シェラーシカ・レーテ


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「この十万の歓声が聞こえるでしょうか!? 公都防衛連隊は今シュトラウス宮殿前を通り、パレードの最終到着点であるシュトラウス第一国立広場へと向かっています。先頭の指揮車に乗り込むのはシェラーシカ・レーテ大尉。その美しさはまさしく公都シュトラウスに咲く大華でしょう! 公都に華、いえ、公都の華が前を行きます!」

シェラーシカ・レーテについて。大陸歴2718年3月末。ウィレ・ティルヴィア軍軍事パレードにおけるニュースレポーターの発言

「公都の華」

シェラーシカ・レーテについて。ウィレ・ティルヴィア国民及びウィレ・ティルヴィア陸軍将兵

「もしも彼女が教師であれば、学校からいじめはなくなり、落ちこぼれと呼ばれる生徒は一人もいなくなるだろう」

シェラーシカ・レーテについて。エルナン・アイデマン(ウィレ軍将校)

「でしゃばりの、忌々しい小娘。」

シェラーシカ・レーテについて。ベルツ・オルソン(ウィレ軍初代総司令官。ウィレ軍上級大将)

「本当にいさましいお嬢ちゃん」

シェラーシカ・レーテについて。アン・ポーピンズ(ウィレ軍佐官。)

「シェラーシカの嬢ちゃんか。アレはいい子だ。それでもって、戦争なんかなければ幸せに暮らせたろうに。しかし、あの嬢ちゃんが持っていた軍事的才能と、あの嬢ちゃんがただ名家の生まれだからって理由で、そんな平凡な暮らしは全部ぶち壊されちまった。
かつての婚約者と戦わなきゃならねえし、どんどん偉くなっていって、自分が望んだ方向とは違う仕事をしなきゃならねえ。
……そう思うと、可哀想な嬢ちゃんに思えてくるんだ」

シェラーシカ・レーテについて。ローゼンシュヴァイク(モルト・アースヴィッツ政府庶民派官僚。軍務大臣)


「今度、公都防衛連隊の隊長に就任されたシェラーシカ・レーテ大尉についてどう思われますか?」

「ああ、シェラーシカ? ……失礼、シェラーシカ・レーテ大尉かな? うん、いいんじゃないかな? いい子だよ、とっても」

シェラーシカ・レーテについて。エルンスト・アクスマン(ウィレ軍将校。エース戦車兵。テレビでインタビューに答えた時の台詞)



シェラーシカ・レーテは、LionHeartシリーズに登場するヒロインの一人。
ウィレ・ティルヴィア陸軍の軍人である。
ウィレ・ティルヴィア屈指の美女としても有名。

経歴



大陸歴2702年年にウィレ・ティルヴィア東大陸沿岸部ツァッペンにて誕生。シェラーシカが姓、レーテが名前である。(以下、シェラーシカ)

指折りに含まれるほど有名な軍人出世の家にして長子。父親はウィレ・ティルヴィア軍総司令官で国家元帥のユル・シェラーシカ元帥。
母親は公家(こうけ。くげではない。いわゆる皇族ないし王族のこと)のシュトラウス家から嫁いできた女性アイルシャリス・シェラーシカであり、美人として文化人として名高い人物であった。

母親とともに、世界の創造君主であるユリウス・シュトラウスの血をひく唯一無二の女性であるが、そんな長女を父親は軍人にさせる事を決意する。そんな矢先に母親は不治の病(ガンとも新病とも言われる)により死去。6歳の時のことであった。それからの幼年期は、ウィレの名家であるシュトラウス家(母の実家)や海軍の名家であるファーネル家などの世話になり、12歳の時に幼年士官学校の試験に合格し、軍人の道を歩み始めた。

同時期に生まれて初めての宇宙旅行(という名目)で、父と共にモルト・アースヴィッツを来訪。そこでモルト・アースヴィッツ軍において最高の名家である「ラシン家」を訪ね、そこで三男のシレン・ラシンと出会う。また、彼の近従役(という名目で、友人)であったU・W・キルギバート(後のモルト軍エースパイロット)とも出会っている。

シレン・ラシンとの仲は良好であり、それを見た父親たちは「シレンとシェラーシカを婚約させる」ことを決意する。
半ば強引かつ時代遅れな"政略婚約"であったが、苛烈な性格を持ち合わせながらもシェラーシカを女性として扱い、大切にしてくれるシレンとの仲は急速に縮まっていった。(名家同士の交際であったため、デートなど表立っての交際が難しかった。そのため、当時はキルギバートが二人の連絡役として奔走している。)

15歳になって、美しく成長したシェラーシカは士官候補生として軍人の卵としての活動を開始、それにあわせ、いよいよラシン家への嫁入りを控えることとなり、両者の結婚は実現しようとしていた。

ところが、大陸歴2718年に、ウィレ・ティルヴィアとモルト・アースヴィッツの対立が激化。ついにモルティル戦争が勃発。
これによりシェラーシカとシレンは強制的に引き離され、あろうことか敵味方に分かれての戦いを余儀なくされる。
そして思い悩んだ末、シレンはモルト軍人としての選択肢を取り、シェラーシカとの婚約を一方的に解消した。

