妖術とは

妖術とは、妖魔の持つ特殊な能力のうち、妖力とは違い、使おうと意識しなければならないものです。
大半は使用者より、他者に効果を与える攻撃的なものが多いです。
妖術には、「威力レベル」と「精度レベル」というものがあり、個別にCPを消費する必要があります。
威力レベルは、その名の通り、その妖術の威力を表します。
精度レベルは、使用する時の判定の目標値となります。
また、(主に威力レベルを)修正して、効果をいろいろ変化させることができます。
こうやってできたものは、自分で名づけることができます。
(元の妖術が何は記録しておいてください。)

妖術の習得

まずどの妖術を習得するかを決め、そのあと「威力レベル」と「精度レベル」を決定します。
「威力レベル」の説明を始めにしましょう。
威力レベルによって、相手に与えるダメージ・持続時間・射程距離・効果範囲・抵抗のしにくさなどが決まります。
威力レベルは能力値をもとにするのではなく、1レベルごとに必要なCPが決まっており、0から購入していく必要があります。
1レベルごとに必要なCPを、「威力コスト」と呼びます。
妖術に付属的効果を付け加え強化したり、また制限を加えたりすることができます。
それにより、威力レベルに必要なCPを増やしたり減らしたりできます。
次は「精度レベル」の説明をします。
妖術を発動する時には、この精度レベルを目標値に判定します。
妖術には、「肉体型」と「精神型」があり、「肉体型」は敏捷力を基準に、「精神型」は知力を基準にします。
何らかの妖術の前提条件になっている妖術は、精度レベルが12以上なければなりません。
必要なCPは以下の表を参照してください。
精度レベル 能力値-4 能力値-3 能力値-2 能力値-1 能力値 能力値+1 能力値+2 能力値+3 能力値+4 能力値+5 以後+1ごとに
必要CP 0.5 1 2 4 8 12 16 20 24 28 +4

妖術の効果範囲

妖術は、その効果が及ぶ範囲とその効果によって、「射撃型」「範囲型」「広範囲型」「特殊型」の四つに分けられます。
「射撃型」
一撃につき、一つの目標に効果を及ぼします。
鼠であろうが某であろうが一体は一体ですが、巨大な目標にかけようとすると、特殊な修正がかかってくる場合があります。
妖術は、使用者から対象に向かって一直線に飛んでいきます。
「範囲型」
威力レベル5につき、狙った一点から半径1mの範囲に効果を及ぼします。
最低でも半径1mの範囲はあります。
つまり威力レベル1~9の時は半径1m(対象一体分)、10~14は半径2m、15~19は半径3m…となります。
「広範囲型」
効果を及ぼす範囲は、必ず使用者が中心となります。
威力レベルにつき、次の表のように効果が広くなっていきます。
威力レベル 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 以後+1レベルごとに
効果範囲 接触のみ、集中10ターン 接触のみ 直径1m 直径3m 直径5m 直径7m 直径15m 直径30m 直径60m 直径100m 直径200m 直径400m 直径800m 直径1.5km 直径3km 直径6km 直径12km 直径25km 2倍
「特殊型」
それぞれの妖術ごとに違います。それぞれの説明を参照してください。

妖術と集中

妖術を使用する時はまず、そのターンの行動は「集中」しなければなりません。
その集中の終わったターンの自分の行動するときに、その妖術を発動することができます。
基本、集中時間は1ターンです。
集中している間は、1ターン1歩しか移動できません。
ダメージを受けた時は、「意志-3」の判定を行い、失敗すると集中は途切れてしまいます。
発動する時、「精度レベル」を目標値として判定します。
成功した時、その妖術を発動することができます。
必要ならば、その瞬間、疲労点を消費します。
このとき、その妖力をどの程度の威力で発動させるかと決めてください。
基本は最大レベルの威力になります。
手加減したいと思うときは弱くすることも可能ということです。
術が発動した後に、改めてそのターンの行動をすることができます。
移動したり、接近戦闘を行ったり、狙いをつけることなどができます。
もちろん、また妖術を使うために集中することも可能です。
狙いをつけるなら、妖術の成功判定は狙いをつけ終わったターンに行います。
「瞬間」の増強をとっているなら、集中を行わずにすぐに発動することができます。
ただし発動できるの妖術は、原則1ターンに1つです。

