403-405

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舞園「腐川さん、昨日はちゃんとお風呂に入りましたよね?」 腐川「な、何よ・・・あたしがどうしようとあんたには関係ないでしょ」 舞園「つまり入ってないんですね・・・ダメですよ!女の子は毎日お風呂に入らないと!」 腐川「ひ!い、いいじゃない、少しくらい・・・」 霧切「そうね。私も今は毎日入っているけど、探偵にはお風呂に入れない時もあるわ。    別に何日か入らなかったからって、死ぬわけじゃないから大丈夫よ」 舞園「・・・信じられません」 江ノ島「それマジ?ありえないでしょ、女の子として。そんなことしてるの、アンタたちくらい・・・」 戦刃「紛争地帯では水浴びすら出来ないことも多い。でも、悪臭が出ない限りは敵に気取られることはないから大丈夫」 江ノ島「絶望的だわ!まさか身内にいるんなんて!」 朝日奈「ねえねえ、さくらちゃん。私達はちゃんとトレーニングの後に入ってるよね。プールは塩素とか入ってるし、シャワーは重要だよ!」 大神「うむ、我もいい汗をかいた後は必ず入浴している。周りにも気を使わなくてはいけないからな」 霧切「・・・まさか、体育会系組に女として負けるなんて・・・」 セレス「女としてではなく、入らない貴方たちの方がどうかしているのです」 舞園「違います!女の子だからこそ、ちゃんと毎日入らないといけないんです!ほら、霧切さんも腐川さんも今すぐ入りに行きますよ」 霧切「今からなの?そんなに急ぐ必要はないと思うのだけれど」 腐川「やめなさいよ・・・!な、なんであたしがあんたと一緒に入らなくちゃ・・・」 舞園「はいはい、それじゃあ一緒に行きましょうね」ズルズル・・・「いやぁぁ」「なんで私まで・・・」 江ノ島「お姉ちゃんも一緒に入ろ。・・・っていうか入れ、マジで」 戦刃「戦場で武器も持たずに裸になるなんて・・・」 舞園「ここは戦場でも張り込み現場でもありません!」 朝日奈「さくらちゃん、あたしたちももっかい入ろっか。やっぱお風呂は何回入ってもいいよね」 大神「うむ、我らも同行させてもらおう」 セレス「それでは、私は一人で入りますので、皆さんごめん遊ばせ・・・」 朝日奈「ダメだよ!せっかくのおっきいお風呂なんだから、みんなで入らないと!さくらちゃん、よろしく!」 セレス「きゃ、な、何をするのです!離して・・・離せって言ってんだろ!この肉まんじゅうがぁーーっ!」 朝日奈「に、肉まんじゅう?」 大神「諦めろ、セレス。・・・たまには女どうしで裸の付き合いをするのも悪くはないぞ」 セレス「ドイツにはそんな風習はありませんわ!」 朝日奈「あれ?セレスちゃんの言うドイツって栃木のことだよね?」 ~大浴場~ 腐川「ひっ!か、髪で前が見えな」 舞園「はい、これで大丈夫ですよ。髪が長い子はいつも洗うときに大変ですもんね」 腐川「あ、ありがと・・・」 霧切「そういえば私達って、戦刃さん以外はみんな髪が長いわね」 江ノ島「千尋ちんは男の娘だったもんねー(ニヤニヤ)」 戦刃「髪が長いと邪魔」 朝日奈「さくらちゃんは長いよね?試合をする時とか邪魔だったりしないの?」 大神「これは我なりの女としての証のようなものだ。邪魔に思う時もあるが、それを物ともしない強さを我が手に入れればいいだけのことだ」 セレス「それは勇ましいことですね」 腐川「ひ、ちょ、ちょっと、くすぐった・・・」 舞園「はい、もういいですよ。・・・ほら、女の子なんだから普段から綺麗にしておかないと。可愛い顔がもったいないです」 腐川「お世辞はやめてよ・・・!あんたみたいなアイドルなんかに言われたって、ちっとも嬉しくないわ・・・!」 舞園「私はそんな・・・」 霧切「そうね。そんな風に癇癪さえ起こさなければ、貴方の顔は十分に値するものだと思うわ。自信を持ちなさい」 腐川「あんたって、いつも上から目線ね・・・わ、悪かったわよ」 舞園「あ、いえ!・・・でも、私は本当に可愛いと思ってますよ?」 腐川「わ、わかったから、もういいわ・・・!