沙汰に関しての知識は皆無であり、その点では初等学校の学生にも劣る人物であった。
良くも悪くも彼は純粋な人間であった」
U・W・キルギバートについて、「モルティル戦争回顧録」(モルト軍将校)


U・W・キルギバートとは、LionHeart~Mollte ar Wille~及びLionHeartシリーズの主人公。
モルト・アースヴィッツの軍人、エースパイロットである。

経歴


異世界の月……モルト・アースヴィッツの月面人工都市に生まれる。

両親は交易アドバイザーという普通の中流家庭で育った。流通を取り扱う家庭のため、多くの著名人と触れ合う両親の影響を受け、幼少時から多くの名家や著名人の世話になり、薫陶を受ける。少年時代は付き合いの濃いラシン家の奨めもあり、剣術に通い始め、10年後、15歳になった時には首都で行われた武術大会の剣術分野で優秀賞を受賞し、若手の武術家で、成績を認められたものに与えられる「武卿頭」の称号を授かった。

しかし大陸歴2716年。ウィレ・ティルヴィア宇宙艦隊が航行中のモルト船籍の宇宙船、209号を撃沈する事件が発生した。(209便事件)
この宇宙船に乗り合わせていたキルギバートの両親は即死。それをきっかけに家庭は困窮した。

食うに困った家庭を何とかするため、またウィレ軍への復讐のため、兄に家を任せると、キルギバートは学校を中退。
軍人になるためにモルト軍学校へ入学する。

しかし両親を失い、過剰なまでにウィレ軍を憎悪し、心身ともに荒むキルギバートは、軍学校では血気盛んな士官候補生らを相手にして喧嘩に明け暮れる日々を送っていた。

その頃、軍学校の教官を務めていたグレーデンと出会いが彼を大きく変えることになった。軍人としての名誉を重んじ、部下や候補生に対して公正さを忘れないグレーデンの人柄にキルギバートは惹かれ、彼に対する忠誠心を強くしていった。


やがて一刻も早く軍人になろうと考えた彼は、当時"モルト軍が開発していた新型兵器"の試作運用パイロットの道へと進み、翌年パイロット養成科の編入試験に合格した。
この頃、後にキルギバートの戦友となったパイロット達に出会っている。

そして翌年、2718年にモルト・アースヴィッツはウィレ・ティルヴィアに宣戦を布告。ここにモルティル戦争が始まった。   (本作開始)  新型兵器……人型戦術機動兵器「グラス・レーヴェン」を戦術、戦略に用い、破竹の勢いで進撃するモルト軍はウィレ・ティルヴィア本土に突入。ウィレの双翼とも言える西大陸を瞬く間に制圧する。巨大な人型兵器が作り出す軍列にはキルギバートの姿もあった。


彼の所属する連隊の司令官は彼の教官であったグレーデン大佐。部隊員や同僚も殆どが養成学校時代の同級生であった。

彼自身もグラスレーヴェンに搭乗し、事実上の初陣となった西大陸制圧戦で功績を立てたキルギバートは、機動中隊の八番機パイロットとして名声を高めることとなった。
二週間後後には東大陸へと渡海、沿岸部の主要拠点であるウォーレ上陸作戦に参加している。


その後、ウィレ・ティルヴィア公都(首都)「シュトラウス」の玄関口である大都市、ノストハウザン攻略戦にも参加した。

しかしノストハウザンでウィレの新型兵器「アーミー」と、戦争初期から温存されてあった予備兵力による奇襲の前にモルト軍は壊滅。
キルギバートの部隊長を務めていたデューク中佐も戦死、部隊は総崩れとなった。ここから攻守は逆転し、モルト軍は敗北への道を転がり落ちる。

ノストハウザンの戦いでキルギバートは、初めて撃墜されたものの、奇跡的に一命を取り留めた。その後デュークの隊長職を継いで大尉に昇進。グレーデン連隊の機動部隊長として各地を転戦し、崩れる戦線をよく支えた。

この頃にはキルギバートの名前や戦績がウィレ軍の知るところとなり、地上戦線においてはエースパイロットの一人に数えられるようになっていた。
(キルギバートは防戦と新しい職務に必死であったため、彼自身は地上で稼いだ戦績を、ついに知ることはなかった。つまり、無自覚のうちにエースになっていたと言える)

地上での戦いで、モルト軍の敗北が決定的になると、グレーデン連隊は宇宙へと帰還。一個艦隊を与えられた。キルギバートはその機動部隊長として任務に当たる。また、この頃にモルト・アースヴィッツの国家元首であるグローフス・ブロンヴィッツ大統領によりキルギバートとグレーデンは首都に召集される。

同日、ブロンヴィッツに謁見、モルト国民にとって最高の栄誉であるモルト勲章を受勲。
名実ともにエースパイロットの最高位を賜ることになった。
(実は地上戦線の時点で受勲が決まっていたが、キルギバート自身が辞退していた)


