分類
論文
タイトル
日本の府主教セルギイとソビエト下のロシア正教会
公開
著者
伊藤慶郎
発行日
2008/12/08
本文引用
ロシア革命を機にロシア正教会は国内外で分裂し、ソビエト下のモスクワ総主教庁は政府と妥協したが、日本正教会を率いる府主教セルギイはモスクワ総主教庁こそ純粋な正教を守っているという立場を貫いた。そのため彼は周囲からソビエト支持者と見られ、教会内で孤立していき、教会を追われ、最後にはソビエトのスパイ容疑で逮捕された。しかし、セルギイは正教徒として、また主教として、カノン(教会法)に従っていたのであり、そこには政治的な含みは一切ないのである。
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最終更新:2011年04月10日 23:03