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戦刃むくろは自室のベッドで眠っていた。
風邪をひいたという理由で学校を欠席してしまったためにゆっくりと休養をとっているのである。
軍にいたころは体調管理に気を遣っていたものの、この学園に入学してからは周りの連中に毒されて生活が少し乱れてしまった。
それに、食事も自分で用意しなければならない。料理の腕前が残念だったために偏った栄養の採り方をしてこのざまだ。

「37.2か……大分下がったけどまだ少し熱があるな。この程度の微熱なら明日には学校に行ける。」

ただでさえ、義務教育をまともに受けていない私に高校の勉強は辛すぎた。
留年を繰り返している葉隠と成績の下位争いをしなければならないほど私の成績は残念であるために、連日で授業を休むわけにはいかない。
今日の遅れだって取り戻さなければならないと思うと絶望的に憂鬱な気持ちになる。

「それにしても、もうすぐ午後4時か。授業が終わったころかな。」

その時、インターホンが鳴った。
誰だろう。私に来客なんて珍しい。
ドアを開けるとそこには私より身長の低い少年が立っていた。

「戦刃さん。体調はどう?」
「苗木か。熱は大分下がった。明日はちゃんと学校に行けそう。」
「そっか。良かった。戦刃さんは滅多に学校休まないから心配しちゃったよ。」
「わ、私を心配してくれたのか!?」

私の心配をする苗木が可愛すぎてまた熱が上がりそうになる。
体調が弱っている時に私をキュン死にさせるつもりか。

「クラスメイトの心配をするのは当たり前だよ。」

クラスメイトか。苗木はその程度にしか私を想ってくれていないんだな…。
私と苗木との間にある温度差はなんて絶望的なのだろう。こちらがどんなに苗木のことを想ってもその想いは苗木に届くことはない。

「そうだ。今日はこれを届けに来たんだ。はい、これが今日の授業のまとめ。」

苗木は鞄から一冊のノートを取り出して私に渡した。
私のために苗木が授業の内容をまとめてくれたのかと思うと超高校級の絶望なんてやめたくなるほどの幸せを感じる。
私が授業の後れに対して絶望を感じていたことをわかってくれたのか。

「ありがとう苗木。」
「お礼なら石丸クンに言ってよ。このノートまとめたのは石丸クンなんだ。石丸クンは風紀委員の仕事があるから代わりにボクが届けに来たんだ。」

やっぱり、まだ絶望を続けよう。ふふ、期待してから落される絶望は堪らなく気持ちいい。
ましてや絶望させてくる相手が好きな男子なら更に格別。最高だ。

「あのー…戦刃さん。もし良かったらこれから一緒に勉強しない?」
「一緒に?別に構わないけど…風邪がうつるかも……」
「熱が下がったなら平気だよ。実は今日の授業はちょっと難しかったからボクも復習したいんだ。石丸クンのノートはわかりやすく書いてあるからボクも参考にしたいしね。」
「わかった。それじゃあ入って。」

良くやった石丸。ウチに来て妹をファックしてもいいぞ!
苗木と一緒に勉強。私の部屋で勉強。二人きりで勉強。一緒のノートを使って勉強。うぷぷぷぷぷぷぷ…あ、嬉しさのあまり盾子の口癖がうつった。

「えっと…まずは一時限目の保健の授業からだね。」
「保健!?」

今日は一時限目は保健の授業だったのか。どうしよう…苗木と一緒に保健の授業なんて心の準備ががががが。
石丸のノートは確かにキレイに纏められていてわかりやすかったが、わかりやすかった分だけ気恥ずかしいものがあった。

「あはは…そろそろ保健のところは終わるね。」

心なしか苗木の顔が赤いような気がする。
まさか……。

「苗木。顔が赤いようだけどもしかして私の風邪がうつった?」
「い、いや!そんなことはないよ!」
「あ、噛んだな。噛むと怪しいって桑田が言ってた。」
「ボクはただ……」
「私のベッドが空いているからそこで休んで。」
「ええ!?」

