ダンガンロンパ in エロパロ まとめwiki
http://w.atwiki.jp/dangan_eroparo/
ダンガンロンパ in エロパロ まとめwiki
ja
2013-09-01T07:33:46+09:00
1377988426
-
(14)
https://w.atwiki.jp/dangan_eroparo/pages/27.html
モノクマから、コロシアイ学園生活を告げられて数日後
食堂で一人の昼食を済ませた「超高校級のギャル」江ノ島盾子ある二人を見ていた……
「超高校級の幸運」苗木誠と「超高校級のアイドル」舞園さやかである
談笑しているのか、なんとも楽しそうである
まるで、少女マンガでよく見る付き合いたてのカップルの様だ
「ふぅん」
盾子はそんな二人を見ながら、ほほえましく思い、
口を歪めるのであった……
しばらくして、
何の気無しにトイレに入った盾子は、一番奥の部屋からなんとなく彼女の気配を捉えていた
さらに扉の向こうから、歩いている男子がいる
苗木誠である
トイレを済ませた苗木誠は遅めの昼食を取ろうと食堂へ向かおうとしていた
「んっ!?」
すると突然、口を押さえられ何かに引っ張られる感覚を覚えた!!
気が付くと、女子トイレの便座に座らされていた
目の前には、仁王立ちの江ノ島盾子が居て、
その右手で下着をクルクル回していた……
「え、江ノ島さん……?」
「よっ、苗木」
「こ、ここ女子トイレだから……」
「まあまあ、ゆっくりしてきなよ」
「いや……あの……」
答える間もなく、盾子が顔を近づけてくる
「っ!」
ゴツッ!
反射的に顔を前に動かした為、盾子の歯と誠の唇がぶつかってしまった
(くっ!間合いを読み誤った……)
呆然とする誠の唇から、血が流れていた
「ああ、ごめんごめん、つい間合いがね……って血が出てるじゃない」
盾子はそう言って
ペロリ
誠の唇から出た血を猫のように舐めとり、
「ん・・・・」
「んむうううううう!?」
唇を奪った
「ぷはっ!え、江ノ島さん!?一体何を……」
「前に言ったっしょ、肉食系の女子紹介するって」
「そ、そうじゃなくて……ん、んむうううう」
クチャ、ピチャ……
さらに、盾子は舌を入れ、自分の舌で苗木の歯、歯茎を味わう
誠は何が何だか分からず、口腔内に侵入しようとする彼女の舌を追い出そうとするかのように
舌を突き出す、盾子はそれをOKと曲解し誠の舌を味わった
カチャカチャ・・・・
誠にキスをしながら、器用にズボンを下ろしていった
「あら、嫌がっていてもこっちの方は、元気そうじゃない・・・」
そう言って、盾子は誠のそそり立った男性自身に腰を沈めていった
ギチギチ・・・メリッメリ・・・・
「う、うぐっ・・・ぐうっ!!」
削岩機で岩の穴に無理やりねじ込むような感覚に
さすがの盾子も涙を浮かべる
(仕事柄、見た事はあったけど・・・体に通すのはさすがに・・・)
誠自身を全て飲み込んだ盾子は痛みで、誠にしがみついていた
あまりの痛みに人差し指を誠の耳にグリグリねじ込んでやりたい衝動に駆られるが、
呆然とする表情の誠を見て、腰を動かしたくて仕方ない性衝動がそれを上回った
グチュグチュグチュグチュ・・・・
「んっんっんっんっんっんっんっんっんっ
苗木の・・・いいよ・・・すごく、熱いよう・・・」
前に適当に読み流した、エロ漫画の喘ぎ声を思い出しながら激しく誠を求める
「うあああ・・・」混沌とした意識の中でこれは夢だと誠は思った
ビュクッドクッドクッ・・・
たまらずに誠は盾子の中に全てを解き放った・・・・
「ハァハァ・・・苗木ぃ、駄目だよ、あたしまだイッてないのにぃ」
そう言って盾子は興奮に震える手で自分の服をたくしあげ、
ブラも乱暴にはぎとり、彼女の胸が顕わになる
誠は自分の意思とは無関係に、自分自身が盾子の中で大きくなってくのに対し性的快感と嫌悪感がないまぜになっていった
グチュグチュグチュグチュ・・・・
再び動き始めた盾子自身も意識が半分飛んでいた
大神さくらが来たらどうしよう?
朝日奈がこれを見たらどんな顔をするんだろう?
腐川が居たら、小説のネタにするのだろうか?
セレスは平然としているのだろうか?
霧切の鉄面皮はどれくらい崩れるのだろうか?
そういうことが分かっていても、盾子の腰は止められない
「んあっ・・・苗木!苗木ぃ!苗木ぃ!!んっ・・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ビクンッ!ビクン!!
ショロショロロロ・・・・
今度は盾子が絶頂を迎える、失禁しながら・・・・
それでも、盾子は止まらない
さらなる絶頂を求め、苗木自身を壊そうとするかのように貪るように腰を動かす
グッチャグチャ・・・・
いやらしい音がトイレに響いていることなど、すでに彼女の頭にはない
「え、江ノ島さん・・・助け・・・」
「苗木ぃ!イキそうなの?いいよ!いっぱい出して!あたしも・・・もうすぐ
んあっ!!苗木、苗木ぃ!!あはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ビクッビクッ!!
ドクッドクッ・・・・
三度目は二人同時に絶頂を迎えた
全てを終えた盾子は服を着て、苗木誠の前で仁王立ちをする
盾子の太ももには、誠の精液と盾子の血がこびりついた跡が生々しく残っていた
そして、盾子は誠の頬に手を当て、キスをした
「ん・・・良かったよ・・・苗木・・・」
後戯のセリフもマニュアル通りと言わんばかりに囁き、盾子はトイレを後にした
苗木誠は盾子がトイレを去ってから暫くして、呆然自失のまま部屋へと戻っていった
その間、誰ともすれ違わなかったのは幸運だったといえる
自分がどんな表情をしていたのか、考えたくもなかった……
夢じゃなかった・・・・
自分は江ノ島盾子と・・・・
ガクガクと震えが止まらず、シャワー室へと向かう
シャアアアアアアア
全てを洗い流そうと、全身にシャワーの流水を当てていた
(どうしよう・・・・これじゃ舞園さんと面と向かって、話ができない・・・
それにしても、江ノ島さんはどうしてあんな事を・・・・)
流水に身をまかせながら、ひたすら考える
(キスは妙に不器用で優しかった気がする……
怖かったのかな?コロシアイ学園生活だもんな
とにかく、江ノ島さんと話し合わなきゃ、きっとわかってくれる!)
そう自分に言い聞かせた・・・・
だが、その後話をしようとしても、盾子自身が避け続け
その機会を得ることは、永久にかなわなくなった
夜時間
コンコン
盾子は彼女の部屋をノックした
ドアを開けたのは、舞園さやかであった
「っ!」
さやかの顔が青ざめるのも構わず盾子はさやかの部屋にズカズカ入って行く
「よっ舞園ちゃん」
「え、江ノ島さん、こ、こんな夜に何か・・・」さやかの視線は不自然に泳いでいた
「感想、聞きに来たんだよねぇ」
「か、感想?なんのですか?」
「とぼけちゃってえ、トイレの事、あたしと苗木が・・・」
「やめて!!聞きたくない!!」
「やっぱりね、まあ息を殺しても、あたしにはわかるんだけどね
で、生中継どうだった?」盾子が鋭い視線でさやかを射抜く
「え、江ノ島さん!!あ、あなた!な、なんで苗木君とあんな事!!」
「別にいいじゃん・・・あんたと釣り合い取ってやったんだから、ありがたく思いなよ」
そう言って、盾子は紙片を取り出し、さやかに渡した
「釣り合いって、何言って・・・・っ!!」紙片に書かれていた字を見てさやかは青ざめた!
そこに書いていたのは、テレビ局のプロデューサー、売れっ子のソングライター、十神財団の重鎮などの名前があり、それぞれの名前に対応した日にちと場所も書かれていた
「あたしなんかさあ、仕事で結果を残しまくってたら、なぜか純潔を保ててたってわけ!意味わかんねーっつーの!!
まあ、あんた自身の実力はずば抜けていても、バックにいる馬鹿どもの力関係ってぶっちゃけめんどいんだよねえ
悲しいけどこれ商売なのよ、ってね・・・・あはははははははははははははははは!!」
(いや・・・
知られたくない知られたくない知られたくない知られたくない知られたくない知られたくない
知られたくない知られたくない知られたくない知られたくない知られたくない知られたくない
知られたくない知られたくない知られたくない知られたくない知られたくない知られたくない
知られたくない知られたくない知られたくない知られたくない知られたくない知られたくない)
「そうそう!!その表情!!あ・・・な、なんかやばい・・」
ブルッ・・・ビクッビクン!!
ショロロロロロロロ・・・・・
化学反応とでも言うのだろうか
さやかの絶望的な表情とともに、苗木のあの時の表情が頭に思い浮かび、盾子は今日二度目の失禁をした
「ん……ああ、ごめんごめん。苗木とはこれっきりだから、あんたが慰めてやんなよ
あんたのために、やった事なんだから
なんてったって、あたしたち・・・クラスメイトなんだからさ!!
じゃあね、床のそれ、掃除しておいてね」
さやかは去っていく盾子に何か異質なものを感じ、恐怖を覚えるのだった
部屋に戻った盾子は、やり飽きたゲーム「スチールギアグリッド」(最終作)を退屈そうにプレイしていた
それでも、モノモノマシーンから取った景品レーションを食べながらならば、幾分かましであった
しばらくして、
ヒョッコ!!という音とともに現れたのは
『ジャジャーン!!みんな大好き、モノクマ参上!!』
「ああ、あんたか・・・何か用?」
『何か用?じゃないよ!!どういうつもりだい!?いつあの紙の内容を写したんだよ!!
あれは第二ステージに使うやつなんだぞ!!ゲームが壊れたらどうしてくれるんだよ!!』
「別にいいじゃない、それくらい」
『まあそれよりさ、ちょっと頼みたいことが・・・』
その後、誰かが口火を切ったのか、舞園さやかは何者かに殺されてしまった
そして、体育館で
(よし踏みつけて退場するか……)
グリグリ
「はい!これで満足?」
盾子はモノクマの指令どうりに、踏みつけた
『召喚魔法を発動する!助けて!グングニルの槍!!』
ヒュッヒュッ!!
「え?」盾子は自分の体に何が起こったか理解できなかった
ジュラルミンの矢が自分の体を確かに貫いていた
「は……?
あれ……?
お……おかしくない……?
なんで……あたしが……?」
(死ぬの!あたし死ぬの!!なんで!!ああ・・そうか、ただの見せしめか・・・
絶望だわ!!絶望の中であたしは死ぬの!?)
だが、死へと近づく盾子の意識の中では、異変が起きていた
(え!何、この感覚!?嘘!あたし・・・死にたくない!!
何で、死にたくないの!?いや、死にたくない死にたくない・・・)
盾子の薄れゆく意識の中で、一つの顔が浮かぶ
(ああ、そうか……そういうことか)
死の寸前、涙を浮かべながら盾子は強く思った
(苗木誠……お前を……呪ってやる……)
- ダンガンロンパ in エロパロ (2011-06-17 18:22:13)
- ダンガンロンパエロ (2011-11-23 17:37:24)
- 苗木くんかわいい (2012-02-24 07:23:23)
- ダンガンロンパ 苗木誠 十神白夜 朝日奈葵 山田一二三 舞園さやか 桑田玲恩 大神さくら セレスティア・ルーデンベルク 大和田紋土 霧切響子 不二咲千尋 戦刃むくろ 江ノ島盾子 葉隠康宏 腐川冬子 モノクマ ドラえもん 大山のぶ代 ダンガンロンパ エロ 裏 エロ小説 裏小説 小説 二次創作 面白い オススメ (2012-02-24 07:35:43)
- ダンガンロンパ最高(☆∀☆) (2012-03-07 02:04:37)
- ダンガンロンパ通常版持ってるけど、喧嘩版も買おうかな〜? なにより、超おもしろいし、神作!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2012-03-17 08:45:32)
- ダンガンロンパ 霧切響子さまー? (2012-03-20 17:31:23)
- ダンガンロンパ2 (2012-08-31 21:07:49)
- ダンガンロンパス エロ (2013-07-12 19:38:56)
- 不二咲千尋 (2013-09-01 07:33:46)
#comment(noname,title_msg=Comment:)
2013-09-01T07:33:46+09:00
1377988426
-
(12)
https://w.atwiki.jp/dangan_eroparo/pages/25.html
『朝日奈葵は回顧する』
最後の学級裁判を終えたあの日、霧切ちゃんは事件の“クロ”として処刑された。
本当に彼女が戦刃むくろを殺した犯人だったのか今となっては判らない。
彼女自身が真実を口にしないまま死んでしまったのだから、確かめる術もない。
いずれにせよ、あの日を最後に私たち生き残り組は外の世界への希望を捨てた。
つまりは、この希望ヶ峰学園の中で一生を過ごすことに決めたのだ。
―――「ママ、どうしたの・・・こわいかお・・・」
その言葉に、突如意識が現実へ引き戻される。
自分がいるのは薄暗い個室。腰掛けているのはベッドの上。
声の方向へ視線を落とすと、二つの幼気な瞳が私を不安げに見つめていた。
そうだった この子を寝かしつけてる最中だったんだ
ぎしり、とベッドのスプリングを軋ませて、私は我が子の側へ寄る。
「なんでもないの ちょっと、考え事してただけだから・・・」
「安心して寝てね ママが側にいてあげるから・・・」
そう言いながら、柔らかな髪を優しく撫でてあげる。
どうやら安心してくれたようだ。
満足げな笑みを浮かべながら目を閉じると、ものの数分も経たないうちに穏やかな寝息を立て始めた。
コンコン
私が一息ついたところで、部屋のドアが小さくノックされた。
私は足早にドアへ近づき、音を立てないようにそれを開け訪問者を出迎えた。
「やぁ、朝日奈さん・・・もう、大丈夫かな?」
「ん たった今寝てくれたトコだよ さ、入って」
「う、うん!」
待ちきれない様子で部屋に入ってきたのは、苗木。
私の大好きな人。そして、あの子の父親。
苗木が静かにドアを閉め、廊下から差し込む光が再び見えなくなると・・・
クチュ・・・
どちらからともなくキスをする。
待ちきれなかったのは、私も同じだった。
チュウ・・・ジュッ、ジュパッ・・・クチュッ
「ん・・・はぁっ・・・・」
苗木の唇から漏れる熱い吐息が私の頬にかかる。
「んふぅ・・・んっ、あっ・・・」
ジュッ・・・ジュル・・・ズズッ・・・・・・
私の唾液と苗木の唾液が混ざり合い、糸を引きながら垂れていく。
唇から、顎へ。
顎から、胸へ。
私の首を伝う唾液がシャツの裏側に流れ込み、胸にじっとりとした温かさを感じ始めた頃。
「・・・ひぁっ!!」
苗木の手が私の秘部を服越しに撫でた。
私の背に電流にも似た刺激が走る。
「朝日奈さん・・・もう、もういいでしょ?ボク、これ以上我慢できないよ・・・」
苗木が情欲に潤んだ瞳で私を見つめる。
・・・血は争えないらしい。あの子の母性本能をくすぐる目は、父親譲りか・・・。
「ん・・・わかった。でも、シャワールームに行こ?