妖術の命中

直接攻撃系・属性系の射撃型妖術の判定は射撃武器の判定と似ており、「狙う」ことができます。
「正確さ」は1です(詳しいことは射撃武器の項を参照してください)。
それ以外の妖術は狙いはつけることはできません。
射撃型妖術は、射撃武器と同じように距離や大きさの修正を加えてください。
範囲型妖術は大きさの修正はありません。
距離の修正は、効果を及ぼそうとする範囲のうち、一番近いところまでの距離を適応してください。
広範囲型の妖術はほとんど修正を受けることはありません。
その他の修正はそれぞれの妖術の説明を適応してください。

妖術の防御方法

射撃型妖術のうち、直接攻撃系と属性系は、「よけ」と「止め」が行え、「受け」は行えません。
「妖術受け」と「妖術止め」というもので防ぐこともできます。
相手の妖術が成功した時、集中を始めていてまだ発動していない妖術があれば発動することができます。
使用できる妖術が決まっており、精度レベルの半分が目標値となります。
「妖術受け」は、妖術を打ち合うような感じです。
両者の妖術の、威力レベルが上回ったほうが、相手の妖術を押し切り相手に命中します。
その時の妖術の威力レベルは相手の妖術を上回った分とします。
「妖術止め」は、妖術で敵の攻撃を防ぐような感じです。
これは、防御側の威力レベルが、攻撃側の威力レベルより低くても、判定に成功さえすれば完全に防ぐことができます。
防御ができず、目標に直接変化を及ぼすような妖術であれば抵抗ができます。
それぞれの妖術で指定された能力値で抵抗してください。

妖術の失敗

妖術に失敗した場合、使用しようとした[(威力レベル-1)/5](端数切り捨て)点分疲れます。
(すなわち威力レベル1~5なら疲労なし、6~10なら1点疲労…となります)
疲労点が0になり、これ以上引けない場合はHPから引いてください。
ファンブルしてしまった場合は、威力レベルと同じ分、または元々疲労するはずだった分のどちらか大きいほうを疲労します。
さらに、3Dを振り、次の妖術ファンブル表を参照し、その結果を適応してください。
その内容が使用した妖術にふさわしくないなら、もう一度振り直すか、GMが内容を定めてください。
妖術によってはGMが自由に内容を作成してもかまいません(知覚系の妖術なら全く逆の情報を教えるなど)。

妖術ファンブル表

出目 内容 出目 内容
3 妖術は完全に失敗し、術者は防護点無視で3Dのダメージを受ける。 11 10の効果に加え、派手な物音が上がり、色とりどりの閃光が走り、
悪臭または良い意図で使用されたなら芳香が立ち込める。
4 妖術は完全に失敗し、術者は防護点無視で1Dのダメージを受ける。 12 妖術は完全に失敗し、術者は朦朧状態となる。
5 妖術が術者自身にかかる。 13 妖術は発動するが制御することができない。
次のターンも自動的に同じ妖力を使ってしまい、それもファンブルする。
6 妖術がランダムor(面白くなるように)GM判断で味方の誰かにかかる。 14 妖術は成功するが全く逆の効果が表れる。
7 妖術がランダムor(面白くなるように)GM判断で近くの敵の誰かにかかる。 15 何も起こらず、
術者はその妖術を翌日の朝まできれいさっぱり忘れてしまう。
8 妖術がランダムor(面白くなるように)GM判断で目標以外のものにかかる。 16 8と14の効果が同時に起こる。
9 妖術は発動したかに見えるが実際はその効果はない、
持続効果のあるものGMがいつでも好きな時に消滅させることができる。
17 妖術は完全に失敗し、術者の弱点が相手に知られてしまう。
弱点がなければ振り直し。
10 妖術は発動するが、威力レベルが半分になっている。 18 妖術は完全に失敗し、術者は気絶してしまう。

妖術の持続時間

妖術の持続時間のパターンは基本的に4つです。
秒:持続時間は[威力レベル]秒です。
  自主的に眠った場合は効果は切れませんが、途中で術者が意識を失うと切れます。
分:持続時間は[威力レベル]分です。
  自主的に眠った場合は効果は切れませんが、途中で術者が意識を失うと切れます。
瞬:効果は一瞬ですが、その結果は残ります。
持:術者が集中を市つずける限り効果は持続します。
  眠ったり意識を失ったりすると効果は切れます。
時々これ以外のパターンがあります。

妖術の射程距離

射撃型と範囲型の妖術の効果範囲は[威力レベル*10]m先まで届きます。
到達距離は任意で短くすることができます。
範囲型の場合は、その範囲の中心ではなく一番近い縁のところに届けば十分ですが、
最大射程の半分より遠くに術を使った場合、硬化の威力レベルが半減します。
最終更新:2011年03月23日 18:33
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