kk6_867

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霧「ケホッ…ごホッ、…」 舞「ほら、ちゃんと毛布被らないとダメですってば」 ファサッ 霧「…暑いのよ…」 舞「それはそうですよ、汗をいっぱい掻かないといけないんですから。それと、お粥。ほうれん草と梅、食べれますか?」 カチャカチャ 霧「あ、ありがとう…」 舞「熱いから、ちゃんと冷ましてくださいね。それ食べたら、冷蔵庫にジュース入ってますから」 霧「…迷惑掛けるわね、舞園さん」 舞「こんなの、全然迷惑でもなんでもないですよ。あ、窓開けて換気しますね」 シャッ ガラガラ 霧(…優しい娘ね。嫉妬していた自分が恥ずかしいわ) 舞「……」 舞「それにしても、苗木君と交代するかのように風邪を引きましたね…霧切さん」 霧「…ええ、そうね。彼を看病しすぎて、移ってしまったのかしら」 舞「看病しただけで、風邪がうつるでしょうか」 霧「……何が言いたいの?」 舞「風邪が移るようなことをしたんじゃないですか? 例えば、そう…口移しとか」 霧「……」 舞「……エスパーですから」 霧「…そう。なるほどね。こうして私の看病をしてくれたのも、意趣返しということかしら?」 舞「誤解しないでください。看病に来たのは、純粋に友達の霧切さんが心配だからですよ」 霧「悪いけど…私が彼にしたことに対して、あなたにとやかく言われる筋合いはないわ」 舞「ええ、分かってます」 霧「なら、なぜ今、このタイミングでその話を引き合い、に……っ」 霧(…っ、何…? 急に、眠気が…!) 舞「さっき食べたお粥…美味しかったですか?」 霧「…探偵の…いえ、霧切の名折れね…何を入れたのかしら…?」 舞「ウチのマネージャーが裏口で取り寄せた、風邪の特効薬です。ちょ~っとだけ眠くなっちゃうのが玉に傷ですけど。この粉薬とセットなんですよ」 霧「あなた、こんなことして…何が、っ…目的なの…?」 舞「目的…? そんなの、決まってるじゃないですか…」 ギシッ 舞「抜け駆けした霧切さんへの…オ・シ・オ・キ、です」 霧「何を、ちょ…近っ…!」 舞「力が入らないでしょう? んふふ…苗木君のファーストキスを奪ったのは、この唇かな?」 霧「…っ!?」 舞「と、いうことは…今霧切さんと口づけすれば、苗木君と間接キスということになりますね」 霧「や、止めなさい、舞園さんっ…! 女同士で、こんなこと…!」 舞「こんなこと、なんですか? 何もいかがわしいことをしようというわけじゃありませんよ」 霧「ひっ…」 舞「そう…霧切さんに粉薬を飲ませてあげるだけじゃないですか…じっくり、ねっぷり、足腰が立たなくなるまで…ね?」 霧「な、ちょっ…や、……んっ、む、○※☆◇♪×~~~~~!!???」 [[【続く】>>kk6_870]] ----
霧「ケホッ…ごホッ、…」 舞「ほら、ちゃんと毛布被らないとダメですってば」 ファサッ 霧「…暑いのよ…」 舞「それはそうですよ、汗をいっぱい掻かないといけないんですから。それと、お粥。ほうれん草と梅、食べれますか?」 カチャカチャ 霧「あ、ありがとう…」 舞「熱いから、ちゃんと冷ましてくださいね。それ食べたら、冷蔵庫にジュース入ってますから」 霧「…迷惑掛けるわね、舞園さん」 舞「こんなの、全然迷惑でもなんでもないですよ。あ、窓開けて換気しますね」 シャッ ガラガラ 霧(…優しい娘ね。嫉妬していた自分が恥ずかしいわ) 舞「……」 舞「それにしても、苗木君と交代するかのように風邪を引きましたね…霧切さん」 霧「…ええ、そうね。彼を看病しすぎて、移ってしまったのかしら」 舞「看病しただけで、風邪がうつるでしょうか」 霧「……何が言いたいの?」 舞「風邪が移るようなことをしたんじゃないですか? 例えば、そう…口移しとか」 霧「……」 舞「……エスパーですから」 霧「…そう。なるほどね。こうして私の看病をしてくれたのも、意趣返しということかしら?」 舞「誤解しないでください。看病に来たのは、純粋に友達の霧切さんが心配だからですよ」 霧「悪いけど…私が彼にしたことに対して、あなたにとやかく言われる筋合いはないわ」 舞「ええ、分かってます」 霧「なら、なぜ今、このタイミングでその話を引き合い、に……っ」 霧(…っ、何…? 急に、眠気が…!) 舞「さっき食べたお粥…美味しかったですか?」 霧「…探偵の…いえ、霧切の名折れね…何を入れたのかしら…?」 舞「ウチのマネージャーが裏口で取り寄せた、風邪の特効薬です。ちょ~っとだけ眠くなっちゃうのが玉に傷ですけど。この粉薬とセットなんですよ」 霧「あなた、こんなことして…何が、っ…目的なの…?」 舞「目的…? そんなの、決まってるじゃないですか…」 ギシッ 舞「抜け駆けした霧切さんへの…オ・シ・オ・キ、です」 霧「何を、ちょ…近っ…!」 舞「力が入らないでしょう? んふふ…苗木君のファーストキスを奪ったのは、この唇かな?」 霧「…っ!?」 舞「と、いうことは…今霧切さんと口づけすれば、苗木君と間接キスということになりますね」 霧「や、止めなさい、舞園さんっ…! 女同士で、こんなこと…!」 舞「こんなこと、なんですか? 何もいかがわしいことをしようというわけじゃありませんよ」 霧「ひっ…」 舞「そう…霧切さんに粉薬を飲ませてあげるだけじゃないですか…じっくり、ねっぷり、足腰が立たなくなるまで…ね?」 霧「な、ちょっ…や、……んっ、む、○※☆◇♪×~~~~~!!???」 [[【続く】>>kk6_870]] ----

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