ここでシちゃうと、あの子が起きちゃうから・・・」
苗木は無言のまま頷いて、同意してくれた。
私は苗木の手を引いてシャワールームの中へ滑り込んだ。
「・・・はぁっ!はぁっ!」
シャワールームに入った途端、苗木は私に抱きついてきた。
その目にはさっきまでの幼気さは残っておらず、代わりに獣のような熱い滾りが宿っている。
「ちょっ、ちょっと待ってよ苗木ぃ!まだ服も脱いでないんだから」
「いいから じっとしてて」
・・・! いつにない苗木の迫力に気圧されて、私は言われるがまま壁に寄りかかった。
苗木は両手で私の胸を乱暴に揉みしだく。
「うあっ・・・ちょっと、痛いよ苗木・・・」
「それは違うよ!!・・・だってほら、こんなに熱く、固くなってる」
苗木は私のシャツをめくりあげ、私の胸の先端部をコリコリと指で転がして見せた。
「ううっ、そうだけどぉ・・・ひうっ!」
苗木に隠し事は出来ないようだ。指の次は舌で胸を愛撫され、甘い声が漏れてしまう。
「あっ、だめっ、あっ、あっ・・・ふあああっ!」
乳首を軽く甘噛みされ、軽く果ててしまった。
「朝日奈さん・・・イっちゃった?」
「うん・・・私、胸だけでイっちゃったぁ・・・苗木の手と口でイっちゃったぁ・・・」
でも、まだ足りない。もっと欲しい。
見事に火が点いてしまった私はハーフパンツもショーツも脱ぎ捨てて生まれたままの姿になると、
シャワールームの床に四つん這いになり期待の念を込めて苗木を見上げた
苗木は私の意図を理解してくれたようで、ベルトをカチャカチャと音を立てながら外し、そのままズボンも脱ぎ捨てた。
苗木のパンツは彼自身で大きく膨らみ、今にも暴発してしまいそうだ。
私は苗木のパンツに指をかけ、そのまま一気に引き下ろした。
瞬間、パンツから肉棒が力一杯に飛び出す。
いつもの苗木からは想像できないような暴力的な赤黒さ。脳の中まで犯されるような青臭いニオイ。
「舐めてよ、朝比奈さん」
「え?・・・あっ!うんうん 舐めればいいんだね!」
視覚と嗅覚を目の前の“モノ”に占領され、苗木の言葉を理解するのにしばらくかかってしまった。
口中に唾液をため、苗木の熱い肉棒を咥える。
「んっ・・・ちゅう・・・んぶっ・・・」
口腔で肉棒をすっぽりと包み込むように。舌だけを動かして全体を丹念に舐め回す。
「いいよ、朝比奈さん、すごくいい・・・」
・・・♪
苗木の切なそうな声が私の心をゾクゾクと刺激する。
苗木が喜んでくれると、私も嬉しい。
「ふふ・・・まだだよ・・・ちゅっ・・・れろれろっ」
一度肉棒から口を離し、今度は各部を集中的に舐めていく。
亀頭、カリ裏、サオ、そして陰嚢。口だけでなく手も使って、絶えず異なる快感を与えられるように。
性技のいろはも知らない私だったが、この数年ですっかり仕込まれてしまった。
「はぁっ・・・はぁっ・・・胸も・・・いいかな・・・っ・?」
「ん・・・ぷぁっ!・・・もう、注文が多いなぁ でもいいよっ 苗木だもん!」
唾液とカウパーでぬらぬらと光る肉棒。この分なら潤滑剤は要らないだろう。
自慢の--かつてはコンプレックスだったが--大きな胸で挟み、扱き上げていく。
私のストロークに会わせて苗木も腰を振る。
「う・・・あぁ・・・いいよ・・・いいよ・・・っ」
ガクガクと震えながら快感を伝えてくる苗木。ますます嬉しくなってしまう。
ジュブッ ヌププッ ズブッ ジュプッ
更に唾液を咥えながら扱くと、いやらしい音がシャワールーム中に響き私を昂ぶらせる。
苗木の腰の動きが速くなってきた。絶頂は近そうだ。
「!? ぐぶぅっ!!」
強い力で苗木が私の頭を押さえつけると、肉棒が喉奥まで一気に突き刺さった。
「飲んでっ!朝比奈さんっ!!」
ドクンッ・・・ドクンッ・・・ドクドクドク・・・・
血液が脈打つように発射される苗木の精子。
苗木自身の味が体中に広がっていくようで堪らない。脳が痺れるような快感だ。
「・・・・ぷぁ・・・あー・・・」
もう思考など働かない。
「ふぅ・・・良かったよ、朝比奈さ・・・ん?」
「なえぎぃ・・・いれてぇ・・・わらひのなか・・・・いれへよぉ・・・」
シャワールームの床にだらしなく転がった私は自らの手で秘部を開き苗木を誘った。
「おっきぃのいれてぇ・・・あついのいれへぇ・・・にゃえぎぃ・・・♪」
両手の指で自分の秘部を音を立てて弄る。苗木の肉棒を咥えている間に限界まで高揚していたようで、愛液が溢れて止まらない。
「・・・」
無言のまま私に覆い被さり肉棒を私の秘部にあてがう苗木。
苗木の体温を全身で感じる。幸福感に包まれているようだ。
「朝比奈さん・・・すっかり、淫乱になっちゃった、 ね っ ! ! 」
「うぁああああっ!!!」
即座に全身を駆け巡る、今日一番の快感。
濡れそぼった秘部は苗木のたくましい肉棒も難なく受け入れた。
「はっ・・・はっ・・・はっ・・・」
もはや苗木は言葉を口にしない。シャワールーム内には私の喘ぎ声と、淫らな水音だけが響く。
「ああっ!なえぎっ!!いいよっ!!なえぎぃっ!!」
苗木の肉棒が動く度、頭の中を染める閃光。
「もっと!!もっとぉっ!!おくまでっ!!おくまでぇっ!!!」
いくら壁一枚隔てているとはいえ、ここまで声を上げればベッドのあの子に聞こえてしまうかもしれない。そんな背徳感が快感を更に高める。
「あはっ!!そう、そこっ!!!ざらざらのとこ、ひっかいてぇ!!!!」
何度体を重ね合ったかもわからない。弱点などとうにバレバレだ。
「・・・っ!!朝比奈さんっ!そろそろっ、限界っ!!」
苗木の腰の動きが変わった。小刻みで速いピストン。
苗木がどうしようとしているのかを理解し、私はそれに応えることにした。
「いいよっ!!!中にっっ!!!子宮の中にだしてっっっ!!!!
そのままっ!!そのままっっ・・・・イくっ!!ふあああああああああああああっっっ!!!」
ビュルルルルルルッ・・・・トクトクトクトク・・・・・
子宮に流れ込んでくる苗木の熱い精子の奔流。
最後の絶頂を迎えた私達は、そのまま力尽きたように眠りに就いた。
『---オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました---』
相変わらずのふざけたモーニングコールで目を覚ます。
学園生活当初は毎朝苛立ちを覚えたが、今となっては慣れたものだ。
横では苗木が静かな寝息を立てていた。親子共々、何という愛らしさだろう。
作夜の激しさとのギャップに思わず吹き出してしまいそうになる。
「なーえぎっ 起きてっ もう朝だよっ」
チュッ♪
「ん・・・おはよ 朝比奈さん」
眠い目を擦りながら目覚める苗木。
王子様はお姫様のキスで目覚めるのだ・・・そうだっけ?
「さっ、早くシャワー浴びて身支度しようよ! 食堂に行かなきゃ!」
「ちょ、ちょっと待ってよー」
「だめだめ!あの子にミルクもあげなきゃいけないんだから ほら急いだ急いだっ!」
この生活を選んだことが正しかったのかどうか、今の私にはわからない。
子供達が将来どうなってしまうのかもわからないし、思いを巡らせるのが正直、怖い。
それでも私は、今この一瞬の幸せを感じていたいのだ。もう少しだけ・・・もう少しだけ・・・。
○オマケ
身支度を済ませ食堂へ。もちろん可愛い我が子の手を引いて。
食堂に着くと先客がいた。
「おかぁさんおはよー!!・・・だべ」
父親譲りの独特な天然パーマを揺らして可愛い我が子が走ってきた。
もちろん優しく抱き止めてあげる。
「もふもふもふ・・・おかぁさんいいにおいだべ!!」
「ずるい!ボクのおっぱい!ママのおっぱい!」
「おまえはきのういっしょだったんだからいいべー!!」
あぁ、また喧嘩になってしまった。なるべく平等になるように毎晩交互に可愛がっているつもりなのに・・・
「あぁコラコラ!喧嘩すんなっつったべー!!母ちゃんはみんなの母ちゃんなんだかんな!」
!
ずいぶん葉隠らしくない言葉・・・
「葉隠ー たまには良いこと言うじゃん!見直したよっ」
「そうだべ?俺だってもう一人前の親父だっての!
・・・ところで朝比奈っち、そろそろ我慢できそうにないから後で風呂に行ったときでも・・・」
ボカッ!!
「あいてー!!」
「・・・子供の前でなんてこと言うのさっ!やっぱり最低っ!」
- 朝日奈さんは、絶望学園で唯一健康的エロスが似合うお方 ナエヒナ流行れ、超流行れ (2011-01-27 18:00:41)
- 朝日奈かわゆい (2012-03-14 15:48:12)
- 腐川亡きいま十神が子育てしてるのか・・・ (2012-09-06 08:44:26)
- 朝日奈のおっぱい揉みてぇ (2013-07-28 15:21:03)
#comment(noname,title_msg=Comment:)
2013-07-28T15:21:03+09:00
1374992463
-
SS保管庫
https://w.atwiki.jp/dangan_eroparo/pages/13.html
**1スレ目「ダンガンロンパのエロパロ」より
|CENTER:|CENTER:&bold(){Title}|CENTER:&bold(){CP}|CENTER:&bold(){Number}|CENTER:|
|CENTER:[[(1)]]|CENTER:|CENTER:苗木×霧切|CENTER:66-78|CENTER:|
|CENTER:[[(2)]]|CENTER:|CENTER:苗木×セレス|CENTER:143-147|CENTER:|
|CENTER:[[(3)]]|CENTER:|CENTER:苗木×霧切|CENTER:210-211|CENTER:|
|CENTER:[[(4)]]|CENTER:|CENTER:苗木×セレス|CENTER:224-227|CENTER:|
|CENTER:[[(5)]]|CENTER:|CENTER:苗木×江ノ島(偽)|CENTER:253-257|CENTER:|
|CENTER:[[(6)]]|CENTER:|CENTER:苗木×セレス|CENTER:374-379|CENTER:※[[(4)]]の続編|
|CENTER:[[(7)]]|CENTER:|CENTER:苗木×江ノ島|CENTER:402-406,425-428,444-445|CENTER:(未完?)|
|CENTER:[[(8)]]|CENTER:|CENTER:苗木×不二咲|CENTER:476-478|CENTER:※♂×♂注意|
|CENTER:[[(9)]]|CENTER:[[絶望ひとりえっち>(9)]]|CENTER:江ノ島|CENTER:491-493|CENTER:|
|CENTER:[[(10)]]|CENTER:|CENTER:十神×腐川・ジェノ|CENTER:508-511,587-593|CENTER:|
|CENTER:[[(11)]]|CENTER:|CENTER:セレス×不二咲|CENTER:514-515,518-522|CENTER:|
|CENTER:[[(12)]]|CENTER:[[ナエヒナ AnotherEnd>(12)]]|CENTER:苗木×朝日奈|CENTER:534-541|CENTER:|
|CENTER:[[(13)]]|CENTER:[[ナエギリで初夜>(13)]]|CENTER:苗木×霧切|CENTER:555-568|CENTER:|
|CENTER:[[(14)]]|CENTER:|CENTER:苗木×江ノ島(偽)|CENTER:624-629|CENTER:623氏|
|CENTER:[[(15)]]|CENTER:|CENTER:苗木×腐川|CENTER:681-686|CENTER:623氏|
|CENTER:[[(16-1)]]|CENTER:[[続・ナエギリ初夜>(16-1)]]|CENTER:苗木×霧切|CENTER:696-699,703,710-712,721-727|CENTER:※[[(13)]]の続編|
|CENTER:[[(16-2)]]|CENTER:~|CENTER:~|CENTER:749-757|CENTER:~|
|CENTER:[[(17-1)]]|CENTER:|CENTER:苗木×舞園・セレス|CENTER:789-802|CENTER:|
|CENTER:[[(17-2)]]|CENTER:~|CENTER:~|CENTER:848-856|CENTER:~|
|CENTER:[[(18)]]|CENTER:|CENTER:苗木×江ノ島|CENTER:823-826|CENTER:※[[(9)]]の続編|
|CENTER:[[(19-1)]]|CENTER:|CENTER:朝日奈×セレス|CENTER:833-840,867-872|CENTER:※♀×♀注意|
|CENTER:[[(19-2)]]|CENTER:~|CENTER:~|CENTER:895-897,[2]7-10|CENTER:~|
|CENTER:[[(20)]]|CENTER:[[葵と誠>(20)]]|CENTER:苗木×朝日奈|CENTER:879-887|CENTER:623氏|
|CENTER:----------|CENTER:--------------------------------------------------|CENTER:-----------------------------------|CENTER:---------------------------------------------|CENTER:-----------------------------------|
**2スレ目「ダンガンロンパのエロパロ part2」より
|CENTER:|CENTER:&bold(){Title}|CENTER:&bold(){CP}|CENTER:&bold(){Number}|CENTER:|
|CENTER:[[(22)]]|CENTER:[[絶望×希望>(22)]]|CENTER:苗木×江ノ島|CENTER:133,135-141|CENTER:|
|CENTER:[[(23)]]|CENTER:|CENTER:霧切×不二咲|CENTER:166-170|CENTER:|
|CENTER:[[(24)]]|CENTER:[[超高校級の変望>(24)]]|CENTER:苗木×江ノ島(偽)|CENTER:178-181|CENTER:|
|CENTER:[[(26)]]|CENTER:[[セレス様のお仕置き>(26)]]|CENTER:苗木×セレス|CENTER:213-220|CENTER:|
|CENTER:[[(27)]]|CENTER:[[偶像×幸運×探偵>(27)]]|CENTER:苗木×舞園|CENTER:281-284|CENTER:|
|CENTER:[[(28)]]|CENTER:|CENTER:苗木×舞園|CENTER:291-298|CENTER:|
|CENTER:[[(29)]]|CENTER:|CENTER:十神×腐川|CENTER:434-437|CENTER:|
|CENTER:[[(30)]]|CENTER:[[秘密は隠すもの>(30)]]|CENTER:舞園×不二咲|CENTER:575-577,584-589|CENTER:|
|CENTER:[[(31)]]|CENTER:[[探偵×幸運×偶像>(31)]]|CENTER:苗木×霧切|CENTER:601-607|CENTER:※[[(27)]]の続編|
|CENTER:[[(32)]]|CENTER:|CENTER:十神×腐川|CENTER:644-652,935-941|CENTER:|
|CENTER:[[(33)]]|CENTER:[[秘密は冒すもの>(33)]]|CENTER:舞園×不二咲|CENTER:755-759,781-786|CENTER:※[[(30)]]の続編|
|CENTER:[[(34)]]|CENTER:[[攪拌>(34)]]|CENTER:苗木×霧切|CENTER:852-853,857|CENTER:|
|CENTER:[[(35)]]|CENTER:|CENTER:苗木×江ノ島|CENTER:894-895|CENTER:(未完?)|
|CENTER:[[(36)]]|CENTER:[[舞園さやかEND【euthanasia】>(36)]]|CENTER:苗木×舞園|CENTER:925-928|CENTER:|
|CENTER:----------|CENTER:--------------------------------------------------|CENTER:-----------------------------------|CENTER:---------------------------------------------|CENTER:-----------------------------------|
**3スレ目「ダンガンロンパのエロパロ part3」より
|CENTER:|CENTER:&bold(){Title}|CENTER:&bold(){CP}|CENTER:&bold(){Number}|CENTER:|
|CENTER:[[(37)]]|CENTER:[[セレスアナザー√>(37)]]|CENTER:苗木×セレス|CENTER:80,82-89|CENTER:|
|CENTER:[[(38)]]|CENTER:|CENTER:石丸×戦刃|CENTER:360-363|CENTER:|
|CENTER:[[(39)]]|CENTER:|CENTER:苗木×セレス|CENTER:465-466|CENTER:|
|CENTER:[[(40)]]|CENTER:|CENTER:苗木×霧切|CENTER:662-666,670-675,679-689|CENTER:|
|CENTER:[[(41)]]|CENTER:|CENTER:苗木×江ノ島|CENTER:701,709-710|CENTER:(未完?)|
|CENTER:[[(42)]]|CENTER:|CENTER:苗木×戦刃|CENTER:720-721,728,730-731,734-736|CENTER:|
|CENTER:[[(43)]]|CENTER:[[さよなら絶望学園 in ParallelWorld>(43)]]|CENTER:苗木×舞園|CENTER:746-748,755-757,765-767|CENTER:|
|CENTER:[[(44)]]|CENTER:|CENTER:[女性陣]|CENTER:773-777|CENTER:|
|CENTER:[[(45)]]|CENTER:|CENTER:大和田×戦刃|CENTER:744,782-785,800-803|CENTER:|
|CENTER:[[(46)]]|CENTER:|CENTER:江ノ島×苗木|CENTER:815-822,824-825|CENTER:|
|CENTER:[[(47)]]|CENTER:|CENTER:江ノ島×戦刃|CENTER:855,860-862|CENTER:※ふたなり注意 (未完?)|
|CENTER:[[(48)]]|CENTER:[[euphoriaパロ>(48)]]|CENTER:苗木×舞園|CENTER:884-888|CENTER:|
|CENTER:----------|CENTER:--------------------------------------------------|CENTER:-----------------------------------|CENTER:---------------------------------------------|CENTER:-----------------------------------|
**4スレ目「ダンガンロンパのエロパロ part3」より
|CENTER:|CENTER:&bold(){Title}|CENTER:&bold(){CP}|CENTER:&bold(){Number}|CENTER:|
|CENTER:[[(49)]]|CENTER:|CENTER:[女性陣]×苗木|CENTER:60-74|CENTER:逆レイプ?|
|CENTER:[[(50)]]|CENTER:専属的愛奴隷さやか|CENTER:苗木×舞園|CENTER:150-156|CENTER:NTR?|
|CENTER:[[(51)]]|CENTER:探偵の陥落<上>|CENTER:苗木×霧切|CENTER:264-275|CENTER:[[(50)]]の続|
|CENTER:[[(52)]]|CENTER:探偵の陥落<中>|CENTER:苗木×霧切,舞園|CENTER:340-348|CENTER:[[(51)]]の続|
|CENTER:[[(53)]]|CENTER:探偵の陥落<下>|CENTER:苗木×霧切,舞園|CENTER:475-495|CENTER:[[(52)]]の続|
|CENTER:[[(54)]]|CENTER:|CENTER:苗木×舞園|CENTER:594-597,600,607-608|CENTER:|
|CENTER:----------|CENTER:--------------------------------------------------|CENTER:-----------------------------------|CENTER:---------------------------------------------|CENTER:-----------------------------------|
**長編作品
|CENTER:[[(1)>鬼畜セレスの話(1)]]|CENTER:[[鬼畜セレスの話>鬼畜セレスの話(1)]]|CENTER:朝日奈葵編|CENTER:[2]46-48,[2]51-54,[2]59-63|CENTER:※♀×♀注意, [[(19)>(19-1)]]の続編|
|CENTER:[[(2-1)>鬼畜セレスの話(2-1)]]|CENTER:~|CENTER:舞園さやか編|CENTER:[2]188-195,[2]225-229|CENTER:~|
|CENTER:[[(2-2)>鬼畜セレスの話(2-2)]]|CENTER:~|CENTER:~|CENTER:[2]249-254,[2]551-556|CENTER:~|
|CENTER:[[(2-3)>鬼畜セレスの話(2-3)]]|CENTER:~|CENTER:~|CENTER:[2]768-775|CENTER:~|
|CENTER:[[(3-1)>鬼畜セレスの話(3-1)]]|CENTER:~|CENTER:霧切響子編|CENTER:[3]113-120,[3]123|CENTER:~|
|CENTER:[[(3-2)>鬼畜セレスの話(3-2)]]|CENTER:~|CENTER:~|CENTER:[3]312-317,[3]325-333|CENTER:~|
|CENTER:----------|CENTER:--------------------------------------------------|CENTER:-----------------------------------|CENTER:---------------------------------------------|CENTER:-----------------------------------|
**プチ保管庫
[[1-101]] [[1-109]] [[1-175]] [[1-184]] [[1-195]]
[[1-533]] [[1-549]] [[1-783]]
[[2-459]] [[2-657]] [[2-790]] [[2-793]] [[2-807]]
[[2-840]] [[2-843]]
[[3-024]] [[3-132]] [[3-145]] [[3-182]] [[3-188]]
[[3-357]] [[3-370]] [[3-545]] [[3-588]] [[3-724]]
[[4-014]] [[4-023]] [[4-120]] [[4-358]] [[4-573]]
[[4-577]] [[4-719]] [[4-721]] [[4-874]]
.
