ポーランド《防壁論》のレトリック : 1543年まで


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分類

論文

タイトル

ポーランド《防壁論》のレトリック : 1543年まで

公開

東京外国語大学付属図書館
東京外国語大学学術成果コレクション
東京外国語大学論集
http://repository.tufs.ac.jp/handle/10108/23724
•ページ数:25

著者

関口時正

発行日

2005/07/25

本文引用

 ……オストロスクはまた、その主著であると同時に、この後豊かな伝統を形成してゆくことになるポーランド政治文学の出発点ともなった『共和国の改革についての覚書』の中でこう書いている。

 不信心者から普遍的な〔カトリック〕信仰を護るという口実の下に、他の諸民族に対してそうした上納金を要求する至極当然の理由を教皇は有しているかもしれないが、ポーランドはそれらの上納金を免除されて然るべきだというのが、正当かつ合理的な原理から帰結することである。というのも、〔ポーランドは〕遙か昔から全てのキリスト教国家の防壁たる国を護るために、トルコ人、タタール人、モスクワ、ヴァラキア人と戦い、絶えず戦争状態に置かれてきたため、財貨を使い果たしきり、司法や内政の安定を護る上に必要な財力がもはや殆ど残っていないからである。

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