そしてシェラーシカ自身も傷つき、思い悩む暇もなく幼年士官学校を同年の春に卒業し、少尉に任官。緊急時昇進、隊長任命と言う形で、公都シュトラウスの防衛任務を預かる「公都防衛連隊」の連隊長に就任。すぐさま大尉へと任官された。
その後は階級と要職を生かして軍上層部の軍事会議にも出席、モルト・アースヴィッツとの和睦と協調外交を主張したが、聞き入れられることはなく、ついに戦局は最悪の方向へと動き始めた。

ウィレ・ティルヴィア本土に降下するモルト軍を相手に、ウィレ軍は次々と惨敗。この劣勢によりシェラーシカの指揮する公都防衛連隊も出撃。ついにモルト軍と激突する。若年で、しかも女性と言う出身ながらシェラーシカは優れた戦術を展開、部隊の犠牲を抑えながら各地で善戦し、隊員達からの信頼を勝ち取った。

そして「ウォーレの戦い」ではシレン・ラシンと再会し、互いに譲れない誇りと故郷への思いを吐露し、激突させる。
その結果、シレンとシェラーシカはついに互いに軍人としての職務を全うすることを決意。両者激しく激突した末に、ウォーレの戦いで敗北したウィレ軍のしんがりを務めて、シェラーシカも撤退した。

続いてのノストハウザンの戦いでウィレ軍は新型兵器を投入。起死回生の大逆転を果たす。

そして、戦いの功績を認められたシェラーシカは宇宙軍参謀部長に任命され、大佐へと昇進。
史上最年少の女性参謀長は、モルティル戦争を終結させ、再び平和な世界と敵として別れた、愛する者との絆を取り戻すために命を賭すことを決意するのだが……。(続きは本作をご覧ください)


人物



容姿・性格・能力

亜麻色の髪に栗色の瞳を持つ、才色兼備の美しい女性であり、その美しさと彼女が所属していた公都防衛連隊での雄姿も相まって「公都の華」と呼ばれてシュトラウス市民やウィレ・ティルヴィア国民から大変愛され、親しまれた人物であった。

性格は一言でいえば、温和であり、人を愛し、人から愛されるような性格である。
兵に対して慈母のように接し、指揮官に対しては頼れる上官であり、司令官とは協調して任務にあたりながらも、時として自身の戦術や戦略への協力を強く求めたり、引率するなどの指導力(カリスマ)も兼ね備えていた。

また作品終盤の場面では外交家として優れた交渉を披露しており、地位よりもその人望を持って他国(惑星)との折衝を行った。
あまり前に出すぎず、かつ味方が優位になるようにとの調整力に優れた彼女の能力は決して凡庸なものではなかったと言える。

政治的な謀略にも優れており、ウィレ軍が極秘裏に行っていた和平交渉の事実を敵対する将官や司令官に掴まれる前にもみ消し、なかったことにするなど、時としては非情かつ陰湿とも言える手段に踏み切ることもあった。
(後に和平交渉は思わぬ人物に引き継がれ、結果として彼女の努力はあり得ない展開へと向かっていくこととなる)

また捕捉であるが軍規に厳しく、隊員や部下にはこれを遵守させた。軍規を守らず、戦争犯罪に類する暴挙に出た兵士を"決して許しはしなかった"という厳しさも持ち合わせている。

それ故に軍からの信頼は厚く、大戦中盤から終盤までウィレ軍の総司令官を務めたアーレルスマイヤー元帥からの信頼は過剰ともいえるものであった。


また大戦初期の総司令官であったベルツ・オルソンとは犬猿の仲であり、モルト軍人の許婚であったシェラーシカの失脚を狙うベルツの謀略に巻き込まれることも少なくない。その度に腹心のアレン・リーベルト大尉や参謀部の同僚であるアリスナ・フィルドに助けられて危機を脱している。

また料理の腕は非常に優れている。ファーネル家の家士長に学んだらしく、軽食から高級料理に至るまで味は一級品である。
また茶の淹れ方も非常に上手いという女性的な一面をしっかり持ち合わせている。


役職

シュトラウスにあるウィレ・ティルヴィア軍本部……つまり国防省勤務の大尉。後にウィレ軍の参謀部一つを預かることとなる。
最初に登場した際に参謀総長の執務室を使っていた描写があるが、これは"参謀総長そのものが空位"だったため、公都の警備を預かるシェラーシカが参謀総長の部屋を間借りし、使用していたためである。
(違法に思えるかもしれないが参謀総長自体は100年以上空位であり、モルティル戦争時にも参謀総長は存在しなかった。
そのため公都の警備隊長がこの部屋を使えることとなっていた)

参謀部についてからは行政参謀(占領した土地での政策、人事、厚生、民政、通常事務を扱う)と作戦参謀(司令官の作戦指揮全般の補佐)を務め、それぞれを統括する第二参謀部の参謀長を務めあげた。