2013-03-21T22:52:42+09:00
1363873962
-
業務連絡
https://w.atwiki.jp/dangan_eroparo/pages/31.html
- とりあえずコメントフォームを設置しました。編集ミスの報告など、連絡事項があるときにご活用ください。 (2011-01-25 17:27:49)
- 立ち上げおめでとうです!!祈願ダンガンロンパ2!! (2011-01-25 20:27:53)
- 作者様から要望がありましたので、「(12) ナエヒナ AnotherEnd」のページにコメントフォームを設置しました (2011-01-25 21:34:03)
- 質問なのですが、1レス単位の投稿は保管なさらないのでしょうか?いくつかスルーされた作品がある気がするのですが…… (2011-01-27 11:22:58)
- 小ネタまで保管してたらキリない気もするけど、そのままSSに発展できそうなネタも多いんだよなあ。SS保管庫とは別に保管してくのはどうだろうか (2011-01-27 15:53:37)
- SS保管庫内に暫定的に「プチ保管庫」を作成しました。1レス以内のSS・小ネタはここに保管していきたいと思います。 (2011-01-27 18:45:20)
- エロパロスレ>>812の要望に伴い修正を行いました。ただし、「>>514のタイトルの件」については、私には荷が重いのでご勘弁ください。 (2011-01-28 10:48:37)
- 追記:要望を受けたわけではありませんが、(11)内の「不二崎」を「不二咲」に一応修正させていただきました。 (2011-01-28 10:55:11)
- 仕事人ですな、今更ながら立ち上げ乙です (2011-01-28 12:24:33)
- >> (2011-01-29 00:30:06)
- >>623です ⑭ 624~629(江ノ島×苗木)と⑮681~686(苗木×腐川)のコメントフォームの設置をお願いいたします (2011-01-29 00:34:26)
- (14)、(15)にコメントフォームを設置しました (2011-01-29 07:53:34)
- 〉〉812です。スレ内でコメントしてしまい、申し訳ありませんでした。対処ありがとうございました。 (2011-01-30 02:01:44)
- >>789の舞セレ×苗書いていた者です。こんな拙作をまとめて頂いてありがとうございます。 (2011-02-03 00:53:58)
- 一点要望をお願いします。スレでは(17-2)が>>798からの続き、と書いていたのですがつながりが少し分かりにくい?と思ったので時系列的にかぶるレス番>>799-802にあたる部分をカットして頂けないでしょうか。こんなとこでまで長くてスミマセン・・・ (2011-02-03 00:56:13)
- >>623です 879~887の作品ですがコメントフォームの設置お願いいたします (2011-02-03 21:31:15)
- 最近更新してないね (2011-02-04 19:26:09)
- 最近スレに書き込めないね (2011-02-06 14:01:52)
- 本スレ、容量オーバーで2スレ目行ってますよ (2011-02-06 15:27:00)
- ↑ え?マジ!?URL教えて! (2011-02-06 16:50:31)
- 2スレ目を見失っておりました故、更新が遅れてすみませんです (2011-02-07 02:24:12)
- エロパロに書き込めないの俺だけ? (2011-02-25 22:23:02)
- 専ブラの場合、板一覧更新をしてみることをオススメします (2011-02-26 03:28:45)
- 管理人大丈夫? (2011-04-15 00:37:12)
- 地震か?生きてるか? (2011-04-15 00:38:43)
- ・・・・・・と、今になって聞いてみる (2011-04-15 00:39:27)
- 誰が答えてくれるかわからないけど、コレって誰かがコピペで編集して続けてけばいいんじゃないの? (2011-04-19 00:40:55)
- やっちゃいけない暗黙の了解みたいなのがあるの? (2011-04-19 00:42:05)
- ここはログインユーザーでないとSS追加できないからな。 (2011-04-22 22:55:12)
- 管理人さん久し振り。 (2011-04-23 02:39:35)
- 長らくご無沙汰してしまって申し訳ありません、こんなことなら自由に編集できるようにしとくべきでしたね…… (2011-04-24 04:19:01)
- いやぁ、天災は突然来るもんなんだから。仕方ないよ (2011-04-24 23:04:59)
- part3に移行しましたね (2011-05-25 23:54:20)
- 毎度遅くて申し訳ないですが、part2の収録完了しました (2011-06-07 12:46:31)
- 管理人さん乙です (2011-06-07 20:55:32)
- おつかれのとこすみません、2スレ(32)十神×腐川のは後半の900番台分は見当たらないのたけど、編集途中…? (2011-06-08 23:56:13)
- メモ帳で編集したのに、肝心のwikiに移植するのを忘れておりました!申し訳ありません! (2011-06-13 12:05:46)
- 追記:(37)「セレスアナザー√」について、本スレ>>95に従って変更を行いました。筆者様の意図と違う変更があった場合は言っていただければ幸いです (2011-06-13 12:07:51)
- >>95です。管理人さんお手数お掛けして申し訳ございません。どうもありがとうございました (2011-06-13 18:57:57)
- 勝手ながら、「鬼畜セレスの話」シリーズを統合して長編作品とまとめさせていただきました。 (2011-06-29 21:11:45)
- 加えて、プチ保管庫の保存形式をレス抽出方式にさせていただきました。問題があるようでしたら、言っていただければ元に戻します。 (2011-06-29 21:31:15)
- また随分と日を空けてしまいましたが、更新です (2011-08-24 13:24:17)
- 管理人さん毎度お疲れ (2011-08-25 20:24:43)
- 管理人さんどうしたのかな… (2012-04-08 12:24:42)
- part5に移行しましたよ (2012-07-19 22:14:05)
- 管理人さんお帰りなさい。しかし、管理人さんの留守の間に、誰でも編集できるタイプの二代目保管庫が作られてしまいました… (2012-08-31 19:46:16)
- 仕事は早い方がいい 同じ内容なら尚更 (2012-09-07 23:54:21)
#comment(noname,title_msg=Comment:)
2012-09-07T23:54:21+09:00
1347029661
-
トップページ
https://w.atwiki.jp/dangan_eroparo/pages/1.html
**はじめに
当wikiは、2ちゃんねるBBSPINKエロパロ板「ダンガンロンパのエロパロ」スレに投稿された作品の保管庫です。
wiki内に、&u(){PSPソフト「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」のシナリオに関するネタバレ}が含まれています。
閲覧の際にはくれぐれもご注意下さい。原作未プレイでの閲覧は非推奨です。
☆未成年の方の閲覧はご遠慮願います。
☆投稿作品の無断転載は厳禁とさせていただきます。
**[[SS保管庫へ>SS保管庫]]
**[[呼称一覧へ>呼称一覧]](参考:1-663氏)
**スレッド一覧
ダンガンロンパのエロパロ part5
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1342536884/
ダンガンロンパのエロパロ part4
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1323624876/
ダンガンロンパのエロパロ part3
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1306065846/
ダンガンロンパのエロパロ part2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296746631/
ダンガンロンパのエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1291901649/
コメントはこちらへ ⇒ [[業務連絡]]
2012-08-18T18:49:03+09:00
1345283343
-
(43)
https://w.atwiki.jp/dangan_eroparo/pages/91.html
その日、最後の学級裁判が終わった。
希望ヶ峰学園における絶望の日々は、全ての黒幕、江ノ島盾子の死によって幕を閉じた。
彼女によって全ての真相が明かされ、外の世界が絶望に包まれている事を知らされ、
それでもボク達は、希望を持って学園を出る道を選んだ。
敗北を認めた江ノ島盾子は、自ら望んで「超高校級の絶望的おしおき」を受ける。
銃で撃たれ、ローラーに潰され、サメに襲われ、人食いドアに噛まれ、トラバサミに挟まれ、人工吹雪の中に放り込まれ…
生き残りであるボク達のために用意していたおしおきを、自らが笑顔で次々と受けていき、やがて力尽きた。
それにより、ボク達は自分達がクロになっていたら、どんな目に遭わされていたかを思い知らされた。
江ノ島盾子の死体を確認した霧切さんとジェノサイダーの話によると、彼女の死に顔は笑顔ではなく真顔だったという。
ボク達8人は地下裁判所を後にする。ボク、苗木誠と…十神君、葉隠君、石丸君、霧切さん、朝日奈さん、腐川さん。
そして、僕の助手で、僕の大切な人…舞園さん。
最初に動機が配られたあの夜、恐怖に支配された舞園さんは、ボクと部屋を交換して殺人を行い、その罪をボクに着せようとしていた。
だがボクが、自分は床で寝るという条件で、同じ部屋で寝る事を提案したために、その計画は頓挫した。
脱出を焦る舞園さんはボクの命を狙ったが、結局殺人は失敗に終わり、ボクはその事を黙っている事にした。
未遂とは言え、事件が起きた事で味をしめた黒幕は、内通者の大神さんに殺人を催促するのをやめて、様子を見ていたが、
飽きてきたので変化をつけようと、本来は学級裁判後に開放するはずだった2階を、7日目に開放した。
そして2つ目の動機が配られた夜、大和田君が不二咲君を撲殺してしまう。
不二咲君の死体がプールで発見された次の日、学級裁判の説明が行われる。
同時に、モノクマに反発した江ノ島…いや、江ノ島盾子に変装した双子の姉、戦刃むくろが見せしめに殺された。
そして、学級裁判でクロと決まった大和田君は処刑された。
その後も事件は続く。
セレスさんにそそのかされた山田君が桑田君を撲殺、さらに山田君自身もセレスさんに殺されてしまう。
その3日前、桑田君はセレスさんにそそのかされ、セレスさんの書いた偽の舞園さんからの手紙で、ボクを誘って殺そうとした。
だがボクは、手紙の内容と字の違いを不審に思い、誘いに乗らなかったために計画は頓挫したのだ。
それでセレスさんは、口封じのために桑田君を殺させたのである。
続いて、実は内通者だった事を暴露された大神さんが、黒幕への抵抗の意味も兼ねて、自ら命を絶った。
後で分かった事だが、黒幕は4つ目の動機「裏切り」として、舞園さんの犯行を暴露する予定だったらしい。
だが大神さんが黒幕と決別したために、そちらへの対応を優先したのだ。
この学級裁判では、不二咲君の分身とも言える人工知能・アルターエゴが処刑され、
アルターエゴの影響で大和田君と一体化状態になっていた石丸君は、そのショックで元に戻った。
さらに、黒幕が霧切さんを処刑するためにでっち上げるも、結局ボクを処刑する形になり、それも失敗に終わった戦刃むくろ事件。
そして今夜終了した、最後の学級裁判に至る。
学級裁判が終わった後、ボク達はすぐに玄関ホールへ向かう事も考えたが、もう夜だったので、
今夜は寄宿舎で過ごし、明日の朝に外の世界に出る事に決めた。
寄宿舎に戻ったボク達は、寄宿舎の廊下とそれぞれの部屋に設置された監視カメラを壊した後、男女交代で大浴場に入った。
地下のゴミ収集所から脱出して、お風呂に入る時間も与えられなかったボクにとって、ようやくスッキリできた事が嬉しかった。
そして今、10時過ぎの夜時間。本来なら自室で寝る時間だが、その時ボクは、舞園さんの部屋に呼ばれていた。
舞園さんのベッドの上で、二人で並んで座る。横から伝わってくる、彼女の芳香と体温に緊張しながら…
舞園さんが遠い目をしながら話し始めた。
「私達がこの生活を始めてから、どれだけ長い月日が経ったのかと思いましたけど、まだ1ヶ月も経っていなかったんですね」
「そうだね、長かったようで、短かったのかも知れないね」
「このまま一生出られないんじゃないかと思いましたけど、それも明日で終わるんですね。
人殺しなんかしなくても、最初から苗木君を信じていれば、苗木君は1ヶ月もしないうちに、こうして私達を助けてくれたのに。
私はもう少しで、苗木君を裏切って、私だけじゃなくて、ここにいるみんなの希望まで奪うところでした。
本当に、私はどうかしていました…」
「舞園さん、その事はもう…」
「苗木君はあんな酷い事をした私を許してくれました。私のした事をずっと黙っててくれました。
こんな私をずっと励ましてくれました。私の事を、好きになってくれました…」
彼女の目に、光る物が見えた。
「地獄に突き落とされたかと思っても、生きて戻ってきてくれました。そして…黒幕を倒して、私達を救ってくれました…
本当に、何があっても、ずっと私の味方でいてくれました…苗木君にはもう、一生感謝しても感謝し切れません…」
地獄に突き落とされたというのは、戦刃むくろ事件でボクがゴミ収集所に落とされた事だ。地獄と呼ぶにはやや間抜けではあるが…
黒幕は想定外とは言え、あの時にボクを地獄のどん底に、舞園さんを絶望のどん底に落とせたと喜んでいたそうだ。
実際、ボクが落とされた時、舞園さんはショックのあまり気絶して、
その後もボクが霧切さんに助けられて寄宿舎に戻るまで、部屋に閉じこもっていたという。
だがボクが生きていた事で、黒幕は絶望を台無しにされて悔しがったらしい。
そういえば、ゴミ収集所で眠っている間に、妙な夢を見た。
黒幕の思惑通りに霧切さんが処刑され、残されたボク達がこの学園で生活し続ける夢だった。
ボクと舞園さんが、舞園さんに似た子供を抱き、葉隠君と石丸君と朝日奈さんの3人が、葉隠君に似た子供と石丸君に似た子供を抱え、
十神君が、腐川さんに似た、ハサミを持った子供と手を繋いで、片手に腐川さんの遺影を持っていた。
霧切さんにも朝日奈さんにも腐川さんにも、かなり失礼な内容の夢だった。
それはさておき…
「そんな。ボクだって、舞園さんには感謝しているんだよ。舞園さんは捜査を何度も手伝ってくれたし、
舞園さんがいた事、舞園さんが立ち直ってくれた事が、ボクの希望になったんだから。
今日だって、舞園さんが一緒にみんなを説得してくれたから、黒幕に勝てたんだ。
霧切さんだって言ってたじゃないか。ボク達二人は「超高校級の希望」だって…」
そう、舞園さんは捜査の時、持ち前の勘で、ボクが調べようと思っていたことを先に調べてくれたり、
誰が怪しいか、不完全ではあるがボクに指摘してくれた。
実際の所、事件解決の半分以上は、霧切さんの捜査と誘導によるものだったが、残りの部分も、舞園さんの協力あっての事だった。
最後の学級裁判でも、希望を持って外に出る事を主張したボクの声に、最初に応えてくれて、ボクと一緒にみんなを説得してくれた。
舞園さんは「超高校級の助手」に恥じない活躍をしてくれたのだ。
そして最後の学級裁判の時、霧切さんは、片や超高校級の取り柄を何一つ持たない男、片や一度は真っ先に絶望に屈した女でありながら、
超高校級の絶望に立ち向かい、それを倒したボク達二人を「超高校級の希望」と呼んだ。
絶望が二人いたように、希望もまた二人いた、と…
「そんなの、苗木君が私にしてくれた事にくらべれば、ほんの些細な事ですよ。
それに、私は苗木君に、罪滅ぼしをしたかったわけですし…」
「罪滅ぼしならもう十分だよ。舞園さんは何度もボクを助けてくれたし、みんなだって舞園さんを許してくれたんだし」
最後の学級裁判で、これまでに黒幕が配った動機の話が出た時に、舞園さんの犯行も暴露された。
だが結局、みんなは舞園さんを許してくれた。
「私だって、さくらちゃんのためだなんて勝手に思い込んで、みんなの事を殺そうとしたんだし…」
「私も、もう少しで苗木君を殺すところだったわ」
「ふん、そんな事でウジウジ言ってたら、私はどうなるのよ! 私じゃなくてジェノサイダーだけど…」
「俺は…あ、何も無いべ」
「お前はオーガを撲殺しかけて、それを腐川になすりつけようとしただろうが」
「そ、そういう十神っちだって、不二咲っちの死体にいたずらしたべ!」
「ま、被害者本人が許している以上、俺達がとやかく言う事ではないだろう。苗木に感謝するんだな」
