370-372

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苗木「え」 桑田「苗木っ、頼むっ!俺に勉強教えてくれねーか」 葉隠「俺も頼むべ、苗木っち。次、赤点出したら、マジで俺だけ留年だべ~(泣)」 苗木「それはいいけど・・・どうして、ボクなの?正直、成績なら十神くんや石丸くんの方が・・・」 葉隠「何言ってるべ、苗木っち!十神っちがそんなことするわけねーって俺の占いにも出てるべ。俺の占いは三割当たる!」 十神「当然だ(←ずっと話聞いてた)貴様のまぐれ占いに関係なく、俺が貴様らに施しなどするわけがないだろう」 葉隠「ほら、こういう奴なんだべ~(泣)」 苗木「ははは・・・じゃあ、石丸くんは?」 桑田「ぶっちゃけ、あいつは教科書通りのことしか言わねーし、既に先約済みなんだよ。ほれ」 大和田「だぁぁぁーっ!マジでこんなの分かるわけねーだろううが!漢なら拳で来い、拳で!」 石丸「兄弟、気持ちはヒジョーに分かるがそこで諦めたら駄目だ!ボクも付き合うから、最後まで頑張ろうじゃないか!」 不二咲「そ、そうだよ・・・私も大和田くんと一緒に卒業したいよ」 大和田「チッ・・・わかったよ!そんじゃもっかい最初から教えてくれ!頼む!」 石丸「ああ、任せたまえ!分かるまで何度でも教えるぞ!」 不二咲「うん、私も付き合うから」 桑田「・・・あんなスパルタ教育、マジで勘弁願いてーし」 山田「フッフッフ・・・ならば、ボクちんが教えてしんぜましょう!」 桑田「お、デブチン。お前、ちゃんと分かってんだろーな?」 山田「当然ですとも!この不肖、山田が描いた『萌える!もちもちぷりんちゃんの数学教室』ですぐにでも学力がメキメキと・・・!」 桑田「あ、俺、こーいうのパスだわ」 葉隠「俺もどうせ教えてもらうならナイスバデーのお姉さんがいいべ!」 山田「ぎょえぇぇーっ!!何たる・・・!二次元の良さが分からないとは・・・」 桑田「っつーわけで、マジで苗木だけが頼りなんだよ。頼むよ、な?」 葉隠「苗木っち~、俺を救ってくれだべ~(泣)」 苗木「わ、わかったよ・・・ボクに教えられるところだけだけど、頑張るよ」 桑田「やっぱ苗木は俺の親友だよな!マブだよ、マブ!」 葉隠「この恩は今度は苗木っちの占いの代金を一割引にして返すべ!」 苗木「ははは・・・はぁ」 十神「フン」 山田「うぬぬ・・・二次元の良さをもっと愚民たちに伝えてやらねば」 苗木「それは違うよ!」 桑田「え?うわ、マジだ。また間違えちまったし・・・」 苗木「これがボクの答えだ!」 葉隠「お~、ナルホドだべ!俺の占いよりも的中率がいいかもしれん」 苗木「それじゃあ、最初から順を追って説明するよ。これがトドメだ!(クライマックス推理中)」 桑田&葉隠「ふむふむ・・・」 桑田「おい、苗木。ここはどうやって答えんだよ?」 苗木「これは・・・えっとどういうことだろう?」 葉隠「おー!ついに苗木っちにも答えられない問題が出たべ」 桑田「おいおい、頼むぜ苗木。マジでお前だけが頼りなんだぜ?」 苗木「ボクはただの『超高校級の幸運(不幸)』だから・・・うーん」 十神「・・・いつまでそんなレベルの問題をちんたらとやっているんだ。ここの解法はこうだ(スラスラ)」 葉隠「うお!十神っち、凄いべ!」 桑田「ちょりーっす」 苗木「そういうことか。わかったよ、十神くん!」 十神「そうだ。後はお前が説明してやれ、苗木」 苗木「うん。つまり、ここの問題はね・・・」 十神「まったく・・・俺は読書に戻るから話しかけるなよ」 大和田「おぉーっし!やっと解けたぁぁーっ!!!」 石丸「やったな、兄弟!」 不二咲「大和田くんが一人で解いたんだよ」 大和田「いや、マジでお前たちのおかげだぜ・・・ありがとな、兄弟、不二咲」 石丸「気にすることはないぞ、兄弟。ボクたちは兄弟であり、共に勉学を励み合うクラスメイトであり、同じ学び舎の仲間じゃないか!」 不二咲「うん!」 大和田「へへ、そうだったな・・・」 桑田「よーし!俺も完璧に終わったぜ!」 葉隠「な、なんだか、これならイケそうな気がする・・・だべ?」 山田「随分と曖昧な表現ですなぁ」 石丸「キミたちの方の勉強も終わったようだな。うんうん、たまには授業以外で皆で集まって自習をするのも良いものだな。これからも・・・」 十神「黙れ。終わったのなら、さっさと帰るぞ」 苗木「う、うん。十神くんもいろいろとボクのわからないところを教えてくれてありがとう」 十神「勘違いするなよ。俺はさっさと部屋へ帰りたいだけだ」 苗木「わ、わかったよ」 山田(ふむ、このツンデレは次回の作品の参考になりますな・・・メモメモ) 桑田「とにかく終わりだ、終わり。おっしゃ、もう暗いし、どっかで飯食べて帰ろーぜ。苗木は俺がおごってやんよ!」 苗木「ありがとう、桑田くん」 桑田「気にすんなって。今日は苗木のおかげでマジで助かったんだしよ」 葉隠「桑田っち~、俺にもおごってくれだべ~(空腹)」 桑田「マジでありえねーだろうが!っつーかさぁ、お前が苗木におごんなきゃダメじゃねーか・・・」 石丸「買い食いは良くないが、もうこんな時間だ!よし、夜道に気をつけて、皆で夕食を食べてから帰ろうじゃないか!」 大和田「お前も融通が利くようになったじゃねーか」 不二咲「あはは」 山田「そうですな。夜道に不二咲千尋殿を一人で帰して、変態に襲われたら大変ですからな。うんうん」 不二咲「ひっ」 大和田「それはお前じゃねーか!!」 山田「む、じつ・・・ボクは・・・二次、元と安・・・殿しか・・・ガクッ」 不二咲「山田くーんっ!」 十神「・・・おい、俺は帰」 苗木「十神くんも一緒に行くよね。ボクにもお礼させてよ」 十神「・・・チッ。俺への借りは高いぞ。貴様のような一般家庭に育ったただの下級市民が易々と返せると思うなよ」 苗木「えっ(なにそれこわい)」 桑田「ま、それじゃ帰ろーぜ・・・今日は苗木以外は十神のおごりってことで」 全員『やったー!』 十神「おいぃ!?」 ----

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