ms3_469

「ms3_469」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ms3_469」(2012/12/26 (水) 14:01:04) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

苗木「あ、舞園さん」 舞園「あ、苗木くん!どうか…しましたか?」 苗木「あのさ、あの…もし良かったら…」 舞園「はい、良いですよ。一緒にお話でもしましょうか。」 苗木「えっ…」 舞園「あれ?…違いました…?」 苗木「あ、ううん!そうなんだ、ちょっと話でも出来ればと思って…でも、良くわかったね。」 舞園「私、エスパーですから」 苗木「え…」 舞園「ふふ、な~んて、冗談ですよ!ただの勘です。」 苗木「あはは、いや、良く当たる勘だよね。」 舞園「…それにしても…不思議ですよね…苗木君とこんな風にお喋り出来るなんて、中学の時は思いもしませんでしたから…」 苗木「舞園さんは中学時代から有名だったからさ、話すにもチャンスがなかったし…」 舞園「でも、私はず~っと、苗木君とお話したいと思ってましたよ。」 苗木「へ?」 舞園「覚えてます?中学一年生のとき、学校の池に大きな鶴が迷い込んで来ましたよね。」 苗木「ああ!驚いたよね!学校の池に鶴だもんね。」 舞園「ふふ、苗木君が、逃がしてあげたんですよね!あの鶴を、学校の裏の森まで。」 苗木「あはは、いや、飼育委員だったせいで、無理やりやらされてさ、」 舞園「実は、あのときの鶴が私なんです。恩返しに来ました。」 苗木「えぇ…っと~………」 舞園「ふふふふっ、冗談ですよ!」 苗木「あぁ…う、うん、分かってる」 舞園「だけど、あのとき私は、本当に感心したんですよ。同級生にこんな人がいるんだ~!って。 そのときから、苗木君とはいつか、お話してみたい、と…思っていたんです。」 苗木「ああ、そうなんだ…なんか嬉しいな、舞園さんにそんな風に思ってもらえてたなんて…」 舞園「実現するのがこんな場所とは、思ってもいませんでしたけどね…」 苗木「再開を喜ぶってムードでもないよね…」 舞園「でも、私は期待していますから… あのときの鶴みたいに、きっと苗木君が…私のことを助けてくれるんだ…って」 苗木「え?」 舞園「そんな気がするんです。ただの、勘ですけどね…」 苗木「いや、あ、当たるかなぁ~!その勘…」 舞園「当たりますよぉ~!だって、苗木君は、自分で思っているよりも、ずっと強い人ですから。 私…苗木君からは、不思議な強さを感じるんです…みんなを導いてくれるような、不思議な強さを…苗木君には、そんな強さがあるような気がするんです。」 苗木「それはちょっと大袈裟だけどさ、まぁ、とにかく精一杯やってみるよ! 舞園さんの勘が、当たるようにね。」 舞園「もちろん、信じていますよ!だって、私の勘って、本当に良く当たりますから!」 苗木「ふふ、エスパーだもんね。」 舞園「冗談、ですけどね!ふふふっ…」 苗木「ふふ…」 あとになって振り返ってみると、あのときの舞園さんの言葉は、どこまでが本心だったんだろう…それは、僕にはわからない… だけど、僕は信じてる。 あれは、あのときの舞園さんの本心だったはずだ! 誰が何と言おうと……僕は………そう信じたいんだ -----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。