「舞園君は苗木君と共に、何度も事件を解決してくれた。罪の償いなら、もう十分にしているだろう」
「そうだよ。苗木も霧切ちゃんも舞園ちゃんも、私達の恩人なんだよ」
ボクは手を自分の膝の上に置こうとして…左手の指の感触に、あわてて手を引っ込める。
左手が舞園さんの太腿に触れたからだ。
その時になって気付いたのだが、彼女はいつものニーソックスを履いていなかった。
つまり…そこにあるのは…すらっとした白い生脚…
「苗木君、どこ見てるんですか?」
「え?…いや…」
不意に舞園さんがボクの左手を掴む。
「さっき、私の脚に触ったのはこの手ですか?」
オドオドしているボクに構わず、舞園さんはボクの手を、何と自分の左太腿に置いて、手を動かし始めた。
「ちょ、ちょっと舞園さん…!?」
さらにボクの右手も掴んで、スカートの中に滑り込ませ、右太腿に触れさせて、同じように手を動かし始める。
「フフッ。アイドル時代に、セクハラで触ってくる人がいて、嫌な思いをした事がありましたけど、
苗木君なら、触られても嫌じゃありませんよ」
ボクの理性は抵抗するように命じているが、その感触を受け入れようとする本能には勝てず、
ボクは動けないまま、舞園さんの太腿を撫で回す心地良さを楽しんでいた。
「あ、ああ…(舞園さんの太腿…スベスベで、プニプニしてて、気持ち良い…)」
そして、舞園さんは手を止めて言った。
「私、苗木君に精一杯のお礼がしたいんです。苗木君は私の身も心も救ってくれました。
だから私、苗木君に私をあげます。苗木君が救ってくれた、私の…身も、心も…」
その言葉に、ボクの心臓の鼓動は、期待と動揺と興奮で一気に加速した。
正直、ここに呼ばれた時点で期待していなかったと言えば嘘になるが、それでも、その期待が確信に変わった事への驚きは隠せない。
ボクは何かを言おうとしたが、それを実行する間も無いうちに、ボクの顔に舞園さんの両手が添えられる。
次の瞬間、ボクの口は塞がれた。舞園さんの可憐な唇で…
「んむぅ…んちゅう…っ」
数秒後に唇は離れた。そしてボクは…顔を真っ赤にして、今起きた出来事に動揺していた。
「はあ…はあ…(い、今、ボク、キスした…? 舞園さんと…!?)」
「フフッ。そうですよ、苗木君。私と、キスしたんですよ」
顔を赤らめながら舞園さんが答える。ボクは興奮のあまり、いつものように心を読まれた事に突っ込むのも忘れて、硬直していた。
「苗木君、初めてですか? 実は私も、これが初めてなんです。
恋愛ドラマの撮影は何度かありましたけど、ちゃんとしたキスシーンは無かったんですよ」
「……!(そ、それじゃあ…ボ、ボクなんかが、舞園さんの、ファーストキスを、奪った…!?)」
「奪ったのは私の方ですよ。それに、苗木君も初めてなら、お互い様じゃありませんか。
もう…苗木君、そんなに照れないで下さいよ。こっちまで恥ずかしくなるじゃありませんか…」
そう言いつつ、舞園さんはボクをベッドに押し倒し、再度唇を重ねてきた。今度はさっきよりも長く、深く…
「ちゅぱ…くちゅ…(ああ、また大好きな舞園さんと、キスしてる…あったかくて、気持ち良い…)」
キスの余韻に酔いしれ、ベッドの上でしばらく放心していたボクが我に返ると、
舞園さんは既に服を脱いでいて、下着姿でベッドのそばに立っていた。
ボクは理性を取り戻し、ベッドから立ち上がって叫び声を上げる。
「ま、舞園さん…駄目だよ、こんな事…!」
「苗木君、私じゃ嫌ですか…?」
悲し気に聞く舞園さん。
「い、いや。そうじゃなくて…ぼ、ボク達、まだ15、6だし…こういう事は、は、早すぎるんじゃ…」
「そうですか? 黒幕に記憶を消された分を入れれば、もう17、8ですよ、私達」
「それはそうだけど…」
「それに苗木君、ずっと私の体から、目を離さないじゃありませんか」
「う…」
そう。確かにボクの目は、舞園さんの、人形のように美しい体に釘づけになっていた。
視線を逸らそうと思っても、勿体なくて逸らせない。
言ってる事とやってる事が違う。そんな自分が情けない。
「私、前に有名になるために嫌な事も何でもしたって言いましたけど、体売るような事までしてたわけじゃありません。
さっきも言いましたけど、今日までキスもまだだったんです。大好きな苗木君じゃなかったら、こんな事しません…
私じゃ、駄目なんですか…私の事、好きじゃないんですか…?」
「それは違うよ…ボクだって舞園さんが大好きだし、舞園さんとしたい。舞園さんじゃなきゃ、したくない…!」
「それなら、私の気持ちに応えて…苗木君が愛してる私の気持ちに、苗木君の事を愛してる私の気持ちに…!」
真剣なまなざしでボクに懇願する舞園さん。
しばらくの沈黙の後、ボクの心は決まった。
愛する舞園さんを、心も体も受け入れる、と…
ボクは舞園さんをそっと抱きしめた。
「分かったよ。舞園さん、愛してる…」
「それじゃあ苗木君、脱がせてください…」
「う、うん…」
ボクは舞園さんに言われるがままに、彼女のブラジャーに手をかける。
そして、慣れない手つきで外す。
彼女の豊満で形の良い胸が露わになり、ぷるんと軽く揺れる。
それにしばらく見とれた後、ボクは彼女のパンティに手をかけ、少しずつ下ろした。
初めて見る、花びらのような女性の秘部が目の前にあった。
ボクは立ち上がり、全裸の舞園さんを、なめまわすように見つめる。
絶対見られるわけないと思っていた、超高校級のアイドルである舞園さやかの裸が今、ボクの目の前にある。
「……(憧れの舞園さんの、裸…すごく綺麗で…色っぽい…)」
「苗木君も、脱いでください…私だけなんて、恥ずかしいですから…」
「あっ、ごめん。そうだね…」
戸惑いながらも、ボクは服を脱いでいく。そして最後の1枚…
ボクは自分のパンツの両端を掴み、少し躊躇した後、意を決して下ろした。
既にパンパンに腫れていた、ボクのモノが露わになった。
「キャッ!」
舞園さんは両手を交差させる。彼女が驚いた時によく見せる、大袈裟な動作だ。
「お…男の人のモノって、そんなに大きくなるんですね…」
「あ…あんまりじっと見られると…恥ずかしいよ…」
ボクと舞園さんはベッドの上に乗り、そして3度目のキスをする。
そしてボクは、舞園さんの豊かな両胸に手を伸ばした。ムニュっとした柔らかい感触が両手に広がる。
「舞園さんの…おっぱい…」
「ふあっ…あぁん…」
こみ上げる欲望のままに、彼女の柔らかな胸を揉みしだく。
「……(これが舞園さんの、おっぱい…大っきくて、すごく柔らかくて、気持ち良い…)」
「んぁっ…あぁ…あぅ…ふぅ…」
あまりの揉み心地の良さに、ボクの手の動きも少しずつ速くなる。
それに合わせて、彼女の弾力に富んだ胸は手に吸い付くように形を変えていく。
「あっ…うぅ…うんっ…んぅっ…ああっ!」
指先にクニュっとした感触がしたかと思うと、舞園さんが突然、さっきまでよりも大きな嬌声を上げる。
ボクは思わず手の動きを止めた。そして目の前を見つめ…嬌声の原因を見つける。
ボクの人差し指が、彼女の形の良い乳首を押していたのだ。
乳首の感触に欲望を刺激され、彼女の右胸に吸い付く。
「ひゃあっ!…そこはっ!…な、苗木君っ!…あああーっ!」
ボクに乳首を吸われ、さっきまでとはうって変わって、激しく嬌声を上げる舞園さん。
その姿に興奮したボクは、右胸から口を離すと、今度は左胸に口を当て、乳首を舐め回す。
「はぁはぁ…やっ!…だめっ!…うぁうっ!…いやぁあああ…」
ボクが口を離すと、舞園さんは顔も体も紅潮していた。蕩けるような、色っぽい目をしている。
「…はあぁぁぁ…もう…苗木君ったら…赤ちゃんじゃ…ないんですから…はぁ…」
「…ゴクリ…(感じてる舞園さん、エロくて色っぽい…もっと見たい…)」
「いくら気持ち良いからって…胸ばっかり責められたら、私…」
「舞園さんごめん、もっと弄らせて!」
「えっ、何を…きゃっ! んあぁあぁっ!」
ボクは欲望に勝てず、舞園さんの乳首を指で弄り始める。
左手は乳首を軽くつまみ、コリコリと激しく指の中で転がす。
右手は乳首の先端を押して、激しくこねくり回す。
どちらの乳首も、最初に触れた時よりも明らかに硬くなっていた。
「はうっ!…やん!…ひゃうっ!…お願い!…やめてぇ…私、乳首…くうっ!…敏感なんですぅ…んんんっ…」
いつものボクなら、悲鳴を上げる舞園さんを気遣って止めていた事だろう。だが、今のボクは理性のタガが外れていた。
乳首の感触も、何度も響く嬌声も、喘ぐ舞園さんの姿も、ボクを暴走させるには十分だった。
彼女をもっと感じさせたい、辱めたい、喘がせたい、乱れさせたい。
そんな欲望に支配されて、ボクはただ黙って舞園さんの乳首を弄り続けた。
つついたり、擦ったり、つまんだり、引っ張ったり、転がしたり、こねくり回したり…
「はぁっ!…だめですぅ…許してぇ…ひぃっ! そんなにぃ、弄られたらぁ…らめぇ…イくっ!…イっちゃうぅ…ああああーーっ!!」
絶頂に達する舞園さん。体は激しく痙攣し、秘部からは愛液が漏れる。
女の子の絶頂。それを初めて目の当たりにしたボクは、しばらく呆気にとられていた。
「舞園さん…だ、大丈夫…?」
「はぁ…ああっ…大丈夫…なわけないじゃないですか…」
俯いて答える舞園さん。そして…
「ぐすっ…えぇーん…苗木君、酷ーい…」
ベッドのシーツに顔をうずめて泣き出してしまった。
さっきまでの興奮が一気に醒めて、激しく動揺するボク。
「私、初めてなのに、いきなりあんなに激しく弄るなんて…いきなり苗木君の目の前で、胸だけでイかせるなんて…」
「いや、あの、だって…感じてる舞園さん、すごく可愛くて色っぽくて…つい…その…
…ごめん…やり過ぎた…」
「ひっく…どうしてくれるんですか…私、お嫁行けません…ひっく…」
「舞園さん…本当にごめん…許してよ…お嫁ならボクがもらってあげるから!」
「……」
急に泣き止む舞園さん。
「…駄目、かな…?」
「苗木君…」
舞園さんは顔を上げると、ボクの背中に回り込むように動き始め…そして、ボクの背中に抱きついた。
「嬉しいっ!」
「わっ! 舞園さん…」
背中に押し当てられた、柔らかな感触を楽しみつつ、ボクは彼女が機嫌を直したと安心した。が…
「!?」
突然、ボクのモノに妙な感触が走った。
舞園さんの右手が、ボクのモノに手をかけていたのだ。
予想外の事が立て続けに起こって、どうして良いか分からずにいるボクに、彼女の言葉が追い打ちをかける。
「嬉しいけど…私にあんな恥ずかしい思いをさせたからには、苗木君にも、うんと恥ずかしい思いをしてもらいます。
嫌だと言っても許してあげませんよ…ウフッ…」
「な…?」
舞園さんの白い右手が、ボクのモノを鷲掴みにし、そして握りしめる。
「う…わ、分かったよ。舞園さんの気が済むまでやってよ…」
「ウフッ、潔いんですね」
舞園さんの右手が動き始め、ボクのモノを撫で回す。
「あう、はう、はあ…(ああ、愛しの舞園さんに、ボクのモノが弄られてる…)」
手の動きが変化してきた。今度は、カチカチに膨らんでいるモノをゆっくりとしごき始める。思わずそちらに目をやるボク。
「うう、くうう、ああ…(舞園さんの綺麗な手に、ボクのモノがしごかれてる…気持ち良い…)」
「苗木君、こうやってしごかれると気持ち良いんですか?」
「えっ!? 聞こえ…あ…そうだった…」
「ウフッ、エスパーですから」
聞き慣れたはずの彼女の言葉も、こんな形で使われると、ボクの羞恥心を激しくそそる。
舞園さんの右手の上下運動が続く中で、今度は彼女の左手が、モノの先端を弄り始めた。
先端を彼女の美しい指でなぞられ、つつかれ、撫で回され、刺激はさらに激しくなる。
そのうちに、指がボクの弱い所に触れた。
「んんん…むうう…ううう!(そ、そこは…まずい…)」
「苗木君、ここが弱いんですね?」
「なっ!?…舞園さん…うは…やめてよ…心読むなんて反則だよ…」
「仕方ありませんよ、エスパーですから。苗木君の心、もっと読んであげますよ。ウフッ…」
「そ、そんな…はうう…さっきの事、怒っているのは分かるし…うあ…悪かったとは思ってるけど…」
「あら。私、怒ってなんていませんよ。いきなり激しくされて、ちょっと驚いただけです。
恥ずかしかったけど、苗木君にされたって思うと、嬉しいくらいです」
「だ、だって、さっき…(はっ! まさかさっきのは嘘泣き!? やっぱり舞園さんって、腹黒…)いっ!?」
「ウフッ。苗木君の弱点、いっぱい突いてあげますね。どうせ私は、腹黒ーい女ですから。えいっ、えいっ、えいっ!」
「(し、しまった…)ひいい…そこは…うああ…だめ…やめて…よして…許して…」
ボクの好きな、満面の笑顔をボクの頬にくっつけながら、舞園さんは左手の細い指で、ボクの弱い所を容赦なく弄りまくる。
上下に動く右手の速度も上がっていく。
その可愛らしい笑顔と明るい声が、逆に怖い。怖いけど、猛烈にそそられてしまう。
しばらくボクの喘ぎ声が響いていたが、やがて舞園さんは両手の動きを止めて、ボクに尋ねる。
「ウフッ。苗木君、もうやめてあげましょうか?」
既に全身が熱くなっていたボクの頭の中では、羞恥心と性欲がせめぎ合っていた。
「そ、それは…(やめて欲しいような、もっとして欲しいような…そうだ…)
舞園さん、気が済んだの?…済んでいないなら続けてよ…舞園さんの気が済むまで…」
「そうですか?…それじゃあ、今度はもっと気持ち良くしてあげますね」
そう言って手を離すと、舞園さんはボクの前に移動した。
ボクにウインクすると、ボクを押し倒して跨り、自ら両脚を広げる。
「な…何を…(ま、まさか…もう入れさせてくれるのか…?)」
「ブーッ、まだですよ。その代わり、こうしてあげますから」
舞園さんは両脚を閉じて、ボクのモノを太腿に挟んだ。
そしてそのまま腰を動かし、両脚を動かして、ボクのモノを刺激していく。
「どうですか? スベスベで、プニプニしてて、気持ち良いですか?」
「ま、またボクの…うあ…思ってた事を…くは…(舞園さんの…太腿で…されるなんて…手でされるより…気持ち良い…)」
ボクのモノが舞園さんの太腿でしごかれる快感、その間にも、彼女の秘部がボクのモノに微かに触れる事への興奮。
それに伴い、ボクの腰も動き出し、舞園さんの脚の動きも速くなる。
射精感がこみ上げるのに、さほど時間はかからなかった。
「んむ…気持ち…良い…すごく…(も…もう出そう…)」
「もうイっちゃいますか?…良いですよ…このまま、私の目の前でイって下さい…苗木君のイくところ、私に見せてください…」
「そ、そんな事言わないでよ…ボク…もう…限界…出る! うあああー!!」
ボクのモノから白い液体が噴き出す。快感が一気に解放されて果てた。
舞園さんは体にかかった精液をティッシュで拭きながら、気だるさに支配されてベッドに横たわるボクに寄り添う。
「クスッ…好きな人に、敏感な所をいっぱい弄られて、目の前でイかされた気分はどうですか?」
「そ、それは…死ぬほど恥ずかしくて…それなのに、ものすごく気持ち良くて…
嫌なようで、実は嬉しくて…変な気分だったよ。舞園さんも、そんな気分だったんだね」
「そうですよ…でも私も、私を弄った苗木君の気持ちがわかりました…
だって、喘いでる苗木君、すごく可愛くて、いっぱいいじめてあげたくなっちゃって…」
しばらく休んだ後、ボク達は抱きしめ合い、また唇を重ねる。ボクのモノはたちまち元気を取り戻した。
次にやる事は決まっていた。
舞園さんは仰向けになって両脚を左右に広げ、ボクはその上におおいかぶさる。
俗に「正常位」と言われる体位だ。
「苗木君、あの…私、初めてですから、優しくしてくださいね…」
「うん…僕も初めてだけど、出来るだけ痛くしないように、ゆっくり入れるよ」
ボクのモノが舞園さんの秘部に近付く。が…
いざ入れようとすると、なかなかうまくいかない。
初めて同士だと、みんな、こんな苦労をするのだろうか。
舞園さんに協力してもらい、何とか狙いを定める。
そして…モノの先端が秘部に触れ、少しずつ飲み込まれていく。
「あっ…痛っ…うっ…くっ…ふっ…んんんっ…はああああっ!!」
ついにモノは見えなくなり、彼女の膣内へと収まった。
「うあ…は…入った…」
舞園さんの秘部から、彼女の処女の証である、赤い液体が垂れる。
そしてボクは、これまでに味わった事の無い快感に襲われる。
「ああ…(舞園さんと、繋がってる…あったかくて、ヌルヌルしてて、何て気持ち良いんだ…)」
「くあっ、あああっ…苗木君が、私の、中にぃ…っ」
「うああ…舞園…さん…大丈夫…? 痛くない…?」
「だ、大丈夫です…ちょっと…痛いだけで…き、気持ち良いですっ!…このまま…ゆっくり…動かして…下さい…あんっ…」
ボクは言われるがままに、少しずつ腰を動かす。
「はあぁっ…んんんっ…き、気持ち良いっ…もっとぉ…動かしてぇ…」
ボクの腰の動きは少しずつ速くなり、それに伴ってボクを襲う快感は強くなっていく。
「あうう…はああ…(ボクは今、大好きな舞園さんと、セックスしてる…憧れの舞園さんと、一つになってる…
愛する舞園さんを、ボクの物にしてる…愛しの舞園さんを、犯してる…!)」
「はうぅんっ…良いわぁ…もっとぉ…突いてぇ…」
「はあっ…苗木君、私の体、起こしてくれませんか?」
「えっ?…うん…」
ボクに支えられて、舞園さんは体を起こした。
そして体勢を整え…自ら体を揺らし始める。
「私も、動いてあげます…あぁっ…私のっ…なえっ…ぎっ…くぅんっ…」
「ううああ…まい…ぞの…さあん…好きだ…心も…体も…」
彼女が揺れる度に、彼女の大きな胸がぷるぷると弾ける。
下半身から来る快感に打ち震えつつ、そちらに目を奪われたボクは、彼女の両胸に手をかけてその柔らかさを堪能する。
そして視線を、艶めかしい表情をした彼女の顔へと移す。
