ej_221-223

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「あー。今日も世界が平和でちょー退屈ー。地球滅べばいいのに」 「お願いだからやめてよ、江ノ島さん。キミが言ったら冗談に聞こえないんだから」 「は?冗談な訳ないでしょ?アタシは本気でやるつもりだったし」 それを聞いて苗木が慌てふためくのを見ながら、アタシはどうしてこんな事になったのか思い出していた。 もともと大した理由なんてない。 世界を終わらせる事が出来るボタンが目の前にあったら、誰だって押すでしょ? アタシの目の前にはそれがあった。世界に飽きていたアタシにそれを押さない理由なんて何処にもないし。 だから、アタシはその為に動く事にした。 飽きた。後は勝手に想像して。それであってるから。 とにかく今はこいつ、苗木誠を弄るのがアタシの残りの人生唯一の楽しみになってたりする。 「……それにしても、本当にいつもボクと一緒にいる気なんだね」 「当たり前じゃん?アタシの人生最後で最大の楽しみを奪ったのはあんたでしょ?ちゃんと責任取ってもらわないと」 「それは別に構わないけど……江ノ島さんはいいの?ボクと一緒だと……江ノ島さん、有名人だしさ」 こいつ、さらっとアタシを受け入れる発言しやがった。マジウザイ。 そういや、ここ寮の食堂だっけ。 「アイドルに粉かけてた奴の言葉じゃないしー」 「え?何の事?」 マジかよ……舞園さやか、気の毒に…… 「別にギャルなんてずっとやれる訳ないし、やる気もないし。あんたがギョーカイの心配する必要なんてないのよ」 「そうなんだ?江ノ島さんなら、このままモデルとかになると思ってた」 「ギャルは見た目だけどモデルは仕事じゃん。写真撮られたり、テレビに出て好き勝手に喋ったりするのはいいけど、いちいち撮られ方の指示されるとかウザイし」 「それじゃあ、江ノ島さんは何になりたいの?」 「あんたの嫁」 「!!」 ヤッベ。オモロ。 苗木の奴、口から吹き出してるし。アタシの方にぶっかけてたら、おしおき決定だけど。 こんなのでいちいち赤くなるなんて、これだからDTは……ま、まぁ、アタシもSJだけど! ……だって、人間にアタシのこのスーパーなボディを触らせるとかマジやだったし。絶望とかそんなの関係なしに。 絶望したいからってウ●コ食わないでしょ? ちょww苗木、急にモジモジすんなよww 知ってんのよ?あんたがたまにアタシの胸の谷間見てんの。まぁ、見せてんだけど。 ……だから、そんな目すんなって。アタシまで何だか…… 「江ノ島さん……」 「バカ、何で発情してんだよ……そういうのはもっと後で、その……」 「二人で赤くなって見つめ合ってどうしたんだ?」 「うわあ!?」 「お、お姉ちゃん!?」 おい、空気読めよぉ!本当に残念な姉なんだから…… 「何を話してたんだ?」 「えっと、学園を卒業したらどうするか話してたんだ。戦刃さんはどうするの?」 「私は……しばらくはお前達から離れられないな」 「どうして……」 「私と盾子が計画を諦めたとはいえ、『超高校級の絶望』は他にもいる。そいつらが裏切者の盾子と私を狙ってくる可能性もある」 「会った事とかはないけどね」 「何より苗木、『超高校級の希望』であるお前が心配だ。今は私達78期生と学園長しか知らないが、奴らが知ればお前を放って置く理由がない」 「それなら、なおさら戦刃さんを巻き込めないよ」 あんたって……命狙われてるって聞いて真っ先にお姉ちゃんの心配って……ないわー 「苗木、理解ってないかもしんないけど、あんた世界を救ったのよ、アタシから。アタシも凄いけど、あんたはもっと凄いのよ」 「そうだ。今のお前の命は世界の誰よりも重い。だから私のような兵士の命や世界を滅ぼそうとした破壊者の命に比べれば……」 「それは違うよ!