抵抗する苗木を無理矢理ベッドに寝かしつけた。
さっきよりも苗木の顔が赤くなっている。症状が悪化したようだ。

「い、戦刃さん……」

苗木の呼吸が荒くなっている。こころなしか汗をかいている気がする。
これはいけない。すぐに服を脱がせて汗を拭かないと。
私は苗木の上着に手をかけ脱がしていく。

「ダ、ダメだよ戦刃さん!」
「心配しないで私に全てを任せればいい。」

超高校級の軍人である私の力に敵わないと判断したのか苗木は抵抗をしなくなった。
脱がせば脱がすほど苗木の呼吸が荒くなる。急がないと風邪の症状が悪化してしまう。
苗木のパーカーを強引に脱がすと苗木の上半身が露になる。苗木の鎖骨。苗木のピンク色の乳首。苗木の少し浮き出た肋骨。
いけない、じっくり観察すると私の方が熱が上がりそう。

「ゴメン戦刃さん!ボクの顔が赤くなっているのは風邪のせいじゃないんだ!」
「どういうこと?」
「そ、その……正直に言うよ。戦刃さんと一緒に保健の勉強していたら意識しちゃって……」
「私を異性として見てくれているの?残念なくらい女としての魅力がない私を……」
「それは違うよ!戦刃さんはとても魅力的な女の子だよ!じゃなかったらボクはこんなに赤くならないよ。」

やばい。そんなに力説されるとキュン死にしすぎて私の残機がなくなる。
それに苗木をベッドに押し倒して上半身をひん剥いている状況。私の肉食系女子としての本能が目を覚ました。

「苗木。保健の実技しよう。」

私は上着を脱ぎ捨てて、上半身はブラだけが残っている状態にした。

苗木の前で脱いでしまった。もう後戻りはできない。

「戦刃さん……実技って。」
「わかってるクセに。あ、ちょっとだけあっち向いてて。」
「わかったよ…。」

ブラの中に仕込んだパッドを苗木に見られるわけにはいかない。
戦場にいたころは胸がない方が戦いやすくて良かったけど、今は朝日奈や盾子や舞園の胸が羨ましい。何で盾子と双子なのに私の胸は……。
とりあえずさっさと脱いで苗木の視界に入らないところにパッドを隠そう。

「苗木もういいよ。」
「あ……」
「私に胸がないのがそんなに残念なのか?」
「それは違うよ。戦刃さんの体がキレイだったから見とれてただけだよ。」

本日三度目のキュン死にが入った。的確に私のハートを狙い撃ちする苗木の天然スナイパーっぷりには恐れ入った。
それにしても上半身だけ脱ぐというのも逆に恥ずかしい。

「触ってみる?」
「いいの?」
「うん。」

苗木の手がゆっくりと私の鍛え上げられた胸板に触れる。
直接私の乳房に触らずに胸板から攻めて焦らすなんて……

「おっぱいって思ったより硬いんだね。」
「そこは胸板だ!もっと下だ!苗木のバカッ!!」
「えー!?ご、ごめん。よく見たら膨らんでる。」

よく見ないと膨らんでいるように見えないのか。
残念なほどにド貧乳だからってひどい……絶望的だ……
私にもう少し胸があれば、乳房の形がしっかりしていれば苗木も勘違いせずに済んだのだろうか……

「あ、本当だ。ゴツゴツしてやわらかい……い、いやゴツゴツなんてしてないよ。ふわふわしてるよ!!」
「苗木……無理しなくていい。」
「ごめん。」

わかっていたさ。胸が小さい分、少し押しただけで私の固い大胸筋に到達することくらい。
だからこそ苗木はゴツゴツしてやわらかいという奇妙な表現をするしかなかったんだ。

「そうかわかったぞ!乳首を刺激すれば戦刃さんの胸が大きくなるかもしれない!」
「えっなにそれは」

苗木が私の乳首に貪りついた。
舌で私の乳首を吸いながら嘗め回していく。その動きはぎこちないながらも私の性感帯を刺激する。

「あっ……やめっ……ん。」

気持ち良くて頭が真っ白になる。
それでも苗木は容赦なく私を攻め立てる。左右の乳首を交互に吸い、嘗め回す。もうダメこのままだと私の胸がとろけてしまう。

「なえ……ぎっ……好きっ……」

もう自分が何言っているのか理解できないくらい私はこの甘い快感に夢中になっていた。
私の言葉に気を良くしたのか苗木の舌の動きが更に早まる。より強く私の乳首を吸い寄せる。