「…あう…はう…(舞園さん…エッチな顔してる…やっぱり可愛い…また、キスしたい…)んむ!?…くちゅ…」
「んはっ…んちゅう…エスパー…ですからぁ…」
そうしている間にも、ボクも舞園さんも、絶頂が近付きつつあった。
舞園さんの秘部が締まる感覚が、ボクのモノが膨らむ感覚が、ボクの心に広がっていく。
「ま…まい…ぞの…さん!…ボク…もう…!」
「あぅんっ…わっ…私もっ!…いっ、一緒に…っ!」
ボク達の性感は限界へと進んでいく。そして…
「んんんん…うああああー!!」
「ん、あああぁっ…ふああああぁぁぁーーっっっ!! 苗木君のっ…熱いのがっ…私のっ…中にぃ…」
脱力感と幸福感に朦朧とするボク。
高嶺の花だと思っていた舞園さんの処女を奪った。本当に好きな女性にボクの童貞を捧げた。
その余韻に浸りながら、ボクは隣でぐったりしている舞園さんを眺めていた。
「…とっても…気持ち…良かったよ…舞園…さん…」
「…私も…初めての人が…苗木君で…良かった…です…」
少し落ち着いてから、ボクはある事に気付いた。
「…ま、舞園さん、その…」
「どうかしましたか、苗木君?」
「…い、今更だけど…ご、ごめん…な、中に、出しちゃって…」
「…そうですね…できちゃうかも知れませんね…だから、責任とってもらいましょうか…」
「…う、うん…さっきも、ボクがもらってあげるって、言ったし…」
「…冗談です。大丈夫ですよ、今日は安全日ですから。いくら私でも、そこまで無謀じゃありませんよ」
「…舞園さん、それ、笑えない冗談だよ…」
「ごめんなさい。私の体、もっと好きにさせてあげますから、許して下さい。私の中に好きなだけ、出して良いですから…」
「…い、良いの?…舞園さん、本当は痛かったんじゃないの…?」
「平気です、痛みには慣れましたから。それに、私は苗木君に身も心もあげたんです。
だから私を、苗木君の好きなようにして下さい。もっと私を…愛して…」
そしてボク達は再び交わり始める…
次の日、朝食を終えたボク達8人は、玄関ホールに立っていた。
外の世界へと出る決意を、そして、外に出たら何をするかを語り合う。
財閥の復興…ドーナツを食べに行く…自身の第2幕…新たな物語の創作…
「外に出てからが忙しくなるな。絶望に囚われた人々に希望を説く。これが風紀委員としての、僕の務めだ。
兄弟や不二咲君の分まで頑張らなくては。苗木君が舞園君に対して出来た事が、僕に出来ないはずはない!」
「もしも本当に、外の世界に私の帰る場所が無かったとしても、私の居場所ならあります…
苗木君のいる所が、私の居場所です! 私は苗木君の助手ですから!」
「私は探偵稼業に戻るわ。外の世界の事、もっと知っておく必要があるし。
もしかしたら、あなた達の家族にも、生き残りがいるかも知れないから、もし何か分かったら連絡するわね」
すると舞園さんは霧切さんに近付き、そっと囁いた。
「霧切さん、あなたも、苗木君の事…」
「知らないわ、そんな事。仮にそうだとしても、苗木君はあなたを選んだ。それだけの事よ。舞園さん、苗木君とお幸せにね」
「苗木っちと舞園っちはきっと上手くいくべ。俺の占い…いや、俺の直感は10割当たる!」
「葉隠が言うと当てにならないけど、私もあの2人なら大丈夫だと思うよ」
「ふん。純愛なら私も負けないんだから。私だって白夜様と、超高校級の恋人…いえ、超高校級の夫婦になってやるんだから…!」
「まだ言うか。俺は自分を殺そうとした女を彼女にするような物好きほど、甘くはないぞ」
「じゃあ、押すよ…!」
「待って…私も一緒に、押させて下さい!」
「うん、じゃあ一緒に…!」
そして、ボクは寄り添う舞園さんと共に、黒幕が残して行った脱出スイッチを押す…
閉ざされた絶望学園の扉が開いていく…
2012-08-01T22:08:30+09:00
1343826510
-
(40)
https://w.atwiki.jp/dangan_eroparo/pages/87.html
「――お願いがあるの」
ああ、最悪だ。
声がみっともなく震えている。
せめて彼の前だけでも、最後までカッコいい女でいたかったのに。
「僕、に?」
トレードマークのくせ毛を揺らして、彼は首を傾げた。
目には焦りと、ほんの僅かな緊張の色が浮かんでいる。
三日後には、学園の閉鎖が迫っていた。
超高校級の絶望が引き起こした事件は、もはや警察や自衛隊の手には負えないレベルにまで広がりを見せている。
実家にすら連絡がつかない状況で、級友たちの憔悴は目に見えて明らかだ。
そんな状況で、こんなお願いをするなんて。
不謹慎を通り越して、それはもはや狂気と言えるのかもしれない。
だけど、もう、決めたことだ。
「――私を、犯して」
ヒュ、と、部屋の空気が縮まりこむのが分かった。
いや、私の喉が鳴った音かもしれない。
「…え、っと、ゴメン」
唐突な状況の展開についていけなくなった時に謝る、彼の癖も。
今では愛らしく思える。
「もう一回、言ってもらえないかな…ちょっと、よくわかんなくて…」
いつもの私なら、こんな恥ずかしい事を何度も言わせるなんて、と憤慨して彼を責め立てるだろう。
けれど、今はできない。
私は彼に、お願いをする立場なのだから。
何度でも、繰り返す。
「私の体を犯して、と…そう言ったのよ、苗木君」
「ちょ、ちょ、っと、待ってよ霧切さん…」
「もっと直接的な言葉の方がわかりやすいかしら…? セックスをして、と、そうお願いしているの」
息を詰まらせて、苗木君が真っ赤になった。
おそらく、私の顔はそれ以上に茹だっているだろうけれど。
「霧切さん、疲れてるんだよ」
「疲れているけれど、思考は正常よ…」
「おかしいよ!」
ガタ、と席を立ち、私の前に跪く。
「どうしちゃったのさ、霧切さん…いつもの霧切さんなら、そんなこと言わないよ…」
「いつもの私、ね」
思わず吹き出してしまう。
「いつもの私って、何?」
「え? それ、は…」
私に睨まれたのだと思ったのだろうか、気まずげに苗木君が目を反らす。
これがいつもの私だ。
上手く好意を伝えられず、無愛想にして彼を困らせるばかりで。
せめてカッコいい女でいよう、彼に少しでも好意を抱いてもらえるように、と、振舞ってきた。
だけど、もうそれもお終いだ。
「…私は、あなたのことが好きよ」
「え、……」
「――でもね、苗木君。あなたは舞園さんのことが好きなんでしょう」
だから、「抱いて」とは言わない。
愛はいらない。
せめて墓場にまで持っていけるような、思い出だけでいい。
犯されるだけでいい。
「そんな、待ってよ…僕、どうしていいか、その」
「好きにしていいわ…ただ、初めてだから…」
「そうじゃなくて!」
喉の奥から引き絞ったような声で。
「こんな自暴自棄みたいな形で、初めてを捨てちゃダメだよ…!」
「…捨てるんじゃないわ。捧げるのよ」
「もっと、自分のこと大切にしなきゃ…」
「初めてだから、大切にしたいから、言っているのよ。ねえ、苗木君」
私は、目を反らした。
出会ってから初めて、彼の前で、
「――明日には、私たちは死んでいるかもしれないのよ」
弱気な言葉を口にしたから。
強い女でいようと思ったけれど、もう無理だ。
霧切の名前にも、超高校級の肩書にも、何の意味もなくなってしまったこの世界で。
気丈に振舞うことに、私は疲れてしまったのだ。
「そん…な、こと」
「無いとは言い切れないでしょう。この学校がどういう場所か、忘れたのかしら?」
迷っている。
私の言葉で、彼は迷っている。
それが少し心地よくて、とてつもなく苦しい。
初めて、私は彼の前で、弱気な言葉を紡いだ。
初めて、「弱い女」になった。
それで彼が迷ってくれているということは、彼が私を「強い女」だと思ってくれていたからだ。
そして、だからこそ先程の私の弱気は、彼の信頼への裏切りを意味している。
あと、一歩だ。
「あなたが舞園さんに操を立てているとか…女として私に魅力が感じられないなら」
シュル、と、首元のネクタイを解く。
「どうしても交わるのが嫌なら、私を突き飛ばして、この部屋から逃げ出しなさい」
「そんな、こと…」
「それが出来ないのなら…私を犯して」
これ以上に無い、卑怯な手だ。
こういう頼み方をすれば、彼のような人間は断れない。
けれどもういい、卑怯でも。
もう、彼が信頼してくれるような人間になり済ますのは、疲れた。
「わ、ちょっ…!」
ネクタイを外したら、ワイシャツのボタンを一つずつ。
それが終わったら、スカートの留め具を外す。
その次は、ブラジャーのホックに手を懸ける。
追い詰められた小動物のように、小さくなって目を反らす。
けれど、そのズボンの膨らみは、どうにも隠しきれなかったようだ。
するり、と、その膨らみに指を這わせる。
「うぁっ…霧切、さ」
「よかった…興奮してもらえなかったら、さすがにどうしようもないもの」
ジーンズのジッパーを唇で挟み、ゆっくりと下ろす。
嗅いだ事のないような、鼻の奥を突く匂い。
それほど嫌な匂いでもない。
「待って、ダメだホントに…!」
「言ったはずよ。拒絶するなら、言葉じゃダメ…」
トランクスの隙間から、赤黒い彼の息子が、勢いよく顔を出した。
「…あなたがこの部屋にいる限りは、私は諦めないわ」
「ほ、ホントに…ダメだってば…!」
例えば、男性の被害者が全裸で殺害されていた場合。
仕事で、それを目にすることはあった。
耐性もないわけじゃない。
けれど。
好きな相手のソレと思うだけで、これほどまで違うのだ。
軽く鼻を引くつかせると、脳髄を焼くような濃い匂いが絡みついてくる。
頬ずりをすれば、溶かされてしまいそうなほどに熱い。
「は、む……」
口に咥えれば、
「う、ふぁっ…!!」
まるで女の子のように、甲高い喘ぎ声。
「ん、ぷ…大丈夫よ、やり方は分かっているから…あなたは何もしなくていい」
「あ、っ…!」
「ただ、何かあれば言って。あなたの言葉通りに、私は従うから」
本当は、彼が私を犯してくれれば理想的だったんだけど。
この分じゃ、それも期待できなさそうだ。
まるで、私の方が彼を犯しているみたいだと考えて、ズキ、と胸に棘が刺さる。
それでも、
「あっ…は、ひ、はっ…うっ、く、」
下の上で弄べば、面白いように喘ぐ。
そんな彼の姿に、私は欲情しはじめていた。
女としての欲が灯り、体を焦がす。
もう、良心の呵責なんかじゃ止まれない。
「じゅ、ぷ…気持ひいい…? ん、ぷ…」
「き、もち……じゃなくて、霧切さん…っ、あ!!」
焦らすように舌先でチロチロと舐めれば、だんだんと腰が浮いてくる。
江ノ島さんがいつか、いたずらで置いて行った女性雑誌。まさかこんな時に役に立つなんて。
男の人を喜ばせる技術なんて、私には縁遠いものかと思っていたけれど。
「ん、ぐっ…」
少し苦しいのを我慢して、喉の奥に押し込む。
「うぁあぁっ…」
反射のように、彼の両手が私の頭を掴んだ。
律動を感じる。
射精が、近いのだろうか。
「ダメだよ、き、りぎりさっ…ホントに、出ちゃう、離して…っ!」
離さない、絶対に。
苦しいのをこらえて、飲みこむように喉を動かす。
「あ゛っ…!!!」
言葉とは裏腹に、私の頭を掴んでいた苗木君の腕は離れない。
それどころか、逃がすまいと力を入れて、自らの股間に押し付けてくる。
「む、ぐ…えっ…」
反射で吐き出しそうになるのを、必死で堪えた。
ぐり、と、あごの関節が外れるくらいに、口の中で彼のモノが大きくなって、
ドクン、ドクン、ドクン
大きな律動を迎える。
「かはっ…!!」
喉の奥の方に、沸騰したように熱い何かが叩きつけられた。
熱い、濃い。
喉の奥にへばりつく。
「む、ぶっ!!」
苗木君が自分のソレを引きずりだすと同時に、彼の精液が喉の奥から戻ってくる。
あまりの感触と量の多さに、えづいてしまう。
「エホッ、ケホっ…ごほっ…!」
「き、霧切さん!」
息が荒い。お互いに。
彼は机の上からティッシュを引っ張り、私の両手に持たせた。
「ゴメン、すぐ吐き出して…! ホントにゴメン!」
「んっ…ゲホッ…ぐ、んっ…」
吐き出して、なるものか。
無理矢理喉の奥に溜飲。
「っ…は、はっ…き、気持ち…よかった…?」
唇に垂れる残りの精液を舐め取り、私は真っ先に尋ねた。
何か、衝撃を受けたように、茫然と。
私の問いに答えるでもなく、苗木君は、
「…わかった」
「え?」
「……ホントに、するんだね」
強く、真っ直ぐな目で。
これから始まる行為の淫靡さなど、少しも感じさせない目で、私を見た。
「…私は最初から、そのつもりよ」
「後悔、しない?」
「こっちの台詞ね。あなたこそ…本当にいいの?」
「ちょっと、まだ迷ってるかな…なんていうか、」
恥ずかしそうに頬を染めて、彼は言う。
「僕、その…上手く出来ない、と思う…。絶対、霧切さんを傷つけちゃうと思うんだ」
「……それでいいのよ。優しくして、と言っているわけじゃないわ。あなたの好きにしてほしいの、私を」
「うん。でもね…」
ぐ、と、苗木君が私の腕をつかむ。
導かれるままにして、ベッドに体を投げ出した。
ああ、いよいよ、貫かれてしまう。
激痛、この手の火傷よりも酷くなければ、耐えられる。
捧げるんだ、処女を。
そう決意して、どんどんと鼓動が高鳴っていく私に覆いかぶさると、
「…出来るだけ、気持ち良くするから」
吐息を感じるほどの耳の傍で、まるで愛を語るかのように囁いた。
「…苗木君、なん、」
ゾワリ。
わき腹にくすぐったさが走り、思わず身を捩る。
「ひゃあっ…!?」
「あ、ゴメン…ビックリした?」
「ど、……いえ、別にいいのだけど…何を?」
「いや、僕も霧切さんのこと、気持ちよくしてあげないと」
不公平じゃない、と、ケロリと彼は呟く。
「い、いらないから…私はいいのよ、苗木く…ふぁっ!」
「よくないよ。最初は痛いって言うし、出来るだけ優しくしないと」
ゾワリ、ゾワリ。
くすぐるような指先は、少しずつ体を上がってくる。
「は、あぅんっ…」
「霧切さんでも、そういう声出すんだね」
悪戯っ子のように、楽しんでいる声が脳に響く。
「そ、いうこと…言わな、っ…あ、苗木君、ホントに私は…っ!」
「僕の好きなように、していいんでしょ?」
「う、…」
調子が乱される。
こういう、他人思いで、どこまで本気かわからない苗木君が好きなのに。
彼に愛撫されるなんて、幾度夢見てきたことか。
けれど、これ以上されたら、本気になってしまう。
本気で、彼のことが欲しくなってしまう。
だから、止めなければ。
私のわがままにこれ以上付き合う必要はないんだ、と。
なのに、拒めない。
嬉しくて、恥ずかしくて、体が思うように動かせない。
「ん、あっ…」
するり、と、指がブラジャーの中に潜り込む。
「…すご、柔らかい…」
「言わなくて、いいからっ…」
くすぐられて、徐々に隆起してくる頭頂部。
硬くなった乳首を転がされるだけで、もう絶頂してしまいそうだ。
いつも自分で慰めているのとは、全然違う。
「下も触るね」
「え、あっ…」
あまりに何気ない調子なので、一瞬聞き逃しそうになってしまう。
左手が胸を触る一方で、右手はするするとわき腹、へそを通り、
「待って、待って苗木君…!」
「僕がそう言っても、霧切さんは待ってくれなかったよね」
最後の白い布など、あまりにも薄い砦だ。
まるで蜂蜜でも零したかのように濡れる下着の中に、彼の冷たい指が入ってくる。
「ひうっ…」
どこを触られたわけでもないのに、思わず息を呑んでしまう。
「痛かったら、すぐに言ってね。嫌だったら、僕を突き飛ばして」
嫌なわけがない。
ない、けど。
「あ、待って、やっ…! へ、変なの…っ、こんなの、いつもと違っ…!」
「いつも? いつも自分でしてるってこと?」
耳にかかる吐息で、飛んで行ってしまいそうだ。
「答えて、霧切さん。いつも、って何?」
「ん、あ、やぁあっ…」
草食系の代表のような少年が、その瞳に肉欲を映し出している。
いつも私が、斜に構えて生きてきたからだろう。
まっすぐに覗きこまれるのは、苦手だ。
「ん、ふ……っあ」
「答えてよ」
撫でるようだった指の動きが、徐々に激しくなる。
開いた秘裂の間に食いこませ、溢れ出る穴に指が掛けられる。
「ま、っ…はひ、は、ゃあッ…」
待って、と言葉にしようにも、口から洩れるのは意味のない喘ぎ声。
「…教えてくれないなら」
はっ、はっ、と、餌を前にした獣のように、苗木君が猛り出す。
ああ、やっぱり彼も男の子なんだ、と、頭の遠くの方で考えた。
ずるり、と腰が引きずられ、苗木君に抱え込むようにして持ち上げられる。
下半身が完全に宙に浮き、足の間から覗く彼の顔を見て、途端に忘れていたような羞恥がこみあげてきた。
この格好は、恥ずかしすぎる。
「なえ、ぎ、く…まって…だめ、これ…恥ずかし…」
そのあまりの恥ずかしさに、喉が焼かれたかのように声が掠れる。
「……いい匂いがする」
「やっ!!?」
思わず足を閉じるも、その間に彼の顔が割って入る。
「そ、んなところ、嗅いではダメ…」
「ん…じゃ、舐めるね」
「ひっ…!」
唐突に、生温かいぬるぬるとした何かが、下着の中に潜り込んできた。
ゾクゾクゾク、と、怖気に似た快感が背筋を走る。
「ダメ、ダメっ…汚いわ、苗ぎふひゃあぁあっ…!!」
「汚くないよ。それに霧切さんもさっき、してくれたでしょ…れろ」
身を捩ろうにも、腰を固定されてしまっているために身動きはほとんど取れない。
抵抗が出来ないまま、下半身が宙に浮いている。
不安定な感が、一層私を責め立て上げる。
「あっ、ひゃ、はぁああっ!!」
冗談じゃなく、洩らしてしまいそうだ。
生温かい舌がそこを這いずり周るたびに、泣き出してしまいそうな安心感に包まれる。
「ダメ、ダメっ…ダメ…!」
狂ったように繰り返す。
いや、狂っている。
