kk5_144

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霧切「苗木君」 苗木「あ、霧切さん」 霧切「また牛乳を飲んでいるのね? 最近あなたが牛乳を飲んでいるところをよく見るけれど」 苗木「うん。なんというか、まだ身長の伸びる余地があるんじゃないかと諦められなくてさ」 霧切「ああ、それで……。でも残念だけど、牛乳を飲めば身長が伸びるというのは俗説よ」 苗木「え、本当?」 霧切「少なくとも今のところ、牛乳の摂取と身長の伸びの間に明確な因果関係は見つかっていないわ」 苗木「う、そうなんだ……ちょっとショックかも」 霧切「牛乳には豊富なカルシウムに蛋白質も含まれているし、まったく意味がないとは言い切れないけれど……。    それよりも大事なのはカルシウムに加えて蛋白質の摂取、それに適切な運動でしょうね」 苗木「……ねえ、その話後で詳しく教えてくれないかな?」 霧切「構わないけど。そんなに背を伸ばしたいの?」 苗木「だって、その……このままじゃ、格好がつかないから」 霧切「? どういう意味?」 苗木「えっと、ほら……。霧切さんと並んでいると、いつも周りからさ」 霧切「……そんなことを気にしていたの?    別にいいじゃない。身長が高かろうが低かろうが、あなたはあなたでしょう?」 苗木「霧切さん……」 霧切「他人の目を気にせずとも、あるがままのあなたでいいと私は思うわ」 苗木「そっか……。なんか、ありがとう」 霧切「……礼を言うようなことじゃないわ」 苗木「でもさ、やっぱり努力はしてみたいんだ。他人がどうこうじゃなくて、僕がそうしたいから」 霧切「そう……わかった。そういうことなら、私の知っている限りのことは教えてあげるわ」 苗木「それと、牛乳も『まったく意味がないとは言い切れない』んだよね?    だから、これも続けてみるよ。これで伸びる可能性が少しでもあるならさ」 霧切「そうね。僅かでも可能性があるのなら、それに賭けてみるのも悪くないかもね。    ふふっ……あなたらしいわ」 苗木「なんか、そういう言い方されると照れるなあ」 霧切「照れることはないわ。そういうところが、あなたの美点なんだから。    ……なんだか私も飲みたくなってきたわね。一杯貰おうかしら」 苗木「あれ、霧切さんも大きくなりたいとか?」 霧切「……苗木君」 苗木「え。き、霧切さん……?」 霧切「確かに牛乳にはエストロゲンやプロゲステロンも含まれているわ。それは事実よ……」 苗木「ちょ、い、痛たたたた! 痛いって!」 霧切「だけど身長と一緒で、牛乳を飲めば大きくなるなんて話は俗説の域を出るものではないわ……!」 苗木「あががががが! 腕が、腕が!」 霧切「だから私が『牛乳を飲みたい』と言ったのはただ何となく……断じて牛乳になにがしかの期待を抱いてのことではないのよ……。    もとより私は大きさのことなんてこれっぽっちも気にしていないんだから……!」 苗木「い、一体の何の話……ひぎぃ!?」 こうして霧切さんに全身の骨を矯正された結果、苗木君の身長が0.5cmだけ伸びたのでした。 ~fin~ ----
霧切「苗木君」 苗木「あ、霧切さん」 霧切「また牛乳を飲んでいるのね? 最近あなたが牛乳を飲んでいるところをよく見るけれど」 苗木「うん。なんというか、まだ身長の伸びる余地があるんじゃないかと諦められなくてさ」 霧切「ああ、それで……。でも残念だけど、牛乳を飲めば身長が伸びるというのは俗説よ」 苗木「え、本当?」 霧切「少なくとも今のところ、牛乳の摂取と身長の伸びの間に明確な因果関係は見つかっていないわ」 苗木「う、そうなんだ……ちょっとショックかも」 霧切「牛乳には豊富なカルシウムに蛋白質も含まれているし、まったく意味がないとは言い切れないけれど……。    それよりも大事なのはカルシウムに加えて蛋白質の摂取、それに適切な運動でしょうね」 苗木「……ねえ、その話後で詳しく教えてくれないかな?」 霧切「構わないけど。そんなに背を伸ばしたいの?」 苗木「だって、その……このままじゃ、格好がつかないから」 霧切「? どういう意味?」 苗木「えっと、ほら……。霧切さんと並んでいると、いつも周りからさ」 霧切「……そんなことを気にしていたの?    別にいいじゃない。身長が高かろうが低かろうが、あなたはあなたでしょう?」 苗木「霧切さん……」 霧切「他人の目を気にせずとも、あるがままのあなたでいいと私は思うわ」 苗木「そっか……。なんか、ありがとう」 霧切「……礼を言うようなことじゃないわ」 苗木「でもさ、やっぱり努力はしてみたいんだ。他人がどうこうじゃなくて、僕がそうしたいから」 霧切「そう……わかった。そういうことなら、私の知っている限りのことは教えてあげるわ」 苗木「それと、牛乳も『まったく意味がないとは言い切れない』んだよね?    だから、これも続けてみるよ。これで伸びる可能性が少しでもあるならさ」 霧切「そうね。僅かでも可能性があるのなら、それに賭けてみるのも悪くないかもね。    ふふっ……あなたらしいわ」 苗木「なんか、そういう言い方されると照れるなあ」 霧切「照れることはないわ。そういうところが、あなたの美点なんだから。    ……なんだか私も飲みたくなってきたわね。一杯貰おうかしら」 苗木「あれ、霧切さんも大きくなりたいとか?」 霧切「……苗木君」 苗木「え。き、霧切さん……?」 霧切「確かに牛乳にはエストロゲンやプロゲステロンも含まれているわ。それは事実よ……」 苗木「ちょ、い、痛たたたた! 痛いって!」 霧切「だけど身長と一緒で、牛乳を飲めば大きくなるなんて話は俗説の域を出るものではないわ……!」 苗木「あががががが! 腕が、腕が!」 霧切「だから私が『牛乳を飲みたい』と言ったのはただ何となく……断じて牛乳になにがしかの期待を抱いてのことではないのよ……。    もとより私は大きさのことなんてこれっぽっちも気にしていないんだから……!」 苗木「い、一体の何の話……ひぎぃ!?」 こうして霧切さんに全身の骨を矯正された結果、苗木君の身長が0.5cmだけ伸びたのでした。 ~fin~ ----

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