「ああんっ……なえぎぃ……はぁん……」

苗木が私の乳首を攻めるのをやめる。
ようやく解放されたかと思ったら今度は苗木の顔が私の耳元に近づく。

「ボクも戦刃さんのことが好きだよ。」
「はうぅ…!」

私の耳元で苗木が美声で愛の言葉を囁いている。
もう苗木のことしか考えられない。苗木と一緒にいる間は絶望のことなんて忘れられる。
苗木の顔が私の顔に近づく。これってもしかして……

「そ、それはダメ!」
「どうして?」
「だって、まだ風邪が完全に治ってないし……キスしたら苗木に私の風邪がうつっちゃうかも……」
「いいよ。戦刃さんにだったらうつされても。」

私の忠告を聞かずに苗木の唇が私の唇を塞ぐ。
自然と目を瞑ってしまい、視界の代わりに他の五感が強化される。
特に唇から伝わってくる心地よさを伝える触覚が鋭くなり、最高に幸せで満たされている気持ちになる。
好きな人とするキスがこんなにも良いものだったなんて知らなかった。
そのまま私は苗木を抱きしめて、ベッドへと勢いよく押し倒した。

「ちょちょっと戦刃さん!!急に何するの!」
「寝技で私に勝てるかな?散々私の体を弄んで……今度は私が攻める番だから覚悟しろー。」

苗木のズボンとパンツを剥ぎ取るとそこには初めて見る男性器があった。
触った感触は硬く、脈打っていて別の生き物のように感じられる。

「ええっと…こうすればいいのかな?」

苗木のモノを掴み上下に擦ってみる。こんなので本当に気持ちよくなるのだろうか。

「ああ!戦刃さん……」
「もしかして痛かった?」
「ううん。気持ちいいよ。」
「良かった。もっと気持ちよくしてあげる。」

苗木のモノをしごきつつ、亀頭の部分をチロチロと舐める。これが苗木の味……
舐め続けていると苗木の尿道口から透明のネバネバした液体が溢れ出てくる。

「んあ……いいよ戦刃さん。はぁん…」

私に攻められて色っぽい吐息を出す苗木が絶望的にかわいすぎる。
尿道口の割れ目に舌を這わせて苗木の反応を伺ってみる。

「ぁ…そこは……ん…」

必死で声を抑えようとする苗木を見ていると胸が高鳴る。
もっと攻め立てて苗木の喘ぎ声を聞きたくなる。

「はぁ…はぁ……戦…刃さん……」

苗木の目が虚ろになっている。
少しやりすぎたかな?でもまだ出てないってことはもう少し刺激に耐えられるのかな。
でも、このままイカせると私が物足りない。

「苗木。そろそろ、私に入れて……」


「うぷぷぷぷ……もしかしてこのまま本番があると思ってるの?そんなの大甘だよ!デビル甘だよ!地獄甘だよっ!!」

「でも、ボクはゴムを持ってないよ。」
「心配しなくてもいい。盾子が私に嫌がらせのように定期的に送ってきたコンドームがある。」

浮いた話のひとつもない私にとって嫌がらせでしかなかったそれが思わぬところで役に立つとは思わなかった。
盾子に感謝しないと。

「初めてつけたけど何か変な感じがする……妙にすーすーするような……」
「それじゃあ脱ぐね。」
「脱がなくても大丈夫だよ。」
「えっ。」

苗木が私を押し倒した。普段なら苗木相手に押さえ込まれることはないけど完全に油断していた。
苗木はそのまま私のスカートを捲くり、私の下着を横にずらして挿入しようとしてきた。

「入れるよ戦刃さん。」

ズブリと苗木のモノが私の秘所に入っていく。
初めての感覚に腰周りが痺れて完全に腰が抜けてしまった。

「はぁ……あはぁ……にゃえぎぃ…」
「大丈夫?痛くない?」
「へーき……」
「それじゃあ動かすよ。痛かったら言ってね。」

苗木の腰がゆっくりと前後に動いて私を何度も突く。
遠慮しがちなその動きは草食系の苗木らしい。私を大切にしようとしてくれていることが伝わってくる。

「もっと早く動いていいよ……」
「えっと…これくらい?」
「あぁ…!もっと!もっと!」

ただひたすら苗木を求める。苗木が私を犯せば犯すほどに私の中に潜む絶望が浄化されていく気がする。
嫌いだったはずの希望でも苗木のくれた希望だと思うと悪くないと思えてくる。
私が苗木の腰遣いに身悶えしている最中に、苗木が私に甘い口付けをする。
その口付けのせいなのか私に変なスイッチが入ってしまった。