こんな感覚、知らない。
ずるる、ずるる。
優しく舐めまわすだけだった舌が、徐々に荒く激しくなる。
溶かされる。溶けてしまう。
あそこが、溶ける。
「ダメ、っ…あ、ひ、ぃっ…らめ…ぇ」
ガクガクと、腰が震えだす。
下半身が、正座で痺れてしまったようだ。
「あっ…ダ、メ…くる、や…めっ……!!」
もう閉じる力もない。
少しでも足を動かせば、それが新たな快感になってしまう。
「苗木君っダメっ…!!」
快感の天井が迫ってくる。
押しては返す快楽の波が、間隔を短くして、断続的に私を押し上げて、
ゾリ、と、彼の舌がクリトリスを舐め上げて、
「ひっ、ぎ、~~~~っ、あぁあああっ!!!」
そのまま、唇が吸いついた。
「っ!?」
待って、もうイった。絶頂している。
男の子とは違う、女の絶頂はしばらく続くのだ。
休ませて、
「ひっ、い、いぎぃいいぃいっ!!」
言えない。
言葉が出てこない。
肺が、唇が、あそこが、体中が痙攣している。
クリトリス、とれる。
ダメ、気持ちいい。
「あ、あぁああぁ…」
プシッ、と、股間の方で、まぬけな音がした。
「わ、ぷっ…」
ようやく苗木君から解放された下半身が、勢いよくベッドに落ちる。
「はうっ…」
その衝撃で、もう一度イってしまいそうだ。
「は、はっ、はっ…あ、はぅ…」
これがもしかして、潮を吹く、というものだろうか。
クリトリスがジンジンする。
息が荒い。
涙が出てくる。
何もされていないのに、絶頂が続いているような。
「大、丈夫…?」
なのに。
女として最高の幸福に身を包まれている最中なのに。
そんなに顔を近づけられて。
ふ、と、体が浮いて、すんでの所で思いとどまる。
ダメだ、キスは。
彼には、舞園さんがいる。
私は、犯してもらうだけ。
重荷になったりはしない。
「……、鬼畜」
「うっ…」
「ダメって何度も言ったのに…意外とSだったのね、苗木君」
「だ、だって霧切さんが、好きにしていいっていうから…」
ああ、そうだ。
照れ隠しくらい、許してほしい。
「そうね、私が言ったわね。それで」
「あの、」
「あなたのここは…満足したのかしら?」
再び怒張する彼のソレに、そっと手を添える。
「で、でも…霧切さんは、」
「…私は大丈夫。忘れたの?犯されに来たのよ。あなたが心配することなんて、何一つないわ」
理性で以て、そっと苗木君を押し倒す。
「…それでもあなたは、優しすぎるから。寝ているだけでいいわ、私が全部…」
苗木君が、緊張と心配が入り混じった目で、私を覗き込む。
大丈夫よ、と微笑み返し、私は彼の上に跨った。
「…上手く出来ないかもしれないけど、許してね」
「あ、の、えっと…こちら、こそ?」
戸惑っている仕草が可愛くて、吹き出す。
少しでも、リラックスできてよかった。
「…ふっ」
右手の指で秘裂を開き、左手で彼のソレを支える。
あてがったのを確認して、一気に体重でねじ込んだ。
「あ゛、がっ……!!」
それまで体を支配していたふわふわとした幸福感が、一気に消し飛ぶ。
鋭痛。
股が、裂けた。
「い、だっ…」
「ちょ、霧切さん!」
入ったのは、およそ先端のみ。
彼のを支える手に、温かいぬるぬるとしたものが垂れる。
まあ、愛液ではないだろう。
ズクン、ズクンと、鼓動に合わせて痛みが響く。
それで、いい。
これで、いいんだ。
これで、苗木君と繋がれた。
ならば痛みこそは、その証。
これほど嬉しい激痛はない。
もっと体重を掛けて、ねじ込め。
「うっ、ふっ、ぐっ…あ゛ぁあっ…!」
「霧切、さんっ…! 待って、ストップ…」
嫌だ、待たない。
もう、さんざん待ちに待った瞬間。
繋がるんだ、あなたと。今。
「っ、ぅうあ゛ぁあああぁああぁあ!!」
色気なんて微塵もない雄たけびを上げて、私は自分自身に彼自身をねじ込んだ。
熱い。
彼の律動を、体の中から感じる。
少しでも動けば、痺れるような痛み。
汗が止まらない。
下腹部に手を当てれば、ぽっこりと膨らんでいるのが分かる。
痛いのに、嬉しくて、頬が緩みそうだ。
「…霧切さん」
ふ、と視線を下に戻す。
泣きそうな顔で、苗木君がこちらを見上げている。
「ど、したの…? 気持ち、よく、ない…?」
「…動いちゃダメだよ」
「え、……?」
腰を上げようとしていたまさにその瞬間だったので、ドキリとする。
「痛いんでしょ?」
「……」
「…無理しないで」
ゆっくりと、苗木君が上体を起こす。
そして、私の肩を軽く抱いた。
「…霧切さんが痛がってるのに、僕一人で気持ち良くなるなんて出来ない」
苗木君の頬が、首筋に触れる。
温かい。
「慣れるまで待って、お願いだよ…僕の好きなようにしていいっていうんなら、」
「……」
「じっとしてて。絶対に無理しないで。お願いだから」
ギクン、ギクンと、彼のモノがお腹の中で不満を暴れている。
それでも彼は、私のためを思って、待つと言ってくれた。
ああ、こういう少年だっけ。
自分の傷よりも、相手の傷の方に痛みを感じる、優しさを持って生まれた。
「…そう。あなたが、そう言うのなら」
「…ゴメンね、こんな痛いことさせて」
「馬鹿ね、なんで…あなたが謝るのよ」
また、くすりと笑った。
繋がっている僅かな時間で、私たちは話をした。
普段しているような、取り留めもない話だ。
学校が閉鎖されたら、退屈になるね。
そうね、軽い軟禁だわ。
いつかまた、外に出られるかな。
心配しなくていいわ、きっとまた出られる。
時折、ビクン、と、お腹の中で彼が暴れて、驚いて見返すと、
その度に苗木君は照れながら目を伏せた。
「普段話してることを、裸で話すのって、なんか…コーフンしちゃって…ごめん」
「…その謝る癖も、外に出るまでには治しなさい」
二人して吹き出す頃には、裂けた時の鋭痛はほとんど消え失せていた。
少しビリビリと痺れているけれど、もう問題ないだろう。
「ん…苗木君」
どう言っていいかわからないので、私はただ彼の名前を呼んだ。
彼は頷いて、ゆっくりと腰を引く。
ずるり。
痛みはあまりない。
何かが引きずり出されていくような、そんな感覚。
「ふ、っ…」
「気持ちいい?」
「わから、ない…」
そっか、と呟いて、ゆっくり、ゆっくり。
頭頂部まで一旦抜くと、もう一度彼は挿入を始めた。
「ふぅ……ん、あっ、んぅっ!?」
ぞわ、ぞわ。
狭くなった穴が、再び押し広げられていく。
一度目とは全く異なる挿入の感覚に、思わず変な声が出てしまう。
「あんっ、あ、はぁんっ…」
舐められていた時のように、腰が震える。
膝をついていられずに、苗木君に上半身を預けて、それでも挿入はまだ半分ほど。
ずぶちゅ、くちゅ。
愛液の織りなす淫猥な音が耳に届いて、ようやく自分が感じていることに気がついた。
「…っ、思って、いたよりも…」
「え、何?」
私の体は、淫乱に出来ていたのかもしれない。
「苗木く、んっ…は、ぁ、早くして、いいわよ…」
「でも…っ」
「限界、なんでしょ…あなたも…あ、んっ…」
ゆっくりと押し広げていった奥で、彼のソレが律動している。
切なそうに眉をひそめる彼の、その律動には気が付いていた。
「……、ゴメン…ッ!」
だから、謝らなくていいのに。
「ん、ああ、はぁあぅっ!!」
引きずり出される感覚に、小言は嬌声に変わってしまった。
ずる、ぶちゅ、くちゅ。
熱く滾る棒で、何度も何度もかき混ぜられる。
ただ情欲を叩きつけるだけの出し入れのはずなのに、驚くほどに私を抉る。
ピタン、ビタン。
汗と愛液でぐちゃぐちゃになったお尻に、何度も彼がぶつかってくる。
「ふぁあ、ひゃうぁあぁぁあ、あんァああぁあっ!!」
ぎゅ、ぎゅ、と、体が内側に引っ張られる。
必死に枕を握り締め、体のど真ん中に来る快感を堪える。
それでも、涙も涎も振りまいて、拭うことが出来ない。
気持ち、よすぎる。
「苗木っ、くんっ!! あっ、はぁっ!!」
話したいのに、彼の名を呼びたいのに、快感に邪魔をされて、言葉がぶつ切りになってしまう。
熱い。往復の度に、ゴリゴリと内側の敏感なところを引っ掻かれる。
ダメだ、溶ける――!
お腹の真ん中から、快感で溶けだしてしまいそうだ。
必死に堪えようとして、両足を彼の腰に回す。
「う、ふっ…ダメ、霧切さんっ…これじゃ、外に出せない…っ」
「いい、いぃい、中で、中に出し…っ、あぅ、はぅううううう! はぁあんっ!!」
いつの間にか私の方が押し倒され、苗木君が覆いかぶさるような体勢。
余裕のない表情で、必死に腰を打ちつけてくる。
気持ちいいのだろうか、私の中は。
だとしたら、嬉しい。
手を繋ぎたい。
キスしたい、抱きしめたい。
ずっと私だけを見てほしい。
気を抜けば口端から零れそうな、そんな慾の言葉を必死に呑み込んで、
「苗木っ、君…」
その全ての代わりに、私は彼の名を呼んだ。
「苗木君っ!、あ、はぁあっ…な、えぎ、くんっ…」
ごめんなさい。
「苗木く、ぅんっ…」
私の欲であなたを汚して、ごめんなさい。
もしかしたら名前を呼ぶことですらも、汚してしまうのかもしれない。
許してほしいとは言わない。
せめて、私の中で果てて――
「づ、あ――!!」
ドクン、ドクン、ドクン
知っている律動が、下腹部に響いた。
一瞬遅れて、あつくドロドロとしたものが、一番奥に叩きつけられる。
「あ゛ッ、!!! …っ、……!!」
ぎゅ、と、背中が縮んだ。
今まで経験したことのないほど、大きな絶頂。
気持ちいい、どころじゃない。
あそこが、快感でバカになってしまう。
喘ぎ声すら出ずに、背中に引っ張られる。
「は、あ…ふ」
波が引く、その瞬間で、もう限界だった。
私の意識は、とうとう溶ける。
「ん……」
少し、寒い。
目覚めたのは、あそこに感じた違和感。
「……何?」
「いや、拭こうと思って…ごめん」
むくり、と体を起こせば、脚の間で苗木君がティッシュを持って座っていた。
「…自分で出来るわ」
「で、でも」
「貸して…これでもまだ、あなたに見せたり触らせたりするのは、恥ずかしいのよ」
ぶっきらぼうな言葉で、ティッシュをひったくる。
眠気はない。気絶していたわけではなさそうだ。
ただ、あまりの快感に意識がしばらく飛んでいただけ。
ああ、最後の最後まで、カッコ悪い女のままか。
苗木君は、とっくに服を着ていた。
裸で横たわっていたのは、私一人。
彼は、いつかこのこともただの思い出にして、舞園さんと付き合う。
私だけがこの部屋に取り残されて、この数十分の出来事にしがみついていくんだ。
そう、現実を突き付けられている気がした。
「……悪かったわね、ワガママに付き合わせて」
せめて最後は私らしく、ドライに終わろう。
ピロートークなんて柄じゃない。
「そんな、こと…」
その方が、彼にとっても。
いつまでも私みたいな女が、ずるずると足元にしがみついては。
彼は、舞園さんのところに行けなくなってしまう。
「通り魔にでも遭ったようなものだと思って、早々に忘れなさい」
「……」
「…ま、時々思い出してくれれば、光栄だわ」
背を向ける。
自分で処理をした後、脱ぎ捨てた下着を拾う。
煩雑で、服まで身につける気にはなれなかった。
「…霧切さん」
「何?私の用事は終わりよ、もう帰っていいわ」
ドライに。
「僕、忘れないからね」
「……そう?舞園さんが嫉妬するわよ」
ドライに。
「忘れないから」
「……帰って」
声が、濡れる。
止めろ、泣くな。
ドライに。
せめて最後くらい、彼がずっと信頼してくれた、「強い女」のまま別れさせて。
苗木君は、私のお願い事を聞いてくれた。
それで十分、報われたじゃないか。
何を悲しい事がある。
悔いは無い。
ぐ、と、上半身が後ろに引っ張られる。
倒れる、と思った瞬間に、思っていたよりも広い胸元が後ろで支えてくれた。
「不安、だったんだよね」
「っ……」
「わかるよ、僕も不安だから」
「…離して」
肩に置かれた手をどけようとして、それ以上の強い力で抱き締められる。
「…止めて、苗木君…お願い」
同情や憐みが欲しくて、あなたを呼んだわけじゃない。
「好きだから…あなたが好きだから、だからあなたには…本当に相応しいと結ばれてほしいの…」
「霧切さん、それは」
「こんなことして、言えた義理じゃないのは分かってる…でも、それでも」
「待って、ちょっと」
「――私に振り回されないで、舞園さんと幸せに、」
そこから先の言葉は、紡げなかった。
苗木君にしては珍しく、やや乱暴な手つきで頬に手を添え、振り向かせられる。
振り向いた一瞬、いつも通りの優しい彼の表情が見えて、
唇が、重なった。
キス、と理解するまで、五秒。
「…ぷ、は」
「――何、してるの」
それだけは、舞園さんに取っておいてあげないと、ダメじゃない。
嬉しいとか、ビックリしたとか、そういう感情じゃなく、
真っ先に頭を占めたのは、ただ焦りだった。
あれほど私が我慢したのに、なぜ。
なんで、台無しに。
「僕は、舞園さんに憧れてる」
ドス、と、幾度も繰り返した事実が胸に突き刺さる。
自分で理解していても、改めて彼の口から言われると、痛い。
「…でも、それって…舞園さんに限った話じゃなくて」
「苗木君、」
「待って、僕に話させて」
す、と、真っ直ぐな眼差しで覗きこまれて。
また私は、それが怖くて顔を反らす。
「…みんな、尊敬してる。ここの学校の人はみんな、すごいって思ってる」
「……」
「好き、とかじゃないんだ。なんていうか…近くにいるけど遠い存在っていうか」
「舞園さん、のことも…?」
「うん」
嘘だ。
咄嗟に思う。
彼は優しいから、私に嘘をついてくれているんだ。
やめて、そんな見え透いた嘘は。
いつか真実を知って、より高くから絶望に叩き落とされるだけじゃないか。
あなたの安易な優しさで、今までどれほど私が辛い思いをしてきたか。
「それに…霧切さんにも、憧れてる」
なのに、彼は。
まだ真っ直ぐに、私の瞳を覗き込もうとする。
「上手く言えないけど、その……すごく、気高い心を持っている人だって」
止めて。
耳を塞ぎたい。
あなたの信頼が痛い。
「こんな女のどこが気高いっていうのよ…」
正面からは怖くて見返せず、みっともなく下を向いたまま。
震える声で、私は言い返した。
「あなたに好きな女の子がいるってわかって、それでもいいから犯して、なんて…最低の、」
「――そして、僕のためを思って、忘れるように言ってくれたんでしょ」
「違う…」
「舞園さんとの仲も応援してくれたんでしょ。まあ、その…そこは勘違いだったけど」
「止めて…」
頭を振った。
もうこれ以上、優しい言葉を聞きたくない。
けれど、苗木君は笑う。
私は泣いているのに、すごく優しい顔で。
「でもそれは、憧れで…好きとか、そういうのは考えたことなかった」
「……」
「だから、その……これから、じゃダメかな」
「…これから…?」
「霧切さんがまだ僕を好きでいてくれるなら…僕も少しずつ、霧切さんのことを好きになっていきたい」
それは。
「それじゃ、ダメかな…」
チャンスをくれる、ということなのか。
あなたの信頼を裏切り、その体を怪我し、舞園さんに嫉妬していた弱い女に。
あなたは、まだ……
ぼた、ぼた。
音を立てて涙が落ちる。
「わ、え!? あの、ゴメン、やっぱり失礼だった、よね…ゴメン!」
大慌てで、苗木君が私の体を離す。
ホラ、お人好しの癖に気が弱くて、そうやってすぐ謝るから。
だから、私みたいな女に、好かれてしまうのよ、あなたは。
隙をついて彼の方に向き直り、今度こそその胸元に顔を埋めた。
「あの、……」
「……言質、取ったわよ」
「え?」
泣き顔は見られたくないから、くぐもった声で話しかける。
「…男に二言はないわね、苗木君」
「あの、……うん」
「私が彼女になったら、苦労するわよ」
「…うん」
「嫉妬も束縛もしてしまうかもしれない…めんどくさい女よ」
「どっちもする必要がないくらい、頑張るよ」
「浮気なんて出来ると思わないでね」
「あはは…肝に銘じておく」
「それと、最後」
「ん?」
顔を上げる。
彼はまだ、私の好きな優しい笑みを浮かべていた。
「……もう一度、ちゃんと…」
す、と目を閉じる。
それだけの合図で、分かってくれたみたいだ。
柔らかくて温かい鼓動が、私を包んでいく。
なんだか、酷く眠たい。
意識が、再び溶けていきそうだ。
―――――
―――
――
―
「……夢、だよね」
そりゃ、そんなことあるわけない。
忘れてしまったはずの過去の記憶、というのもあるけれど。
あの霧切さんが、僕のことを好きで、体の関係を迫ってきた、だなんて。
いくらなんでも、溜まりすぎだ。
ふぅ、と溜息を吐く。
そんな都合のいい話がある訳がない。
辛い現実を繰り返しすぎて、とうとう頭が現実逃避でも始めてしまったようだ。
希望ヶ峰学園を出て、数日。
僕たちは小さな公民館を、しばらくの行動拠点として定めていた。
おそらく他のみんなは、物資調達にでも行っているのだろう。
軽く目を開けて辺りを見回せば、人影はない。
うたた寝ていた僕の横に、もう一人分の毛布が隣にあった。
「…お早う」
つい先ほどまで聞き馴染んでいた声に、背筋がヒュっとなる。
振り返れば、ジャージ姿に着替えた霧切さんが立っていた。
「お早う…」
ぎこちない声で、挨拶を返す。
ちょっと不審が過ぎる振舞いだったけれど、霧切さんはこちらを一瞥しただけで、特に言及はしなかった。
まさか、『あなたを犯す夢を見ていました』なんて、口が裂けても言えない。
「…眠ってしまっていたみたいね、私たち」
もう一人分の毛布は彼女のか、と、納得をする。
自分もつい先ほど目が覚めた、と、コーヒーカップに手を当てる。
それを飲むわけでもなく、何かを思い出すようにして、彼女は頭を振った。
「…酷い、夢を見たわ」
「どんな?」
「……、…」
尋ねると、頬を真っ赤に染める。
あれ、僕、変なこと聞いた?