その後、宇宙における各戦線にも参加し奮闘するが、ウィレ上空の戦いで重傷を負う。
怪我により激務に耐えられなくなった彼は本国に召集され、そこで国民部隊の教練に参加した。
しかし、この頃になるとモルト上空にさえウィレ軍が現れるようになり、キルギバート自身は幾度も防空戦に参加している。


宇宙の獅子

この防空戦においてキルギバートは十倍以上ある兵力を相手に突撃。
"たった一機で追撃してきたウィレ軍一個艦隊を壊滅"させ、"旗艦を撃沈"した。

さらに、そのままの勢いを持って後続の"ウィレ第三軍の本隊に突撃"し、ここでも"旗艦を大破"させ、この軍の"司令官であったベルツ・オルソンを「地獄の門前にまで連れて行く」ほどの恐怖"を味合わせた。一歩も退かないばかりか、ウィレ軍の機動部隊と艦隊を葬り続ける強さにウィレ軍の全将兵が驚愕、戦慄した。

この戦いを持って彼は「宇宙の獅子」と呼ばれ、正真正銘のエースパイロットとして強く認識された。


そして戦争の最終局面となったモルト・アースヴィッツ攻防戦において、キルギバートはグレーデン艦隊の一員として、そしてモルト・アースヴィッツ防空機動中隊最後の隊長として出撃。


戦争で巡り合ったライバルたちとの最終決戦に挑む……。(続きは原作をご覧ください)



人物



容姿・性格

モルト民族に特有の銀髪碧眼で鼻筋の通った風貌を持っていた。
現代のモルト国民にもこの容姿を持つ者は少なく、キルギバート自身も生まれついての外見を珍しく思われたり、戦争中においては宣伝材料にされたりしたため、実はあまり誇っていない。それどころか、黒髪や茶髪など、"普通の容貌"がよかったとまで発言したことがある。
(両親が早くに死亡したため、彼のコンプレックスを和らげる人物がいなかったためと思われる)

ライフワークとしていた剣術、そして軍学校で鍛え上げられたこともあってか、体格にも恵まれていた。
身長は179センチと軍人達の中では小柄の部類に身を置く人物だったが、それを感じさせないほどに堂々としていたという。

性格は公明正大であり温和。その一方で、激情家の一面も持ち合わせており、戦いにおいては感情が昂ることが多く、クロスやブラッドというキルギバート隊の双璧に諌められて我に返ることも多かった。ただし、機動部隊長に就任してからは「部下が生き残ること」を優先的に考え、冷静に戦術を思索するなど成長が見られた。

純朴で周囲の人々からは信頼されており、彼と初めて対面した者が「これが勇猛果敢で知られた宇宙の獅子なのか」と驚いたことも少なくない。階級が重んじられる軍の中でも、目上に礼節を重んじ、目下の者を丁重に扱うことから将兵の人気を集めていた。

多くの戦友を失い、エースと呼ばれることに抵抗を覚えていたが、「宇宙の獅子」と渾名された際にはそれを喜び、この頃からエースとしての自覚が芽生えたと言える。
誠実な言動ゆえに友人も多い。「知らず知らずのうちに親しくなっている人物」と定評がある。




能力



非常に優れた戦闘能力を持っていた。剣術の腕は達人級であり、作中の白兵戦においては無類の強さを発揮している。
モルト・アースヴィッツにおいても剣豪として勇名をはせていた。

(ただし、敵兵の襲撃に遭遇して初めて人を撃ち、斬り殺した際には、自分自身に恐怖し、嘔吐した。それからしばらく後に、キルギバートが剣術を始めるきっかけとなったラシン家の人々と再会。キルギバートの幼馴染であるシレン・ラシンの一言によってトラウマを断ち切った)

剣豪としての腕は戦場においても確かなもので、モルトシティ攻防戦・ノストハウザン攻防戦・ヘス軍港奇襲・アースヴィッツ攻防戦においては刀を手に死闘を繰り広げた。

司令官であるグレーデンの副官であったパウル・ケッヘルは「戦士としては天性の人物でしょうが、アレでは一生将軍にはなれませんな」という、些か辛辣な評価を下されている。(その一方で、ケッヘル自身もキルギバートの実力を認めており、彼との仲は良好であった)

また、ヘス軍港奇襲の直前にモルト機動軍の総司令官であるゲオルク・ラシン中将(当時)から勲章代わりに特殊鉄鋼で製錬した軍刀を譲り受け、これを溺愛した。


しかし戦場においての用兵や知略においても、優れた面を顕わしており、グレーデンから鋭い洞察力と戦場を広く見渡す慧眼を称賛されている。

その一方で銃の腕前は三流であり、散弾銃やマシンガンでもないと当たらない。(実際、彼が拳銃を撃って命中した場面はない。)

また、女性関係や恋愛に関しての経験、知識は"絶無"であり、その容貌にも関わらず恋愛に何の興味も示さないことから「資源の無駄遣い」と関係者から酷評されるほどであった。

A&Cにおいて