kk4_628-630

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霧切「…苗木君、何をしているの?」 苗木「パズルゲームだよ。山田君に借りたんだ」 霧「…あまり感心しないわね。学生の本分は勉強よ」 苗「霧切さんはゲームは……、しないよね」 霧「そうね。そんな時間も無いし」 苗「でも、霧切さんは頭の回転が速いから…パズルゲームとかは得意そうなんだけどな」 霧「買いかぶりすぎよ。……その、ぱずるげーむというのは何なのかしら?」 ――――― 霧「なるほど。だいたい操作は覚えたわ」 苗「ちょっと対戦でもやってみる?」 霧「…まあ、一度くらいならいいかもしれないわね」 ――――― 苗「うわあ…思った通り、霧切さんパズル強いね」 霧「……。なんでもないわ、こんなの」 苗「ううん、初心者なのにすごいよ。僕なんか、全然歯も立たなかった」 霧「……」 苗(ちょっと嬉しそうというか、得意げだ…) 不二咲「あれ、二人とも何してるの?」 苗「ああ、不二咲さん。山田君にパズルゲーム借りて、霧切さんに教えてたんだ」 霧「…私は苗木君に付き合っていただけよ」 不「あ、この落ちゲー懐かしいなぁ!昔ハマってたんだよねぇ」 霧「――あら、じゃあ勝負でもしてみる?」 不「え?うーん、いいけど…最近やってなかったから、操作覚えてるかなぁ」 苗「……霧切さん、止めておいた方が」 霧「苗木君、見ていなさい。さっきよりももっと巧みにに連鎖を組んで見せるわ」 苗「いや、あのね、」 霧「大丈夫よ。不二咲さんに合わせて、ちゃんと手加減はするから」 不「…」 ――――― 霧「……十五連鎖、ですって…?」 不「…あ、ちょっと待って、もう一セット行くねぇ」 霧「! む、無理よ!そんなに入らな……あっ、あ……」 苗(うわあ、瞬殺だ…だから言ったのに…相手は超高校級のプログラマーなんだから) 苗(それにしても容赦ないなぁ…不二咲さんも、さすがに素人に『手加減』とか言われたら…ムカっとしたんだろうなぁ) 不「ふぅ、勝っちゃった。久しぶりにやったけれど、楽しかったなぁ」 霧「……」 不「あ、霧切さん。手加減してくれたんだよね、ありがとうねぇ」 霧「…!!」 不「じゃ、僕もう行くから。またねぇ」 霧「……っ」 苗(顔真っ赤にしてうつむいてる…よっぽど瞬殺が悔しかったのかな) 苗「あの、霧切さん…こういうときもあるよ」 霧「……」 苗「ホラ、僕でよければまた対戦相手になるから…」 霧「――」 苗「…へ?」 霧「……、やっぱり時間の無駄だった、と言ったのよ…全っ然つまらないわ、こんなもの…!」 苗「あの…霧切さん?」 霧「…苗木君。あなた、こんな無駄なものに時間を割いている暇はあるの?明日の課題は?」 苗「明日土曜日だけど」 霧「終わってないのね?なら、早く済ませましょう。手伝ってあげるから」 苗「いや、僕はもう少しやってくから、霧切さんは先に帰tt」 霧「――二度は言わないわ。帰って私と一緒に楽しく勉強するか、二度とゲームの出来ない体になるか、選びなさい」 苗「か、帰ります…」 苗(霧切さん、すごく不機嫌だ…やっぱりプライド高いから、負けたのが悔しいんだろうな) 霧(みっともない無様な姿を見せて…たまには、苗木君にいいとこ見せられると思ったのに) ----
霧切「…苗木君、何をしているの?」 苗木「パズルゲームだよ。山田君に借りたんだ」 霧「…あまり感心しないわね。学生の本分は勉強よ」 苗「霧切さんはゲームは……、しないよね」 霧「そうね。そんな時間も無いし」 苗「でも、霧切さんは頭の回転が速いから…パズルゲームとかは得意そうなんだけどな」 霧「買いかぶりすぎよ。……その、ぱずるげーむというのは何なのかしら?」 ――――― 霧「なるほど。だいたい操作は覚えたわ」 苗「ちょっと対戦でもやってみる?」 霧「…まあ、一度くらいならいいかもしれないわね」 ――――― 苗「うわあ…思った通り、霧切さんパズル強いね」 霧「……。なんでもないわ、こんなの」 苗「ううん、初心者なのにすごいよ。僕なんか、全然歯も立たなかった」 霧「……」 苗(ちょっと嬉しそうというか、得意げだ…) 不二咲「あれ、二人とも何してるの?」 苗「ああ、不二咲さん。山田君にパズルゲーム借りて、霧切さんに教えてたんだ」 霧「…私は苗木君に付き合っていただけよ」 不「あ、この落ちゲー懐かしいなぁ!昔ハマってたんだよねぇ」 霧「――あら、じゃあ勝負でもしてみる?」 不「え?うーん、いいけど…最近やってなかったから、操作覚えてるかなぁ」 苗「……霧切さん、止めておいた方が」 霧「苗木君、見ていなさい。さっきよりももっと巧みにに連鎖を組んで見せるわ」 苗「いや、あのね、」 霧「大丈夫よ。不二咲さんに合わせて、ちゃんと手加減はするから」 不「…」 ――――― 霧「……十五連鎖、ですって…?」 不「…あ、ちょっと待って、もう一セット行くねぇ」 霧「! む、無理よ!そんなに入らな……あっ、あ……」 苗(うわあ、瞬殺だ…だから言ったのに…相手は超高校級のプログラマーなんだから) 苗(それにしても容赦ないなぁ…不二咲さんも、さすがに素人に『手加減』とか言われたら…ムカっとしたんだろうなぁ) 不「ふぅ、勝っちゃった。久しぶりにやったけれど、楽しかったなぁ」 霧「……」 不「あ、霧切さん。手加減してくれたんだよね、ありがとうねぇ」 霧「…!!」 不「じゃ、僕もう行くから。またねぇ」 霧「……っ」 苗(顔真っ赤にしてうつむいてる…よっぽど瞬殺が悔しかったのかな) 苗「あの、霧切さん…こういうときもあるよ」 霧「……」 苗「ホラ、僕でよければまた対戦相手になるから…」 霧「――」 苗「…へ?」 霧「……、やっぱり時間の無駄だった、と言ったのよ…全っ然つまらないわ、こんなもの…!」 苗「あの…霧切さん?」 霧「…苗木君。あなた、こんな無駄なものに時間を割いている暇はあるの?明日の課題は?」 苗「明日土曜日だけど」 霧「終わってないのね?なら、早く済ませましょう。手伝ってあげるから」 苗「いや、僕はもう少しやってくから、霧切さんは先に帰tt」 霧「――二度は言わないわ。帰って私と一緒に楽しく勉強するか、二度とゲームの出来ない体になるか、選びなさい」 苗「か、帰ります…」 苗(霧切さん、すごく不機嫌だ…やっぱりプライド高いから、負けたのが悔しいんだろうな) 霧(みっともない無様な姿を見せて…たまには、苗木君にいいとこ見せられると思ったのに) ----

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