kk4_518

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霧「改めて言うけれど。苗木君、あなたは『超高校級の希望』よ」 苗「未だにそう呼ばれるのは慣れないなあ。僕みたいな普通の奴にはなんだか勿体無い肩書きのような……」 霧「まだそんなことを言っているのね……。   でも、既にあなたの姿は電波ジャックに乗せて全世界に発信されている。今やあなたは私達だけじゃない、多くの人の希望なのよ」 苗「そういう言われ方をすると、ますますボクには荷が重いような……」 霧「それだけじゃないわ。あなたの希望は『絶望』達の目にも届いている。   あなたが望むと望まざるとに関わらず、あなたは『絶望』達に最も注意すべき敵とみなされているでしょうね」 苗「そ、そうかな? それはちょっと大袈裟じゃない?」 霧「いいえ。決して大袈裟ではないわ。   あなたは何時、どこで『絶望』に命を狙われるか分からない。そう考えるべきよ」 苗「うっ、あんまり脅かさないでよ……」 霧「特に注意が必要なのは暗殺……どこに絶望の手先が潜んでいるか分からないことは、江ノ島盾子の例でも明らかよね?   例えば、食事に毒を盛られることも警戒しなければならないわ」 苗「……なんか本当に恐くなってきたんだけど」 霧「安心して。あなたには私がついているから。私が、必ずあなたを守るわ」 苗「霧切さん……!」 霧「そういうわけで、今日からあなたの食事は私が作るわ」 苗「……へ?(なんか強引だ!? もしかして、さっきまでのはこのための前振り?)」 霧「それでいいわね? 決まりよ」 苗「(でも、霧切さんの手料理が食べられるのか……それは嬉しいかも)ちなみに、霧切さんはどんな料理が得意なの?」 霧「………………」 苗(無言!?) 霧「……レシピ通りに作ればいいんでしょう? どんな料理だろうと問題ないわ」 苗「(この返答、もしかして……)あの、失礼な質問かもしれないけどさ。霧切さん、料理やったことあるの?」 霧「………………」 苗(無いんだ……)  ---------------------------1時間後--------------------------- 霧「……ごめんなさい」 苗「い、いや謝らなくてもいいよ」 霧「でも、貴重な食料を無駄にしてしまったわ」 苗「それくらい……」 霧「本当……駄目ね、私は。こんな当たり前のこともできないなんて」 苗「………………」 霧「自分が探偵以外能の無い女だってこと、つくづく思い知ったわ」 苗「……あのさ、霧切さん。これからは、二人で食事作らない?」 霧「え?」 苗「あの学園の中にいた時に考えてたんだ。   ここから出られたら、料理とか洗濯だとか、親任せにしていた家事を自分で出来るようになろうって。   いい機会だし、これから一緒に勉強するっていうのは……どうかな?   僕らが生きている限り時間は幾らでもあるんだしさ、少しずつ、覚えていこうよ」 霧「……ありがとう。また、あなたに『希望』を貰ってしまったわね」 苗「そんな、なんか大袈裟だなあ」 霧「いいえ。いつだってあなたは私に希望をくれる……こんな小さなことにでも。本当に、ありがとう」 苗「うん……じゃ、もう一度キッチンに行こうか」 ----
霧「改めて言うけれど。苗木君、あなたは『超高校級の希望』よ」 苗「未だにそう呼ばれるのは慣れないなあ。僕みたいな普通の奴にはなんだか勿体無い肩書きのような……」 霧「まだそんなことを言っているのね……。   でも、既にあなたの姿は電波ジャックに乗せて全世界に発信されている。今やあなたは私達だけじゃない、多くの人の希望なのよ」 苗「そういう言われ方をすると、ますますボクには荷が重いような……」 霧「それだけじゃないわ。あなたの希望は『絶望』達の目にも届いている。   あなたが望むと望まざるとに関わらず、あなたは『絶望』達に最も注意すべき敵とみなされているでしょうね」 苗「そ、そうかな? それはちょっと大袈裟じゃない?」 霧「いいえ。決して大袈裟ではないわ。   あなたは何時、どこで『絶望』に命を狙われるか分からない。そう考えるべきよ」 苗「うっ、あんまり脅かさないでよ……」 霧「特に注意が必要なのは暗殺……どこに絶望の手先が潜んでいるか分からないことは、江ノ島盾子の例でも明らかよね?   例えば、食事に毒を盛られることも警戒しなければならないわ」 苗「……なんか本当に恐くなってきたんだけど」 霧「安心して。あなたには私がついているから。私が、必ずあなたを守るわ」 苗「霧切さん……!」 霧「そういうわけで、今日からあなたの食事は私が作るわ」 苗「……へ?(なんか強引だ!? もしかして、さっきまでのはこのための前振り?)」 霧「それでいいわね? 決まりよ」 苗「(でも、霧切さんの手料理が食べられるのか……それは嬉しいかも)ちなみに、霧切さんはどんな料理が得意なの?」 霧「………………」 苗(無言!?) 霧「……レシピ通りに作ればいいんでしょう? どんな料理だろうと問題ないわ」 苗「(この返答、もしかして……)あの、失礼な質問かもしれないけどさ。霧切さん、料理やったことあるの?」 霧「………………」 苗(無いんだ……)  ---------------------------1時間後--------------------------- 霧「……ごめんなさい」 苗「い、いや謝らなくてもいいよ」 霧「でも、貴重な食料を無駄にしてしまったわ」 苗「それくらい……」 霧「本当……駄目ね、私は。こんな当たり前のこともできないなんて」 苗「………………」 霧「自分が探偵以外能の無い女だってこと、つくづく思い知ったわ」 苗「……あのさ、霧切さん。これからは、二人で食事作らない?」 霧「え?」 苗「あの学園の中にいた時に考えてたんだ。   ここから出られたら、料理とか洗濯だとか、親任せにしていた家事を自分で出来るようになろうって。   いい機会だし、これから一緒に勉強するっていうのは……どうかな?   僕らが生きている限り時間は幾らでもあるんだしさ、少しずつ、覚えていこうよ」 霧「……ありがとう。また、あなたに『希望』を貰ってしまったわね」 苗「そんな、なんか大袈裟だなあ」 霧「いいえ。いつだってあなたは私に希望をくれる……こんな小さなことにでも。本当に、ありがとう」 苗「うん……じゃ、もう一度キッチンに行こうか」 ----

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