命は誰にだって重いんだ!ボクはキミ達のやろうとした事は絶対に許さない!だからキミ達も死んじゃいけないんだ!」 「苗木……」 「……」 ウザイウザイウザイウザイウザイ ダサイダサイダサイダサイダサイ あんたって本当になんなのよ…… 超高校級の絶望に、アタシ達に、ここまで声を届かせるあんたって…… 「安心しろ、苗木。私だけじゃない。霧切や学園長も他の『超高校級の絶望』について調べるそうだし、十神も全面的に力を貸してくれるそうだ」 「そう、なんだ。……うん、わかったよ」 「お前に会えて良かった、苗木。私は残念な姉で、妹は最悪に凶悪だが、妹をよろしく頼む」 「うん。こんな危ない人放って置けないからね」 「おい苗木おい」 「盾子がずっと睨んでいるから、私は席を外すよ。苗木、また明日」 ウインクが上手く出来ない残念なお姉ちゃんが見えなくなってから、アタシは苗木の前で不貞腐れた。 「……どうして不機嫌なの?」 「べっつにー。苗木クンはお姉ちゃんの心配はしてもアタシの心配はしないんだとか思ってナイヨ?」 「え?だってボクと江ノ島さんは一緒でしょ?」 「は?」 「ボクは江ノ島さんより先に死ぬなんてそんな(世界が)危ない事は出来ないし、キミ(絶望)が先にいなくなったらボク(希望)だって駄目なんだ。  ボクとキミも、希望と絶望も、両側に一緒にあるからバランスが取れると思うんだ」 「それじゃ、まるで」 「うん。ボクとキミは『運命共同体』なんだ。ボクとキミは……死ぬまで一緒だよ」 あー。 ウザイ。 マジウザイ。 マジでウザイので、苗木クンはアタシが老いて死ぬまで一生絶望させてあげる事に決定しました。うぷぷぷ。 「ねえ」 「うん」 「誠、アタシを名前で呼んでよ」 だから、あんたの物になってあげるから、あんたもアタシの物になってよ。 それがあんたの希望で、それがアタシの絶望なんだから。 ----
「あー。今日も世界が平和でちょー退屈ー。地球滅べばいいのに」 「お願いだからやめてよ、江ノ島さん。キミが言ったら冗談に聞こえないんだから」 「は?冗談な訳ないでしょ?アタシは本気でやるつもりだったし」 それを聞いて苗木が慌てふためくのを見ながら、アタシはどうしてこんな事になったのか思い出していた。 もともと大した理由なんてない。 世界を終わらせる事が出来るボタンが目の前にあったら、誰だって押すでしょ? アタシの目の前にはそれがあった。世界に飽きていたアタシにそれを押さない理由なんて何処にもないし。 だから、アタシはその為に動く事にした。 飽きた。後は勝手に想像して。それであってるから。 とにかく今はこいつ、苗木誠を弄るのがアタシの残りの人生唯一の楽しみになってたりする。 「……それにしても、本当にいつもボクと一緒にいる気なんだね」 「当たり前じゃん?アタシの人生最後で最大の楽しみを奪ったのはあんたでしょ?ちゃんと責任取ってもらわないと」 「それは別に構わないけど……江ノ島さんはいいの?ボクと一緒だと……江ノ島さん、有名人だしさ」 こいつ、さらっとアタシを受け入れる発言しやがった。マジウザイ。 そういや、ここ寮の食堂だっけ。 「アイドルに粉かけてた奴の言葉じゃないしー」 「え?何の事?」 マジかよ……舞園さやか、気の毒に…… 「別にギャルなんてずっとやれる訳ないし、やる気もないし。あんたがギョーカイの心配する必要なんてないのよ」 「そうなんだ?江ノ島さんなら、このままモデルとかになると思ってた」 「ギャルは見た目だけどモデルは仕事じゃん。写真撮られたり、テレビに出て好き勝手に喋ったりするのはいいけど、いちいち撮られ方の指示されるとかウザイし」 「それじゃあ、江ノ島さんは何になりたいの?」 「あんたの嫁」 「!!」 ヤッベ。オモロ。 苗木の奴、口から吹き出してるし。