とりあえず僕もコーヒーを飲もう、と、立ち上がろうとして、隣の毛布に手を着く。
ぴちゃ。
「…濡れてる?」
「…!!!」
毛布の一部分に、シミが出来ていた。
よく確認する前に霧切さんが大慌てで、毛布を思いっきり引っ張り上げる。
「あの、」
「…寝汗、よ」
「いや、ちょ、」
「……寝汗だから」
いや、別に疑ってるわけじゃないけれど。
真っ赤に顔を染めた霧切さんは、しばらく毛布を抱きしめていたけど、
「……疲れて、いたのかしら」
そんな言葉とともに、ペタン、とその場に座り込んだ。
「そんなに…酷い夢、だったの?」
「酷いというか…そうね、私が酷い事をする夢、だったわ」
思い出したのか、また霧切さんは毛布を抱き寄せる。
「悪い夢、ではないのだけど…罪悪感というか、夢でよかったというか、不謹慎というか…」
「どんな内容?」
「……」
毛布を抱きしめたまま、ジト目でこちらを睨んでくる。
詳細は、あまり触れてほしくないみたいだ。
「……あなたは?」
「僕?……霧切さんには、言えない」
「……そう」
「いや、あの…ごめん」
「…謝る癖、学園を出るまでに治せなかったわね」
「え?」
「あ、……」
既視感は、夢だけのせいじゃない。
僕だけじゃない、霧切さんも自分の言葉に驚いている。
「ねえ、苗木君…」
もしかして、いや、きっと。
「あなたの見た夢って、もしかして、」
僕と彼女が見た夢は――
2012-07-11T20:38:05+09:00
1342006685
-
(20)
https://w.atwiki.jp/dangan_eroparo/pages/41.html
あたしの名前は朝日奈葵
元いた高校から、「超高校級のスイマー」としてスカウトでこの希望ヶ峰学園に転入してきた
この学校を卒業すると、「成功」が手に入るのだという
自分の夢、オリンピック女子水泳金メダルにまた一歩近づいた
まずはこの夏のインハイ制覇である!!
(本来は「偉い人」から認められない転校では一年間、公式戦に出れない規則なのだが、
この日本政府の特別機関である希望ヶ峰学園ではそのルールは適用されないのだ)
彼との出会いは、あたしが寄宿舎(学生寮)のお風呂場で入浴中の事だった
体を洗ってた時、なんか視線を感じた・・・・・
入り口のドアが少し開いており、そこにいたのは
「きゃあああああああああああああ!!」
ザッパーーーン!!
あわてて、湯船に頭からダイブしたのだった
(しまった!気付かれたべ!!)
(だから、やめようって言ったのに!!)
(ここは逃げ……戦略的撤退ですぞ!!)
(君たち、何をしているのだ!今は女子の入浴時間のはずだぞ!!)
(げぇっ!石丸っち!!)
(覗きか!?なんと破廉恥な!!そこに直るがいい!!)
クラスメイトの葉隠康比呂、苗木誠、山田一二三だった
石丸に捕まった三人は、生徒会の決定のもとで、それぞれ罰を受けることとなった
葉隠は大神さくらの下で、正拳突き五千本
苗木誠は水泳部監督のもとで、プールで遠泳五キロ
山田は校庭のトラック、二十周走らされることとなった
「ゼェゼェ……ハァハァハァ……」
あたしの練習の傍らで、「シゴキ」を終えた苗木が大の字で精根尽き果てていた
煩悩が吹き飛んだかのような、満ち足りた笑顔がそこにはあった
その笑顔が気になったのか、あたしは自分の入浴を覗いた苗木に近づく
「お疲れさん、飲みなさいよ……ゆっくりとね」
そう言って、スポーツドリンクの入った自分専用ボトルを差し出す
苗木は天の恵みだと言わんばかりに、ゴクゴクッと体育座りでそれを飲みほす
「プハァっ!ありがとう、朝日奈さん」
「なんか嬉しそうだね」
「……?そういえばそうだね……なんでだろうね?」
覗かれた事も忘れ、あたしたちは談笑したのだった
その夜、自作のプロテインドリンクを飲みながらふと気付いた、
(あ、あたしのボトル……苗木が口をつけたんだった……)
それ以来、あたしはあいつを……苗木誠を目で追うようになった
インターハイスクールチャンピオンシップ全国大会に都代表として出場が決定した
今年は地元開催のためあたしは普通に授業を受けていたりする
「朝日奈さん全国までいったの?凄いや!夢に一歩近づいたね!!朝日奈さんならきっと優勝できるよ!!」
苗木は自分の事のように喜んでいた
「ありがとう!苗木!」心からそう思った
でもあたしは勝てるかどうか、自信がなかった……
そして、今日も休み時間に苗木誠を目で追っていた
苗木誠と談笑している「超高校級のアイドル」舞園さやかも……
あたしも親友として、クラスメイトとして、当たり前のように話をしてるけど、それ以上は踏み込めなかった
苦しい……胸が……
「勃ってるぅ?」
「ひゃうっ!?な、何?江ノ島ちゃん……」
「フラグよ、フ・ラ・グ!気になるんでしょ~?苗木の事」
「フラグって、あの二人は……」
「付き合ってないよ」
「え……?付き合ってない……?」
「中学同じって聞いたけど、ボンへーな男子と「超高校級のアイドル」じゃあ釣り合わないもんねえ……」
(付き合ってないんだ……)
それが黒い感情だって自覚はしてる
でも、それとともに絶対に「優勝する」という自信とある決意を持つのだった!!
そして、決勝戦当日
あたしはインターハイ女子水泳個人部門完全制覇という偉業を成し遂げた!
優勝という栄光のみではない、現時点でオリンピック強化選手にも関わらず、
実業団、名門大学から山ほどの名刺を渡されたのだった!
話によると世界水泳(ウルトラソウッ!)の話まで進んでいるらしい、
さらに、とある食品会社から、CMの話まで舞い込んできた!
至れり尽くせりで人生最良の日である
学校を挙げての祝勝会は夜まで大いに盛り上がり
二次会では寄宿舎を借り切ってクラスのみんなからの祝福を受けた
「見事なり!朝日奈よ……今日という日はお前という人生の晴れ舞台ぞ!」
「修練に耐えてよくがんばった!!感動したっ!!おめでとうっっ!!朝日奈くん!!(熱涙)」
「俺の占い通りだべ!」
「また(地下ギャンブルに)勝たせていただきましたわ、個人部門完全制覇、高校新記録更新、ドンピシャリですわ!」
「す、すごいや……ぼ、僕も頑張んなきゃいけないよね……」
「オメーの魂伝わってきたぜ!!やるじゃねえか!!」
「マジですげーじゃん!ってゆうかぶっちゃけすごくね!!」
「ふっ……たいしたことではないな!まあ、凡俗にしてはよくやったとほめてやるがな」
「う、うしちちの分際で……やるじゃないのよ……」
「か、体の採寸をお願いしたい!朝日奈葵殿の記念フィギュアを作成しようではありませんか!!」
「お、おめでとう……」
「さすがはこの私様のクラスメイト!それでこそ朝日奈よ!!」
「インターハイ優勝に関しておめでとう!朝日奈さん!!」
(CMの件は、契約中のCMの商売敵だからね、言葉に気をつけないと)
「ミッションコンプリートだな!!おめでとう!!」
そして
「優勝おめでとう!また、夢に一歩近づいたね!!」
理屈じゃない!何よりも一番うれしい言葉だ!苗木の言葉は不思議だ!
宴もたけなわな頃
あたしは口臭除去のガムを噛みながら(ついでに苗木にもさりげなく勧める)、
ジャンクフードで盛り上がる仲間たちの隙をうかがう(とくに舞園ちゃんの)
「苗木……あのさ……ひと泳ぎしたいからさ、タイム計ってくんない?」
「ん?僕でよければいいよ」
「じゃ、行こうか……」
あたしは苗木の手を引っ張った
みんなが舞園ちゃんのカラオケに見とれている間に!
苗木誠は、男子更衣室でトランクスタイプの水着とパーカタイプの上着に着替える
プールに行こうと、ドアを開けたら、すかざずスク水姿の朝日奈が入ってきた!
「あ、朝日奈さん!?こ、ここ男子更衣室……」
「タイムの事は、嘘なんだよ……話があって」
「は、話って……」
頬を紅潮させた葵は深呼吸して……口を開いた
「あ、ああああ……あたし苗木の事……好きだよ!!」
下ネタや猥談が苦手な葵としては精一杯の勇気だった!!
「あ、朝日奈さん……」
「苗木は好きな人いるの!?」(舞園ちゃんなんかに負けたくない!!)
「特にいないけど……」
誠自身も親しいものの、舞園さやかの背負うものの重さを理解しており、好きだと思う事さえおこがましいと感じていた
「あたし、苗木が生徒会のシゴキを受けてた時から、ずっと好きだった!!ずっと、苗木を見てた!!」
「朝日奈さん……」
「苗木を思って……したことあるし……苗木の応援が力になった!!苗木がいたから、全国制覇出来たんだもん!!」
戸惑いながらも、うれしそうに誠はそんな葵の思いを受け止めていた
そして、誠は葵の手を取った
OKのうれしさとともに告白した勢いそのままに、葵は誠に……
「ん……苗木」
「んんんん……プハッ!朝日奈さん……キ、キキキキキキキキス!?」
「ね……苗木……しよ……」
そう言って、葵は自分のスク水を腰まで、ずらしていった
高校生として並はずれ、かつ健康的で豊満な女性特有の膨らみに誠は釘づけになった
「あ、朝日奈さん……嫌じゃないけど……段階を」
「あたし、優勝したら、苗木とこうするって……決めたんだから!!」
「朝日奈さん……」
誠は葵の告白と目の前の豊満なボディに理性を半分失っていた
たまらず今度は誠からキスを返した
ンチュ……レロ……ピチャ……ピチャ
さらに、舌を入れ、葵の火照った唇から歯、歯茎、口腔内の舌をしっかり味わう
口を離すと天井の照明に照らされた二人の混じり合った唾液が糸になって光を放っていた……
「ん……苗木……キス上手いね……」
「ふ、普通だよ……!こんなの」(う、上手くいったーーーーー!)
誠も初めてであるが、そういう事に興味があったりする
こんなこともあろうかと(実は予想していなかったが)、
ブック○フで立ち読みした「コ○ズ○学習○ッ○」をセックスの教本として弾丸読破(ダンガンドクハ)していたのだ!!
ムニュモミュ……
すかさず誠はその手に余るバストを震える手で揉みしだく!
「ん……やっぱり、そこ行くんだ……」
さらに、
クニックニッ
固くなった乳首をグミの感触を楽しむかのようにつまんだ
「んあっ……苗木の指……いいよっ……もっと触って……」
ガバッ!
チュッ……チュチュ
さらに興奮した誠は、顔をもう一つの乳房に埋め乳首に吸いついた
フー!フーッ!
自然と鼻息も荒くなっていく、
「んっ……あんっ、苗木、赤ちゃんみたい……」
胸を弄られながら葵は誠のトランクスに手を突っ込んで、誠の男性自身を優しく弄っていた
「うぅっ……あ、朝日奈さん……」
「苗木のすごく熱いよ……ね、あたしの胸……もっと触って……」
「朝日奈さんっ……なんか……くる……うあっ」
ビュクッドク……
誠はトランクスをはきながら葵の手の中で射精した……
「う……はぁはぁ……」
「なんかヌルヌルして……あったかい……え?う、うわ……苗木の、また大きくなってるぅ……」
ガバッ
仕返しとばかりに誠は膝まづいて、スク水の女性の大事な部分を隠している布をずらした
「ちょ、ちょっと……そこは苗木……駄目ぇ……んあっ」
「ハァ……ハァ、女の子のここってこうなってるんだ……」
「やあん……恥ずかしいよお……」
葵の濡れた花弁と剥いた真珠を震える指と舌で優しく愛撫した
ピチャクチャ……ニチャニチャ……
「やだっ……何これ!?苗木……ちょっと待っ……んあっ……あはあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ビクッ……ビクッ
ショロロロロロロ……
絶頂で葵の下半身が震えるとともに黄金色の液体が太ももを伝って床を濡らしたのだった
おもらしで自己嫌悪に陥った葵
立ち上がった誠は
チュッ
おでこにキスをして慰めた……
「朝日奈さん、だ、大丈夫だよ……き、気にしなくてもいいからね……」(こ、これでいいんだよな)
「ハァハァ……苗木……ありがと……あたしもう……ほしいよ……」
そう言って葵はトランクスをずらしながら誠を優しく座らせた……
一度放出したはずの誠の剛直な男性自身は、見慣れた天井を突こうとするかのように、自己主張していた!
「いくよ……」葵は誠自身に左手は添えるだけ……と言わんばかりにそれを支えにしてゆっくり腰を下ろす……
ギチギチッ……メリ……
葵は自分の中に誠の男性自身を割り込ませていく、
突きさすような痛みが葵を襲う!
「あ……あぐっ……」
「あ、朝日奈さん!無理しなくても……」
「大丈夫!!大丈夫だから……最後まで……お願い……」そう言って涙を見せない様に右手で顔を覆っていた
ごまかしがきかなくなるほど、葵は破瓜の痛みで涙を流した頃には
「朝日奈さん、全部入ったよ……」
誠は涙ながらに自分自身を受け入れた葵を愛おしく思った
そして、葵の痛みを気遣うように声をかけて繋がったまま抱きしめて、彼女をいたわる
いわゆる対面座位の形になった
ペロッ
誠は葵の涙の跡を舌でぬぐい、しょっぱさを味わう
「朝日奈さん、もう大丈夫?」
「うん、じゃあ……うごくよ」
グチュグチュグチュグチュ・・・・
「ハァハァ……朝日奈さん、朝日奈さん!」
足腰の鍛えられた葵の中はまさに名器であり、気持ちはいいものの、
座位というものは、基本的に男があまり動けないという体位ため、誠はとにかくもどかしさがあった
「朝日奈さん!!」
ガバッ!!
誠は我慢できずに葵を床に押し倒した!!
「きゃんっ!」
完全に心のタガが外れた誠は正常位で葵を激しく責め立てる!
誠の腰に合わせて、葵も快楽を求めるように腰を動かす!
グチュグチュグチュグッチュ!!
「んあっ!苗木!苗木ぃ!!は、激しっ……もっとぉ……来てぇ!!」(苗木と……ずっとこうなりたかった!)
葵はたまらずに誠にしがみつき、背中に爪を立てる!
「朝日奈さん!朝日奈さん!!朝日奈さん!!」
誠にとって、その痛みは心地よかった
(見るべ……あの悩ましいボディラン……シリコン入れてそうな洋モノDVDのねーちゃんとは違う……
鍛えに鍛えて出来た、まさに、まさに、ブリリアントカットな曲線美だべ……)
(否定できない……って葉隠くんそんなの持ってるんだ)
(な、なんという魔力っ……これほどなのか……おのれ、三次元の魔女め……
揺るがん、揺るぎはしないぞ……これしきの事で、二次元への愛はびくともせん!
静まれ……静まれぃ……吾輩のロンギヌス……)
誠は葵の入浴を覗いた時の事を思い出していた……そんな朝日奈さんと自分は……
「んあっ!苗木ぃ!苗木ぃ!!好き!好きだよぉ!!苗木!苗木ぃ!!
あっ!んっ!もうダメ!!苗木ぃ!んあっああぅんあっあああああああああああっ……」
(まずい!!)
イク寸前に気付いた誠は葵に差し込んだ自分自身を即座に抜く!!