そんな恥ずかしいことを平然と言えるなんて・・・やっぱりテレビに出るような奴って変態ね」 朝日奈「あんたがそれを言っちゃうんだ・・・」 腐川「そ、それに・・・さっきから邪悪なものが背中に当たってるのよ!自慢のつもり・・・?」 霧切・セレス・戦刃「!」 舞園「え?ああ、これですか。邪悪っていうよりは邪魔なんですけどね」 霧切「それを捨てるなんてとんでもないわ!」 舞園「え」 朝日奈「そーだよ、さやかちゃんの言うとおりだよ!あたしもこれがなかったら、もっとタイムが上がるのに」 大神「うむ。我の胸筋も強さの証ではあるが、やはり体が動かしやすいに越したことはない」 江ノ島「ま、あってて当然っていうか。むしろ女をアピールするなら、必須だよね~(ニヤニヤ)」 戦刃「データは同じなのに・・・姉妹なのに・・・私だけ盛ってるなんて・・・」 霧切「舞園さんと一つしか違わない筈なのに・・・これは公式イラストの罠よ!」 セレス「下らない話ですわ。貴方たちももっと順応すれば良いのです」 朝日奈「あれ?セレスちゃんは食い付かないんだね」 セレス「黙りなさい、貴方はドーナツに食い付いていれば良いのです」 朝日奈「うん!ドーナツは美味しいよね!」 セレス「・・・もう良いです」 江ノ島「そりゃまぁね~。セレスなんとかはたった一人の好みにさえあっていれば、何の問題もないもんね。プププ」 セレス「何の話ですか。まったく分かりませんわ。・・・後、『なんとか』って付けんじゃねえよな!!この黒幕がぁーー!!」 江ノ島「じゃ、葉隠康比呂子」 セレス「『子』しか残っていません・・・!」 朝日奈「あーでも、そういうのって、あたしも結構憧れるかも。うちの男子たちは勘弁だけど・・・」 セレス「で、ですから、私はあの腐れラードとは別に・・・!」 江ノ島(ニヤニヤ) 霧切「落ち着いてセレスさん。私達は誰も山田くんのことは言っていないわ。・・・自慢のポーカーフェイスが形無しよ?」 セレス「くっ!・・・くくくくく・・・そういう貴方たちはどうなんですの?例えば・・・苗木くん、とか?」 「!」「!」「!」「!」 朝日奈「苗木はいい奴だよね。前の学校でも告白されたこととかあるのかな?(ワクワク)」 舞園「そういう人はいなかったと思いますよ?」 朝日奈「怖い!怖いよ、さやかちゃん!顔が!」 大神「朝日奈よ、この話題に迂闊に踏み込むのは危険だ」 朝日奈「早く言ってよ、さくらちゃ~ん!(泣)」 セレス「あらあら・・・苗木くんがフリーなのでしたら、特別に私のハーレムに加えてあげても」 舞園「」 朝日奈「さやかちゃん待って、そっちは食堂・・・!」 大神「止まるのだ、舞園よ・・・!」 霧切「・・・三日よ。三日で貴方の経歴、素性、隠したい黒歴史から恥ずかしい性癖まで調べ上げて、白日の下に晒してあげるわ」 腐川「・・・こいつ、もう一人の私よりも性質が悪いんじゃないの・・・?」 セレス「うふふ。まずは二人、釣れましたわね。自慢のポーカーフェイスが台無しですよ?霧切さん」 霧切「明日まで待ってなさい・・・!」 戦刃「情報戦においては不二咲が一番だと思っていたけれど、考えを改める必要がある・・・」 江ノ島「ま、すぐにアタシの目の届かないところに行っちゃうしね。あ、こりゃメタか」 セレス「そちらで関係ないフリをしているお二人はどうなのです?」 江ノ島「アタシ?んー、・・・一番『興味がある』のは苗木かな。一番『アタシを知ってもらいたい』のも苗木。そんで、一番『アタシ色に染めたい』のも苗木、かな?」 霧舞「!」 セレス「おや、これは・・・」 朝日奈「キャーキャー!聞いた、さくらちゃん?私、愛の告白を聞いたのなんて初めてだよー!・・・なんか聞いたこっちまで恥ずかしくなってきたかも」 江ノ島「いや、アタシは別に恥ずかしくないし」 大神(『愛』の告白にしては邪悪な気配を感じたが、これは・・・) 戦刃「・・・わ、私もな」 腐川「な、何なのよ、あんたたち、さっきから・・・!わ、私にも誰が好きか聞くつもりなのね・・・!」 全員『いや、もう知ってるから』 戦刃「・・・やっぱり私も超高校級の絶望なのね」 ----

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