「にゃえぎー。もう離さないよー。だーいしゅき。」
「え…ちょっ戦刃さん!?」

気づいたら、まるで自らの巣に蝶を捕らえる蜘蛛の様に苗木を抱きしめていた。
しかし、それがいけなかった。

「ぎゃああ!!」

ボキボキと苗木の背中から鈍い音がしてから、苗木の腰の動きが止まった。
職業柄絶望的に鍛えていた私の抱擁に苗木が耐えられなかったのだ。

「ご、ごめん苗木!!大丈夫!?」

やってしまった。人を抱きしめたのなんて私の人生経験で一度もなかったことだから加減がわからなかった。
私はただ愛する人と密着したいって思っていただけなのに……

「いたた……しばらく動けないかも……」
「それじゃあ今度は私が動く!」

ここで終わるなんていくらなんでも生殺しすぎる。
すぐに体勢を変えて、私が苗木の上に乗っかる騎乗位で続行することにした。
出来るだけ苗木に体重をかけないようにゆっくりと上下に腰を動かす。今の苗木は背中にダメージを負っているから出来るだけ傷を響かせないためだ。

「はぁん……苗木、気持ちいい?」
「はぁ……ん……うん……」

苗木の感じている顔が堪らなく可愛い。
自分に主導権がある状態で苗木を見下ろしていると私の支配欲が満たされる。
この感覚が病みつきになりそう。

「戦刃さん……もうダメ……ボク限界……」
「あ…やっぱり背中に響いた?」
「ち、違う……そっちじゃなくて…………」

私の中に入っている苗木のモノがさっきよりも硬くなっているように感じる。
そのせいかより快感が増して、私の中から何かがこみ上げてくる。

「出そうなんだ…………」
「出そうって射精…?」
「うん……イ、イキそうなんだ。」

正直言って私も限界だった。
苗木が射精を我慢して悶える顔が、私の絶頂を刺激する。

「私もイキそう……一緒にイこう……」

一気にスパートをかけて腰の動きを早く激しくする。
今の私は、何の配慮もなくただひたすら快楽を求める肉食獣と化していた。
苗木と一緒にイキたい……苗木の一緒にイキたい……苗木と一緒にイキたい……!

「あ…あ……戦刃さん……!イクぅ…」
「わ、私もイクぅううう!」

頭の中が真っ白になり、全身が電気が走ったみたいにがくがく震えだした。
苗木のモノが脈打っていて私の膣内(なか)に熱い精子が出ているのが感じる…………………え?

「な、苗木。ちゃんとゴム付けたっけ?」
「うん。付けたよ。え?まさか……」

全身の血の気がひいて、余韻に浸る暇すらなく一気に体から快感が抜け落ちた。
恐る恐る腰を上げて、私の体から苗木のモノを抜くと…………なんと私の股から白い中綿のようなものがドロっと……

「や、やだ!何で白い液体が私の膣内から!!??」
「わからないよ!」
「苗木、ちょっとそのゴム見せて………あ!先端に穴が開いている……」
「ナ、ナンダッテー!!」

なんてことだ。このままでは妊娠してしまう。流石に高校生で妊娠はまずい。
折角苗木が与えてくれた希望が絶望へと変わっていく。

「うぷぷぷぷぷぷぷ……どう絶望したお姉ちゃん?」
「!!!!!」

不意にベッドの下から声が聞こえた。
この声の主は間違いない。私の妹の江ノ島盾子。

「全く。コンドームに損傷がないのを確認しないまま性行為をするなんて残念すぎます。貴方たちは性教育で何を学んだんですか?」
「盾子……お前の仕業か。」
「ピンポンピンポン大正解――!!」
「え?あのー……ちょっとこれどういうことなの?」
「全ては私様の考え抜いた苗木×残念なお姉ちゃんの絶望家族計画だったんだよ!」
「ということでー。これからよろしくね。誠お義兄ちゃん♪」



後日、私の生理が無事に来たので計画が破綻した絶望でほぼイキかけていた盾子がいたのはまた別の話。
卒業後、苗木と結婚して今度こそちゃんと子供を作ろうと約束したのもまた別の話。

終わり