kk6_678-680

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[[kk6_662]]の帰宅から二日後、仲直り編 ホテルの一件から二日後。 霧切さんと苗木くんの関係は、ぎこちないものになっていた。 先日も、いつもは二人で出かける仕事にも「事務所の掃除をお願いします」、と 一言書いた書き置きを残し、苗木くん一人で留守番を喰らっている。 霧切さんが帰ってきたのは、夜0時を過ぎての事であった。 そして今日、出かける仕事は無く、霧切さんはパソコンでずっとなにかの作業をしている。 苗木「あの…霧切さん?」 霧切「…」カタカタ 苗木「霧切さん!」 霧切「…聞こえてるわ。…なにかしら。」 苗木「なにか、手伝える事は無いかな?」 霧切「無いわ」 苗木「…」 霧切「…」 カタカタ 苗木「いつもはさ、これを調べ物して、とか、この書類を作って、とかあるじゃん。     今日は、どうしてそれが無いのかな?今日の仕事はむずかしいから、とかさ。理由があるなら教えて欲しい」 霧切「…特に無いわ。掃除でもしていて。」 苗木「…」 霧切「…」 カタカタ 苗木「霧切さん」 霧切「…しつこいわね。いま仕事中なの。」 苗木「…いつまでスネてるの?」 ピキッ、とした空気が二人の間に張り詰める。 霧切「…! スネてる?私が?なぜ?スネる理由が無いわ。」 苗木「…もう気づいてると思うけど、正直に言うよ。僕は抱き合った事がある。舞園さんに抱きつかれたんだ。」 霧切「ええ、知ってるわ。すごくわかりやすい反応で誰が見ても一目瞭然よ。 …で?それがどうかしたの?」 苗木「…僕は正直に言った。だからもうスネないで欲しい。」 霧切「どうして私がそんなことでスネなきゃならないのかわからないけど…一つ気になった事を言わせてもらうと、     あなたがなぜそれを内緒にしたのか?って事よ。弾みで抱き合っただけなら正直に言えばいい。隠すにはなにか理由があるはずよね?」 苗木「…なにを言ってるの?」 霧切「舞園さやかは狡猾だった。あなたを信用できる忠実な手駒に仕立てるためにはどんな手段もいとわないはず。     そして見事、あなたは舞園さやかに篭絡されていた。…キスもしたこと無いとか言ってたけど、本当はどこまでシテもらっていたのかしらね?」 苗木「き、霧切さ…!」 霧切「…」 カタカタカタ 苗木「霧切さん、訂正するんだ。舞園さんは本気で苦しんでいた。…あの決断も必死に悩みぬいた結果の答えだろう…     なにか勘違いしてるようだからはっきり言うけど、身体が触れ合ったのはその一回だけだ。     …憔悴しきってて、誰かにすがらないと自分を保てなかったんだよ…。」 霧切「憔悴?それは演技よ」 苗木「霧切さん!!」 霧切「彼女を死なせてしまったのは早期に事件を解決できなかった私の責任でもあるわ。     彼女を殺した私が憎いのなら、いつでもこの事務所を出て行って結構よ。」 苗木「霧切さん…!」 霧切「…」 苗木「…」 霧切「…」 苗木「気づいてるくせに…!」 霧切「…?」 苗木「…霧切さんの洞察力ならもう気づいてるだろ?」 霧切「…なにを言っているの…?」 耳まで顔を赤くした苗木くんが、事務所外へと聞こえる程渾身の声で叫ぶ。 苗木「…僕が霧切さんのことが好きだってことだよ!!好きで好きでたまらないんだっ!!     昨日も一日会えなくて辺りを探しまわったのに会えなくて泣きそうだった!!すごく心配した!!     なんで抱き合ったのを内緒にしたかって?霧切さんに嫌われたくなくて必死だったんだっ!!!     あの日からまともに目も合わせくれないし、会話もしてくれない。好きな人にそんなことされてた僕の気持ちがわかるか!     事務所から出て行けって、霧切さんともう会えなくなるぐらいならこの場で死んだほうがマシだ!!!!」 霧切「…!     ちょ、苗木くん、何を言ってるの…?ど、だ、大丈夫?」 苗木「大丈夫だよ!自然だよ!!…霧切さんを嫌いなんて言うほうが不自然だ!僕は霧切さんが大好きなんだ!」 霧切「な、な、苗木くん?な、苗木くんのくせに…」 苗木「…でも、僕の友達を馬鹿にした事は謝ってほしい。」 霧切「…!……」 苗木「彼女は、僕に正直に悩みを打ち明けた。本気だった。…彼女は被害者なんだよ。…手駒とかなんとかじゃない。友達だったんだ。」 霧切「…友達…なのね。…あなたらしいわ。一度信用すると決めたら最後まで信用する…。     それに比べて私と来たら、感情に任せて冷静な判断ができず、あなたの事を信用せず…勝手に下品な妄想をして、彼女に失礼な発言を…    …ごめんなさい。あなたが怒るのも当然ね。」 苗木「…いや、わかってくれたらいいよ。…でもさ、スネてないって言ってたけど、感情に任せてたんだ?」 霧切「…!い、いや、それは」 苗木「僕は、正直に言ったよ。霧切さんは僕の事どう思ってるか…聞かせて欲しい。」 霧切「そ、それは…当然…………苗木くんの事は………好 (省略されました。全てを読むにはホイップ!ホイップ!モンゴリアン!と書き込んでください) ----