びゅる……びゅるる……びゅっびゅっびゅっ……
誠の熱い精液が葵の腰あたりのスク水を白く汚していった……
「ハァハァ……これが、なえぎの……」
ピチャ……ピチャ
そういって、葵は誠の精液を掬いとって、舌と鼻で味わった……
精根尽き果てた二人は少しの間、お互いに寄り添っていた
シャアアアアアア・・・
しばらくして、二人は同じシャワールームでお互いの体を洗いっこしていた
シャカシャカ
誠が後ろから葵の胸から腰まで石鹸を含ませたスポンジを優しく擦りつける
「あんっ・・・もう、誠ったらスケベなんだから・・・」
「はは・・・しっかり洗わないとみんなにばれちゃうからね」
そう言いながらも誠は男になった喜びで顔が少しにやけていたりする
無論、葵の方もまんざらではない
今の誠でもラウンド4に突入できるが、さすがにみんな探しているだろうからやめておくことにした
「誠、そろそろ行こっか」
「そうだねみんな心配してるだろうね……パーティーの主役が居ないからね……それから、掃除しなきゃ」
二人は時間をずらし、パーティ会場に戻った
「苗木よ……どこへ行ってたのだ……みな心配しておるぞ……」
「ごめんね大神さん……調子に乗ってお菓子食べすぎちゃったから、ちょっとトイレにね……」
「そうか……無事で何よりだ……ん?朝日奈ではないか?」
「さくらちゃん!いやーごめんごめん……つい、泳ぎたくなっちゃって……ひと泳ぎ行ってたのよねー」
何とか誤魔化せたようだ
パーティーもお開きとなり、あたしは周りに誰もいない事を確認し、
寄宿舎の部屋に戻ろうとする舞園さやかに声をかける
「舞園ちゃんに言っておく事があって……苗木とは中学一緒だったんだってね」
「そうだけど、それが何か……」
あたしは意を決して言った……
「あたし、さっきのパーティーの間に……苗木と寝たよ……」
「っ!」
舞園ちゃんは一瞬驚いた顔をしたが、すぐ平静を取り戻し
「そっか……朝日奈さん、そういう事はちゃんと節度を守らないとね。じゃあ、おやすみ」
平然としてるように見えたが、どこか無理してるのはあたしの目から見れば明らかだった……
いつでも、苗木のそばにいるのに付き合いもしないで曖昧な関係を続ける舞園ちゃんを恨んだりもしたが、
勝ったとか思いたいわけじゃない……
優越感を感じたいわけじゃない……
ただ、人を好きになるっていうのはこういう事なんだと、噛みしめるためだった……
それから、少しばかり月日が流れ……
あたしたちは、クラス公認の恋人として付き合い続けた
今日は恋人同士の時間、あたしは誠の部屋に泊っている、彼はいつものようにあたしをいっぱい愛してくれた
ベッドの上であたしだけを見ている誠の瞳は何よりも優しい
精根尽き果ててる状態でイチャイチャしながら、あたしは今までの事を振り返る
桑田はミュージシャン志望から、なぜか野球選手志望に戻ったそうな、
希望ヶ峰の野球部から甲子園を目指すことを決意(元の学校に戻る選択肢もあったが)
秋大会で圧倒的な成績を残し、春の選抜出場をを決め、希望ヶ峰初の春夏二連覇を目指すのだそうだ
十神もあの冷血漢ぶりが、なんか丸くなったように思える
のおぶるおぶりげーしょん(?)と言うものを身につけたのだという
石丸も会話の広がりを見せ、公務員試験に向けさらなる勉学に励んでるようだ
舞園ちゃん(良心が痛む)は全国ドームツアーを大成功させアイドル史、いや芸能史に大きな一ページを刻んだようだ
霧切ちゃんは全国の警察で未解決事件の再捜査、さらには検察庁からも引っ張りだこである
大和田は暴走族を引退し、校外で大工に弟子入りしたそうだ、さらに宮大工も視野に入れていたりするそうだ
腐川ちゃんは恋愛小説のみならず、ミステリー、ドキュメント、漫画原作などジャンルを広げていっている
ネガティブな口調は相変わらずだが、仲間を通じて、素直にはなってきているらしい
葉隠は金を稼いだり、散財したりと小悪党っぷりは相変わらずだ
セレスちゃんは各国が選抜の代打ちで競わせる「王への試練」で勝ち抜いている最中である
山田は高校卒業までにプロの出版社に持ち込む原作を推敲中だそうだ
不二咲ちゃんは画期的、いや革命的なプログラムを開発し、何らかの賞を授与された
小動物的な弱弱しさは抜け、一生懸命な姿は今もファンが多い(男子だと知られているはずなのだが)
さくらちゃんは、もう世界に並ぶもののない格闘家として、
世界中から弟子入り志願、決闘志願、の人たちが集まってくるほどだ
それでもさくらちゃんはさらなる高みを目指している……誰かを待っているのだという
戦刃ちゃんは、自衛隊どころか世界各国の軍隊からスカウトが来てたりする
さらに、彼女自身もコマンドサンボや、システマ(?)等の使い手であったりするので
さくらちゃんの良きスパーリングパートナーとしても良好な関係を築いている
そして江ノ島ちゃんはパリでも認められたモデルへと成長、今はイタリアでモデルショーに出演しているのだという
かくいう、あたしもオリンピックに向けてのトレーニングは順調だ……必ず金を取って見せる!!
こうして、クラスのみんなは順風満帆である
そして、苗木誠……入学当初は平凡の極みであったが、
クラスメイトがよかったのだろう、今では希望ヶ峰の名にふさわしい模範生として大きく成長しつつある
恋人としては、うれしい限りである
みんなとの会話で分かった事であるが、みんなが変わったきっかけ、その裏に居たのはいつも誠だった
ふと思った
誠は自分がただの幸運で入学したと、いつも遠慮がちに言ってたが、違うと思う
彼は「超高校級の幸運」で入学したのではない
「超高校級の幸運を振りまく者」なのだと
昔、家族と映画で見た「空飛ぶ傘の人」……が頭に浮かんだ……
あたしは手持無沙汰にラジオをつける
『昨夜未明……イタリアのローマで暴動が発生いたしました……政府高官を狙ったものであり……犯人グループはクマのマスクを……』
「最近物騒だね、江ノ島さん大丈夫かなあ」
「イタリアでショーやってるって……」
「明日、先生に安否を確認にしてみようか」
「そうだね、無事だといいね……」
そうだ、順風満帆だ……いつまでもこの幸せが……
イタリア ローマ フィウミチーノ空港内
♪~~~~♪~
ピッ
モデルの仕事を終え、江ノ島盾子は携帯をとる
「お姉ちゃん!」
『盾子どう?上手くいった?』
「上々でした!おそらく高確率でイタリアからも、
……広がっていってるよ……『絶望』がね……」
『そうか……叩き直したウジ虫どもは役に立ってるようね……』
「まだまだこれからだよ……そうだね、今度は中国あたりで、(原発を)ドカーーーン!!ってな感じでいくよ」
『そうだな、私は南米あたりで、カルテルあたりを……(煽っておくか)』
ピッ
(ちっ、クソが……この着メロも飽きちまったぜ……
……それにしても、クラスのみんな……『希望』に満ち溢れているねえ
見たい……見たいよう……大好きなみんなの『絶望』の顔を……いや、我慢我慢……
うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ…………)
白と黒……色が左右非対称のクマの人形が盾子の手の中にあった……
- うまい小説ですね? 続編希望しまーす (2012-02-23 16:11:50)
#comment(noname,title_msg=Comment:)
2012-02-23T16:11:50+09:00
1329981110
-
(48)
https://w.atwiki.jp/dangan_eroparo/pages/98.html
モノクマ「『解錠者』は、エントランスの中央まで来てください」
苗木「……」
モノクマ「さ、苗木君。30秒以内に決めてね」
モノクマ「最初の『鍵穴』になる女の子は誰? 苗木君は、誰を犯したいの?」
モノクマ「それではカウントダウン、スタート! 30、29、28……」
苗木(……悩む必要は、ない)
苗木(こんな状況だから、とか、そんな言い訳は必要ない…)
苗木(僕が自分の意思で、汚す相手を選ぶ…責任は、僕一人のものだ…!)
苗木「舞園さやか」
舞園「っ…」
苗木「『鍵穴』になるのは、超高校級のアイドル…舞園さやかさん」
モノクマ「……うぷぷぷぷぅ。意外と即決だったねー。苗木君って案外、ケダモノ?」
モノクマ「まーいいや。それでは案内に従って、部屋の中にお進みください」
モノクマ「あ、そうそう。二人の姿はモニターを通して、全員に見られてるからね」
――部屋内――
舞園「あの、私、あの…」
苗木「落ち着いて、舞園さん」
舞園「は、はい……」
苗木「……恨んでる?」
舞園「え、えっ!?」
苗木「君を『鍵穴』に指名したこと」
舞園「い、いえ、そんな…誰かがやらなきゃいけない役目ですし…それに」
苗木「それに?」
舞園「それに……あの、…」
モノクマ「はーい、おっじゃまっしまーす」
舞園「ひゃうっ!?」
苗木「……何の用?」
モノクマ「いやぁ、僕としたことが、二人に鍵を渡すの忘れてたよ」
苗木「鍵…?」
モノクマ「『鍵穴』と『解錠者』だけじゃ、扉は開かないでしょ?」
モノクマ「はい、これ。この箱の中に、鍵と説明書が入っているからね」
モノクマ「もちろんそれを使って解錠しないと、いつまで経っても君たちはここから出られない」
モノクマ「ルール違反とか、『鍵穴』が『解錠者』を拒絶したら、ゲームオーバーだからね。それじゃ」
苗木「……」
舞園「……」
苗木「…箱、開けるね」
舞園「は、はい…」
苗木「……これは」
舞園「何が入っているんですか?」
苗木「……」
舞園「……な、なんですか、これ」
苗木「見たこと、ないの?」
舞園「は、はい…ごめんなさい」
苗木「いや、謝ることはないんだけど」
苗木「じゃ…始めるよ」
舞園「はい…」
鍵穴:膣内
条件:射精2回
備考:ハード
舞園「うぅっ、く…な、縄が食い込んで、痛いです…縛る必要、あるのかなぁ…?」
苗木「いい格好だよ、舞園さん。這いつくばって、犬みたいだ…おマンコも丸見えだし」
舞園「いやぁ…は、恥ずかしいです…見ないで、苗木君…」
苗木「…入れるからね」
舞園「え、そんな、まだ心の準備ひぎゃあああああああ!!!」ブチブチっ
舞園「あ゛っ…いた、痛い…いぎぃっ!!」
舞園「しょじょ、が…私の、処女がぁ…あ、あ゛あぁっ…」
舞園「!! ま、待って、苗木くぅあ゛ぁっ! うご、動かな、ひぎぃっ!!」
苗木「ゴメンね、なんて言ってるか分からないや」
舞園「ひ、ひど、い、ですっ…あぐぅ! こんな、こんなぁあああっ…」
苗木「出すよ…舞園さん」ドクッドクッ
舞園「い、い゛ぃいいいい!!」
舞園「う、あ……」
苗木「……もう、一回」
舞園「ま、待って…せめて、少し…休ませ、っ…!」
舞園「あぁあぁあああっ…あ、はぁ゛ああああっ…!!」
苗木「鍵、使うよ…これ、ローターって言うんだけど…聞いたこともない?」
舞園「ダメ、だめっですぅっ…今、そんなの使われたら、しんじゃうっ…」
苗木「…なんだ、舞園さん、実は知ってたんだ…嘘ついてたんだね、僕に」ヴィイイイ
舞園「あぁあああゴメンなさいぃいいい!!」
舞園「いやぁ゛あああっ…ローター止めてぇえええっ!!」
舞園「し、しぬっ…しんじゃうっ…!!」
ドクッ
舞園「ふぁっ……あ、はっ……」
モノクマ「はーい、お疲れ様」
苗木「……」
舞園「あ…ぅ…」
モノクマ「うぷぷ、容赦なかったねぇ。舞園さん、処女を奪われた感想はいかが?」
苗木「解錠は終わっただろ。早く扉を開けろよ」
2011-11-22T10:31:11+09:00
1321925471
-
(47)
https://w.atwiki.jp/dangan_eroparo/pages/97.html
「…盾子ちゃん」
震える声は、超高校級の軍人とは思えないほどに弱々しい。
ベッドの上で携帯電話を弄っていた妹は、自分から命令したくせに、微塵の興味もなさそうに瞳を向けてくる。
「い、言われたとおりに…してもらったよ」
「…あっそ」
そばかすの少女は、真っ赤になった顔を伏せて、ベッドの上の妹の元に歩み寄った。
顔に浮かぶのは未知への恐怖と、羞恥心。
そして、ほんの僅かな期待。
「あの…」
「脱いで」
妹――江ノ島盾子は、一瞥してから再び携帯に視線を落とした。
「え…」
「確認するから、脱いで。あ、パンツはいいや。それ以外全部」
姉――戦刃むくろの口が、そんな、と開く。
けれど、声は出ない。
自分の妹にはどうあっても逆らえないと、理性ではなく本能が理解している。
こちらをちらりとも見ない妹の背中で、姉は服に手をかけた。
しゅるり、と、部屋に響く衣擦れの音も、自身の鼓動でかき消されてしまう。
躊躇いがちにブラジャーのホックを取れば、慎ましやかな胸。
パンティ一枚のみを身につけ、再び姉は妹を求める。
「脱いだ…よ」
振り返り、そこでようやく。
妹は、狂気じみた笑みを自らの姉に向けた。
大きく膨らんだ、白い下着の前面。
本来彼女の体に着いているはずの無いソレが、硬く勃起して、自身の存在を主張していた。
ベッドから飛び上がり、姉の体に飛びつく。
「うわ、うわ、ホントに改造されてんだww」
「だ、だって盾子ちゃんがそうしろって…あっ」
姉の言葉などまるで耳に入っていないかのように、言葉の途中でパンティを下ろす。
ぶるん、と、怒張したそれが、眼前で揺れる。
盾子は触れるほどに近づき、匂いを嗅ぎ、目で舐めまわし、感嘆の声をあげる。
「うわぁ…グロっ! キモっ! つーか皮かぶってんじゃん!」
「だって…剥いてると、すっごい敏感なんだもん…」
本来はクリトリスのある位置から、枝が分かれるようにして、それは生えている。
無駄な肉を一切こそげ落としたとも言えるほどに、鍛えられたむくろの体。
その肉体美には不釣り合いな、滑稽な肉の棒。
盾子はむくろの手を取り、むくろ自身の肉棒を握らせる。
「ちゃんと剥かないと、イジめてあげないよ?」
「う、……」
「自分で剥く?…それとも、アタシが焦らしながらゆっくり剥いてあげようか?」
猫なで声が、ぞわりぞわりと背筋を震え上がらせる。
妹がいつも自分を弄ぶときの、特別に優しい声音。
怖い。
なのに、その声に弄ばれたい気持ちを抑えられない。
「んっ、あ…」
恐る恐る、自分自身の皮を剥いていく。
亀頭の露出した部分から外気に晒され、ヒリヒリと熱さに似た感覚が奔る。
皮をつっかえさせて、手を離す。
と、唐突に盾子がその剥き出しの亀頭に息を吹きかけた。
「…ふぅっ」
「ひぅっ…ん…!」
面白いように腰を跳ねさせた姉を見て、盾子はケタケタと笑う。
「出来たてホヤホヤの童貞チンポとはいえ、ちょっと敏感すぎじゃない?」
付け爪の先を、尿道を割る様に食いこませる。
「あぅっ…だ、だって…」
「お姉ちゃん、この部屋に来る前にオナニーしたでしょ」
「!!」
「あ、やっぱり。イったばかりだから、こんなに敏感なんだ」
体が硬直するのを見て、妹は確信する。
半ばカマかけだったが、やはり彼女は残念な姉だ。
ぐにぐに、と、力を込めて鈴口を引っ掻く。
強すぎる刺激に、直立していたむくろの膝がガクガクと震えだす。
「ひぎっ、やめ、あ゛っ!」
「正直に言わないと、もっと酷いことしちゃう、か、も…」
「し…しましたっ!」
「何を? 事細かにはっきりと言ってよね」
「お、オナニー…しちゃいました…盾子ちゃんに虐められると思うと、興奮して…それで…」
涙目になりながら告白するむくろとは対照的に、盾子は満足そうに頬を緩ませた。
「ド変態だね」
「っ…」
「妹に虐められるの想像してオナニーとか、真性だよね」
「う…」
「…で・も」
眼前でいきり立つむくろの肉棒に、ぺと、とくっつくように舌を這わせる。
「んひっ…」
「期待通りに、いじめてあげる…数日間はまともに歩けなくなるくらいに、徹底的に、絶望的に…ね」
笑う様は、まるで亡者の冷笑。
おそらくは、世界で一番恐ろしい笑顔。
その口の中に、ずるずると自分の淫棒が引きずり込まれていく。
「あ、はっ…ふぁああぁぁっ…!!」
目を細くして舌を突き出し、快楽に喘ぐ。
そんな姉の様子を見て、盾子は一度口を離し、冷笑をより深く刻んだ。
「咥えられただけでアヘるとか、お姉ちゃんってば残念すぎ…んむっ」
「あ、ダメぇ…咥えたまま、喋らな…っ、はぅ…」
「そんなんじゃ、アタシのフェラ耐えられないよ?」
言い終えると、盾子は喉の奥までむくろのソレを押し込んだ。
根元まで咥えて、上目遣いで姉を見上げながら、一気に吸引する。
じゅるる、ずぞぞぞ。
涎が跳ねるのと同時に、むくろの腰も跳ね上がった。
「うぁあぁあ!! すご、すごいよぉおおっ、盾子ちゃ、はあぁああっ…!!」
生温かい口内で、ざらついた舌が触手のように、敏感な亀頭を擦りあげる。
テクニックは、中途半端な娼婦よりも遥かに上。
ほんの数秒で腰砕けになったむくろは、なんとか崩れまいと手を伸ばす。
快感に耐えるようにして、盾子の頭を押さえつけようとするが、
「…ダメ」
「うぁ…!?」
その両手も、盾子自身の両手に阻まれてしまう。
「ちゃんと自分の足で立ってないと、気持ちよくしてあげない」
「そんな…、そんなぁっ…!」
腰は引き、膝は笑い。
自分の力ではまともに立つこともできないと、見るに明らかなのに。
宣言通り、盾子は先程のような激しいフェラを中断し、ちろちろと舌先で鈴口を撫で上げるだけ。
むくろから力を奪うには十分刺激的で、けれども絶頂には届かない絶妙さ。
姉が自分の力で直立しない限り、絶頂させてはもらえない。
「ふっ、ふひ、ぃいい…」
こどものような泣きべそをかきながら、なんとか足を踏ん張らせるむくろ。
その様子は、まるで子どもが親に叱られて泣く泣く言うことを聞いているような。
彼女の戦場では決して晒さなかった、無様な姿だった。
2011-11-22T10:30:19+09:00
1321925419