473

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――舞園さやか、控え室、スタイリストと 「今度学園の友達が誕生日なんだけど、プレゼントって何がいいと思います?」 「…ううん、男の子。あっ、やっ、まだそういうのじゃないですけど!」 「…もう、本当にニブいんです。にぶにぶなんです。」 「あ、でも……苗木さやかって、良くないですか?」 ――山田一二三、コミケにて 「やや!これはこれは、いつもお世話になっておりますぞ!」 「ところで最近の一般人の間での流行りはなんですかな?」 「…いや、苗木誠殿という学園の友達がいるのですがな、彼にも分かる物をと思いまして!」 「勿論、ぷー子の布教と共にこちらへと引きずり込む気はありますがね!」 ――大神さくら、道場、門下生達と 「学園での我の友に、苗木誠という男がいる」 「苗木は我と比べれば明らかに貧相な体をしているが…我を恐れはしない」 「苗木は初対面の時も我の目を見て、臆せず話しかけてきた」 「その度胸は、我も見習いたい所だ」 ――十神白夜、十神家、爺や達と 「…そうだ、俺にも友と呼んでもいい位の奴が出来た、それが苗木だ」 「…確かに奴は凡人だ。十神の名とは比べるのもおこがましいくらいのな」 「だが、俺には劣るが奴には度胸、洞察力、そして人を寄せ付ける何かがある」 「俺の近くにいても目障りでは無いくらい、のな」 ――霧切響子、学園長室、学園長と 「…そうね、一番仲が良いのはやっぱり苗木君かしら」 「彼は…人の心の中心にするっと入り込んでくるの、無意識にね」 「それでいて、推理力も何者にも屈しない前向きさもかね揃えているわ」 「…案外、彼が霧切を継ぐ事かもね…私も、それを望んでいるの」 ----

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