アタシの方にぶっかけてたら、おしおき決定だけど。 こんなのでいちいち赤くなるなんて、これだからDTは……ま、まぁ、アタシもSJだけど! ……だって、人間にアタシのこのスーパーなボディを触らせるとかマジやだったし。絶望とかそんなの関係なしに。 絶望したいからってウ●コ食わないでしょ? ちょww苗木、急にモジモジすんなよww 知ってんのよ?あんたがたまにアタシの胸の谷間見てんの。まぁ、見せてんだけど。 ……だから、そんな目すんなって。アタシまで何だか…… 「江ノ島さん……」 「バカ、何で発情してんだよ……そういうのはもっと後で、その……」 「二人で赤くなって見つめ合ってどうしたんだ?」 「うわあ!?」 「お、お姉ちゃん!?」 おい、空気読めよぉ!本当に残念な姉なんだから…… 「何を話してたんだ?」 「えっと、学園を卒業したらどうするか話してたんだ。戦刃さんはどうするの?」 「私は……しばらくはお前達から離れられないな」 「どうして……」 「私と盾子が計画を諦めたとはいえ、『超高校級の絶望』は他にもいる。そいつらが裏切者の盾子と私を狙ってくる可能性もある」 「会った事とかはないけどね」 「何より苗木、『超高校級の希望』であるお前が心配だ。今は私達78期生と学園長しか知らないが、奴らが知ればお前を放って置く理由がない」 「それなら、なおさら戦刃さんを巻き込めないよ」 あんたって……命狙われてるって聞いて真っ先にお姉ちゃんの心配って……ないわー 「苗木、理解ってないかもしんないけど、あんた世界を救ったのよ、アタシから。アタシも凄いけど、あんたはもっと凄いのよ」 「そうだ。今のお前の命は世界の誰よりも重い。だから私のような兵士の命や世界を滅ぼそうとした破壊者の命に比べれば……」 「それは違うよ!命は誰にだって重いんだ!ボクはキミ達のやろうとした事は絶対に許さない!だからキミ達も死んじゃいけないんだ!」 「苗木……」 「……」 ウザイウザイウザイウザイウザイ ダサイダサイダサイダサイダサイ あんたって本当になんなのよ…… 超高校級の絶望に、アタシ達に、ここまで声を届かせるあんたって…… 「安心しろ、苗木。私だけじゃない。霧切や学園長も他の『超高校級の絶望』について調べるそうだし、十神も全面的に力を貸してくれるそうだ」 「そう、なんだ。……うん、わかったよ」 「お前に会えて良かった、苗木。私は残念な姉で、妹は最悪に凶悪だが、妹をよろしく頼む」 「うん。こんな危ない人放って置けないからね」 「おい苗木おい」 「盾子がずっと睨んでいるから、私は席を外すよ。苗木、また明日」 ウインクが上手く出来ない残念なお姉ちゃんが見えなくなってから、アタシは苗木の前で不貞腐れた。 「……どうして不機嫌なの?」 「べっつにー。苗木クンはお姉ちゃんの心配はしてもアタシの心配はしないんだとか思ってナイヨ?」 「え?だってボクと江ノ島さんは一緒でしょ?」 「は?」 「ボクは江ノ島さんより先に死ぬなんてそんな(世界が)危ない事は出来ないし、キミ(絶望)が先にいなくなったらボク(希望)だって駄目なんだ。  ボクとキミも、希望と絶望も、両側に一緒にあるからバランスが取れると思うんだ」 「それじゃ、まるで」 「うん。ボクとキミは『運命共同体』なんだ。ボクとキミは……死ぬまで一緒だよ」 あー。 ウザイ。 マジウザイ。 マジでウザイので、苗木クンはアタシが老いて死ぬまで一生絶望させてあげる事に決定しました。うぷぷぷ。 「ねえ」 「うん」 「誠、アタシを名前で呼んでよ」 だから、あんたの物になってあげるから、あんたもアタシの物になってよ。 それがあんたの希望で、それがアタシの絶望なんだから。 ----

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