[[kk6_662]]の帰宅から二日後、仲直り編 ホテルの一件から二日後。 霧切さんと苗木くんの関係は、ぎこちないものになっていた。 先日も、いつもは二人で出かける仕事にも「事務所の掃除をお願いします」、と 一言書いた書き置きを残し、苗木くん一人で留守番を喰らっている。 霧切さんが帰ってきたのは、夜0時を過ぎての事であった。 そして今日、出かける仕事は無く、霧切さんはパソコンでずっとなにかの作業をしている。 苗木「あの…霧切さん?」 霧切「…」カタカタ 苗木「霧切さん!」 霧切「…聞こえてるわ。…なにかしら。」 苗木「なにか、手伝える事は無いかな?」 霧切「無いわ」 苗木「…」 霧切「…」 カタカタ 苗木「いつもはさ、これを調べ物して、とか、この書類を作って、とかあるじゃん。     今日は、どうしてそれが無いのかな?今日の仕事はむずかしいから、とかさ。理由があるなら教えて欲しい」 霧切「…特に無いわ。掃除でもしていて。」 苗木「…」 霧切「…」 カタカタ 苗木「霧切さん」 霧切「…しつこいわね。いま仕事中なの。」 苗木「…いつまでスネてるの?」 ピキッ、とした空気が二人の間に張り詰める。 霧切「…! スネてる?私が?なぜ?スネる理由が無いわ。」 苗木「…もう気づいてると思うけど、正直に言うよ。僕は抱き合った事がある。舞園さんに抱きつかれたんだ。」 霧切「ええ、知ってるわ。すごくわかりやすい反応で誰が見ても一目瞭然よ。 …で?それがどうかしたの?」 苗木「…僕は正直に言った。だからもうスネないで欲しい。」 霧切「どうして私がそんなことでスネなきゃならないのかわからないけど…一つ気になった事を言わせてもらうと、     あなたがなぜそれを内緒にしたのか?って事よ。弾みで抱き合っただけなら正直に言えばいい。隠すにはなにか理由があるはずよね?」 苗木「…なにを言ってるの?」 霧切「舞園さやかは狡猾だった。あなたを信用できる忠実な手駒に仕立てるためにはどんな手段もいとわないはず。     そして見事、あなたは舞園さやかに篭絡されていた。…キスもしたこと無いとか言ってたけど、本当はどこまでシテもらっていたのかしらね?」 苗木「き、霧切さ…!」 霧切「…」 カタカタカタ 苗木「霧切さん、訂正するんだ。舞園さんは本気で苦しんでいた。…あの決断も必死に悩みぬいた結果の答えだろう…     なにか勘違いしてるようだからはっきり言うけど、身体が触れ合ったのはその一回だけだ。     …憔悴しきってて、誰かにすがらないと自分を保てなかったんだよ…。」 霧切「憔悴?それは演技よ」 苗木「霧切さん!!」 霧切「彼女を死なせてしまったのは早期に事件を解決できなかった私の責任でもあるわ。     彼女を殺した私が憎いのなら、いつでもこの事務所を出て行って結構よ。」 苗木「霧切さん…!」 霧切「…」 苗木「…」 霧切「…」 苗木「気づいてるくせに…!」 霧切「…?」 苗木「…霧切さんの洞察力ならもう気づいてるだろ?」 霧切「…なにを言っているの…?」 耳まで顔を赤くした苗木くんが、事務所外へと聞こえる程渾身の声で叫ぶ。 苗木「…僕が霧切さんのことが好きだってことだよ!!好きで好きでたまらないんだっ!!     昨日も一日会えなくて辺りを探しまわったのに会えなくて泣きそうだった!!すごく心配した!!     なんで抱き合ったのを内緒にしたかって?霧切さんに嫌われたくなくて必死だったんだっ!!!     あの日からまともに目も合わせくれないし、会話もしてくれない。好きな人にそんなことされてた僕の気持ちがわかるか!     事務所から出て行けって、霧切さんともう会えなくなるぐらいならこの場で死んだほうがマシだ!!!!」 霧切「…!     ちょ、苗木くん、何を言ってるの…?ど、だ、大丈夫?」 苗木「大丈夫だよ!自然だよ!!…霧切さんを嫌いなんて言うほうが不自然だ!僕は霧切さんが大好きなんだ!」 霧切「な、な、苗木くん?な、苗木くんのくせに…」 苗木「…でも、僕の友達を馬鹿にした事は謝ってほしい。」 霧切「…!……」 苗木「彼女は、僕に正直に悩みを打ち明けた。本気だった。…彼女は被害者なんだよ。…手駒とかなんとかじゃない。友達だったんだ。」 霧切「…友達…なのね。…あなたらしいわ。一度信用すると決めたら最後まで信用する…。     それに比べて私と来たら、感情に任せて冷静な判断ができず、あなたの事を信用せず…勝手に下品な妄想をして、彼女に失礼な発言を…    …ごめんなさい。あなたが怒るのも当然ね。」 苗木「…いや、わかってくれたらいいよ。…でもさ、スネてないって言ってたけど、感情に任せてたんだ?」 霧切「…!い、いや、それは」 苗木「僕は、正直に言ったよ。霧切さんは僕の事どう思ってるか…聞かせて欲しい。」 霧切「そ、それは…当然…………苗木くんの事は………好 (省略されました。全てを読むにはホイップ!ホイップ!モンゴリアン!と書き込んでください) ----

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